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セリーヌ・ディオン

1 :吾輩は名無しである:03/07/18 20:07
セリーヌを読むと、

  サルトル、カミュ、ジッド等が子供に見えてくる。

2 :吾輩は名無しである:03/07/18 20:07
タイタニック!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!





















2かな。



3 :吾輩は名無しである:03/07/18 20:46
国書の全集欲しい
装丁かっこいい
高すぎて買えない

4 :吾輩は名無しである:03/07/18 20:53
ディオン・…? まあいいや
個人的にはジュネとの対比で考えてしまうよ。
セリーヌの方が好きだけど。

5 :吾輩は名無しである:03/07/18 21:04
amazonでセリーヌを検索すると、
確かに売上順でディオンがトップだが・・・まあいいや
個人的には全集完結を祝いたいよ。
生田訳の方が好きだけど。

6 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

7 :吾輩は名無しである:03/07/19 09:16
中公生田訳で読んだけど、あの翻訳ってどう?
文末とかを倒置法にしてるだけのように見えるんだけど。
仏語わからないからどうなってるのかわからない。

8 :ディオン:03/07/19 17:45
皆さん、読んでらっしゃいますね。
自分はやっと、「夜の果ての旅」を読んだところです。
前半の戦場、植民地の描写は、もう人類の至宝、財産といって過言ではないと思います。
それに比べて、後半の庶民生活の描写は、
 やや皮肉な視線がマイナスになっている印象があります。
次作「なしくずしの死」はどんなものなのでしょうか。
 セリーヌの本領は、「世の果て」前半で終っちゃったのかな。


9 :吾輩は名無しである:03/07/19 18:03
>>8
文章レベルでは、むしろなしくずしより後ってことみたいですけど
現代のフランス人が読解不能みたいですから

10 :吾輩は名無しである:03/07/19 19:12
ハスミが
セリーヌは最早フランス人ではないですからって言ってたような…

11 :ユダヤ人:03/07/20 01:29
セリーヌさんは悪人です

12 :吾輩は名無しである:03/07/20 03:23
セリーヌを裸にして食いたい人たちが集まるスレはここでつか?

13 :ディオン:03/07/20 18:03
セリーヌは当時のフランスの資本主義、ブルジョワ趣味を批判したのであって、
それがたまたま、フランスの金融界で地位を築いていたユダヤ財閥と重なったというに
過ぎないでしょう。セリーヌに人種偏見は皆無です。その時期がまた、戦中のナチス
ドイツと重なったりしたものだから、狂犬サルトルに噛み付かれ、ナチス憎しの
戦後フランスから眼の仇にされた訳で、不運としか言いようがありません。その主張は、
今で言えば、ヘッジファンドとか、ジョージ・ソロスとか、タイ・バーツ売りを批判
するのと同じようなものです。マハティール首相が、果たしてファシストでしょうか。
同じ事を言っているんです。セリーヌはむしろ、時代を越えて、マハティールと同じ
立場に立つものです。


14 :吾輩は名無しである:03/07/20 19:02
夜の果てを読むと、案外セリーヌってのはヒューマニスティックな
視線があるんだなっていうのが、貧乏な患者にまつわるエピソードで
わかる。
俺は反ユダヤのパンフレットとか未見だから、彼の反ユダヤが単に
ブルジョワ批判の文脈でのみ行なわれたかどうかは判断できないな。
ただ、ヴォネガットが言うように、その反ユダヤを小説に持ち込まなかった
ということは言えると思う。

15 :吾輩は名無しである:03/07/20 19:37
スローターハウス5にセリーヌについての記述があるね

16 :吾輩は名無しである:03/07/20 20:18
ルンルン、ルルルルンルン♪

17 :林彪 ◆ZJMS.Joo8Q :03/07/20 20:26
そういや、ちょっと前全集完結したね

18 :中上健次:03/07/21 19:21
セリーヌとジュネ、この二大作家を何と呼ぼう。セリーヌを読んだのは、高校三年生の
時だった。際立って文学青年では無かったが、それでも当時の熊野の高校生同様、
フランス文学の名作は目を通していた。モーパッサンもバルザックも、そしてゾラも
知っていた。翻訳され始めた二十世紀フランス文学のセリーヌの「夜の果ての旅」を
手に取り、ゾラの延長上の作家とたかをくくって読み始め、激しさに驚愕したのである。

           (集英社世界文学全集の月報より抜粋)


19 :吾輩は名無しである:03/07/23 16:54
age

20 :吾輩は名無しである:03/07/23 18:53
夜の果ての旅となしくずしの死しか読んでないんだけど(両方かなり好き)、亡命三部作とか
その他の小説類って面白い?
国書のは高すぎて、容易に手が出ない。

21 :ディオン:03/07/23 22:21
20様
なしくずしの死、どーゆー所が気に入りましたか?
なんか、かなり口汚いような気がするんですけど。

22 :吾輩は名無しである:03/07/23 23:12



……そこが……いいんだろ……




23 :吾輩は名無しである:03/07/23 23:35
>セリーヌの本領は、「世の果て」前半で終っちゃったのかな

これってちゃんと読めてないんじゃないの?
ちゃんとセリーヌを読めるやつがいるのかどうか知らんが

24 :吾輩は名無しである:03/07/23 23:58
セリーヌの詩を。
「Because You Loved Me」
For all those times you stood by me
For all the truth that you made me see
For all the joy you brought to my life
For all the wrong that you made right
For every dream you made come true
For all the love i found in you
I'll be forever thankful baby
You're the one who held me up
Never let me fall
You're the one who saw me through through it all
You were my strength when i was weak
You were my voice when i couldn't speak
You were my eyes when i couldn't see
You saw the best there was in me
Lifted me up when i couldn't reach
You gave me faith 'coz you believed
I'm everything i am
Because you loved me

25 :ディオン:03/07/24 18:31
詩は良い、見事だな。

26 :吾輩は名無しである:03/07/24 19:20
その曲ってグラミー獲った曲だっけ?

27 :吾輩は名無しである:03/07/24 19:39
■■■■■■古本の相場帖 第 114号 【5/20】■■■■■■■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
古本の相場を語る時、特に、自筆原稿は高値で取引されています。
そのようななかで先日、セリーヌ(1894〜1961)の原稿がパリで
高額落札という記事が出ていましたのでご存知の方もいらっしゃ
るかと思います。参考までに記事の内容は下記のような類でした。
----------------------------------------------------------
二十世紀のフランスを代表する作家セリーヌの自筆原稿が15日、
パリの競売所で過去最高の1100万フラン(气tラン=17円、
約一億八千七百万円)で落札された。原稿は処女作の「夜の果て
の旅」で仏国立図書館が落札した。

これまでの自筆原稿で最高額は1988年にカフカの「審判」に
ついた一千万フラン。価格はパリの収集家と競り合ったために予
想価格の倍以上になったという。

原稿は876枚で、書き直しやメモが多く書き込まれ、「傑作の
創作過程がわかる貴重なもの」と専門家は評価している。医師で
もあったセリーヌは第一次大戦後の32年に自伝的な小説として
「夜の果ての旅」を発表。

屈辱と反抗に傷ついた感受性をパリ俗語で語る一人称で、原始的
なほど狂暴な個人主義感情を爆発させた。洪水のような語り口も
計算された技巧であり、話し言葉による記述というまったく新し
い可能性を文学に与えたとされる。

さらに、存在そのものへの嫌悪の感覚的把握がサルトルの「嘔吐」
に道を開いたともされている。同原稿はセリーヌがパリの画商に売
り渡した後、長い間行方不明になっていたが、去年発見された。

参紹文献:フランス文学辞典 朝日新聞社

28 :吾輩は名無しである:03/07/25 00:23
二十世紀フランスを代表する作家か・・
なんかセリーヌって時代からも国からも切り離された存在がするなあ
サ(タ)ルトルやジッドの追従者は数多くいるだろうけど
セリーヌの流れを汲む人って思いつかない。ヘンリー・ミラーか?

とりあえず自筆原稿がコレクターの手に渡らなくてよかった。

29 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

30 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

31 :吾輩は名無しである:03/07/25 01:30
「サ(タ)ルトル」ってどういうことですか?「(タ)」を入れてる意味が
解らないので教えてください。

32 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

33 :吾輩は名無しである:03/07/25 02:13
>>31
うじ虫の別名

34 :ディオン:03/07/25 19:04
吸血花の別名。マルクスと一緒。

サルトルもマルクスも、パリコミューンを持ち上げてるけど、パリコミューンは労働者の
政権だろ。
ひとつ注意したいのは、サルトルもマルクスも労働の経験がないという事。どんなに
不景気になっても、労使間の協調の方が良い。ストやデモは、食客をのさばらせるだけ。
経営者は、投資リスクを背負ってるんだから。

ああー、ちなみにタルトルは「城から城へ」でこき下ろされている、サルトルを
モデルにしたと思われる作中人物です。「解説」にそう書いてあった。

35 :独学者 ◆Mr9V2vK5bw :03/07/26 03:29
>>34
タルトルは「城から城」以外にも頻繁に出てくるワナ
ほとんど悪口だけどナー

36 :31:03/07/26 10:48
33―35、ありがとうございました。

37 :吾輩は名無しである:03/07/26 12:08
セリーヌも結構ナイーヴだったんじゃないかな?
資本主義についてもっと考えてたら、ああいう事にはならなかったように思う。


38 :吾輩は名無しである:03/07/26 12:09
>37 とおっしゃると? もう少し詳しくおながいします

39 :ガディワッツ:03/07/28 06:15
なしくずしの死と旅いがいはひたすら退屈だったです……よね?……リゴドンとか……ギニョルズとか……契約のために仕方なくページをうめたとかなんとか。戦争とサナダムシにささぐはあるいみでおもしろかったけど。

40 :ディオン:03/07/30 20:29
古原稿の話だけど、過去最高って事は、フランスでもセリーヌの再評価が高まっているのかな?


41 :吾輩は名無しである:03/07/30 22:00
マニアのせいで予想価格の倍になったってことだし、
評価は半分くらいが妥当。
セリーヌがフランスで最も評価の高い作家になるとは思えないし、
そんな風に態度を変える国など信用できない。

42 :ガディワッツ:03/07/30 22:54
ひょうせつ……という言い方は悪いけど……彼の影響を受けたさっかは数多くいるわけだし。どう控えめに見ても間違いなくフランスの最高作家だよ。ほかに彼とかたをならべる事ができるのはプルーストくらいじゃないのか? フランス文学あんまりしらんけどな。

43 :吾輩は名無しである:03/07/30 23:20
戦犯で投獄されましたが?

44 :ガディワッツ:03/07/30 23:30
投獄されたからなんだってんだ!……キリストだって戦争の理由を作ってる……ただやっこさんは人前で糞をしなかったってだけだ……

45 :吾輩は名無しである:03/07/30 23:52
投獄?……対独協力がどうしたって?……負の作家?この俺が?……
プルーストがどうしたって?俺が唯一敬愛する作家さ!!!……
そんなことは一度も言っていない?……作家の言うことを鵜呑みに
するなんて良いところのおぼっちゃんのする業だぜ?……
文体が何だって?……わからないものを称揚するのは,お前の好きな
キリストを崇めるのと同じ仕組みさ……見えないことが俺を高みに上
げている……そんなところに答えはない……まるで抜け落ちていると
ころに目を向けるんだよ

46 :吾輩は名無しである:03/07/30 23:58
>>44-45
駄目だな。セリーヌは絶句を多用しているが、
停滞ではなく疾走感をもたらしている。

47 :吾輩は名無しである:03/07/31 00:17
疾走感とはまた言葉足らずだな。


48 :ガディワッツ:03/07/31 00:17
タルトルにオマエはナチから金貰っただろ?っていわれたからきれたわけ。なんだけど、フランス国内への法律対策で切れたのか、美学に反したのか、ユダヤ人が嫌いなのかがよくわからん。携帯からだからイライラするぅぅー。

49 :吾輩は名無しである:03/07/31 00:18
こと細かく教えてやるわけねえだろ2ちゃんでwww

50 :吾輩は名無しである:03/07/31 00:21
ありがちな逃げですね>49


51 :吾輩は名無しである:03/07/31 00:24
逃げ? 面倒なだけだけどさあ。
こんなところに書き込んでも何の足しにもなんねえし。
検索して自分で探して読んでくれや。
知ってることならその必要もなかろうがな。

52 :吾輩は名無しである:03/07/31 00:26
知らないのに見栄はらなくていいよ>51

53 :ガディワッツ:03/07/31 00:34
調べても無いよ。解説してる本はあるけどな。憶測の域にとどまってるわけで。あとな、w多用してるやつみると、ディスプレイの前でポテトコーラ食ってるガリオタのイメージが沸くからやめれ。 じゃあな。携帯だからもう帰るけどな。

54 :吾輩は名無しである:03/07/31 00:36
>>52
何でそうやって決めつけるの? さもしい人だね。

55 :吾輩は名無しである:03/07/31 00:38
>54
52じゃないけど。
それは君が結局何も語らないからではないかな?
そのくせ人の評価はするし。
つーか、君性格悪いでしょ。

56 :吾輩は名無しである:03/07/31 00:41
もう止めろお前ら

57 :吾輩は名無しである:03/07/31 00:44
49=51=54=56

58 :吾輩は名無しである:03/07/31 00:45
だからこんなところで語っても金にならねえつってんだろが。
俺が書いたやつはweb上に転載されてるから「セリーヌ なしくずしの死」で検索すれば出てくるんだよ。
お前らは結局興味ある作家がいてもネットで情報を少しでも得ようとせずに、
ここでぐだぐだ手軽に何かを知った気になってるだけなのか?
それで人を釣り、おちょくり、貶し、叩いて、
そういう精神がさもしいってことなんだよ馬鹿どもが。

59 :吾輩は名無しである:03/07/31 00:46
>>57
間違いだったようだね。

60 :ガディ:03/07/31 01:12
2ちゃんねるぉもしれぇよ。やっぱ。 こういうてあいが自分のことをなんと考えているのか私には分からないが、どう控えめにみても神様以下ということはまずあるまい。ドストエフスキイ。

61 :吾輩は名無しである :03/07/31 20:36
ガディワッツ、良いぞ。

もっと伸びないかな、このスレ。良い雰囲気になってる。

62 :吾輩は名無しである:03/07/31 21:46
セリーヌらしくて非常に良い。

63 :山崎 渉:03/08/01 23:57
(^^)

64 :吾輩は名無しである:03/08/06 01:56
池袋のジュンク堂に国書の全集
全巻揃ってて壮観だった・・・

俺も欲しい

65 :吾輩は名無しである:03/08/06 02:04
じゃあ俺が買い占めるか

66 :吾輩は名無しである:03/08/06 09:27
国書の全集揃えた記念に「セリーヌ伝」も買った。ぼちぼち読んで行こうと思う。
あとセリーヌの奥さんの回想記?みたいなのもあったけど、あれはどうなんだろう?
だれか読んだ人いる?

67 :吾輩は名無しである:03/08/06 22:42
>>66
まあセリーヌ好きなら買って損はないと思うけど。
セリーヌの交友関係の裏話(アルレッティとか)が結構興味深かった。

68 :吾輩は名無しである:03/08/06 22:55
「夜の果ての旅」と「なしくずしの死」以外の作品を楽しく読める方法は無いんだろうか。
さっぱり意味が分からん。

69 :夜の果ての旅1:03/08/09 20:07
  ルイ・フェルディナン・セリーヌ、生田耕作、大槻鉄男、中央公論社、1964。

 カフェで政治談議をする学生、故国は臆病者の集団、戦争で勇ましく戦って褒
美は鉄砲玉。そこへ軍隊の行進、すっかり興奮して、志願兵の列に加わる学生達。
市民の声援、抜け出すつもりが抜け出せず軍隊入り。
 どことも知れない戦場、大佐の伝令係りを勤める主人公。遠い地平に二人のド
イツ兵が、こちらを狙って射撃している。ドイツ人から恨みを買う覚えはない。
仲良くやってきたつもりだ。子供の頃、ハノーヴァに住んでいた事もある。それ
が今では、頭を狙って撃ち合っている。
 額すれすれの所を、弾丸が飛んで来る。
 開け放された村、家も、教会も、畑もがらんどう。あとには僕らだけ。皆が退
散した後、いやらしい行為にかかる新婚夫婦みたいな心境。
 周辺は夥しい死者、自分は歩けない、勇敢な大佐は死が想像できないのか。性
欲と同じように、恐怖にも童貞がある。戦場より監獄の方がまし。戦場からは、
生きて出られない。
 よちよち歩きで来る騎兵と伝令、墓場から出て来たような様子が、大佐のお気
に召さない。軍曹が殺られたとの報告。そこへ、火炎と大音響。
 死んだと観念した。手足はまだ震えている、耳鳴りはするが、眼にひりひりす
る煙の中で、手足はまだ無事だと確認する主人公。あたりは、世界中の南京虫と
虱を一匹残らず退治できそうな程の火薬と硫黄の匂い。
 缶詰ひとつの事で自分を軍法会議に回そうとした軍曹が死んだのは吉報。しか
し、大佐、騎兵、伝令は亡くなっている。騎兵には首がなく、穴があるだけ、中
では鍋の中のジャムのように血が煮えたぎっている。大佐は腹を割かれていた。
あたりに散った肉が一緒になって、すさまじく血を垂らしている。
 未練なく、退散する主人公。こんな良い口実はない。ほかに犠牲者がいないか
気になるし、捕虜になるうまい手があるかも知れない。連隊が皆殺しになれば、
自分ひとりご帰還だ。そうなりゃ英雄だ。勲章と花束に囲まれて、凱旋門をくぐ
る。レストランに入ると、金を払わんでも御馳走が出る。勘定の時に、祖国の擁
護者と名乗れば良い。金の代わりに、小さなフランス国旗を差し出せば良い。そ
れどころか、勘定係りの娘は、接吻のおまけまでくれるのだ。


70 :夜の果ての旅2:03/08/09 20:14
 逃げる途中も、どこからともなく弾が飛んで来る。こうやって、当てもなくう
ろつき回っている所を憲兵に見つかったら大変。どこかの小学校の教室で裁判、
明け方には十二の弾丸を喰って処刑。
 ようやく味方の前哨二人を見つける。報告すると、大佐の代わり等いくらでも
いらあ、との答え。袋を持って、肉の配給を受け取りに行く。野原での屠殺場、
腹を裂かれた羊の群、樹に吊された牛。合流したり傾斜を求めたりする、生ぬる
い血の海。あたりでは兵隊が、肉の配分を巡って喧嘩。気が遠くなる主人公。親
切に担架に載せられるが、袋は盗まれる。


 何が起こるか判らないもの。伍長に昇進した主人公、五名の部下を宛てがわれ
る。
 ザントレイ将軍、戦局よりも自分の身の回りの事が大事。どこの露営地でも、
こざっぱりとした寝台と、設備の整った台所がないと、雷が落ちる。日が暮れる
まで歩いた揚げ句、将軍様の為の宿舎探し。静かな村を探す。万が一、よその部
隊が先に入っていても、将軍の権限で退散させる。
 いいかげんな命令を出す、パンソン司令官。用が済めば、連隊へ帰れとの命令。
連隊はどこかと尋ねたら、地図も渡さず、バルバニイの方向と指す。その指さす
方を見れば、道ひとつない真の闇。命令通りバルバニイを探すには、一部隊全員
を犠牲にせねばならないだろう。街灯もなく、照明も持たない時代、夜陰の行軍
は手探りのようなもの。そいつは見つかる事もあれば、見つからない場合もある。
連隊と、バルバニイとは。集落には立ち寄れない、ドイツの斥候が居るし、同仕
打ちの可能性もある。いきおい、野原で夜を過ごす。この時以来、野兎の気持ち
が判るようになった。


71 :吾輩は名無しである:03/08/09 20:18
なんか野坂みたいな文体だけど
翻訳のせいか?

72 :夜の果ての旅3:03/08/09 21:10
 上官や憲兵が憎んでいる相手は、ドイツ兵なんかじゃない。部下を死地に追い
やり、怒鳴りつける事で自殺願望を植え付ける。
 馬も不憫なもの。鞍の下にあるのは、痩せた二枚の肉片だけ。そこから膿が幾
筋も足まで垂れている。身をくねらしながら駆けるが、戸外に置かざるを得ない。
納屋に置くと、傷口から出る匂いのせいで、こちらの息が詰まる。
 デ・ザントレイ将軍の方は、貸し切りの家の中で、給士に囲まれ晩餐を楽しん
でいる。一人で四十人分の割り当てを受けている。
 たった四週間で、すっかり疲れ、すっかり惨めな心境になる。下士官は下っぱ
になるほど、愚鈍に、下品に、性悪になってゆく。その為、どんなに忍耐強い人
間も生きる事に躊躇するようになる。眠りたい、逃げ出したい。眠る為なら死ん
でも構わない、と思うようになる。
 まったく別な村に着くと、そこでは将軍様がゆっくりコーヒーを飲んでいる。
何の為の、夜を徹しての探索だったのか。
 経験から生まれた、夜道で迷わない方法。露営地で追い立てを喰らう、五人う
ち連れて砲声のある方へ向かう。日照り続きで、燃えやすくなっている村々。砲
声のある方へ行けば、必ず村が燃えている。あんまり近付かないで、離れた所か
ら、ただその村を眺める。ひとり歩哨に残せば、あとの五人は枕を高くして眠る
事ができる。
 火炎の中に、すべてが呑み込まれる。教会も、納屋も、光の海に墜落する前に
火の粉の髭を生やして夜空に輝く梁。
 残念な事に、そいつは長続きしない。ひと月もすると、郡全体にひとつの村も
なくなった。森も長続きしなかった。砲兵部隊と避難民は退却、士気を鼓舞する
為に、臆病な兵を銃殺するようになる。


73 :吾輩は名無しである:03/08/09 23:00
あげ

74 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

75 :ディオン:03/08/10 20:26
73に、懐かしい名前が…

76 :夜の果ての旅4:03/08/10 20:28
 サーベルで二人殺したサンタンジャンス、それを手放しで褒めるオルトラン大
尉。戦場では向こう見ずの大尉、コカイン嗅ぎとの噂。
 物資調達の特務曹長、これ以上の権力はない、世界の支配者。村には何ひとつ
残らない。家具は炊事用に壊され、寝台も日用品も、気晴らしの為にかっぱらっ
て行く。
 意に反してオルトランの信頼を得る主人公、夜間の敵中偵察という任務。連体
で一番膿の少ない馬を選ぶ事が許される。
 神に八万の犠牲を捧げるアステカ信仰も、戦場へ行くまでは信じられない話。
今では納得がゆく。
 捕虜になる望みしか残されていない。月光に照らされた町が、この世の見納め。
どの溝の中で、あの壁のどいつを背に、自分は死ぬ事になるのだろう。エッフェ
ル塔のてっぺんから飛び降りたら、やはり途中であと戻りしたくなるだろう。
 一軒の農家から明かり、フランス語とドイツ語とで、かわるがわる挨拶する。
若い娘と、その両親。ドイツ兵によって隣家が焼かれ、弟が殺された。
 さらに行進、捕虜志願の予備兵ロバンソンと出会う。連隊は壊滅、原因は、野
原で迷った末での同士撃ち。
 ノワルスールの町に到着、ひときわ大きな家の門を叩く。出るなり、「わたし
はノワルスールの市長です、ドイツ軍の到着をお待ちしておりました」
 こちらが同胞であると知り、困惑する市長。今夜にもドイツ軍が入る予定、自
分には十五世紀の教会を守る義務がある。妻と二人の娘とが加わり、市長を応援
する。引き揚げる二人。
 ロバンソン「お前がドイツ人だったら、俺を捕虜にしてくれるだろうに」 主
人公「お前さんこそドイツ兵なら、俺を捕虜にして勲章が貰えたろう」


77 :夜の果ての旅5:03/08/10 20:29
 パリに戻る主人公。女達は尻をむずむずさせ、爺連はでかい面して、尻を抱き、
金をかき集めている。
 戦闘員は英雄、その栄光と、忍耐強い態度とを誰もが真似る。戦時中の事で、
本来なら中二階の踊り場が、地下室に変わっている。
 負傷で入院中に、届けられた勲章。治るなり、それを着けて劇場へ行く。すご
い効き目だった。パリではまだ勲章が珍しかった。ひと騒動だった。
 アメリカ派遣部隊の一員として、パリに来ていたローラと知り合う。実家は資
産家、メイフラワーの末裔。
 戦争は、人類の半分を屠殺場へ送り込む。療養期間を引き伸ばすのに懸命の主
人公、戦争の馬鹿さ加減、インチキさ加減が眼に付いて仕方がない。しかし、ず
らかる為に必要欠くべからざる縁故関係というやつが皆無。僕の知り合いと言え
ば、貧乏人ばかり。ローラはと言えば、看護婦としてながら、これほど戦闘意欲
に燃えた人物はいない。
 看護婦団の宿舎にはパリッツ・ホテルが宛てがわれている。とりわけ、縁故の
あるローラの仕事は、市内の各病院に配布する揚げリンゴの味見役。十時起床、
ひと風呂浴びてから、日本の着物を着て、地下食堂でリンゴの味見。
 ひと月で二ポンドも太ったローラ。運動の為に散歩を好むようになる。
 ローラの部屋は男友達の写真でいっぱい。しかし、すぐに馴れる。彼女が求め
ているのは勇気ある軍人。その役を演じる主人公。本当は、ドイツ軍が攻めて来
て、ホテルから、宮殿から、ローラまで奪っても別に構わない。家主がドイツ人
であるか、フランス人であるか、マルクで払うか、フランで払うかの違い。
 ローラを横取りしようとする将校連中、彼らにはレジオン・ドヌール勲章があ
る。しかし、りんごの味見を代わる事で、ローラの心をつなぎ止める。
 ブーローニュの森での散歩。戦争で中止の競馬場、戦前はさぞ華やかな社交場
と問うローラに対して、ドレス、令嬢、ぴかぴかの箱馬車と、見た事ない出任せ
を並べて、かえって満足される主人公。
 デュヴァルの店での晩餐、居合わせる客がみんな寛ぎ過ぎているように見える。
戦争後遺症の発作、「みんな逃げろ!」 叫ぶ主人公。「撃たれるぞ、みんな逃
げろ!」 発狂。


78 :ディオンヌ・ワーウィック:03/08/10 20:39
連体→連隊、です。

79 :吾輩は名無しである:03/08/11 00:52
これから読もうって人もいるだろうに・・・

80 :ディオン:03/08/13 18:30
>>79
それはそうだけど、
きりの付いた所まで行きましょう。

81 :夜の果ての旅6:03/08/13 18:32
 中学校の校舎に収容される。しばしの観察の後、前線復帰、精神病院、死刑台
へと振り分けられる。菓子や小間物を売る門番の女、十フランで体も売る。しか
し、寝物語で仮病や怠慢を話そうものなら、それは主治医に報告される。釘を飲
んだ予備兵、半身不随の芝居をした神経患者が、すでに銃殺されている。主人公
に対しても探りを入れ、すでに死亡した六人の子持ちの父親の家族手帳を世話し
ようと申し出る。これは、後方配置に役立つ。
 ローラの見舞い、灰になればおしまいと言って、腰抜け呼ばわりされる主人公。
祖国の危機に逃げ出すのは、気狂いか臆病者。だったら、気狂いと臆病者万歳。
死んだ兵士の名を覚えているか、それは文鎮の塵、毎朝のうんこと同じくらい無
名で、無縁の存在。
 眼鏡のプランカールの話、泥棒で捕まったが、それを免除して前線復帰。どう
して国は民衆を戦争に駆り立てるのか。ルイ十四世は、民衆など眼中になかった。
ルイ十五世も、民衆など尻を汚すだけだと思っていた。下っ端が休息できるのは、
お偉方に軽蔑されている間だけ。ディドロ万歳、ヴォルテールでかした、ついで
にカルノー万歳。まず新聞が読めるように、ついで選挙に、そして出陣だ。
 選挙権とひきかえに、国旗を担がされ、風穴をあけられに、フランドルの野原
へ引っ張り出された阿呆連のはしり。将軍のデュムリイエ本人は、珍しさ半分に
参加したものの、金に目がくらんで逃げ出してしまった。こいつはフランス最後
の傭兵だった。ただ働きの兵隊、そっちの方は新発見だった。まったく前代未聞
のしろものだったので、ゲーテでさえ、さすがのゲーテでさえ、ヴァルミイ(激
戦地)に到着した途端に眼を見張ったものさ。祖国愛という前代未聞のこしらえ
物を防衛する目的で、進んでプロシア王に腹わたをえぐられにやって来た、情熱
に燃える、ぼろをまとった一団を目のあたりにして、ゲーテは、まだまだ学ぶべ
き事がたくさんあるという感慨を抱いたものさ。「今日から」と、さすがに天才
らしく彼は叫んだものだ。「新時代が始まる」とね。ほんとの話さ! それから
は、この方式がしごく便利とわかって、英雄の大量生産が始まった。そしてます
ます安上がりになっていった。


82 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

83 :ディオン:03/08/15 19:06
こらあ、食パン! 飛んじゃったじゃないか。

84 :吾輩は名無しである:03/08/15 22:09
いま思ったんだが、このスレ立てた奴はもしかしたらセリーヌ・ディオンについて語りたかったのかもしれん。
セリーヌ・ディオンヲタでセリーヌ・ディオンの前ではサルトル、カミュは屑だと思う奴を募っていたのではないか

85 :ディオン:03/08/16 18:28
>>このスレ立てた奴…

 俺だよ、俺。

86 :吾輩は名無しである:03/08/16 20:23
>>25でセリーヌの詩を評価してるしな

87 :ディオン:03/08/17 18:41
セリーヌの詩は良い。

 人生の奥深さを感じさせる。

88 :吾輩は名無しである:03/08/21 04:17
ああもうルイ=フェルディナン・セリーヌ・ディオンのスレでイイじゃん!

89 :吾輩は名無しである:03/08/21 14:27
タイタニックがセリーヌ風になるんだったら見たいなー

90 :吾輩は名無しである :03/08/21 19:50
風と共にセリーヌ

91 :吾輩は名無しである:03/08/23 14:36
今日二十四時間テレビにセリーヌが出演するらしい

92 :吾輩は名無しである:03/08/23 15:08
そんな情報、正直イラネ!

93 :吾輩は名無しである:03/08/23 15:17
イタリア読みならチェッリニよね。
あの人の自伝のほうがいいな・・・

94 :セリーヌ風のタイタニック:03/08/28 19:58
三等客室で……大変だった……混乱が……そりゃあ、もう、命懸けだから。
男は航海士を殴り付ける……女はよってたかって、若いボーイを難詰する……
ボーイの顔と来たら、この世の矛盾をひとりで引き受けたかのようで、真っ青だった……


95 :吾輩は名無しである:03/08/28 20:03
大江が好きみたいね。あのひと?

96 :吾輩は名無しである:03/08/28 20:05
そうそう大江ね・・

97 :吾輩は名無しである:03/08/28 21:21
 

98 :吾輩は名無しである:03/08/28 23:41
>>94
ワラタ
かなりレベル高いんじゃん?

99 :吾輩は名無しである:03/08/31 21:37
仏文卒の人の話によると、生田訳は信頼が置ける
高坂訳はほかに較べるとまだマシ、あとはダメ。だそうだ
しかし原書はほんとにヤバイらしいのでダメになるのも分る、とも。



100 :吾輩は名無しである:03/08/31 23:16
やばい?

101 :吾輩は名無しである:03/09/01 00:28
今のフランス人でも
夜の果ての旅となしくずしの死以外はまともに読めない。
当時のスラングばっかで

102 :68へ:03/09/01 21:58
 俺は旅となし崩しの死以外だと、ギニョルズバンドが面白かった。未完だけど

103 :吾輩は名無しである:03/09/01 23:54
>>102
ギニョルズ読めるなんてすごいね。
楽しめるコツって何かあるの?

104 :吾輩は名無しである:03/09/04 20:39
虫けらどもをひねりつぶせ、痛快。

105 :吾輩は名無しである:03/09/22 23:11
おい! 高いぞ!

106 :吾輩は名無しである:03/09/23 00:40
なしくずしの死を10pくらいで読むのをやめてしまった。
最後まで読んだ方がいいと思う?

107 :吾輩は名無しである:03/09/23 00:47
>>106
好きにすればいいんじゃない?
ずっとあんなかんじだよ・・・
あれが好きな人は読んでるってだけ

108 :吾輩は名無しである:03/09/23 06:25




(シモンとアルレッティの朗読CD・・・聴きながら原書と生田訳と高坂訳を目で追う・・・)




(現代詩手帖・・・セリーヌ特集・・・持ってますが・・・古本6500円・・・)





109 :吾輩は名無しである:03/10/10 19:47



110 :吾輩は名無しである:03/10/13 16:11
あまり書き込まれてないのは、やはり読まれてないからか?

111 :ガディワッツ:03/10/19 17:16
近所の図書館にてセリーヌの原書を発見。
ちらちらと読んでみたけど、やっぱりイイ。
日本語だと……がやたらにインパクト強いんだけど、フランス語の...になると
不思議に印象が変わってくる。
だれかが、疾走感っていったけど確かにそういうところがあるかもしれませぬ。



112 :吾輩は名無しである:03/10/19 17:46
すげえな、おい
セリーヌの原書がおいてある図書館!
いったいどこよ?

113 :ガディワッツ:03/10/19 18:51
N市としかかけません。なぜなら自分の住処が解ってしまうので、てっても
別に知られたって支障は無いんだけどね。
千冊くらいまとめて寄贈されたもんらしくて、
そのうち、セリーヌは2冊だけだったけどね。

114 :吾輩は名無しである:03/10/19 20:54
セリーヌの本って買おうとするとどれも高いですね。
手軽に手を出しちゃいけないということなのかな。

115 :吾輩は名無しである:03/10/23 09:33
リゴドンを読むマーちゃん
http://www11.plala.or.jp/ati_ti/illust/niko-nanami.htm

116 :吾輩は名無しである:03/10/26 01:37
N市というと・・・
新潟・新座・西東京・野田・習志野・沼津・長野・名古屋・奈良・那覇・ニューヨーク
くらいしか思い浮かばん。

117 :吾輩は名無しである:03/10/26 12:02
opac片っ端から検索したら分かってしまうのかね。
俺はやらないがw

118 :吾輩は名無しである:03/10/29 23:54
夜の果てのロバンソンが最高です。

共産マンセー時代は面白いの?
河出文庫化早くやれ!!

119 :吾輩は名無しである:03/10/30 02:55
近所の図書館で全集の12巻読んでたら「ケツの狂躁病者に」で噴出してモタ(w


120 :吾輩は名無しである:03/11/13 09:00
中公文庫で、「夜」が復刊するらしい。

12/20
夜の果てへの旅(下)
セリーヌ
952
12/20
夜の果てへの旅(上)
セリーヌ
952

でも、新刊扱いなんだけど、どうしてだろう
http://www.taiyosha.co.jp/bunko/bunko0312_han2.html


121 :吾輩は名無しである:03/11/13 15:45
上げ忘れた

122 :吾輩は名無しである:03/11/13 16:44
上下で1900円かよ高えなあ!
現段階でも古本600円くらいだぞ。

123 :吾輩は名無しである:03/11/13 17:09
>>122
田舎では手に入れようがありません。

124 :吾輩は名無しである:03/11/13 18:47
中公文庫の「夜の果ての旅」は初版が1978年に出た。
いま手元にある1998年発行のやつ、上巻11版、下巻7版。
25年ものあいだ細々と売れ続けてるな。

125 :吾輩は名無しである:03/11/13 21:05
>>124
今、自分の文庫を確かめた。
当時、中学生だった俺は文学など何も知らず、その初版を読んでさ。
何故、この本を手にしたのかも覚えてないけど、
それから、俺の物の見方は変わっちゃたよ。
もう何遍、読み返したか分からんが、
この小説を客観的に見れなくなってる。

国書からシリーズで出た時に「なしくずしの死」を読んだが、ピンとこなかった。
そして訳の質って大切なんだと思ったよ。


126 :吾輩は名無しである:03/11/13 21:13
高坂氏の訳より良いの? 今回復刊されるやつは

127 :吾輩は名無しである:03/11/13 21:43
>>126
>>99

128 :吾輩は名無しである:03/11/13 23:06
ヤバイって何だろな?スラングがやばいの?どうでもいいが・・・

俺はすべて生田耕作訳で読みたいね。
生田耕作は偉大だよ。

129 :吾輩は名無しである:03/11/14 17:46
生田訳そんなにイイ?
なんかバタイユスレで生田イクナイみたいに言われてるんだが……
まぁ作家が違うからなんとも

130 :吾輩は名無しである:03/11/14 18:13
クノー『地下鉄のザジ』も生田訳はひどすぎる。

131 :吾輩は名無しである:03/11/14 21:22
>>129
>>130

俺は生田訳の夜は良かったよ。
俺は仏語なんかわからんし、
翻訳としての質とかわからないけどね。

心に響いたよ。
出会いが中学生だったからね、論じる対象になるより前に
呑みこまれちゃった気もしないでは無いが・・・
刷り込みみたいなもんかもしれん。

バタイユもマンディアルグも生田訳でしか読んだこと無いけど
何が悪いんだろうかね。うん、みんな面白かったけどな。



132 :吾輩は名無しである:03/11/14 23:28
つまり、旅は
生田と高坂を読み比べないといけない
ということですか。

133 :吾輩は名無しである:03/11/14 23:57
生田は、ここらへんの紹介者として
有名だからね・・・でも、基本的に
どっちでもいいし、同じようなもん
個人的には高坂のほうが好き

134 :吾輩は名無しである:03/11/15 01:04
生田耕作の本この前図書館で読んでたら
この人ヌーボーロマンを全否定してて
なんか意外だった

135 :吾輩は名無しである:03/11/15 08:08
>>133
そう。俺が多少、本を漁ってた頃は、この人の訳しかなかったからね。
そして俺は、それらを読んで育っちまったから。
どっちでもいい、個人的にXXが好きってのに賛成です。
たまたま俺は生田訳で、もうそれが刷り込まれてるだけなんだろな。

セリーヌ、バタイユ、山崎俊夫・・・
生田さんのおかげでいろいろ好きになる事が出来たので感謝。

ところで中公文庫の旅のセリーヌの顔写真。
あの額の深い皺が子供だった俺は怖かったよ。
読み終わったら更に怖くなったよ。
もう今はいい年だが、今でも怖いよ。

136 :129:03/11/16 21:25
>131
レスサンクス
オレ自身もどっちでもイイです。
ただバタイユスレでそんなことも言われてたな〜ってだけで。
因みにオレは旅もなしくずしも高坂訳で読みますた。

あと復刊するヤツ「夜の果てへの旅」ってなってるけどこれ高坂訳で出るってこと?
生田訳なら『へ』抜きじゃない?

137 :吾輩は名無しである:03/11/16 23:15
>あと復刊するヤツ「夜の果てへの旅」ってなってるけどこれ高坂訳で出るってこと?
>生田訳なら『へ』抜きじゃない?

確かに。生田訳中公文庫版は確かに「夜の果ての旅」だ。
おれは、生田訳ってちょっと信頼できない気がするから、違う訳で出るのは
うれしいが。
ちなみに「なしくずしの死」は滝田文彦訳もあるね。

138 :吾輩は名無しである:03/11/16 23:29
http://www.honya-town.co.jp/P3/CM/html/bookclip/new/bunko/04_b.html
↑では
夜の果てへの旅(上) セリーヌ 生田耕作 952
夜の果てへの旅(下) セリーヌ 生田耕作 952
と「生田耕作」の訳になってる。

139 :吾輩は名無しである:03/12/04 23:52
高坂訳のなしくずしの死で、
国書刊行会のほうでは一人称が"おれ"で、
河出文庫のほうだと"私"になってんのは何故?

個人的には"おれ"で慣れてたから、今日文庫立ち読みしたら
やや違和感を覚えた。

140 :ハァ?:03/12/11 20:19

       巛彡彡ミミミミミ彡彡
       巛巛巛巛巛巛巛彡彡       
   r、r.r 、|:::::           | 
  r |_,|_,|_,||::::::     /'  '\ | 
  |_,|_,|_,|/⌒      (・ )  (・ )|     ハァ?
  |_,|_,|_人そ(^i    ⌒ ) ・・)'⌒ヽ  
  | )   ヽノ |.   ┏━━━┓| 
  |  `".`´  ノ   ┃ ノ ̄i ┃|  
  人  入_ノ´   ┃ヽニニノ┃ノ\   
/  \_/\\   ┗━━┛/|\\
      /   \ ト ───イ/   ヽヽ
     /      ` ─┬─ イ     i i
    /          |      Y  | |











141 :吾輩は名無しである:03/12/19 14:47
明日発売の『夜の果ての旅』買ってきました!
一部改訳ということですが、
どこがどう変わったのか、
以前の中公文庫版を読んだことのない俺には分かりません!
とにかく読んでみます!

142 :吾輩は名無しである:03/12/30 00:49
夜の果てへの旅。買ってきました。
以前に読んだのはあの黒書版だったのですが、
この文庫版のバルダミュはなんだか上品で堅い感じがする。
やっぱり、翻訳じゃ駄目なんだよ翻訳じゃぁさ。
で、やっぱりホントの本物の、セリーヌに接したいってことで、
なしくずしの死・夜の果て、のフランス語版をゲット。
これからフランス語を一から憶えなくちゃいけないってのが、あれだけど。


143 :吾輩は名無しである:03/12/30 02:39
新しい中公文庫版、読んだ。
まず、、、いくら訳者が死んだとはいえ、
全面改訳できなかったのなら無理に変えるなと。
セリーヌは単語の選び方にも偏執狂的に拘っていて、
どこか一つの箇所で差し替えたら、
全ての部分を差し替えたりしていた。
余りにも中途半端で、無惨な訳で、哀しくなった。

これはただ単に、
生田耕作神話を作りたがっている人たちが満足するためだけのものではないだろうか。
帯やカバー裏などからも、それは読みとることが可能だ。

完璧な翻訳などありえない、という前提に立つならば、
以前の中公文庫版『夜の果ての旅』で十分であり、
新しくなった『夜の果てへの旅』は、
どこにもたどりつくことのできない、
作品として完成する前のスケッチ集に過ぎない。

144 :吾輩は名無しである:03/12/30 08:54
そんな駄目になってるの?

145 :吾輩は名無しである:04/01/09 18:37
age



146 :吾輩は名無しである:04/01/13 21:56
カルヴィーノ『宿命の交わる城』買ったのだが、
カバー裏にある「河出モダン・クラシックシリーズ」から
『なしくずしの死』が抜けている。
巻末の刊行リスト(と呼ぶのか?)にもない。
『なしくずしの死』以外はすべて紹介されている。
増刷しないということだろうか。

147 :吾輩は名無しである:04/01/13 22:03
>>146
『なしくずしの死』は2002年3月刊。
『さかしま』は2002年6月刊。
モダンクラシックシリーズは『さかしま』以降ということでは?
そう信じたい。『なしくずし』が増刷されないなんて許されないことだよ。

148 :吾輩は名無しである:04/01/23 11:06
「なしくず死(上)」読んでるんだけど…かなりイイねセリーヌ。
この…罵詈雑言とも言うべき…暴力的な文章の中に…ふとした美しさがある。
まるで…詩のような…。
特に…女性の描写は…そのギャップが上手く作用してて…素晴らしい…。

149 :吾輩は名無しである:04/01/23 11:55
>>148は東映ヤクザ映画を観た直後はヤクザ気分で歩くに違いない。

150 :148:04/01/25 17:24
>>149
ようやく…下巻に…進み…ました。

151 :ガディワッツ:04/01/26 23:02
 Voyage au bout de la nuit手に入れたぜ。
読めねぇよ……


152 :148:04/02/06 02:32
読了。あげ。

153 :吾輩は名無しである:04/02/06 11:33
Voyage au bout de la nuit手に入れたぜ。
すらすら読めたよ…

154 :148:04/02/09 21:42
上巻のフェルディナンが好きだな。

155 :ガディワッツ:04/02/18 05:12
下げ。保守下げ。
Nous cherchons notre passage
Dans le Ciel ou rien ne luit...

156 :吾輩は名無しである:04/02/23 03:49
ジャズの極北、阿部薫のサックスソロライブアルバム「なしくずしの死」は、
『夜の果てへの旅』の原書朗読が流れ、ドアが閉じられ、演奏が始まる。
間章のライナーノーツも必読。

157 :ガディワッツ:04/02/23 22:04
>>156
 ここの部分かな……?
 いつか聴いてみたいものです……。
Voyager, c'est bien utile ca fait travailler l'imagination.
Tout le reste n'est que deceptions et fatigues.
Notre voyage a nous est entierement imaginaire. Voila sa force.

Il va de la vie a la mort. Hommes. betes, villes et choses, tout est imagine.
C'est un roman, rien qu'une histoire fictive.
Littre le dit, qui ne se trompe jamais.

Et puis d'abord tout le monde peut en faire autant. Il suffit de fermer les yeux.

C'est de l'autre cote de la vie.


158 : :04/02/25 20:01
世の果て読了寸前なんだけど、なしくずしはもっとキツイのか?
世の果て読みだしてから、なに見てもケッ金持ちが!””ってな気分になって
ドンドン人生が嫌になってくるんだけど?
なしくずしの死、なんて題名からしてもっとエグそうなんだけど、どう?

159 :吾輩は名無しである:04/02/25 20:50
>>158
”なしくずしの死”も基本的に同じようなかんじ
だけど・・・子供の頃の話だから、旅よりも
もうちょっと貧乏臭くて、気が滅入るような話かも?
”北”とか”リゴドン”のほうが面白いよ!

160 :吾輩は名無しである:04/02/25 23:11
何気に生誕110周年age

161 :吾輩は名無しである:04/02/27 00:10
近所の図書館には「夜の果てへの旅」がないようなんですが、
中公文庫「夜の果てへの旅」、近所の本屋にあるうちに
買っといた方がいいでしょうか?


162 :吾輩は名無しである:04/03/08 10:24
セリーヌ作品ではどれが一番えげつないですか?

163 :吾輩は名無しである:04/03/09 12:00
「虫けらどもをひねりつぶせ」

164 :吾輩は名無しである:04/03/09 17:46
>>163
感想キボウ

165 :吾輩は名無しである:04/03/14 16:44
あげ

166 :吾輩は名無しである:04/03/20 21:28
セリーヌとか論理的に話すんじゃなくて
もろもろの感情に訴えるものを書くけど
・・・反ユダヤの本はあんまり意味無いよ
特に理由もなく、ただユダヤ人は糞
みたいなことを言ってるだけだから
・・・まぁ、それが差別なんだろうけど

167 :吾輩は名無しである:04/03/22 21:21
論理的ユダヤ人批判か

168 :ガディワッツ:04/03/30 00:35
別にえげつなくも無いような気がする。
優しい気持ちになれます/した。



169 :吾輩は名無しである:04/04/03 05:26
最初に読むのはどれ?

170 :吾輩は名無しである:04/04/03 05:51
セリーヌディオン軍


171 :吾輩は名無しである:04/04/07 04:24
このひと、ケツばっかいってない?
ぼくちんとしては、アメリカからが、おもしろかったよ。
さいしょの、ほうとかは、なんだか、よみづらかったよ。
でも、もういっかい、よんでみるよ。

172 :吾輩は名無しである:04/04/20 14:32
「夜の果て」と「なしくずし」の次はなに読めばいい?
論集じゃなくて小説でおねがい

173 :吾輩は名無しである:04/04/21 05:32
>>172
もう読まなくていいよ

174 :ガディワッツ:04/04/21 07:45
戦争、教会(夜の果ての旅に関連あり。)
それか、北、リゴドン、ギニョルズバンド、かな。
亡命三部作に行くのもいいかも。

だけど、全集しか無いよ。フランス語が読めれば安いfolio社のペーパーバックスが
あるけど、国書刊行会の全集は一冊6000円超えます。
しかも、つまらないです。



175 :吾輩は名無しである:04/04/21 12:14
「夜の果て」の解説には、「北」に作家生活の全力量をかけたとか
説明されてるけど、それでも「夜の果て」や「なしくずし」ほどには面白くないって事?
この1stと2ndはかなり好きなんだけどなぁ。この世界観たまらんよ。

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