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ドイツ文学総合スレ

1 :吾輩は名無しである:03/08/09 23:32
最近、ゼーバルト・グラニッチなどなど比較的新しい作家も翻訳されはじめましたね。
とにかく、ドイツ語圏で好きな作家・本について語ってください。

2 :吾輩は名無しである:03/08/09 23:34
スワシコ

3 :吾輩は名無しである:03/08/09 23:54
ムージルとかブロッホの作品を読破した人いる?
読みどころを教えてほしい。

4 :吾輩は名無しである:03/08/09 23:56
>>1

総合スレならまず文学板にあるドイツ文学関連すべてのスレの
リンクを貼ったらいいと思います。




5 :1:03/08/10 00:09
順不同に関連スレを貼ります。

【お願い】ヘルマン・ヘッセ【語って】
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1043789856/

トーマス・マン「魔の山」
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1042448332/

   フランツ・カフカについて 2   
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1059893822/

幽幽幽【マルテの手記】霊霊霊
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1039458321/

ヘルダーリン入門
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1022509035/

ゲーテ「ファウスト」を語るスレ
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1033686700/

ミヒャエル・エンデ
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1044908406/

ツェランについて語って下さい
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1037737509/

ゲーテ「若きウェルテルの悩み」GOETHE
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1011023668/

トーマス・マン@トニオ・グレーゲル
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1019847500/

6 :吾輩は名無しである:03/08/11 03:03
(´-`).。oO(今までドイツ文学の総合スレってなかったの?)

7 :吾輩は名無しである:03/08/11 23:34
>総合スレ
できても常につぶれていたのではないだろうか。

8 :吾輩は名無しである:03/08/12 00:03
このスレの1には期待したい。
マターリいくのがいいんじゃない?
>3「ムージルとかブロッホの作品‥」
読めばわかる。わかるまで読め。
決して裏切らない、君が真の読者なら。

9 :吾輩は名無しである:03/08/12 00:08
それじゃ淋しいよな。>>1 よ、どんどん話題をふってくれ。

>>3 ブロッホ、「ヴェルギリウスの死(川村二郎訳)」数10ページで挫折。
できれば再チャレンジしたい。

10 :吾輩は名無しである:03/08/12 00:23
>9
10ページで挫折すんな!
それは挫折とはいわない。
まだ読みはじめてないんだよ。

11 :1:03/08/12 00:47
グラビニッチ(最初誤記でしたスマン)の「ドローへの愛」読了。
父親と夜毎一手ずつ指しあうエピソードは個人的に良かった。
肝心の勝負と引き分けとの間で揺れ動く主人公の心理描写
は、いまいち描ききれてないように思ったが、どうだろ。

ついでにノサックの「ブルックバルトが死んだ」も読了。
ぼくは特別な事例が気に入りました。

ちなみにぼくも「ヴェルギリウス」積読です。。。


12 :1:03/08/12 01:27
話題というわけではないですが、すこしドイツ文学について書くと、
ぼくは特に国籍・時代に関わらず雑多に文学に接しているのですが、
これまでドイツの作家に完璧に魅せられたことがないんですよね。
例えば、カフカ・ベル・ホフマンスタール等は気に入りの作家ではありますが、
漱石、ドストエフスキー、谷崎、ワイルド、中上健次のように、
その作家にはまり込んで、その作物だけをひたすら読むという経験が
ドイツの作家において、ないわけです。
そのくせ、人生の選択において否応なく「ドイツ文学」に接さざるを
得ない立場に身を置いてしまったので、ここはひとつドイツ文学を
楽しむ術を得るべき、得た方が得策と思いスレを立ててみました。
というわけで、ドイツの作家で「この人を見よ」と思う作家、作品が
あったら是非是非書き込んでください。

これからゼーバルトの「アウステルリッツ」を期待を込めて、読み始めます。


13 :吾輩は名無しである:03/08/12 01:28
>>10
言われてもうた。悔しいぞ。
よし、近日中に読了して、感想アップしたるからな、待っておれ!

14 :吾輩は名無しである:03/08/13 00:06
>漱石、ドストエフスキー、谷崎、ワイルド、中上健次のように
謂わんとすることは分かるが、イタリアもアメリカもフランスも
南米も抜けているわけだが。
それらについて語るスレはあるにはあるから構わんわけだが。

>人生の選択において否応なく「ドイツ文学」に
つまりドイツ文学科に進んだということなのか。




15 :吾輩は名無しである:03/08/13 02:16
ドイツ文学にはまったことがないのにドイツ文学科ってキツクないか?

16 :10:03/08/13 02:48
>>13
おお、待ってるぞ!

ところで最近ムージルがひそかに熱いような気がする。
最近「ムージル・エッセンス」というのも出たし、日記も書簡集も出た。
カフカは夢中になって読んだが、『特性のない男』を読んだときもしびれた。
残念ながら未完の作品だが、人間と人間の対話というものが、
ここまで生の深い神秘に触れさせてくれそうな予感を
与えてくれる作品というものはめったにない。

17 :吾輩は名無しである:03/08/13 08:17
コリン・ウィルソンが「特性のない男」について

主人公はこの小説に登場する女性のほぼ全てと関係を持つ

と書いてたんで読みなおしてみると、おお、確かに。


18 :吾輩は名無しである:03/08/13 10:31
まじディスコー?

19 :吾輩は名無しである:03/08/13 11:22
>>17
をを、それでわ、読んでみやうかな・・

版元もそこら辺を売り文句にすりゃいいんだ、腰巻の惹句に
「主人公はこの小説に登場する女性のほぼ全てと関係を持つ・・・!」
・・・まんまじゃんw
しかしこの場合は、まんまが、貴重。「ほぼ全て」というから、そそられる。
間違いなく売れるぞw

偏執よ、見ておったら、学べ。

20 :吾輩は名無しである:03/08/13 18:12
10と13の対話って
なんかいい!
惚れちゃいそう。

21 :山崎 渉:03/08/15 09:34
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン

22 :吾輩は名無しである:03/08/15 15:14
山崎アラシのあとのアゲ

23 :吾輩は名無しである:03/08/15 17:02
>>15
>ドイツ文学にはまったことがないのにドイツ文学科ってキツクないか?

それいったら英文科なんて本好きですらないヤシとかザラにいそうだよ。


24 :吾輩は名無しである:03/08/22 03:06
ギュンター・グラスの影響を受けた日本の作家っている?

25 :吾輩は名無しである:03/08/22 03:40
ブロッホなんか手にはいらんよ・・・

26 :吾輩は名無しである:03/08/25 23:48
ドイツ文学者には鹿島茂や沼野充義のようなタレントはいないのか?
地味過ぎる。
もっとメディアに露出しる!

27 :吾輩は名無しである:03/08/25 23:51
そういや池内紀も地味だなあ。。。

28 :吾輩は名無しである:03/08/25 23:53
池内紀はよく温泉に入っている。

29 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

30 :吾輩は名無しである:03/08/26 00:21
『ジャクリーヌと日本人』っていう戦前の小説はどうなんでしょうか?
「アパートを借りてきたのはなんと日本人!!」っていう惹句が。。。

そんな目で見られていたの?今も?


31 :キッド ◆kQOyJA.DgI :03/08/26 00:22
エンツェンスベルガー

32 :吾輩は名無しである:03/08/26 00:35
日本の文庫の形って、ドイツの文庫から真似たってホント?
それに詳しい人、教えてくださいまし。

33 :吾輩は名無しである:03/08/26 00:47
>>32
そうだよ。岩波文庫の裏に書いてあるから。
本文庫はドイツのレクラム文庫をぱくりましたって素直に書いてある。
その大きさが業界の基準になったみたい。
日本人にもちやすいし。

34 :吾輩は名無しである:03/08/26 01:00
>>26
>ドイツ文学者には鹿島茂や沼野充義のようなタレントはいないのか?

だいぶ昔だけど、鈴木武樹というジャン・パウルの全訳を試みた人が、
よくテレビに出ていたらしい。
巨泉のクイズダービー(これももう古いけど)の篠沢教授の、
前に鈴木教授というのがいたんだって。

ジャン・パウルの個人全訳を試みると、早死にするらしい。

35 :吾輩は名無しである:03/08/26 13:10

ドイツ研究掲示板

http://jbbs.shitaraba.com/study/3360/

初学者によるおしゃべりではなく、研究者およびその予備軍による
ドイツ関係の学問的ディスカッションの場です。
出来たてなので、発言数はまだ少ないですが、閲覧者数はとても多いので、
書き込みに対する反応はいいと思います。

36 :吾輩は名無しである:03/08/26 13:28
>35
>発言数はまだ少ないですが
>書き込みに対する反応はいいと思います。

どっちだ

37 :吾輩は名無しである:03/08/26 18:45
>>26
テレビタレントは荒俣宏だけでいいよ。
幻想文学系なら、ちと古いが
フランスのしぶさわ、ドイツのたねむら、イギリスのゆら
じゃん。
ドイツは前川道介もいるが。

38 :吾輩は名無しである:03/08/26 20:19
平井 正氏もよく雑誌に寄稿していたけど、古めの人か。
1920年代の文化黄金期の紹介でいろいろと勉強させてもらったけど。

39 :吾輩は名無しである:03/08/27 18:51
ランスマイヤの『最後の世界』が面白そうなんだけど、読んだ人いるかい?
『読書のすすめ』(岩波文庫・別冊)で紹介されていて、興味を持ったんだけど。

40 :吾輩は名無しである:03/08/30 09:10

西尾幹二がいるじゃないですか。



41 :吾輩は名無しである:03/08/30 09:10

西尾幹二がいるじゃないですか。



42 :26:03/08/30 10:08
俺のいうタレントというのはもちろん単にテレビに出ろという事
じゃないんだけど・・・。
ドイツ文学者もアカデミズムの世界に閉じこもっていないで
批評や評論の分野に才能のある人が出てきて積極的に発言していけば
先細りがちな日本のドイツ文学の世界が間接的に活性化する機縁に
なるのでは、とふと思ったのさ。

西尾幹ニは政治的なことしか言ってくれない・・・
ただ「わたしの昭和史:少年篇」(新潮選書)は意外によかったよ。
ドイツ文学とはあんまりつながらないけど。

43 :吾輩は名無しである:03/08/30 10:13
小沢征爾の次兄がドイツ文学者じゃなかったっけ

44 :吾輩は名無しである:03/09/01 00:49
>42

あなたのいうのは、クイズ番組に出てる人という意味ですね。
それは少ないでしょう。


45 :吾輩は名無しである:03/09/17 11:54
やはりドイツ文学は駄目だな

46 :吾輩は名無しである:03/09/17 12:30
カフカとヘルダーリン以外パッとしないよね。

47 :吾輩は名無しである:03/09/17 12:54
昔、岩波から出てたユンガーの『大理石の断崖の上で』を文庫化してほしいー。

48 :W大二文一回生:03/09/17 13:21
↑ほんとだね。ユンガーの鋼鉄のなんたら、俺は日本語で手に入らないので
密林で英語訳を購入したよ。

49 :吾輩は名無しである:03/09/17 15:24
ttp://www.geocities.co.jp/CollegeLife/9565/junger1.html
日本のユンガーサイト

50 :吾輩は名無しである:03/09/17 17:31
>>26,42
いいたいことはわかった。
たしかにそうだね。
池内紀以降の若手ってどうなんだろうね。

51 :吾輩は名無しである:03/09/18 21:50
横レスだが、
最近古井由吉氏のドイツ文学への関わり方はどう?
どこかで何か見かけた人は情報キボンヌ

52 :吾輩は名無しである:03/09/18 22:01
>>51
ムージルを訳してるよね。
『ムージル 観念のエロス』
という著書もある。


53 :吾輩は名無しである:03/09/18 22:09
>>52
おおっ、即レスか?!
すごいなぁ…、たまげた。
いや、ありがとう。助かった、礼をいう。

54 :吾輩は名無しである:03/09/18 22:44
オナニー気違いクライスト万歳!!!

55 :林彪 ◆ZJMS.Joo8Q :03/09/18 23:39
パウル・ツェランは入るのかな?
ドイツ語はぜんぜん読めませんが、図書館で大方の翻訳は読みました。
やっぱり原語で読みたい気持ちもあるのですが、合成語が多く苦労しそうです。

56 :52 ◆CRaxoB3keg :03/09/19 01:14
>>55
ツェラン読んでるの?
どういうところがいいか
感想をききたいな。


57 :吾輩は名無しである:03/09/19 13:43
ブロッホに興味のある人へ

東京の早稲田通りにある安藤書店で
『夢遊の人々』が1500円でありました。
(本日昼現在)

58 :吾輩は名無しである:03/09/19 16:46
>>39に愛の手を。

59 :林彪 ◆ZJMS.Joo8Q :03/09/19 19:40
>>56
ええと、翻訳を読んだ限りのことなんで全くえらそうな事はいえないのですが、
言語感覚と、毒があるところがいいと思っています。人間の業を見透かすような不気味さというか。

でもやっぱドイツ語で読めなきゃダメですヨねえ・・・・・・

60 : ◆CRaxoB3keg :03/09/20 10:06
>>59
もちろん原語で読めればベストだろうけど(特に詩は)
専門に研究したりするのでなく
自分の栄養素として摂取していくスタンスならば
まずは翻訳を読んでいくことでいいんじゃないかな。
その上で興味がもてたら翻訳と原文を照らし合わせて読めればベター。

>>39
ソーリー。ランスマイヤ『最後の世界』は知らなくて。
逆に是非いろいろと教えてほしいな。

61 :吾輩は名無しである:03/09/20 11:09
川村二郎さんは保田文庫の解説の中で『アメリカの植民地みたいなこの日本で
この50年独文をやってきたことにいささかの後悔もない』って書いていた。
彼の翻訳だけでなく文芸評論も読んでみたくなったよ。

62 :吾輩は名無しである:03/09/21 09:23
川村二郎がそこまでいえるほどの人物か?
ただの学校教師の域を出てないじゃないか。



63 :吾輩は名無しである:03/09/21 14:23
『文学部をめぐる病―教養主義・ナチス・旧制高校』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4879842168/
これ読んだ人おる?

64 :吾輩は名無しである:03/09/21 16:39
脳から直接コンピューター操作が可能に?
http://www16.brinkster.com/aliceandwebern/a.htm

★★YOSHIKI様のピアニストを撃て!!★★
http://www.megabbs.com/cgi-bin/readres.cgi?bo=perform&vi=1046163268&rm=100

,

65 :吾輩は名無しである:03/09/22 21:41
本の友社から今年「シュニッツラー短編全集」(全5巻)が出てるけど
分売不可だしどこの図書館にもおいてない。

66 :吾輩は名無しである:03/09/23 09:03
どうせ自費出版

67 :吾輩は名無しである:03/09/23 12:19
>>65
シュニッツラーの『短編全集』は復刊ものだろうなあ。
『夢小説』(岩波文庫)はトム・クルーズの映画より面白いね。

68 :吾輩は名無しである:03/09/23 18:04
え〜っと、それは文春文庫の『夢奇譚』と同じですかね。

69 :吾輩は名無しである:03/09/23 22:55
横レスだけど、『夢小説』『夢奇譚』はいっしょ。

70 :吾輩は名無しである:03/09/25 10:24


いまごろシュニッツラーなんて読むのは、独文学者だけだから、
そもそも翻訳書なんていらない。



71 :吾輩は名無しである:03/09/27 09:54
>>69
ついでに、ハヤカワ文庫の『夢がたり』も同じだね(他の短篇も併収)。
映画でもないとシュニッツラーの作品が3つの文庫から出ることはありえない。

72 :吾輩は名無しである:03/09/29 22:36
せっかくなのでシュニッツラーについて補足レス。
本業は医者。日本では、同じく医者だった森鴎外が熱心に翻訳・紹介した。
シュニッツラー(1862-1931)とフロイト(1856-1939)は同時代人で、同時期
にウィーンに住んでたこともあったらしい。あまり直接的な親交はなかった
ようだけど、フロイトはシュニッツラーを読んでいて、シュニッツラーもフロイト
を読んでいたとのこと。シュニッツラー「夢小説(Traumnovelle)」の数年あとに
フロイト「夢判断(Die Traumdeutung)」が出ているのは偶然か。

ちなみに『シュニッツラー選集』実業の日本社(昭和26)は田村書店で39,000円也。
とてもとても‥‥

73 :吾輩は名無しである:03/09/29 22:53
岩波の「ドイツ文学案内」読んで、今年の秋はドイツ文学に挑戦しようかと考えていますが何か?
取り合えずゲーテ ホフマン ヘルダーリン借りてきた。少しずつ読みますよ


74 :吾輩は名無しである:03/09/30 02:10
ツヴァイクの『ジョゼフ・フーシェ』を読んだけど、この人なんで南米で自殺し
ちゃったのかなあ・・・。
独日が優勢になったというニュースを聞いて非常にショックを受けたらしいけど、
『ジョゼフ・フーシェ』のナポレオンとヒトラーを重ね合わせて、その内ヒトラー
も戦勝に次ぐ戦勝で現実が見えなくなり、誇大妄想に取り付かれて自滅していくと
予想できなくはなかったと思うんだけど。
『昨日の世界』が終ってしまったことに対しての絶望だったんでしょうか。

75 :吾輩は名無しである:03/09/30 10:45
医師として性的妄執の病理を描こうとしたのがあの小説の
意図なんだよね<シュニッツラー

世紀末ウィーンには公娼、私娼合わせて4万人もいたとか。
精神的な病より体の方の病の巣窟として問題だったらしい。

76 :吾輩は名無しである:03/09/30 17:58
「魔の山」新潮文庫で読んでるんですが・・・。
予想以上に面白いですね。

77 :吾輩は名無しである:03/09/30 18:04
セテムブリーニさんだっけ?
あの洗練された物言いに憧れた


78 :吾輩は名無しである:03/09/30 20:40
ハンス・ヘニー・ヤーンの「鉛の夜」が面白かったんだが
「岸辺なき流れ」の翻訳の話はどうなったんだろう?

79 : ◆CRaxoB3keg :03/09/30 23:14
>>78
『木造船』現代思潮社 (岸辺なき流れ; 第1部) だけじゃないかな。
ぜひ完訳してもらいたい。

『鉛の夜』はたしかに面白くてはまった。
『十三の無気味な物語』もいいね。

80 :吾輩は名無しである:03/10/01 13:33
>46
ゲーテやシラーがいるじゃないの!


81 :吾輩は名無しである:03/10/01 14:55
>>53
横レスかつ遅レスだが『ムージル・観念のエロス』は講演集。
ときどき脱線しての話題が面白かった。
訳業(移し替えの作業)のうちで培われるドイツ語でも日本語でもない思想、
みたいなことにふれてのくだりは特に興味深かった。
87年の岩波文庫は68年の筑摩書房のものの改訳だというから
もし彼のファンなら図書館から借りるなりして読み比べても面白いかもしれない。

『半日寂寞』にはアーダルベルト・シュティフター「電気石」にふれての小文がある。

82 :吾輩は名無しである:03/10/01 22:36
花の臭いをかぐだけの者には花の美しさがわからない
知識を摘むだけの人にもやはり花はわからない
              『シュペーリオン』


・・俺はにはヘルダーリンがわからないのだが、それは俺が俗物だからか?


83 :吾輩は名無しである:03/10/01 22:43
池内紀最高!

84 :内紀:03/10/01 22:43
ダンケ!

85 :ティムポ55:03/10/03 00:26
アンネの日記の完全版というのがあって
そこには消防の頃に読んだのとは大違いのエロスが展開されていると聞き買って来たが
どこなのかさっぱりわかりません。

おい、お前ら
屁理屈ばっかり言ってないで、エロスの場所を教えてください。
おながいします。



86 :吾輩は名無しである:03/10/03 09:23
今、グラスの「ブリキの太鼓」第一部が我が家から発掘されました。
過去にこの小説を読んだんだけど30ページで挫折した苦い思いであり。
これ読んだ人居る?
もしお勧めだったら俺のケツたたいて欲しいんだけど。


87 :吾輩は名無しである:03/10/03 09:50
>>86
読み。グラスならまず第一に読むべき…べきじゃなくても読んで
面白いと思う。あまりとっつきやすいとは言えないけども、読み進むとはまる。
ケツ、叩くと…手が痛いし…鞭でいい?、ピシッ、ピシッ、ゴー、ゴー!

88 :86:03/10/03 11:39
>>87
ありがとう。いい叩きっぷりでした。
ケツに出来たみみず腫れがなくなる頃には「ブリキの太鼓」を
読了してると思います。(できるかな?)

89 :吾輩は名無しである:03/10/03 11:45
クライストスレッドはどこ行った?
あんなのはどこの国にも似た作家がいないぜ??

90 :ティムポ55:03/10/03 19:48
がっかりだな。。。
偉そうに語っているから知ってると思ったのに。。。
聞くだけ野暮だな。

結局、おまいらはナチだな。。。



91 :吾輩は名無しである:03/10/04 23:43
他力本願

92 :ティムポ55:03/10/05 00:32
>>91
ドケチ

おまいもナチだな。。。

93 :吾輩は名無しである:03/10/05 22:10
今日「アウステルリッツ」買ってきた。読んでみる。

94 :吾輩は名無しである:03/10/12 17:23
クヴェレ会ってどういう集まりなんですか?
会報に池内紀の名前も見えるんですが

95 :吾輩は名無しである:03/10/12 19:11
>>94
「クヴェレ会」は阪神間のドイツ文学者(大学の先生が中心)の集まりで、
「Quelle」なる会報(研究誌)を出しています。

ちなみにクヴェレは「泉」の意味ですが、
一次違いのQualle「クヴァレ」は「クラゲ」のことです。

96 :吾輩は名無しである:03/10/12 20:41
おお!即レスありがとうございます

クヴェレ会十周年の会報を手に入れたのですが
それが1966年発行だったので、結構ながく活動してるんだなと

97 :吾輩は名無しである:03/10/15 04:09

ギュンター・グラスは文学というより、外交文書ですな。



98 :吾輩は名無しである:03/10/15 10:30
言い切るねえ

99 :吾輩は名無しである:03/10/21 13:06
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1066708957/l50

よろしくお願いします。

100 :吾輩は名無しである:03/10/21 13:41
『昨日の世界』が終ってしまったことに対しての絶望だったんでしょうか。


101 :吾輩は名無しである:03/10/21 13:43

>>74
たぶんツヴァイクの自死のコアにあるのは、やはりこれでしょう。

102 :吾輩は名無しである:03/10/21 19:26
シュニッツラーの回想録と『昨日の世界』を比べて読むと
ツヴァイクが思いっきり初々しくて泣ける。
ちゃんとした家の女の子と不純異性交友ができないよー
でも売春婦怖いよー、とツヴァイク坊ちゃんが嘆いている傍らで
シュニッツラーおじさまは悠然と素人女を食い散らかしていた。

103 :吾輩は名無しである:03/10/26 10:39
>102
そうなんだ。シュニッツラーって結構プレイボーイだったのか。
あれだけ女性心理を描写できるのも下地があったんだね。

104 :吾輩は名無しである:03/11/16 23:05
『理想の図書館』(パピルス)のドイツ語文学50選によると
ウェルギリウスの死、特性のない男がベスト10に入ってる。>>3

あとはビューヒナー、ゲーテ、カフカ、クライスト、トーマス・マン、
リルケ、ニーチェ、ヨーゼフ・ロートがあった。

50選の中ではほかに
>>102で挙がってるシュニッツラー、ツヴァイクもあるし
>>34で名前の出たジャン・パウルも勿論あった。

>>37で言及された前川道介の訳はいろいろあるけれど
私見ではデュレンマットは日本でももっと評価されていいと思う。
コリン・ウィルソンも彼を高く評価していたはず。

>>73にあったホフマン、ヘルダーリンは
「牡猫ムル」と「ヒュペーリオン」が挙がってるのは順当。

ハンス・ヘニー・ヤーンの名前はなかったのは残念。
ほかにマイリンク、ボナヴェントゥーラも見当たらなかった。
個人的には外したくないところ。

カネッティ『眩暈』、クービン『裏面』があったのはうれしい。

105 :吾輩は名無しである:03/11/16 23:39
岡部仁先生追悼AGE

106 :吾輩は名無しである:03/11/18 08:53
アルフレート・クービン Alfred Kubin の
『裏面(対極)Die Andere Seite』 は面白かった!
挿絵画家でもあり、無名だったパウル・クレーを発見したり
ホフマン、ポオ、ドストエフスキーの本の挿絵も描いてた奇才!

107 :吾輩は名無しである:03/11/20 22:03
マイリンク、ボナヴェントゥーラ、クービンと共に
個人的に名前を挙げておきたいのがパニッツァ。
種村氏の訳で主な作品が読めるんだけど絶版かな?
ちょっと好みが偏っててソーリー。

108 :吾輩は名無しである:03/11/25 01:12
>>105
岡部仁さんはベンヤミンとかショーレム訳してたよね。


109 :吾輩は名無しである:03/12/04 18:24
どっこいしょ

110 :吾輩は名無しである:03/12/05 09:57
ヘッセ
俺中学のときにちょこっと読んだから内容いまいち覚えてなくて
でもまあ、たいしたことないと思ってバカにしてたんだが、
最近なんとなく書店でヘッセの「車輪の下」以外のものもさっと斜め読みしてみた。

すごいじゃん!ヘッセって!

読まず嫌いは駄目駄目だとつくずくおもた。

111 :吾輩は名無しである:03/12/05 18:50
ああ、そうか。ドイツ文学って何かあるの?
と思ってたがヘッセとかゲーテとかいたんだよな
いや、ちゃんと厨房のとき読んだのだがドイツとかゆうような
意識じゃなかったな「世界の名作」とゆうカテゴリーだった。

112 :吾輩は名無しである:03/12/07 19:03
今日の朝日の書評で種村さんがヴァルザーの本について書いていた。
カフカやベンヤミンやブランショなど一部に評価されていたらしい。

113 :吾輩は名無しである:03/12/07 22:52
ローベルト・ヴァルザーRobert Walserについてちょいググったところ

「ローベルト・ヴァルザーは散文によるパウル・クレーだ。
クレー同様に繊細で神経質だ、彼はまた心やさしいベケットだ、
さらにはカフカとクライストの間のミッシング・リンクだ。」
(スーザン・ソンタグ)

という評があり面白そうな予感。

114 :吾輩は名無しである:03/12/08 01:12
ベンヤメンタ学院の原作者としてしか知らない。

115 :吾輩は名無しである:03/12/08 16:53
ドイツ文学って一般レベルでは19世紀終盤がどっさり抜けてるね。
ロシアではトルストイやドスト氏、フランスではゾラやモーパッサン
英語圏ならハーディーやジェイムス、少し古いけどディケンズ等々。
ざっと年表みたところドイツ人ではニーチェ位しか見当たらない(w
ヴァルザーはつまり、年代的にその辺を埋める作家ってこと?

と思って調べたら20世紀の人か。「店員」とかの作品がある人?

116 :吾輩は名無しである:03/12/08 18:36
ビーダーマイヤー期がまったく惨憺たる有様だからね
学問は圧勝だったけど。

117 :吾輩は名無しである:03/12/09 00:13
ドイツ語圏ということで、
パトリック・ジュースキント『香水』の話題もここでいいですか?

118 : :03/12/10 22:35
あ、懐かしい。「香水」
あの本読んでいた時に、自分の鼻がなんだかとても
敏感になっていた。

119 : :03/12/10 22:35
「朗読者」読みましたか?

120 :吾輩は名無しである:03/12/10 22:54
>117,118、119
「朗読者」「香水」単行本で読みましたよ
どっちも悪くはなかったけれど、
もうひとつグッとくるものが欲しかった気がする。

>115,116
19世紀後半のドイツ文学って確かに弱いね
パニッツァとシュニッツラーぐらい?

121 : :03/12/10 23:08
>朗読者
あの男は何と言っても優柔不断野郎です。
しかし、前半はとても好きでした。

122 :吾輩は名無しである:03/12/11 18:18
19世紀後半のドイツ文学の
パニッツァとシュニッツラーに
シェーアバルトも追加しておくれ〜

123 :吾輩は名無しである:03/12/13 14:30
>120、122
あとはビューヒナー

124 :吾輩は名無しである:03/12/14 00:14
はうぷとまん

125 :吾輩は名無しである:03/12/14 11:03
>>112-3
ヴァルザーの小品集は以前筑摩から出てるのは読んだ。
今度みすずから出るのはその再販になるのかな?
いかにも筑摩ラインの作家なんだけどなー。

>>122
パニッツァとシェーアバルトは種村氏が訳してるね。
どっちも氏が好みそうな奇才!
ちくま文庫に入らないかなぁ・・・

126 :吾輩は名無しである:03/12/14 12:57
おれは以前フォンターネという作家の作品を読んだけど
ベルリンの下町が生き生きと描かれていました。この人は
時期的に19C後半だったと思う。

127 :吾輩は名無しである:03/12/14 23:59
C.F.マイヤーがぜんぜん話題になりませんね・・・。

128 :吾輩は名無しである:03/12/15 00:06
>127
『ペスカラの誘惑』でしたっけ?

129 :吾輩は名無しである:03/12/17 17:38
新潮社はヘッセ全集もトーマス・マン全集も、
ずっとお蔵入りにしているのだが、昨今の不景気、活字離れを考えると、
半永久的にお蔵入りなのかもしれない。

130 :吾輩は名無しである:03/12/19 00:47
ツヴァイクの最後の著作「未来の国ブラジル」を入手。
ただし、訳者が翻訳家でも文学者でもなく、商社マン。
どうりで、日本語が下手。大学のドイツ語の授業で、
学生にテキストを和訳させたような感じ。
残念だが、しかし、亡命先でのツヴァイクの心境を推し量るには
ちょうどいい記録である。

131 :吾輩は名無しである:03/12/21 20:43
>120
ラーベやシュティフター、ケラーやフォンターネ、シュトルムあたりが
挙げられるけど。
ヘッベルやアルノ・ホルツなんかはまだ日本にまともに紹介されていな
いよな。

132 :吾輩は名無しである:03/12/21 22:57
砂糖亜紀スレの引用の引用

 ぎりぎり二十世紀に入ると、多少、好ましい作家・作品が出て来ます。
アポリネールの『一万一千本の鞭』。ヨーゼフ・ロートの『ラデツキー行進曲』
と『聖なる酔っ払いの伝説』。ロベルト・ムージルの『特性のない男』。
ブレヒトの『ガリレイの生涯』(ただしベルリン版)。G.K.チェスタトン
『ノッティングヒルのナポレオン』。イヴリン・ウォーの作品の幾つか。
イリヤ・エレンブルクの『トラストD.E.』。トマス・ベルンハルトの
『ヴィトゲンシュタインの甥』。

佐藤氏はロートやムージル読んでるんだね。


133 :吾輩は名無しである:03/12/21 23:30
ロートの「聖なる酔っ払いの伝説」は映画を見たことがあります。
本も読んだけど。

134 :吾輩は名無しである:03/12/22 01:06
みすず書房からでた、ヴァルザーの小品集は買うべきですか?

135 :吾輩は名無しである:03/12/22 01:08
>134
あなたがまだ無職だったら、その前に出た『ヴェイユの言葉』で
カツを入れるべきです。

136 :吾輩は名無しである:03/12/27 17:37
>>125
「トゥーンのクライスト」を除いた『ヴァルザーの小さな世界』の全作品が、
『ヴァルザーの詩と小品』には、「改訳」の上、収められています。
加えて詩*42、小品*9てな感じ。
これで、表紙が『小さな世界』と同じだったら最強なのに。

と、こんな感じです >>134

137 :吾輩は名無しである:03/12/28 00:57
>136
作風はどんな感じですか? 誰のどの作品に近い、とか。

138 :吾輩は名無しである:03/12/28 05:25
>>137
カフカ登場時には、ヴァルザーの真似っ子と受け取られた。
また、カフカの「天井桟敷で」はヴァルザーの「喝采」を下敷きに
成ったもの。

う〜ん。カフカを引き合いに出してしか説明できない、
自身の力のなさにガックシ

139 :125:03/12/28 17:28
>>136
ありがとう。新版で再読してみるかな。
>>138
いやいや、ヴァルザーについては説明が難しいよ。
読んだのがかなり昔なので記憶が曖昧だけど
ほとんどが1〜2ばかりの風変わりの小品で
チャペックをクライスト寄りにした感じだった、かな?

同じ姓でマルティン・ヴァルザーって人がいて
『カフカ?』という本を書いてるのは余談。

140 :125:03/12/28 17:30
追加訂正「1〜2頁ばかり」

141 :吾輩は名無しである:03/12/29 00:33
超短編専門の作家といえば、アルテンベルク。
でもアルテンベルクの作品はほとんど邦訳されていないんだよね・・・
ベルクが彼の詩に作曲したというエピソードばかりが有名だが。

ところで本の友社から復刊されたシュニッツラー短編全集、
みなさん買いましたか? 感じや仮名遣いなどは昔のままなんですか?

142 :吾輩は名無しである:03/12/29 00:33
感じ→漢字

143 :吾輩は名無しである:03/12/29 00:39
>>141
あれ買った人はさすがにいないでしょ

144 :吾輩は名無しである:03/12/29 00:51
>143
あれ、ほしい・・・

145 :吾輩は名無しである:03/12/30 01:11
>>141
推測だけど昔の版をそのままで印刷してんじゃないのかなぁ。
>>144
で、あれかなり高いでしょ? しかも分売不可だし。
図書館にもおいてないんだよね。ちょっと探したことあるけど。

146 :吾輩は名無しである:03/12/30 23:47
>145
名古屋市立図書館にあるそうです

147 :吾輩は名無しである:04/01/03 13:01
フランス文学の白水社みたいに、ドイツ文学に強い出版社ってありますか?

148 :吾輩は名無しである:04/01/04 18:16
ヘッセは読んでおかないといけない気がして、実吉訳のデーミアンを買ってみた。
が、ひらがな多用の文体に拒絶反応が出てしまい読み進める事が苦痛。

そこで無難に高橋訳のものを買いなおそうと思っているのですがどんな感じですか?
デーミアンでもっとおすすめの訳者などいたら教えて頂けると有難いです。

149 :吾輩は名無しである:04/01/04 18:27
>>146
名古屋かぁ・・・

>>147
同学社はドイツ系だね。
ズュースキント、ハントケ、クリストフ・ハインのほか
マルティン・ヴァルザー(ローベルトじゃなく)なんか。

150 :吾輩は名無しである:04/01/04 21:11
「ラストワールド」のクリストフ・ランスマイアーはどういった評価なのでしょうか?


151 :吾輩は名無しである:04/01/04 23:48
>148
高橋健二でいいのでは。

152 :吾輩は名無しである:04/01/05 00:07
青土社は?

153 :吾輩は名無しである:04/01/05 13:34
ケラーの人気のなさの原因は何だろう。

154 :吾輩は名無しである:04/01/05 23:52
破綻がない。

155 :吾輩は名無しである:04/01/09 00:59
ペーター・ハントケってどうなのかな?
同学社が何冊か出してるけど。
「左ききの女」
「空爆下のユーゴスラビアで−涙の下から問いかける−」
「幸せではないが、もういい」

156 :吾輩は名無しである:04/01/09 01:18
新訳のノヴァーリス全集と、旧訳のそれとは
どう違うんですか? 収録作品数が違うのか、訳者が違うのか?

157 :吾輩は名無しである:04/01/14 02:11
現在刊行中のシュトルム全集、興味はあるんだけど、
1冊8000円なのでなかなか買う気がしない。
「みずうみ」って、筋はものすごくベタで(昼のテレビドラマみたい)、
イチゴとりの描写なんて赤面してしまうけど、
なんでこれがいちばん有名なのか、理解に苦しむ。

158 :吾輩は名無しである:04/01/22 13:09
さすがに今の時代にシュトルムは・・・
ノヴァーリスはもう少し文庫化してほしい。

159 :吾輩は名無しである:04/01/22 15:35
ノヴァーリス全集、持ってます

160 :吾輩は名無しである:04/01/22 18:09
>>159
『青い花』しか読んだことないけど、他にいいのある?

161 :吾輩は名無しである:04/01/22 19:28
>160
まとまった散文作品としては『夜の讃歌』『ザイスの弟子』がある。
『夜の讃歌』は岩波文庫から出ていた(品切れ)。
その他、数は少ないが、詩がすばらしい。


162 :吾輩は名無しである:04/01/24 14:50
ベルリンが舞台のドイツ文学ってどんなのがありますか?

163 :吾輩は名無しである:04/01/24 16:03
>>162
少し古いけど、
アルフレート・デブリーンの「ベルリン・アレクサンダー広場」。
日本ではあまり知られていなが、
ドイツではマンやカフカに並んで、
国語の授業でもよく取り上げれる20世紀の古典。
ファスビンダーの映画の原作でも知られる。

大きな図書館に行けば、早崎守俊の翻訳本がまだある可能性があるよ。

164 :吾輩は名無しである:04/01/24 18:16
>>163
ありがとうございます
探してみます。
他にもありましたら教えてください

165 :吾輩は名無しである:04/01/24 18:21
ウィーンが舞台の作品ならたくさんあるんだけどね

166 :吾輩は名無しである:04/01/24 18:48
ドイツ文学の全体像がわかる良い文学史や概説書ってありませんか?
いまだにドイツに疎くて・・・・・ヘッセとかマンとかしか知らんのです。

167 :吾輩は名無しである:04/01/24 23:20
あ き ら め ろ

168 :吾輩は名無しである:04/01/24 23:24
>166
岩波文庫の「ドイツ文学案内」を読め。

169 :☆キキ+キ゚Д゚ ◆qpmo.OOqAo :04/01/24 23:27
哲板最強のカリスマ・☆キキ+キ゚Д゚♪が満を持して再登場!

物事に表面上の美しさを求めるな、
深く掘り下げれば真実が見えてくる、、、

そんな☆キキ+キ゚Д゚♪の哲学HPはココ↓

http://www.geocities.co.jp/HeartLand/8862/

僕の哲学は、学問ではない。
人間が生きていく中、背負うべき道徳なのだ。(HPより抜粋)

孤独を越え、闇から光を見出した☆キキ+キ゚Д゚♪だからこそ言える!
もう何も迷う事は無い、、、

☆キキ+キ゚Д゚♪に触れ、明日への一歩を踏み出すのだ!


170 :吾輩は名無しである:04/01/24 23:29
>>161
夜と夢の人ノヴァーリスは素晴らしいね。
(159さんは全集を持っているのかぁ)
>>163 グッジョブ!
デーブリーンの名前は知っていたけど
読んだ事がなかったので参考になる。

171 :吾輩は名無しである:04/01/25 00:40
>170
新訳のノヴァーリス全集全3巻(各4500円)は現在でも入手できる。
活字もきれいだし、おすすめ。

172 :吾輩は名無しである:04/01/25 10:23
ノヴァーリスとネルヴァルは共通点アリですか?

173 :吾輩は名無しである:04/01/25 11:36
どうかな

174 :吾輩は名無しである:04/01/25 19:02
>>171
ノヴァーリスの全集も沖積舎から出てるんだね。
訳はどうでした?例えば、岩波の青い花と比べてみて。
沖積舎は、クライスト全集がイマイチだったからなぁ。。。
勿論、訳者の問題なんだろうけど。

175 :吾輩は名無しである:04/01/25 20:53
ノヴァーリス全集(沖積舎)の翻訳のできは問題ないと思う。
個人的には不満なし。
そんなことより、高価なクライスト全集を買ったあなたの勇気が凄い。
ノヴァーリスとクライストとではぜんぜん作風が違うから、
クライストの作風があなたに合わないのかもね。翻訳の問題だけではなくて。

176 :吾輩は名無しである:04/01/25 21:31
クライスト全集あるのか。。。
ちと見てみよっと

177 :吾輩は名無しである:04/01/26 14:03
ドイツ文学ってなんか、なにげに地味ですね。
なんかおもしろいのないですか。こいつはまだ未発掘だっていう
面白い作家ないですか。

178 :吾輩は名無しである:04/01/26 22:32
現在のドイツ文学って
邦訳されるのは童話かファンタジーが主な気がするな。

179 :吾輩は名無しである:04/01/27 00:23
ツヴァイク『マリー・アントワネット』の「寝所の秘密」という章に、
ルイ16世のペニスを医師が診察した時の診断記録がスペイン語で
書かれていますが、岩波文庫版でもみすず書房版でも和訳されていません。
この部分を和訳した本はありますか?

180 :125:04/01/27 22:39
>>177
日本ではあまりメジャーじゃないけど
埋もれてる面白い作家はあるよ。
どういうタイプが好みで?

181 :吾輩は名無しである:04/01/28 01:27
『インストール』をドイツ語に訳す→りさと仲良くなれる。

182 :吾輩は名無しである:04/01/28 01:41
ノヴァーリス読んでる人は奥泉光も読んでるの?

183 :吾輩は名無しである:04/01/28 01:45
>>182
いい質問だ。どっちも読んでない。
これから読もうと思っている。


184 :吾輩は名無しである:04/01/28 20:44
>>180
近現代の作家で、現実主義的で鋭い視点を持った人が好きです。
イギリスでいったらコンラッドみたいな。

185 :吾輩は名無しである:04/01/28 23:13
>>182
どっちも読んでるよ。
奥泉の小説は、数年経ったら内容をすっかり忘れてしまったけど、
ノヴァーリスのイメージはいつまでも残っている。

186 :吾輩は名無しである:04/02/01 16:04
>>162
浅井晶子翻訳「太陽通り」 ごめん、作者忘れた。
アマゾンでチェックしてくれい。

187 :吾輩は名無しである:04/02/08 19:50
>>184
>コンラッドみたいな現実主義的で鋭い視点を持った人
か、うーん、ちょっとそういう傾向だと難しいかも。
『龍の血を浴びて』のクリストフ・ハインとか
『引き裂かれた空』のクリスタ・ヴォルフなどか・・・。
デモーニッシュな面白い作家ならたくさんいるけどね。

188 :吾輩は名無しである:04/02/10 01:03
ドイツの作家は確かに「デモーニッシュ」な作家多いよなぁ。
ヘルダーリン、ニーチェ、クライスト、トラークルなどなど
自殺者とか発狂者って他の国に比べて確率が高いような気がする。

189 :吾輩は名無しである:04/02/10 01:33
狂ってないとナチみたいなことできないってw
だから日本の作家も割と自殺多いんだよ

190 :吾輩は名無しである:04/02/10 01:56
ドイツって国は音楽聴いててもそうだけれど、
なんだか人を信用していないと言うか、冷酷な
感じがする。その分えらく頭がキれる。
別にドイツが嫌いなわけじゃなくって、好きなんだけれど。

191 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

192 :吾輩は名無しである:04/02/10 09:14
>188
意図的にデモーニッシュな作家だけ取り上げたって説得力ないよ。

193 : :04/02/10 12:52
自殺者とか発狂者以外でもドイツロマン派をはじめ
「デモーニッシュ」な傾向をもつ作家はやはり多いよ。
で、そこにドイツ文学の大きな魅力があるわけでね。


194 :吾輩は名無しである:04/02/10 16:01
メーリケ、ケラー、シュティフター、カロッサのどこがデモーニッシュなんだ。

195 :188:04/02/10 17:14
>メーリケ、ケラー、シュティフター、カロッサ
このへんの作家はちょっと甘すぎて俺の舌には合わないな。

196 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

197 :吾輩は名無しである:04/02/11 00:20
>このへんの作家はちょっと甘すぎて俺の舌には合わないな。

結局、自分の好みの「デモーニッシュ」な作家だけを選んでいただけじゃん


198 :吾輩は名無しである:04/02/11 00:39
ドイツ・ロマン派といえばやはりホフマンとクライストでは?

199 :吾輩は名無しである:04/02/11 18:11
ごく普通の本好きなドイツ人が読んでいる、最近のドイツ小説で、
日本語訳されているおすすめ本はありますか?
現代のドイツが舞台の小説を読みたいのです。

200 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

201 :吾輩は名無しである:04/02/11 18:17
>>199
朗読者

202 :吾輩は名無しである:04/02/11 18:23
>>199
ミステリーでも良かったら
「記憶を埋める女」パメラ・ハメスファール著 学研
面白かった。ドイツでは有名らしいですよ。

203 :吾輩は名無しである:04/02/11 18:25
そういえば
ベルンハルト・シュリンクの「朗読者」って
ブックオフで凄いあまってるけどおもしろいの?
なんかドイツ文学の最高峰って書いてあったけど。ポップに。

ちなみにハインリヒ・ベルはつまんなかった。

204 :吾輩は名無しである:04/02/11 21:32
トーマス・ベルンハルトの『消去』が遂に出た!
ありがとう、みすず書房。
さっそく買ってきたよ。

205 :吾輩は名無しである:04/02/11 23:20
えーと、デモーニシュなドイツ作家に非常に興味があります。
近代の、出来れば19世紀末以降でデモーニシュな散文家がいたら
紹介してくれませんか? 堅物・感傷的・の先入観しかないので
デモーニシュに非常に興味があります

206 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

207 :吾輩は名無しである:04/02/12 01:13
>205
トラークル

208 :199:04/02/12 09:51
>201,202
ありがとうございます。
「朗読者」は読みました。あれはあれでよい小説でしたが、
今はナチもメルヘンも東西問題もからまない普通のドイツ小説を探しています。
変な例えですが、「海辺のカフカ」や「蹴りたい背中」のように読めるもの。
そこには武士も芸者も相撲も出てこないという意味です。
「記憶を埋める女」、探して読んでみます。

209 :吾輩は名無しである:04/02/12 19:11
失礼ですがトラークルは既出です。
もっと、私の言った19世紀末以降の散文方面での
デモーニシュな作家を羅列してください。

210 :吾輩は名無しである:04/02/12 20:10
阿呆物語はどう?

211 :吾輩は名無しである:04/02/12 21:57
からかっているんですか?
グリンメルスハウゼンはかなり昔の作家だと記憶しておりますが。
私が言っているのは19世紀末以降です。

212 : ◆yJ0qmb8yh. :04/02/12 22:16
>>205
パニッツァ、シュニッツラー、クービン、シェーアバルト、エーヴェルス、
ホフマンスタール、カフカ、ロート、ホレーニア、カザック・・・

213 :吾輩は名無しである:04/02/12 23:36
204さんも触れられていますが、トーマス・ベルンハルトも「デモーニシュ」
な作家であると思います。
新刊『消去』を読まれた方はいらっしゃいますか?


214 :吾輩は名無しである:04/02/12 23:38
おいところでbsでブリキの太鼓だよ

215 :吾輩は名無しである:04/02/13 00:01
>209
なんでそんなに偉そうなの(w

216 :吾輩は名無しである:04/02/13 00:55
そうそう、>>209 は、なぜ >>210 に「阿呆物語」と返されたか、
分かっていないようですね。
きっと自分のものの言い方が、人には偉そうに聞こえるとは、
思ってもいないのでしょう。

まあ >>209 も子供ではないようですから、よく考えれば分かることでしょう。
これ以上言いません。自分で気づいてください。

217 :吾輩は名無しである:04/02/13 13:56
引きこもりの文学ヲタだから、他人と会話をするということに
慣れていないんでしょうね(w

218 :吾輩は名無しである:04/02/13 18:34
と、ひきこもりが偉そうに語ってますw

219 : ◆yJ0qmb8yh. :04/02/13 19:18
叙情的なものもあるにしても、デモーニッシュな作家はやはりドイツに多い。
ビュヒナー、クラウス、マンも含めてね。
多くのメルヒェンにしてもどこか魔的な色彩を帯びてる。
Das Damonischeという言葉自体がドイツ語なわけだから。、
フロイトやハイデガーなどの不気味なもの(Das Unheimliche)も参照。
人を落ち着かなくさせるもの、境界を壊し秩序を乱すもの、だな。

220 :吾輩は名無しである:04/02/13 22:25
ドイツ文学者ってキチガイが多いんですか?
なんかよく発狂してますよね。ツェラーンもキてるし。

221 :吾輩は名無しである:04/02/14 11:14
そりゃドイツに限らずでは。
文学者全般発狂しやすぃーんじゃね

222 :吾輩は名無しである:04/02/14 11:46
デモーニッシュなものもあるにしても、抒情的な作家はやはりドイツに多い。
ハイネ、アイヒェンドルフ、シュトルムも含めてね。
多くのメルヒェンにしてもどこか抒情的な色彩を帯びてる。


223 :吾輩は名無しである:04/02/14 12:36
ハイネ、シュトルムねえ・・・

224 :吾輩は名無しである:04/02/14 12:51
222もかなりデモーニッシュだな。

225 :吾輩は名無しである:04/02/14 16:39
ヘルダーリンやトラークルだって抒情的な面があるだろ

226 :吾輩は名無しである:04/02/14 20:10
ドイツの叙情うざいよ。叙情をドイツから抜いたら何が残るのかよ。
ドイツ叙情いらねえよ。ほんと。

227 :吾輩は名無しである:04/02/14 23:55
ドイツのデモーニッシュうざいよ。
デモーニッシュをドイツから抜いたら何が残るのかよ。
ドイツデモーニッシュいらねえよ。ほんと。


228 :吾輩は名無しである:04/02/15 00:42
此処はいつから発狂文学スレになったんだ。

229 :吾輩は名無しである:04/02/15 00:44
226も227もまったく意味不明だな。

230 : ◆yJ0qmb8yh. :04/02/15 08:53
>>221んなーこたない。
>>222
もちろんリリカルでいい作家もいる(リルケとか)。
ただし。アイヒェンドルフは『大理石像』など
かなり幻想的でデモーニッシュなとこあるけどね。
で、>>222とか>>227のようなドッペルゲンガーDoppelganger(分身)は
すぐれてドイツ的なデモーニッシュDamonischeのテーマ。

231 : ◆yJ0qmb8yh. :04/02/15 08:54
>>220ツェランは自殺したが、ゲルマン的ではなくユダヤ的。
で、話変わるけどダントツで自殺率が高いのはハンガリー。
ドイツと日本は確か自殺率は同じくらいだったはずで
記憶が曖昧だけど世界で4、5番目くらいだったかな。
もちろん国民性・民族性のほかに経済や政治も絡む。
キリスト教圏では自殺は重い罪悪とされているから、
カソリックの信仰が根をはってる国は意外と自殺は少ないんじゃないか。

232 : ◆yJ0qmb8yh. :04/02/15 08:59
>>213
ベルンハルト『消去』出てたね。まだ買ってないけど。

233 :吾輩は名無しである:04/02/15 11:18
聞きたいんですけど、ゲオルゲ詩集が岩波ででるらしいんですが、
どんな感じなんですか。リルケと双璧、とは聞いてるんですけど。

234 :吾輩は名無しである:04/02/15 12:00
>233
手元にあるよ。彼は同性愛者だったためか、
男性同士の友情や愛情を歌った作品が多いですね。
それはともかく、がっちりとした造型と、透徹した抒情性とが
融合していて、筋骨隆々としたギリシャ彫刻のようです。
要するに、マッチョなんです。

235 :吾輩は名無しである:04/02/15 12:15
>230
ホフマンスタールが24歳頃までに書いた数々の詩篇や韻文劇だって
リリカルですばらしいじゃないですか。
こないだ『小世界劇場』を読んで、感動したよ。

236 :230:04/02/15 23:26
>235
そうだね。ホフマンスタールは味わい深く幅も広い作家だよなあ。
詩篇や韻文劇を結構読んでるの?



237 :235:04/02/16 09:12
>236
ええ、彼が17〜24歳頃に書いた作品に特にはまっています。
いちばん好きなのは『チチアンの死』。

238 :吾輩は名無しである:04/02/21 21:53
>237
きっとリルケも好きなのでは?

239 :237:04/02/21 23:52
>238
図星。ホフマンスタール、リルケと似たような傾向の人を教えてください。

240 :238:04/02/22 10:41
>239
なるほど。もしかしてヘッセも好きなのでは?


241 :239:04/02/22 12:09
ヘッセは嫌いではないけど・・・なんか違うんです。
詩というものに対する姿勢が、ヘッセと、ホフマンスタールやリルケとでは
かなり違うような気がしてならない。
小説家としてはトーマス・マンやケラーの方が上手いと思う。

242 :吾輩は名無しである:04/02/23 18:19
239さんは結構読んでるんでは?
主人公が芸術家タイプの小説が特に好みとか?

243 :吾輩は名無しである:04/02/23 20:12
市民VS芸術家

244 :239:04/02/24 00:59
いえ、ドイツ文学は最近よく読むようになりました。
まだまだこれから。
ヘッセがあまり好きではないような言い方をしたけど、ヘッセも好きです。
ただ、彼の真骨頂は、青春を謳う作品にあると思いますけどね。
そういう意味で、彼は凄いと思います。
主人公はどんな人でもいいです。文章さえ美しければ。
悩める芸術家だろうが、体育会系青年だろうが、死を前にした病人だろうが。

245 :吾輩は名無しである:04/02/25 01:30
クライスト「ロカルノの女乞食」、たった数ページの短編だけど、
怖くて読みごたえがあった。

246 :吾輩は名無しである:04/02/29 19:19
そうそうクライストも読みたいんだな。
お勧めの本ある?
カフカとヴァルザーは読んだ

247 :吾輩は名無しである:04/03/03 19:37
翻訳者で追っていくのはどう?池内紀とか。

248 :吾輩は名無しである:04/03/03 19:45
思弁的なドイツ文学って何がある? やっぱりムージルとか?

249 :吾輩は名無しである:04/03/03 23:28
>246
「クライスト全集」全3巻(沖積舎)。
小説、戯曲は勿論、詩、エッセー、メモまで徹底的に収録。

250 :吾輩は名無しである:04/03/03 23:34
クライストには散逸してしまった長編小説が一つあるんだよね。
彼は自信を持っていたというだけに、残念でならない。


251 :吾輩は名無しである:04/03/05 15:03
ホフマン、けっ幻想文学かよ、と思い、今まで食わず嫌いだったが……
俺が馬鹿だった。
すいません、実に面白かったです。

252 :吾輩は名無しである:04/03/05 15:36
ブックオフでブロッホ「誘惑者」を百円買いした。
前に同じところで「ウェルギリウスの死」も百円で
手に入れたんだけど積んどくのままだ。ドイツ文学好き
ではなくて単なる古井由吉ファンなもので……


よし決めた。今日から「誘惑者」を読むぞ。
ここに感想を書くから待っていてくれ皆の衆。

253 :>194:04/03/05 22:10
>メーリケ、ケラー、シュティフター、カロッサのどこがデモーニッシュなんだ。

デモーニッシュというのは、
ホフマンやビュヒナーのように、
判り易い破滅型のことだけではなく、
外見上、一見抒情的だったり、淡白に見えつつ、
その実、内には鬱勃たる情念を秘めている、
というような性向も含まれると思います。

というか、そういうインナーリヒカイトこそ、
デモーニッシュの真骨頂ではないでしょうか。

トーマス・マンは、たしか、
『「ファウストゥス博士」の成立』の中で、
『晩夏』を再読し、シュティフターに強いデモニーを感じた、
というようなことを書いているし、
地上に於ける美の儚さを活写した、
メーリケの『旅の日のモーツァルト』も、
芸術に宿る魔性をさり気なく描いた小品とも読めるし、
ケラーの『緑のハインリヒ』なんかも、
たとえば少女メレットのエピソードなどに、
理性では納得することの出来ない痛みを感じる、
という意味で、とてもデモーニッシュな話だと思います。
カロッサも、甘口なようでいて、『幼年時代』三部作で、
主人公が、ギリギリのところで破滅から免れつつ、
成長していく様を、あくまで抑えた筆致で描いていて、
その安易に破滅を描かない精神の抑制に、
かえってデモニーを感じたりもします。

そうそう、ドイツ文学デモーニッシュの帝王ニーチェも、
シュティフターの『晩夏』を絶賛してましたね。

254 :吾輩は名無しである:04/03/05 23:00
>251
ホフマンの『黄金の壷』、神品先生の訳で読むと、ホントいいよ。

255 :吾輩は名無しである:04/03/06 00:15
『晩夏』、手元にあるけど、いつ読もうか・・・。

256 :吾輩は名無しである:04/03/06 21:26
『晩夏』、懐かしいな
何年か前に読んだな、確かに退屈だったんけど
不思議につまらなくはなかった

257 :251:04/03/07 22:36
>>254
ありがと。ぜひ神品氏の訳で読むよ。

258 :吾輩は名無しである:04/03/07 23:23
憂鬱なとき、悲しいとき、落ちこんだときに読むと癒されるような作品を
紹介してください。

259 :吾輩は名無しである:04/03/08 19:01
>>258
ヨーゼフ・ロート『聖なる酔っぱらいの伝説』

260 :吾輩は名無しである:04/03/12 13:42
『晩夏』、ついにちくま文庫から出るそうですね。

261 :吾輩は名無しである:04/03/12 13:45
>『晩夏』、ついにちくま文庫から出るそうですね。

マジですか! すごい! 筑摩また倒産しなければいいけど……

262 :吾輩は名無しである:04/03/12 13:49
ちくまのHP見たら、『晩夏』今日発売じゃないですか!
早速買ってきます。

263 :吾輩は名無しである:04/03/14 18:47
訳者追っかけ読書をしようと思いますが
種村さんや池内さんのほかに誰かいます?

264 :吾輩は名無しである :04/03/14 22:19
川村二郎、高橋義孝、竹山道雄、柴田治三郎、手塚富雄、実吉捷郎、望月市恵、小塩 節、芳賀檀……

古い人たちばかいで失敬。

265 :吾輩は名無しである:04/03/16 15:11
恥ずかしながら芳賀檀の造語の数々を最近になって(しかもアノ本で)初めて知りました。
普段意識しないで日常会話にも出てくる様な言葉がこんな最近に、しかも一介の独文学者の訳語から生まれたとは驚き。
アノ本自体はすごく気持ち悪くて途中で投げましたが。
正直なところ内容以前に個人的な思い入ればかりを見せつけられて辟易するばかりで。その上あの文体では。

266 :吾輩は名無しである:04/03/17 01:02
日本浪曼派といえば保田や伊東ばかり語られ、日本浪曼派を評価している人も、
芳賀だけは変人の一言で片づけている場合が殆どだけど、
こと「その後普遍的に使われるようになる言葉を作った」という意味では、
日本浪曼派中最高の仕事を残した人は芳賀檀、と言えるかも知れませんね。

芳賀を蛇蠍の如く嫌ってそうな左翼系の人たちも、
嬉々として「祝祭」なんて言葉をよく使いますが、
これも芳賀が作った言葉なんですよね。

267 :吾輩は名無しである:04/03/17 13:13
>>265
アノ本って?

268 :吾輩は名無しである:04/03/17 15:17
>恥ずかしながら芳賀檀の造語の数々を最近になって(しかもアノ本で)初めて知りました。

漏れもあの本で知りました。
実はあの本ではじめて知ったエピソードが多すぎてカナリ面白く読みました。
アノ本って、あの本ですよね。なんとかをめぐる病とか何とか…

269 :吾輩は名無しである:04/03/17 16:54
>なんとかをめぐる病とか何とか…

斉藤美奈子とか、この手の「どう、穿った見方してるでしょ?」という感じの本が最近流行りなのかな?



270 :263:04/03/17 22:58
>264
ありがっd。確かにちょっと古めではありますが。。。
新しめの人にもうちょっと頑張って欲しいですねぇ・・・。

271 :吾輩は名無しである:04/03/18 19:46
ジュースキントが脚本かいた、『悦楽晩餐会』
って映画にでてくる作家は本人がモデルなんですかね?

272 :宣伝厨:04/03/19 22:20
シュティフターの「晩夏」が文庫化されました!
でも、初心者には岩波文庫の「森の小道・二人の姉妹」「水晶」
の方から読むことをおすすめします。その後、「喬木林」あたりを読んで、
シュティフターと自分の適性をよく考えた上で「晩夏」に進みましょう。

273 :252:04/03/20 01:31
「誘惑者」を読み終えた。半月もかかってしまった。


感想は、えー気が向いたらそのうち書きます。(´・ω・`)ツカレチマッタ

274 :吾輩は名無しである:04/03/20 02:53
>272
数日前に同じ趣旨のカキコがあるよ

275 :吾輩は名無しである:04/03/20 11:28
>273=252
近いうちに気が向いてくださいな

276 :吾輩は名無しである:04/03/21 13:02
「晩夏」って・・・・・・どこをどう楽しめばいいんだよコラ

277 :252:04/03/21 14:40
ブロッホ「誘惑者」感想文。
オーストリアの山間の小さな村に一人の流れ者がやってくる。彼は村に棲み
つき、反文明主義や女性嫌悪が奇妙に混交した教説で村人を翻弄し始める。
村の有力者が取り込まれ、スケープゴートが仕立て上げられる。やがて祝祭
的熱狂の中でひとつの殺人が起きる。

語り手は年老いた村医者で、村に長年住んではいるが都会の出身であり、
そのため誘惑者の現象に巻き込まれながらも同時にある程度客観的な
視点も持っている。序盤で村内の政治的経済的対立や宗教的背景が周到に
描かれ、やがてこれらを誘惑者が利用することになる。このあたりの手際の
鮮やかさはブロッホを初めて読む私のような読者にも十分堪能できるものだ
った。後半に挿入される語り手の過去の場面も普通におもしろい。あと、犬の
トラップがかわいかった。

しかーし、以上は小説の半分でしかない。あとの半分はというと、語り手の
瞑想と自然描写が占める。これが長い。この語り手、やたらと山を歩き回っ
ては瞑想にふける。文章自体流麗な日本語ではある。が、論理の運びという
か、連想の流れについていけない。もととも神とか永遠とか出てくると頭が
固まるほうなので。ここを味わえなければブロッホを読んだことにならない
と言われれば、すいません勘弁してくださいと謝るしかありません。

全体の組み立てにおいて大江健三郎「万延元年」を、語り口において古井由
吉の初期作品を連想した。正直半分も読めてないと思うが、何がしか引っ掛
かるものはあった。今まで気に入った小説はというと初めは歯が立たなかっ
たがどこか引っ掛かるところがあって、再読してハマるというパターンが多
い。この小説はどうだろうか。手軽に再読に挑める厚さではないのだが。
長文御免。

278 :吾輩は名無しである:04/03/21 17:06
>276
ブルックナーの交響曲を聴くように楽しんでください

279 :吾輩は名無しである:04/03/21 17:28
         /\
                            / 神 \──ひろゆき
                          / ̄ ̄ ̄ ̄\
                        /   神官    \──管理者
                      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
                    /       貴族        \──削除人
                  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
                /         平民         \──コテハン
              / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
            /             賤民            \──名無し
          / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
        /               奴隷              \──DQN、厨房
      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
    /                  畜生                 \──基地外
  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/                       糞尿                    \──>>1



280 :吾輩は名無しである:04/03/21 23:15
>277
乙です!

281 :吾輩は名無しである:04/03/23 13:37
>>277
参考にします。
今読んでる本読み終わったら読んでみよう

282 :吾輩は名無しである:04/03/27 14:25
保守age

283 :吾輩は名無しである:04/04/03 20:01
ブレヒトの『肝っ玉おっ母』が文庫化されますね。
戦後ドイツの演劇でヴァイス、ハントケ、ミュラーのほかは
いい作家がいるでしょうか?

284 :吾輩は名無しである:04/04/03 20:07
フリッシュを忘れちゃいけねえ。え、ドイツじゃないって?

285 :吾輩は名無しである:04/04/03 20:09
ちなみにボート・シュトラウスはウンコだと思ってますはい。

286 :吾輩は名無しである:04/04/11 23:47
実吉捷郎氏のトーマス・マンの訳文が、どうにも苦手なんだが、北杜夫氏の
エッセイなどを読んでも、マンは実吉捷郎でなきゃ、とある。
ヴェニスに死すも新潮文庫の高橋訳のほうがよいと思うのだが、諸氏の御意見を
お聞かせ願いたい。

287 :吾輩は名無しである。:04/04/14 13:20
だれでも最初に読んだ訳書がいいと思う。
つまりすり込み。
北杜夫もその例にもれないということ。
高橋義孝訳のほうがいいのは、歴然としている。
実吉は訳が上手じゃない。

288 :吾輩は名無しである:04/04/14 23:51
私の場合は、『トニオ』は最初高橋訳で読んで、
その後実吉訳で読みましたが、
実吉訳の方が詩的に感じました。

多分、アフォリズム風の文章に関しては、
実吉訳の荘重な感じがより効果的に感じられたのだと思います。

289 :252:04/04/14 23:52
集英社の「ファウスト」が来月あたり文庫化される模様。
http://www.honya-town.co.jp/P3/CM/html/bookclip/new/bunko/03_b.html

えーとこれは池内訳だっけ? 一体何種類あるんだろう。

290 :吾輩は名無しである:04/04/15 01:18
池内紀大嫌い。しかし彼は最近矢継ぎ早にいろいろ出してる感じがあるね。

291 :吾輩は名無しである:04/04/15 11:08
池内の息子ってあの年で政府筋に食い込んでいるのな
老け顔だから納得だけど

292 ::04/04/15 21:44
川村と池内の共著『翻訳の日本語』
読んだことのある人感想キボン。

293 :吾輩は名無しである。:04/04/17 10:08
>>292
読んで悪い本ではないが、非常に多くを教えられるという程でもない。
池内は、翻訳の歴史を丹念にたどるというよりは、才気走った書き方で、やや鼻につく。
彼も若かった頃だから仕方ないけど。

294 :吾輩は名無しである:04/04/17 12:21
池内はドイツ文学の村上春樹だな

295 :吾輩は名無しである:04/04/17 12:23
翻訳も変わりつつあるってことだ。
才気あるやつはどんどん才気ある訳をして欲しい。才気ないやつは293の言うような訳で構わないよ

296 :吾輩は名無しである:04/04/25 00:59
『翻訳の日本語』はたぶんもう絶版だろうから
見かけたら買っておいて損はしないと思う。
拾い読みしたことがあるだけなので内容は覚えてないけれど
原文を挙げながら複数の訳文を検討してゆくのは文庫じゃ稀少。

『肝っ玉おっ母』はちょっと高めだったんでスルーしてしまった。

297 :吾輩は名無しである:04/04/29 22:27
浅井のベンヤミン訳いいの?

298 :吾輩は名無しである:04/04/30 01:12
なんかお勧めのごついドイツ文学史本無いですか?
柴田翔さんのはじめて学ぶドイツ文学史はなかなかよかったです。

299 :吾輩は名無しである:04/04/30 09:22
>>298
Paul Merker, Wolfgang Stammler, Werner Kohlschmidt, Wolfgang Mohr 共著
"Reallexikon der deutschen Literaturgeschichte in 5 Bdn."

300 :吾輩は名無しである:04/04/30 10:09
いや事典じゃなくて通史的なもので。

301 :吾輩は名無しである:04/05/05 02:23
みすずライブラリーのツヴァイクって、前の全集収録の奴は全部入ってるの?

302 :VON・トーマス・マン:04/05/08 21:54
>>301
確か入っているはず。評論集とかも入っているくらいだから、
そのあたりは心配ないと思う。ツヴァイクもまた伝記作家、
歴史作家としての定評が高いから、作品も結構優れたものが
多いよ。「マゼラン」「アメリゴ・ベスプッチ」「メアリー・
ステュアート」「マリー・アントワネット」など、力作が
めだつ。


303 :吾輩は名無しである:04/05/08 22:00
>>302
ありがとう。
ちょっと個人的な興味でチェス小説を追ってたんだけど、
 グラヴィニチ「ドローへの愛」
 ナボコフ「ディフェンス」
 ツヴァイク「チェスの話」
の3つ読んでツヴァイクが一番面白かったから、他のも読みたいと思ったんだ。
伝記も読んでみるね。

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