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藤沢周平作品を語るスレ

1 :無名草子さん:03/07/07 10:03
藤沢周平の作品でどれが一番面白かったですか?

2 :無名草子さん:03/07/07 10:14
青江又八郎シリーズ!

3 :無名草子さん:03/07/07 11:35
用心棒日月抄シリーズではw。
でもいいよな、このシリーズ。

4 :無名草子さん:03/07/07 12:19
秘剣シリーズって言うんですかね?あれ面白かった。続けて読むと
ちょっと飽きるけど。「秘剣鳥刺し」だったっけな、あれが印象に
残った。

あとはやっぱ何といっても「蝉しぐれ」でしょう。最高

5 :無名草子さん:03/07/07 14:14
「又蔵の火」には泣いた。

6 :無名草子さん:03/07/07 17:16
age


7 :無名草子さん:03/07/07 21:24
ただ一撃はオモロカッタ



8 :無名草子さん:03/07/07 23:31
●●●マスコミの 「盗聴/盗撮」 は許されるの?その7A●●●        http://natto.2ch.net/mass/kako/1004/10049/1004950940.html
930 名前: 文責:名無しさん 投稿日: 02/01/20 14:20 ID:jFhK8rHo
犯人の立場になって考えてみるとしたら

もし俺が、盗聴して嫌がらせをする側の人間だったら、
盗聴している相手がインターネットや口こみで被害を訴える
可能性を考えるな..
それで、被害を訴える相手を合法的に封じ込めようとするなら、
被害を訴えた掲示板をあらしにかかるだろうね、
意味のない情報や被害情報を混乱させるガセ情報を大量に掲示板に
書き込んで、ほかの閲覧者に盗聴による被害が実際にあるかどうかを
わからないようにしてしまうと思う。
そして、被害者自身が盗聴被害に関するホームページを
立ち上げる可能性も考えて、あらかじめ、
現実にありうる盗聴(電子メールの盗聴や音声マイクによる盗聴など)と
現実には有り得ないような嘘の情報(電波が盗聴するとか超能力とか頭から声が聞こえるとか)
を混ぜたホームページを作っておいて、
被害に遭ってない人が「盗聴」などのキーワードで検索した際に
現実的な盗聴による嫌がらせと、嘘の情報が混ざって表示されるために、

「盗聴被害を訴えてる人」=電波(狂ってる人)

と一括りにして捕らえて、盗聴被害など現実にはないと思ってくれることを
期待するだろうね。
そういった意図で立ち上げられたホームページが結構たくさんあるんじゃないかな?

9 :無名草子さん:03/07/08 23:51
麦屋町昼下がり、だっけ?
似たような話はたくさんあったけど、
晩年に近いこの作品の文章は、もう短編小説の見本だと思う。

10 :無名草子さん:03/07/09 22:50
age

11 :無名草子さん:03/07/10 20:39
隠し剣シリーズ大好き。
個性的な剣豪ばかりだけど、「臆病剣松風」が印象的。

12 :山崎 渉:03/07/15 11:34

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄

13 :無名草子さん:03/07/15 22:27
今、消えた女を読んでます。

14 :無名草子さん:03/07/16 10:48
町人を描いたものより、武家の話の方がモモチロイ。
そんなことない?

15 : :03/07/16 11:55
武家ものというよりは、武家が主役で市井が舞台の話
が好き。でも立花登も好きだな、武家じゃないけど。

16 :無名草子さん:03/07/16 18:00
柴田錬三郎のチャンバラシーンも好きだが、藤沢周平の描写もいい。
作風はまるで違うが、どっちも大好きだ。

あ、それと藤沢は街を包む闇の描写、食べ物の描写が上手いね

17 :無名草子さん:03/07/18 20:05
風の果て、読み終わった
この人の得意なパターンの話だけど
切なくてイカッタ…


18 : :03/07/18 20:54
藤沢作品は友と対峙することになるのが多いよね。
そして周りからは理解されず孤立する主人公。
それを乗り越える姿はタフで前向きなのだけれど、
ああ何て哀しいのだろうといつも思う。

19 :無名草子さん:03/07/18 22:16
漏れも蝉しぐれに一票。
ふくさますてき!

20 :無名草子さん:03/07/19 13:58
秘太刀馬の骨に一票!

21 :無名草子さん:03/07/19 17:26
>>20
つい秋刀魚の骨って読んじゃう。

22 :無名草子さん:03/07/19 20:02
>>21
ワロタヨ

23 :無名草子さん:03/07/19 20:04
ブエノスアイレス午前零時

24 :無名草子さん :03/07/19 20:07
密謀

25 :無名草子さん:03/07/19 20:22
>>23
あなたはこちらへどうぞ・・・

隆慶一郎を買おうと思って峰隆一郎と間違えた
ttp://tv2.2ch.net/test/read.cgi/kin/1028444070/

26 :無名草子さん:03/07/22 10:31
消えた女読了


27 :無名草子さん:03/07/22 11:03
>>26
ご感想は?

28 :無名草子さん:03/07/22 15:37
伊之助のダンディズムに惚れました。

29 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

30 :無名草子さん:03/07/24 14:32
「山桜」ほろっときて、ぽろっとしました。


31 :ぼるじょあ ◆yBEncckFOU :03/08/02 05:52
     ∧_∧  ∧_∧
ピュ.ー (  ・3・) (  ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
  = ◎――――――◎                      山崎渉&ぼるじょあ

32 :無名草子さん:03/08/03 09:44
age


33 :無名草子さん:03/08/03 14:24
彫師伊之助捕物覚え
がすごくいい。

時代劇ハードボイルドの傑作。

主人公
の職業が彫師ということで
当時、印刷工だった私はすごく感情移入してしまった。
や事件との係わり合い。

ささやく河が特に好きです。
犯人の動機が河がささやきかけたという
のに涙がでそうになりました。


34 :無名草子さん:03/08/03 21:58
「兄 藤沢周平」は読んだ?

35 :無名草子さん:03/08/04 01:58
「春秋山伏記」
それまで読んでいた作品と比べて
明るく爽やかで意外だった。
もしかして周平、明るいヤシ?と思った。

36 :無名草子さん:03/08/04 10:16
講談社文庫「雪明り」の作品は他の文庫本にも掲載されているんですか?

37 :無名草子さん:03/08/04 23:40
「三屋清左衛門残日録」
中学の頃に初めて手にした藤沢作品。

38 :無名草子さん:03/08/05 00:51
>>36
根気よく探せば見つかる。ガンガレ
ttp://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_contents.cgi/3ef2f7d5c6083010428b?aid=&bibid=00139608&volno=0000&cntfg=1

39 :無名草子さん:03/08/08 14:26
早春ってどうなの?

40 :無名草子さん:03/08/08 21:46
次のNHK金曜時代劇で「蝉しぐれ」登場のようですね

41 :無名草子さん:03/08/12 12:07
>>40
時代劇板では盛り上がってるみたい。
ここは静かだなあ。

予告編を見る限りでは、ずいぶん原作に忠実に作ってる印象。
配役もいいし(水野真紀には賛否両論?)、ムードもいい。

ただ・・・父の死のエピソードまでは、
子役の文四郎とふくでいってほしかったのだが。

でも楽しみにしています。なんてったって「蝉しぐれ」だから。

42 :無名草子さん:03/08/12 17:45
>>40
俺は、テレビ演出については一切前情報をいれたくない(正確にはもう、
いれたく無かった、だがな。おかげさんで)

43 :無名草子さん:03/08/12 18:10
期待すんなって。NHKだぞ。どうせ悲惨な出来になるに決まってる…

44 :無名草子さん:03/08/13 00:00
>>43
しかし、「腕に覚えあり」や最近の「模試血の事件簿」は
よく出来ていたぞ。

45 :無名草子さん:03/08/13 01:18
う〜ん、期待してるものがちょっと違う・・・

46 :無名草子さん:03/08/13 19:05
この板の人的には「たそがれ清兵衛」(映画)はどう?
俺はいい映画で原作(2本)のニュアンスがうまく生かしつつ新しい
世界を作ってると思ったが。

47 :無名草子さん:03/08/15 12:59
>>46
いい映画だと思う。
緻密に時代考証を積み上げてリアリティを増しているのは
素晴らしい。
でも、小説と映画は別物だな。

実は、映画館で観たとき、
明治から江戸時代を見下したような岸恵子のナレーションと、
ラストに違和感を覚えたんだけど、
今は逆に、あれのおかげで映画は、藤沢周平ではなく
山田洋次の世界として自立したんだと思っている。

48 :無名草子さん:03/08/15 20:17
獄医立花登手控えシリーズが好きだ。
まあ、全部好きなんだけどな。

49 :山崎 渉:03/08/15 22:11
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン

50 :山崎 渉:03/08/15 22:41
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン

51 :無名草子さん:03/08/15 22:45
>>46
映画版清兵衛の原作として挙げられているのは3本でつ。「たそがれ清兵衛」「祝い人助八」「竹光始末」。
(娘の一人の名前が「以登」ってのは「花のあと」からひいてきているのだと思う)

一本の映画として見たときはすぐれた作品だと思う。
うまく藤沢作品的風味を出しているというのか、
山田洋二が藤沢作品を自作品と同じベクトルにたぐりよせたというか。
真田広之にも宮沢りえにも満足したし。

が、やはり小説と映画は別。
原作3本を再構成していると知った時点で
別物と覚悟ができたので、かえって最初から楽しめた。
仮に原作「祝い人助八」一本だけの映画化だったら、素直に評価できたかどうか。

52 :無名草子さん:03/08/22 11:38
他スレに誤爆してしまった(鬱

「蝉しぐれ」今夜からですね。
ドラマはドラマで別物として楽しもうと思います。

53 :無名草子さん:03/08/22 18:22
おれも「たそがれ清兵衛」はとても面白く見た方だけど、じゃあ、藤沢周平的世界が
そこに描かれていたか?と聞かれると「うーん」とうなるしかない

54 :無名草子さん:03/08/23 09:18
やはり映像作品はベツモノとして捉えないとダメだな。
あくまで監督フィルターがかかったものだから。

蝉しぐれ、悪くは無いはないけどちょっと改善して欲しいって点が目につくのは
やはり自分の感じる部分と監督の感じる部分が違うからだろうし。

55 :無名草子さん:03/08/23 22:53
映像的なことならではだけども、従来の金曜時代劇に
比べてBGMがだっせぇなあ、という印象。
後、キセルの使い方はああじゃねえだろ、とかさ。

でも純粋に村上さんの剣の師範役は嬉しかった。


56 :無名草子さん:03/08/28 00:27
茂七の事件簿のEDが好きだったよ。
鬼平といい、ボーカルなしの方が雰囲気かな。

57 :無名草子さん:03/09/05 18:10
暗殺の年輪が好きだ

58 :無名草子さん:03/09/08 20:03
藤沢ファンだったらやっぱ鶴岡を訪れてみよう。いい町だ

59 :無名草子さん:03/09/09 14:26
この人って、ほんと東北人の見本というか、朴訥だね。
そこがいいのかもしれないが、あのストーリーの薄さとスローな展開にはついてけないよ。
映像にしてそれなりの美男美女にやらせると映えるけどねえ。
30ページくらい読んで、「で、なにがいいたいの?」と思ったこととか、
「え?まさかそれがおち?それなら3ページで書けよ!」と思うことばかり。
たまたま駄作に当たったのかなあ。
本人は「駄作を恐れず」とそれは立派な心構えだが、もうちょっと駄作を恐れて欲しかったよ。

60 :無名草子さん:03/09/09 17:28
>59

( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )

61 :無名草子さん:03/09/09 22:35
なにを読んだかは知らないけど、歳月を重ねてから読み直すと
また違った感慨があるだろうと思う。
俺、地味な短編だけど「浦島」を年に1度は読み返してる。
会社でストレスたまった時、自分や先輩や後輩を重ねて、読む。
毎年、印象が違う。
書かれていない登場人物の家族の表情なんかも
見えてくるのが、この作家の不思議な筆力。

とかいいながら、自分にも「このおちは……」と思うものもある。
けれど、そういう時は、こちらの人生経験や人間洞察が足らんから、
理解できなかったりするんじゃないか、と保留しておく。
全幅の信頼といったやつだが、まあ、一人くらいそういう作家が
いてもいいかな、と思うね。


62 :無名草子さん:03/09/09 22:44
たそがれ清兵衛なんか(映画じゃなく短編そろいの小説のほう)
普段は変わり者とか思われてる奴が、実はそろいもそろって
剣のツワモノで、密命をうけて藩の勢力を握ろうとしてる実力者
を斬っちゃうという同じパターンの繰り返しで驚いたが

63 :無名草子さん:03/09/09 22:59
続けて読むからいかんのだろう、きっと

64 :無名草子さん:03/09/10 21:26
age

65 :無名草子さん:03/09/10 23:44
なんだかんだ言って、藤沢作品はやっぱ男のロマンだと思う。
国許と江戸で2人の女に愛されたり、牢屋に入って女囚とやっちゃったり

66 :無名草子さん:03/09/11 05:12
「三月の鮠」…巫女萌え


67 :無名草子さん:03/09/11 14:33
藤沢好きな人は他は時代小説作家だれが好きですか

68 :無名草子さん:03/09/11 18:16
山本周五郎「青竹」が好きでつ

69 :無名草子さん:03/09/14 13:48
やっぱ、乙川優三郎でしょ

70 :無名草子さん:03/09/14 21:46
乙川は最近おかしい。暗すぎる。なにかあったのか?
今は宇江佐だろう、やっぱ。

>>65
小説誌としてある程度「お色気」を要求される頃だったんだろう。
本人は書きたくなかったんじゃないか、というほどにゃー
高潔ではないと思うが、唐突でとってつけたような印象の時はある。



71 :無名草子さん:03/09/15 02:10
宇江佐っていいの?

現役作家で藤沢作品に通じる上品で胸にしっとりくるってのは
北原亞以子が極上かと思うが

72 :無名草子さん:03/09/16 18:56
北原は、ちょっと女を書きすぎ。世代なのかもしんなけどさ。
正直、またか、と。


73 :無名草子さん:03/09/17 18:09

    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン

74 :59:03/09/18 21:47
>>61
真率な意見ありがとう。
なるほど、そういう読み方もあるんだね。
ぼくはストーリー重視なので、そういう読み方があるとは思いも寄らなかった。
現実に投影させる、というのはやったことないなあ。
でも、それだけの叙述ができる筆力があるなら、
むしろああいう変なおちはつけないほうがいいんだろうね。
ユーモアのセンスのない人が、無理して冗談いうのと同じような気がする。
>>62のような感想は至極当然でしょう。
ぼくも、>>63のようには思ったことがある。
市井ものでも、あれは月刊連載のことが多いので、
「一月に一本なら……」と思ったけど、一日に三本くらい読むと、
藤沢さんはプロット作りがうまくないし、ストーリーテラーではないので、
とたんに飽きてしまう。
>>65は面白いねえ。本宮ひろしの世界?それもいいかも。

75 :無名草子さん:03/09/19 00:19
本宮ひろしの世界が、藤沢さんの上品で静謐な筆でかかれるからこそ
男のロマンなんだよね。出版社の意向もあったかもしれないけど、あれが
あったからこそ、世のオサン達のハートを鷲づかみなんだと思う。
NHKでドラマ化する時は里の嫁は死んだことにされてたな。主婦層を意識
したせいか

76 :無名草子さん:03/09/19 10:00
そうか藤沢周平はプロット作りが下手でストーリーも飽きる程度なのか。
ストーリー重視な人が好む時代小説となると何になるんだろう。

やはり周五郎の作品とかになるのか?

77 :無名草子さん:03/09/19 10:21
藤沢周平はいわゆる「文学者」ではなく、偉大なる「大衆作家」なのれす。
たぶん。

78 :無名草子さん:03/09/19 20:00
>>76
今も「蝉しぐれ」やってますから、まずは一度見て、
今日のストーリーは?どうだろう?と考えてみるといいと思います。
私は、「人情しぐれ町」は、なんか映像がきれいで、美男美女に演じさせてると
かなり雰囲気がよかったけれど、内容はあまりないと思いましたね。
「伊勢物語」のような男女の話なんだけど、「伊勢物語」だったら、
2ページくらいで済んでしまうところ。
原作読むと、ちょっと内容薄いし、スローテンポですね。

2001年に山本周五郎原作の「五瓣の椿」見たときには、
つい藤沢さんと比べてしまって、
「なんと内容が濃いんだろう」
と思ってしまいました。
でも、文章は読みづらい面があるでしょうね。
藤沢さんの文章のわかりよさはすごいと思います。

79 :無名草子さん:03/09/19 20:25
酒や食事、自然の描写(特に闇の描き方)は素晴らしいと思うよ。

ストーリーに関しては講談みたいなもの、と解釈してますが

80 :無名草子さん:03/09/19 21:52
>>78
映像化されたものを見て原作の評価に直結させるのは、
いくらなんでもあんまりだと思いますが。

81 :78:03/09/19 22:01
>>80
いえいえ。
「本所しぐれ町物語(番組名・人情しぐれ町)」「五瓣の椿」どちらも原作読みましたよ。
「本所しぐれ町」はテレビではよかったけど、本で読むと内容が薄すぎますね。
藤沢さんは、映像にしたほうが楽しめるというのが私の感想。

82 :80:03/09/19 22:13
>>81
「内容薄い」というのが具体的にどういうことなのか、
伝わってこないので、コメントしづらいのですが、

>「伊勢物語」のような男女の話なんだけど、「伊勢物語」だったら、
>2ページくらいで済んでしまうところ。

というあたりを読むと、事件やエピソードの密度が薄い、
ということなのでしょうか。

うーん、小説に対する嗜好の違いとしか言いようがないですね。
私にとっては「本所しぐれ町物語」のテンポや濃さは必要十分です。
あのテンポだからこそ感じ取れる風景描写や心理描写もある、
ということです。

基本的に私は早読みなのですが、藤沢作品を読むときは、
自然にゆっくりになっていきます。それが心地よいので。

映像化に関しては、当たり前ですが、良くできた映像化は楽しめるが、
そうでない映像化は楽しめない、というだけのことです。
前者は「清左衛門残日録」、後者は「蝉しぐれ」。
「人情しぐれ町」は見ていません。

83 :81:03/09/19 22:23
>>82
確かに。
おっしゃるとおり、事件やエピソードの密度ですが、
嗜好の違いでしょうねえ。
私の友人も、「あのテンポだからじわじわ楽しめる」
と貴兄と同じことをいっておりました。

84 :80:03/09/19 22:48
>>83
他人とは思えないご友人です。
エピソードとエピソードの隙間が好きな方なのでしょう。

藤沢さんは、亡くなられてから少しブームになりすぎました。
不況の時代の癒し文学なぞと形容されたり、映像化が進んだり、
あげくの果てに、司馬遼太郎と比較して妙に持ち上げる評論家が現れたり。
頼むから止めてくれ、と思っていたものです。
そんな風に大仰に扱わなくても、読む人は読んでいたわけですから、
「静かなブーム」などと言わず、静かにしておいてほしかった。

たぶん藤沢作品のテンポが、退屈でのろいと感じる人は
81さんの他にも大勢いるでしょう。
もともと、ベストセラーになるような作家ではないですし。

こんなことを書くと、また藤沢ファンは偏屈で意固地だ、
と言われてしまうかもしれませんが。

85 :無名草子さん:03/09/19 23:11
最初に本から入った人間としては、やはりどんなに上手に映像化されても
それぞれの心のなかの物語があるから、別物でいいとは思っても本で読んだ
ほうが好きだったりするよ

86 :無名草子さん:03/09/20 11:48
内容が薄いってのはドラマティックじゃないってことなのかね?

極端な例え話だが
ハリウッド的ジェットコースタームービーを好む人が
小津映画を観ても、退屈に感じるのと一緒ってことかな。

ちょっと違うか。

87 :無名草子さん:03/09/20 17:36
市井モノだと日常におこるちょっとした人の心の動きとかを描くことが
多いし、武家ものでも舞台はせいぜい小さな藩のお家騒動に巻きこ
まれる下級藩士などで、歴史的にドラマティックな題材を扱うわけで
はないかもしれない。
でも読み手の胸のうちに最初はじわーと胸のうちにしみいってくるような
情緒や共感、感慨深さといったもんがやっぱすごいと思う。

88 :無名草子さん:03/09/20 18:41
「必死剣鳥刺し」「女人剣さざ波」「宿命剣鬼走り」なんか鳥肌立つけどなぁ。

市井物で、やさぐれ者の主人公が盲目の大店の娘に傷の手当てをうけたり、
血の繋がってない姉を慕ってる話もよかった。
どの本に載ってたかもタイトルも忘れちまって見つかないよ…
もっかい読みたくなったぁぁ!

89 :無名草子さん:03/09/20 22:12
>藤沢さんはプロット作りがうまくないし、ストーリーテラーではないので、
とたんに飽きてしまう。

うひゃー
こんな評価はじめて聞いたよ、なんと新鮮な。
普段どんな小説を読んでいるんだろう?


90 :無名草子さん:03/09/21 00:05
「まるで小説みたいな話」か。

普段ありえないことを追体験したいって人には
日常のなにげない風景ってのは
つまらないものに映るんだろうね。

91 :無名草子さん:03/09/21 21:56
鬼平のように、明確に人生訓をセリフにする小説を読んでいると、
なんだこりゃってことになるのかも。
いまいちメジャーになりきれないあたり、どうあれ地味なんだろうな。
文章力は、あらゆる小説家の中で最高に端正。
「藤沢周平賞」が設立されないのは他の小説家の嫉妬だ、とすら思う。



92 :無名草子さん:03/09/22 08:02
佐高信の筋違いな司馬批判に使われたのも少なからず影響してないかな。
あれは藤沢ファンとしても、首をひねらざるをえないものだったが。

93 :無名草子さん:03/09/22 10:48
いやあ、まことにもってそのとおり。
佐高信がなんでも体制とか右翼の論客にかみついて、
この人たちに支持が多い司馬遼太郎に対抗するために
藤沢周平をもってきたんだね。
>>84の論旨もそういうことだと思う。

94 :無名草子さん:03/09/22 10:55
それから、もうひとつ。個人的にひどいと思ったのは、
井上ひさし氏が、「橋ものがたり」について、
「ポーやチェスタトンのそれに匹敵するようなトリックが仕掛けてあり、
あッといわせられます。そして結末がまた泣けるのです。
まことにすがすがしい甘さ。読み終えてしばらくは、
人を信じてみようという気持ちになります」
(井上ひさし氏、文庫版解説より)
なんて書いてたこと。
後半はいいにしても、前半、なぜ「ポーやチェスタトン」なのか?
そもそも、藤沢さんはプロットやトリックの類は苦手で、
無理なおちはファンでも「ちょっとこれはなあ」と思うのは、
このスレッドでも何度も論じられている。
この論評で、井上ひさしという人を一切信じなくなったし、
それまでは、「雰囲気のいい作家」として藤沢さんを見てたのに、
こんなことを書かれると、逆にプロットやストーリーの下手さのほうに
考えがいくようになってしまった。

変なたとえだが、美人ではないが、すごくひとがらもよく雰囲気のいい女性を、
「ものすごい美人だ」とでたらめの紹介をされると、
紹介した人物にも反感おぼえたついでに、女性本人にもなんだか理由のない
反感おぼえそうになるのと同じことかなあ。

95 :無名草子さん:03/09/22 16:11
>紹介した人物にも反感おぼえたついでに、女性本人にもなんだか理由のない
>反感おぼえそうになる

ワロタ

96 :無名草子さん:03/09/22 19:14
不愉快といえば、「静かな木」の解説書いた落語家だなぁ。



97 :無名草子さん:03/09/23 07:44
>まことにすがすがしい甘さ。

か。

甘さと苦さかな。
どちらもほんのりと言う感じで
香辛料ほどには直には効いてこないが
じわじわと感じるものがあるのが藤沢作品の特徴かと。

その点、司馬とかはアツクたぎるような部分を刺激してくる感じか。


98 :無名草子さん:03/09/25 00:22
春秋山伏記これを読んで
サンカに興味を持ってしまった。

99 :無名草子さん:03/09/25 18:34
関係ないけど説教強盗ってサンカの人だったらしい

100 :無名草子さん:03/09/25 21:26
100ですけど、藤沢さんの読者ってみんな大人ですね。すごく人格者です。
批判があっても、全然荒れない。
逆に、世の識者・論者といわれてる人の藤沢評の方が的外れですね。
ここでの、ストーリーがスローテンポだとか、プロットが薄いという批判も、
それはむしろ藤沢さんの端正な文章や味わい深さをふまえた上でのことで、
ローラーコースターストーリーにしたら、文章味わえないし、
しみじみとした味わいはなくなってしまうでしょうね。
藤沢さんがわかっててそうしたとは思えないですが(意図的にやるとわざと
らしいのを読者に見抜かれる)、それが藤沢さんの他人をもって
代えがたい個性なのでしょうね。
それにしても、藤沢さん自身は、すごく謙虚な方で、
「死んだら自分の生きた跡を消してしまいたい」とか、
「すっといなくなるように死にたい」おっしゃっていたのに、
没後に反右翼・反体制からアイドル視されたというのも皮肉ですね。

101 :無名草子さん:03/09/26 19:41
海外ミステリーが大好きだった、というのが意外なエピソードだと思ったよ。
ニューヨークで拳銃が火を噴いて、パトカーがゴミ箱がひっくりかえして
疾走して行く世界から、江戸市井ものを書く頭に切り換えるというのは、
すごいなあ。

と、単純に作家としての技量に感心してるクチ。
わかってやってた、と思いますよ。判っている読者が、支持を
しているんでしょう。
わざとらしくない、というのが凄いんです。


102 :無名草子さん:03/09/28 10:24
>藤沢さんはプロット作りがうまくないし、ストーリーテラーではないので、 とたんに飽きてしまう。

私もこれには絶句です。
『用心棒日月抄』を読んで以来、小説作りの名工だと思っています。
時代背景の忠臣蔵と又八郎の用心棒譚、そして刺客の登場の綯いまぜかたなど絶妙のバランスだと唸った覚えがあります。


103 :無名草子さん:03/09/29 16:03
たぶん佐高嫌いの人なんでしょ。かれは。

104 :無名草子さん:03/09/29 19:47
大作家って、一般にストーリー主体でない。
むしろ、ストーリー主体は、少年向き冒険物語とか、ミステリやSFみたいに、通俗ものと軽く扱われがちだ。
漱石もドストエフスキーも、「じゃ、ストーリーは?」と聞かれると、答につまるような作品が多い。
シェークスピアの作品のプロットも、今でいう「パクリ」。
>>102さんの指摘してるのは、ストーリーというより、どちらかといえば設定ですね。
それを静謐で丹念に描けば、大作家といっていいと思う。
あくまでも個人的な意見ですが。

105 :無名草子さん:03/09/30 21:17
わたしは、藤沢はあんまり読まないんですが。
というのも、なんかこっちが恥ずかしくなるんです。
リアルすぎて。。。他の作家に比べ確かに丹精な文章なんですけど。
滋味とか静謐などがそこにあるから。何なんでしょうね??
そんな気持ちになったことはありませんか?
自己を虚しゅうしすぎて、目立っちゃってる。
奥ゆかしさが、鼻につく。
こんなわたしは、へそ曲がりでしょうか?

106 :無名草子さん:03/10/01 01:57
>>105
作品にもよるかな。色々読んでみれば?
私は逆に、他の作家だと神経に触るところが
藤沢さんにはほとんどないから、安心して読める。
単に好みだろうけど。


107 :無名草子さん:03/10/01 02:25
>>105
私は藤沢さんの文章が心地よいので
あなたの感想にはまったく同意できませんが、
嫌だと感じる人がいても構わないと思います。
私にとって苦手な作家も存在しますから。

文体は、読み手の生理に働きかけるもので、
努力して好きになるのは難しいでしょう。
好きは好き、嫌いは嫌いでよいのではないでしょうか。

108 :無名草子さん:03/10/01 10:30
>105
藤沢周平の文章が鼻につくというあなたが、一体どんな小説を好むのか
ぜひ知りたい。

いや、けんかを売ってるんじゃなくて、マジで。

109 :無名草子さん:03/10/01 10:31
>>106
自分のなかで、最後のご馳走として、お預けしてるのかもしれません。
>>107
>文体は、読み手の生理に働きかけるもので、
>努力して好きになるのは難しいでしょう。
なるほど、そうかもしれません。
親切なお答えありがとうございます。

110 :105:03/10/01 13:00
>>108
山田風太郎です。作風やジャンルはだいぶ違うけど。
短編は、はずれが少ないのでお勧めです。
他のエンターテイメント系作家とは、文章の格が違うと思います。

111 :無名草子さん:03/10/01 17:01
たしかに風太郎さんは明晰でハイテンポすね。
あれに慣れたから、藤沢さんはのろく退屈なんですか?
そういう批判は前にもありましたね。
それから、あの何でもけちをつける谷沢永一が、藤沢さんを「旦那芸」
とけちをつけてましたが、これも優等生すぎる、って批判でしたね。
奥さんが藤沢さんの本の題字書いてるのに、よくこんなことが言えたものだ、
とちょっと憤慨したけど、105さんの奥ゆかしさが鼻につく、というのも
同様の趣旨ですか?

112 :無名草子さん:03/10/01 17:13
>111
109=110じゃねえの?

113 :105:03/10/01 19:18
>>111
今日、ブックオフで用心棒日抄、読んだらすばらしかった。
臭いところなんて全くなかった。作品によってばらつきがあるのかな。
ちゃんと読んでないわたしが、とやかくいうのはまだ早いですね。

>>112
そうです、新参者で、よろしくおねがいします。
105に固定します。(^^w


114 :無名草子さん:03/10/01 23:17
ま、たくさん書かれたから、気の向くまま、手に取れば良いと思うよ。
正直、結婚前に「藤沢周平をわかった」って言ってた自分はまだまだだったと思うし、
子供がいない現在では、まだわからん部分があるのだろうと思う。

>>105
日月抄のシリーズ、最後まで読んでまた感想キボン。ここならネタバレもありだしさ。

115 :無名草子さん:03/10/01 23:27
>ここならネタバレもありだしさ

それはちょっと配慮をきぼん。全作品読破するのは時間がかかる。
ゆっくり味わって読みたいし、ここで皆さんのレスも読みたい。

116 :無名草子さん:03/10/01 23:53
ここのスレは皆さん良識的で大人ですね。
フェアプレー大賞を進呈します。BY藤沢周平

117 :無名草子さん:03/10/02 02:05
作品は確かに少なくはないけど、全部読んでしまったファンに
とっては、亡くなってしまったのが本当に早かったと悲しい。
これから先何度も読み返すことになるのだろうけれど

118 :無名草子さん:03/10/02 09:41
書きすぎたんだろうねえ。
もともと遅筆で、さほど量を書けないタイプだったろうに。
駄作は無理して書かされたんだよ。
好きな人は傑作でおぼえ、好きになれない人は駄作でおぼえているってことかも。
>>105さんの感想は正直だと思うよ。
最初に当たった作品によって作者についての印象が決まるのは当然だし。

119 :105:03/10/02 11:35
>>114
時間かかるけど、読んでみます^^
>>118
『用心棒〜』は、傑作の予感がします、遅まきながら。。
静謐な空間だけど力強さを、感じます。マターリと浸りたい。


120 :無名草子さん:03/10/02 19:47
素顔で聞くんだが、「駄作」ってのはなにを指しているんだろう?
暗すぎる……とかそういうのはあるんだけども(闇の梯子とかさ)??


121 :無名草子さん:03/10/03 03:50
>>120
初期の作品ですね。まだサラリーマンをしていたころの。
当時の小説の暗さについては、後年、自ら語っているように、
実生活での鬱屈がかなり反映していたのでしょうし、
物語として作り込むスタイルを模索していた時期なのかもしれません。
今ではその時期の作品も楽しめますが、読み始めた頃は、
暗さがボーンと前面に出ていて、読むのがつらかったものもあります。

書き散らしたような、いわゆる駄作というものは、
藤沢さんには少ないのではないでしょうか。
もちろん、好みの問題はあるにせよ、
どの作品も丁寧に作り込まれていると思います。

122 :無名草子さん:03/10/03 07:29
そうですね。書き散らしたのがないのは本当にすごい。
いつも、あのちょっと朴訥としたような、丁寧な文章ですね。
でも、あまり内容がないのは多いです。
やたらに暗い、なんでこんなに暗く書くのだろう、というのも。

123 :無名草子さん:03/10/03 09:18
読み手の年齢・実経験や嗜好・思考形態や想像力の差によって
まったく琴線に引っかからないってのはよくあることですからね。

藤沢作品に内容がないのが多い、というの考えを今現在もつ人がいても
不思議ではないですね。

124 :無名草子さん:03/10/03 10:33
物語ではなく、状況を描くのが好きだったのではないか、などと思うのだった

125 :無名草子さん:03/10/03 11:55
いえてる。

126 :無名草子さん:03/10/03 12:38
日常にも物語はあるんだけどね。
どうもそのあたりになるとニュアンス的なものだからなあ。

汲み取るってのは読み手側次第だし。

127 :無名草子さん:03/10/03 13:09
スチール写真に写る人物を見て、どこまでその人の人生を思い描けるか ってのに近いかもね。



128 :無名草子さん:03/10/03 13:12
いえてる。
日常か非日常かってことかなあ。
日常を描いてるような、「サザエさん」「ドラえもん」って意外に非日常。
藤沢さんの書くもののほうが日常。

129 :無名草子さん:03/10/03 22:29
山本周五郎と比較されることが、識人の批評では多いんだけど、いつも
違和感を感じる。
けっきょく、悪く言えば説教が入ったり、人生の示唆という作者からの
メッセージが入って「いない」、ところが藤沢作品の魅力だと思ってる。
「こういうこと、ありますね」という静かな語り口そのものに、しみじみ
とした気持ちで、読者がこれまでの人生で味わったことや、出会った人たちから
聞いた人生の苦みや喜びを振り返ってみる事が出来る作品群というか……

暗い作品のままでは終わらせなかったことに感謝したい作家。

とはいえ、さ。藤沢作品好き、の人たちが「じつはこれが苦手」というのを
語れる場所があっても良いな、とは常々思ってた。

俺は……「風の果て」の陰謀の落ちが唐突すぎて、イマイチなんだよね。
もったないなんだよね

130 :無名草子さん:03/10/10 20:02
池波スレほど伸びないところがいかにも……。

131 :無名草子さん:03/10/11 00:05
あんま、語り込まれても「なんだかなぁ」だし
マターリでイイ。

132 :無名草子さん:03/10/11 21:10
藤沢周平の作風を受け継いでいる作家って誰?

133 :無名草子さん:03/10/12 14:27
>>129
>とはいえ、さ。藤沢作品好き、の人たちが「じつはこれが苦手」というのを
>語れる場所があっても良いな、とは常々思ってた。

大賛成。
というか、ここで批判してる人も、結局はファンでしょ。
大好きなんだけど、「ちょっとここは」という点を書いてるのがよくわかる。
だから荒れないんだよね。

134 :無名草子さん:03/10/13 13:18
藤沢周平は萌えを知る作家だと思ふ。

135 :無名草子さん:03/10/13 13:30
用心棒日月抄 最後の長編だけが私にはダメなんだよなあ・・・。

特に牧のファンだったので。
主人公より強いチョイ役なんて、藤沢さんらしくていいと思うのに。

それに嗅足組も、罪もないじい様を殺そうとしたりけっこうひどいことしているのに、
虫けらみたいに人を殺しているのはお前んところもやんけ〜と思ってしまう。

136 :無名草子さん:03/10/13 23:09
(ネタバレ)





特に牧か。
細谷についてはどう思う?>>135



137 :135:03/10/14 00:33
>>136
(ネタバレ失礼しました)




細谷は泣いた。
徳利の描写一つで泣けてくるんだ、藤沢先生は上手いよ。
確かに、この作品好きなところもいっぱいあるし、人には勧められる。
ただどうしても漏れ的にはラストがなあ・・・。スマソ。


ちなみに好きな敵は寿庵様。ラスボスはこうでなくっちゃ!
NHKドラマでは細川俊之だった、渋かった。

138 :135:03/10/14 00:41
あ、作品全体を通じて細谷は大好きです。
細谷と一緒に酒が飲みたいとよく思います。
たぶんおごれないから割り勘で・・・

139 :無名草子さん:03/10/14 22:49
細谷が嫌い、という読者は少ないだろう。
しかし、一緒に酒が飲みたいとは思わないなぁ(笑い


140 :無名草子さん:03/10/14 23:43
藤沢周平の作品は志賀直哉の作品に似ていると思うのですが
どうでしょうか?

人間味のある話を書いているのですが、
においがまったくない。


141 :無名草子さん:03/10/15 17:30
においがまったくない、というニュアンスは判る気がするが、
どうもすっきりしない。つか意味が読み取れないや。

たとえば、どの作品とどの作品の雰囲気が似てる、とかの具体的な
とこでひとつ…

142 :無名草子さん:03/10/15 18:24
>141
「蝉しぐれ」で、深夜に町をあるいて行くと、屋敷の隅に植えられた梅が香って
くる、という描写があったけど。あと、居酒屋の料理の匂いもほのかに行間から
立ち上ってこないか?うーむ

143 :無名草子さん:03/10/16 10:24
汗をかいても爽やかな感じではあるな。

144 :無名草子さん:03/10/16 10:25
そういう意味で におい がないってことでは?

145 :無名草子さん:03/10/16 21:53
「売れよう」といった作家としての野心臭さ、ということではないか?

行間からは匂って来るとも。それこそ「偉丈夫」の汗までな。つか
そういう嗅覚に訴える部分ではないのでは?

146 :無名草子さん:03/10/17 05:06
これは藤沢とはまったく関係ないんだが、市井ものが好きな自分は
長屋って本当はかなり便所くさかったんだろうなと思いながら読んでます。
昔ぼっとん便所だったけど、ちょっと換気扇間違って切るだけですぐに
家中臭くなったもんだ

147 :無名草子さん:03/10/17 10:20
おれはやっぱし武家ものが好き

148 :無名草子さん:03/10/17 15:01
要するに、藤沢には武張ったところがない。池波も司馬もなんかも、
気負ったようなところはある。ただ一概にそういう気張ったところ
は、武士の世界では、当然なのかも知れないけど。
藤沢の場合、最低限に抑えられている。

149 :無名草子さん:03/10/17 15:58
博打うちを主人公にした本格的な長編を書いて欲しかったなあ。
博打シーンの緊張感は天下イッピンだと思う。

150 :無名草子さん:03/10/18 12:07
俺も武家ものが好き。

藤沢作品ってあちこちで見たような名前が出て来るのはおもしろいよね。
気に入る名前が少なかったんだろうなぁ。

151 :無名草子さん:03/10/18 23:25
武家物にも、主人公に年齢の幅があるよね?


152 :無名草子さん:03/10/19 17:51
>151
どの年代でも好き。生活の根底に、ぴーんと張り詰めた緊張感があるのがいい。
あと、おれはシバレン好きなんだけど、藤沢周平のチャンバラシーンも大好き。
同じようなパターンが続出しているけれど、この人の持ち味は、「決められた型の
中での美」の追及なんではないかと…

153 :無名草子さん:03/10/20 02:28
市井ものが最近好きになった。

一茶、長塚節といった伝記ものもよい。

154 :無名草子さん:03/10/20 22:22
ここの人になら聞ける。
正直、「回天の門」はどうだろう?
自分が長編を読みつけないせいかもしれないけれど、どうも、キレが
無いという気がする。

155 :無名草子さん:03/10/24 02:00

未読なので今度読んでみるよ。

156 :無名草子さん:03/10/31 18:34
禿同


157 :無名草子さん:03/11/04 23:13
このスレも、もう終わりか?

158 :無名草子さん:03/11/05 18:31
兄・藤沢周平は読んだ?


159 :無名草子さん:03/11/09 22:39
>>158
それはスレストな質問らしいなあ

160 :無名草子さん:03/11/10 23:13
藤沢周平で、たそがれ清兵衛みたいな作品って他にありますか?

161 :無名草子さん:03/11/11 12:00
「竹光始末」(w

162 :無名草子さん:03/11/19 09:02
「早春」っておもしろいですか?

163 :無名草子さん:03/11/19 20:53
電話、という道具を使った事に意義がある。
正直肩すかしだったが、それでよかったと思っている。


164 :無名草子さん:03/11/20 12:47
短編は初期は後味のすっきりした物が多いのだけど、
後期になればなるほど何だか重いものが多くなった。
全部読んだけど、長編より短編が好きだな。


165 :無名草子さん:03/11/20 23:45
短編の読後感。ぎゃ、逆じゃないか?


166 :無名草子さん:03/11/20 23:47
それとも、後期の方が決着が明確でなく、諸人の人生のように多彩な可能性を残していることが
「重い」と判断した?


167 :無名草子さん:03/11/30 01:14
うんこくさいラウンコですが私も藤沢作品が大好きです。
それだけ言いに来ました。

168 :無名草子さん:03/11/30 23:27
はあ?

169 :無名草子さん:03/12/01 00:10
藤沢周とは無関係ですか?

170 :無名草子さん:03/12/01 12:00
>>167
同好の士よ、卑下せずにまたどうぞ。

>>169
無関係です。
藤沢周平氏はペンネームですが、
藤沢周氏は本名です。

171 :無名草子さん:03/12/06 12:38
皆さん何冊位読みました?
自分は10冊ちょいです。未読のものが沢山あるんですよ。
最近はもったいないんで、ペースを落として読んでます。
まぁ藤沢作品以外も読みますので。
現在「闇の傀儡師」上巻を読んでいます。


172 :無名草子さん:03/12/13 16:23
>171
入手できるのはほぼ全部。もったいないから残しておこうと思ったのですが我慢できずに。。。笑
今、3週目くらい。忘れててまた楽しく読めます。

173 :無名草子さん:03/12/13 23:48
この間学校の図書館に『藤沢周平全集』が揃っているのを発見してしまった。
嬉しい!んだけど今まで文庫本で読んできたからハードカバーが
凄くうっとうしい。重いし。

皆さんはやっぱり文庫本で集めているんですか?

174 :無名草子さん:03/12/14 02:51
>173
これ以上部屋を本に占領されたくないから極力文庫。
電車に乗ってる時間も読めるし。

175 :無名草子さん:03/12/15 00:12
>>172
レスどうも。
やっぱり全部読んでしまうものなんですね。
自分は他の作家の作品を読んでいて、
しばらく藤沢作品から離れていると、禁断症状が出ます。
「あ〜、藤沢周平読みたいなぁ。」と。
「闇の傀儡師」上巻読み終えて、下巻読んでいます。

>>173
自分も文庫で集めています。

>>174
>電車に乗ってる時間も読めるし。
これ、文庫の大きなメリットですよね。

176 :無名草子さん:03/12/17 01:06
>>175
現在のところ、一番のお気に入りはなんですか?
定番の、蝉しぐれと、用心棒を除いて。


177 :無名草子さん:03/12/17 10:16
そろそろ有名どころは読み終わったので、「これは意外にイイぞ」という
のを教えてくださいな

178 :無名草子さん:03/12/17 14:37
短編集を主に読んでるが、隠し剣シリーズ、「花のあと」、「橋ものがたり」、「麦屋町昼下がり」、
「玄鳥」なんか好きだ。特に隠し剣シリーズ。

179 :無名草子さん:03/12/18 00:41
>>176
蝉しぐれと日月抄を除くと既読のものは半分位になってしまうのですが、
長編なら完読していないので(途中なので)断言出来ませんが、
「闇の傀儡師」かな。「残日録」も良かったのですが、
好みとしては「闇の傀儡師」ですね。
あと、短編なら武家ものは「孤影抄」の「暗殺剣虎ノ目」「必死剣鳥刺し」
「たそがれ清兵衛」の「ど忘れ万六」なんかが印象に残っています。
市井ものは「長門守の陰謀」の「夕べの光」が良かったです。

180 :無名草子さん:03/12/18 03:06
鳥刺しはいいね。

181 :無名草子さん:03/12/18 10:23
ただし、隠し剣シリーズは続けざまに読むと飽きます。一つ一つの作品の出来はいいので、
一気に読むのはやめましょう、というのが私からのアドバイスよん

182 :173:03/12/21 21:45
>181
同意。
全集だと1つの巻に隠し剣シリーズがまとまってるので
一気に全部読んでしまいました。もったいない事をしました。




183 :無名草子さん:03/12/26 00:57
「闇の傀儡師」下巻読み終わりました。
いや面白かったです。沢山書くとネタバレになってしまうので、
あまり書けないのが残念ですが、鶴見源次郎の活躍を堪能しました。


184 :無名草子さん:04/01/06 15:51
オレの中では、佐知は麻生久美子

185 :無名草子さん:04/01/13 11:44
女剣士好きとしては「花のあと」。
「紅の記憶」は初期の作品だけど、印象が強く残ってる。

186 :無名草子さん:04/01/15 06:55
http://book.2ch.net/test/read.cgi/books/1066220077/

187 :無名草子さん:04/01/15 07:26
隠れた名作であれば、例えば『本所しぐれ町物語』はお勧めです。
評価が分かれる作品かもしれませんが、『春秋山伏記』も推薦したい。


188 :無名草子さん:04/01/15 10:33
>187
さんきゅう。こういう情報はありがたいです

189 :無名草子さん:04/01/15 19:22
>187
山伏は俺も好き。なんだかほのぼのしてて良い。

190 :無名草子さん:04/01/17 04:32
夜の城とかみそさざいとか孤立剣残月が好きかな
まあほかにも好きなのたくさんあるけど

191 :無名草子さん:04/01/20 23:55
獄医立花登手控えシリーズはどう?
タイトルは怖いような気がするが、内容は結構さわやか

彫師伊之助シリーズもしぶくていい。
このシリーズも初めは刺青師が主人公かと思って敬遠してた

藤沢周平という人は書名センスがないのか
タイトルで損をしている部分がかなりあると思う。



192 :無名草子さん:04/01/21 00:11
「海鳴り」が身につまされるんだよなあ。
あれに出てくるおこうが、
藤沢作品に登場する女の中で一番好きかも。

>>191
センスはあると思う。
「獄医立花登手控え」も「彫師伊之助」も
声に出して読むととてもテンポがいい。
ただ、ぱっと見硬いんだよね、確かに。

間口が狭く入りにくいが、
とびきり旨い料理を出す居心地のいい飲み屋、
といった趣の、ほどよいマイナー加減もまた良し。

193 :無名草子さん:04/01/21 08:34
「閑古斎の壷」という作品があるのですが、
どの本にも収録されていません。全集には入ってたりするのでしょうか?
全集以外では、読めないのでしょうか?
誰か教えて下さい。

194 :無名草子さん:04/01/21 10:28
「秘剣 馬の骨」だっけ?タイトルちょっと違うかも。
これは面白いですか?

195 :無名草子さん :04/01/21 21:08
>>194
「秘太刀 馬の骨」ですね。
ご質問には、私には面白い本でした と答えておきます。
でも本当は、隠し剣シリーズの方がずっと好きなんですけどね(w

196 :194:04/01/21 21:30
>195
隠し剣シリーズはすべて読んでしまったので…。「秘太刀 馬の骨」さっそく買ってみます。
ありがとうございました

197 :無名草子さん:04/01/21 21:51
山田洋次が「隠し剣 鬼ノ爪」を映画化するみたいですね。

198 :無名草子さん:04/01/21 23:57
来ましたねとうとう、鬼ノ爪。
蝉しぐれの嵐がおさまって藤沢ファンとしては静かな日々が続いていたのですが、
映画が二本ともキャスト等が発表され、にわかにあわただしくなってきましたね。
もう一つの原作「雪あかり」は確か未読だったと思うので、闇の傀儡師読み終えてから
久しく藤沢作品は読んでなかったので、読んでみたいと思います。

199 :無名草子さん:04/01/22 21:10
エースを狙え見てる?

200 :無名草子さん:04/01/22 21:41
見てるよ

201 :無名草子さん:04/01/22 23:16
>>194
秘太刀馬の骨、私はかなり面白く読みました。
読後感も爽やかですし、お薦めですよ。

藤沢作品の映像化にはがっかりさせられることが多いのですが、
原作とは別ものになるにしても、
蝉しぐれについては、せめて「山田洋次監督の映画」で見たかったですね。
好きな作品なので非常に残念に思っています。

202 :無名草子さん:04/01/23 01:21
エースをねらえ見てる人いるんだ。自分は全然見てないな。
木曜日は山崎豊子の白い巨塔に興味がいってしまっている。


203 :無名草子さん:04/01/23 02:03
>202空気嫁。

204 :無名草子さん:04/01/23 21:36
俺はほとんど読んだけど、特にどれがいいかというと、色々ありすぎて挙げられない。
初めて読んだのが「よろずや平四郎」とか「春秋山伏記」のような
読みやすい作品だったのも良かったんだろう。

そんな中、どうしても頭に入っていかない作品があった。
清川八郎の長編と、一揆の話。
清川の方は途中で挫折してしまった、なんでだろう。
この作品、呼んだ方いますか?

205 :204:04/01/23 21:39
ついでに言うと、今面白いと思うのは佐藤雅美。
文体が簡略なせいかテンポが良くて読みやすいし面白い。
平岩弓枝も読むけど、あの人の文は情報入れすぎで頭に入りにくい気がする。


206 :無名草子さん:04/01/24 00:21
人によって読みやすい作家、いまいち読みにくい作家っていうのはありますよね。
最近はんなり菊太郎の原作はどんな感じだろうと思い、
公事宿シリーズの1巻を途中まで読んだんだけど、
藤沢作品のようにすらすらっとはいきませんでした。
そういう点では藤沢作品は自分に合っているんだろうなと。このスレの皆さんもそう思ってますか?

207 :無名草子さん:04/01/24 00:23
あ、書き忘れました。公事宿シリーズ、原作者澤田ふじ子です。

208 :無名草子さん:04/01/24 18:05
藤沢作品って、歴史モノというか、史実を題材にした物語は読みにくい傾向にあると思います。
>>204氏が言う清河八郎の話は「回天の門」、一揆の話は「義民が駆ける」でしょうけど、
私もこれは読みにくかった。
そのほか、私が苦手だったのは「市塵」「雲奔る」「白き瓶」です。
とにかく細かく、しかもやたらくどい気がして・・・w
ただ、どこかの解説に書かれていましたけれど、藤沢周平は案外それを愉しんで
書いていたんじゃないかと思ったりもします。

209 :204:04/01/25 00:07
>>208
おお、全く同じです。
「市塵」「雲奔る」はとにかくつまらなかった。
「こいつを書きたい」という作者のメッセージに比べ、主人公に魅力が
感じられない気がした。
「白き瓶」は読んでないです。
あと、直江景続が主人公の小説も、つまらなかった。
やはり史実物ですね。

引越しで処分してしまったために、どうも題名が出てこないです。


210 :204:04/01/25 00:08
>ただ、どこかの解説に書かれていましたけれど、藤沢周平は案外それを愉しんで
>書いていたんじゃないかと思ったりもします。

今思い出したんですが、直江景続の小説を読んだときに、書き手の自己満足
を連想してしまいました。


211 :204:04/01/25 00:58
主人公の名前を間違えていた、直江兼続だ。
作品は「密謀」

212 :無名草子さん:04/01/25 02:15
なるほど、史実ものはやはり今ひとつというところなんでしょうか。
「回天の門」「義民が駆ける」「密謀」等は郷土山形つながりですよね。
自分は歴史が好きなんですけど、藤沢作品で史実ものを読んで、
どう感じるかちょっと不安で、史実ものは手をつけてません。
「闇の傀儡師」でも実在の人物が出てくるのですが(幕閣、大名、将軍家等)、
許容の範囲内のフィクションだったので問題無かったです。
あと図書館で庄内藩の本を読んで知ったのですが、「長門の守の陰謀」も史実が元のようですね。



213 :無名草子さん:04/01/25 04:07
>>204
密謀は結構好きだけどなあ。
あれに出てくる景勝、直江はなかなかに魅力的でしたよ。
いわゆる戦国史実ものとは少し色合いが違って、
史実をふまえつつもエンタテインメントを意識している気がします。

本当にしんどいのは、208さんが書かれているように
「白き瓶」「回天の門」「市塵」などの、
巻末に長い参考文献リストが掲げられている作品群ですね。
用心棒シリーズなどのあとに、あの分厚い記述を読むと
めまいがしてくるようです。

ただ私は、藤沢さんの小説のなかに、苦手なものが
存在しているということが正直嬉しいのです。
いずれ自分がもっと成長したら、
あの、歯応えがありすぎる歴史小説を、
きちんと、作者と対話しながら読める日が来るだろう。
そういう余地が残されていると思うと、
新作を読めない寂しさが少し薄らぐようです。


もうすぐ命日ですね。

214 :208:04/01/25 10:50
皆様レスありがとうございます。長文にて失礼致します。

結局これは受け手の好みの問題、ということになるのでしょうけれどw
>>213さん仰せの通り「巻末に長い参考文献リストが掲げられている作品群」は
私にとってはしんどい作品でした。
ただ、だからと言ってその作品を否定しているわけじゃないです。
うまく言えないのですが、藤沢周平はおそらく意図的に読者を置き去りにし、
ある意味では確かに自己満足のために書いたのじゃないかと。
つまりはエンタテインメントを追求する作者が、それに疲れたときに書いたんじゃないかと
思ったりもするわけです。

まあ私はその微に入り細に渡った描写に圧倒されてしまって(それも、そこに書かれている人物は
私の微微たる知識の限りでは、歴史にさほどの影響を与えた人物ではない・・・興味が湧かない)
つまらない・しんどいと判断してしまうのですけど、一方でこれを書いているときの作者の心中を
想像すると、とても微笑ましく思えるのです。これ絶対好きでやってるよなーっと、なかば呆れつつ
感心するのです。

最後の作品「漆の実のみのる国」もそうした作品だと思いますが、それを書ききれなかったことは
本人にとってきっと辛いことだったのだろうな、と思います。「最後の6枚」ではなく、きっちりと
粘りに粘って書き込まれた最終章を読んでみたかった。

早いものですね。もう7年経ちますか・・・。

215 :無名草子さん:04/01/25 20:43
確かに藤沢周平の歴史物は時代物に比べ面白みにかけるといえるかもしれませんね。
よく比較される司馬遼太郎などとは異なり,そもそも題材が地味で、
主人公は安易なヒーローなどではない、ハリウッド的なハッピーエンドも少ない。

でも、司馬遼太郎作品のような、超人的なヒーローの分かりやすくて大味な歴史物
にはない、繊細な面白さがあるとも思うのですが、どうでしょうか。

216 :無名草子さん:04/01/25 20:48
でも、ハリウッド的な司馬遼太郎の歴史物のほうが売れるのは
当たり前だとも思います。

217 :215:04/01/25 20:57
上に書きましたことを読み直してみたら、まったく具体性に欠けていますね。

例えば「一茶」を推薦します。
主人公の一茶は全く英雄的な人物ではなく、かといって大悪党でもない。
しかし、そのずるいところ弱いところも含め極めて人間的。
絵に描いたようなハッピーエンドではありませんが、救いが無いわけでは
ありません。

何度も読み返したくなる作品です。

218 :無名草子さん:04/01/26 21:46
http://news6.2ch.net/mnewsplus/index.html#1
↑隠し剣鬼の爪

219 :無名草子さん:04/01/30 19:51
映画たそがれ清兵衛に続き、家老の名がまたもや堀将監ですねぃ<鬼の爪

220 :無名草子さん:04/01/31 01:19
命日の日、映画のもう一つの原作「雪あかり」を読もうと思い、「時雨のあと」を購入しました。
「雪あかり」とても印象深い短編で、武家物でしたが、
なんだか市井物を読んだあとのような気持ちになりました。
映画では一体どういう感じになるのだろうと思いを巡らし本を閉じました。
残りの短編はもったいないのでまたしばらくしたら読むことにします。

221 :無名草子さん:04/02/05 23:40
「雪明り」いいですね。
姑と婚約者から不倫(?)を問い詰められ、
なぜか3人ともども笑ってしまうが、
ふと醒めて笑いをひっこめてしまう、という「間」が絶妙。

222 :無名草子さん:04/02/06 19:22
「彫師」と「床屋」の話が自分の中ではゴチャになってます

223 :無名草子さん:04/02/13 21:09
age



224 :無名草子さん:04/02/14 15:56
(ネタバレ?)





漏れが初めて読んだ藤沢作品は「蝉しぐれ」でつ。
とてもせつなかった(つД`)

ちょっと最後のシーンで疑問が残ったのだが
文四郎と福は結局性交したの?
それとも愛撫だけ??

225 :無名草子さん:04/02/14 18:22
>>224
その話題はあちこちで出てましたね。
個々の解釈でよろしいと思いますが、個人的にはヤったと思っております。

226 :224:04/02/15 03:37
>>225
やはり個々の解釈ですか…



227 :無名草子さん:04/02/15 13:42
ヤろうとした。が胸を見ただけで思いとどまった。

228 :224:04/02/15 18:27
最後の逢瀬のシーンは本当に涙を誘うね(つД`)

229 :無名草子さん:04/02/16 00:29
最後までいったと思う。

230 :無名草子さん:04/02/16 01:40
どっちとも解釈できるよね

231 :無名草子さん:04/02/16 07:33
どっちでも良いっつーか、それほど物語自体に影響はない。
まあ、あそこまで行って胸見ただけで帰るなよ、とは思う。

232 :無名草子さん:04/02/16 07:47
胸見せてチューだけで「おもいのこすことはない」みたいに思うかな?
当方周りから云わせると「お堅い」女ですが。

233 :無名草子さん:04/02/16 10:27
おれは胸さえも見ないで分かれて欲しかった

234 :無名草子さん:04/02/16 22:25
>232
男はおもいのこすことはないとおもっても
女はハァ?でしょうな

235 :無名草子さん:04/02/16 23:01
若い時分ならともかく、
二人とももう老境に差しかかってますからな。
寝ることで何かを取り戻せるわけでも、
気持ちが軽くなるわけでもないことは、
よくわかっていたでしょう。

というわけで私の解釈は、どっちでもいい、です。

236 :無名草子さん:04/02/18 03:27
文四郎も御福もカッコよすぎだよ(つД`)

237 :無名草子さん:04/02/23 01:39
別冊宝島で「藤沢周平」がでてますがご覧になりましたか?
まだ読み始めたばかりの私にはよいガイドブックとなりそうです。

238 :無名草子さん:04/02/29 23:28
>>237
欲しい〜と店先で思った。バイト代入ったら買おーっと。

239 :無名草子さん:04/03/04 21:49
別冊買ったけどなかなか読み応えあり。
でもこれから読もうと言う人にはお勧めできないかも、と思った。
思っただけだけど。

240 :おーやん ◆wCXLl0A2Lo :04/03/04 22:31
 藤沢先生のファンだというのにこのスレを見逃していた。もったいない…。
 今月実家に戻るので引越し準備中。文庫本を出してアレコレ言えない状態
ですので引っ越した後積極的に書き込みしようと思っております。
 そのときはよろしゅうに。

 ちなみに、一番好きな作品は「闇の梯子」。

241 :無名草子さん:04/03/05 17:09
短編では、「臍曲がり新左」「鷦鷯」なんかがいいなあ。
初めはろくな男じゃないと思っていた青年を、嫁の婿に
と思うようになる、その父親の親心。婿にと思われる若者
も非常に清々しい。

242 :無名草子さん:04/03/05 23:38
たそがれ清兵衛(・∀・)イイ!!!泣いた(ρ_;)
サッカー見たいの我慢して見たかいがあった!!
明日早速買って来よう。

243 :無名草子さん:04/03/06 00:13
>>240
こんな所でおーやんを見かけるとは


244 :242:04/03/06 00:31
サッカーも勝ったーーーーーーーーー!!!!!
今日は良いことばっかだ。
山本監督感極まってるよ(ρ_;)

245 :無名草子さん:04/03/06 02:57
 迂闊だった。
麻雀放浪記のボーヤが、藤沢周平の作る人物のイメージに合わない、
原作とはマッタク違うよ、なんて見た人は言うし、
山田洋次の演出じゃなあ・・・という理由で『たそがれ清兵衛』は未見だった。

 ところが、この映画の主人公は「藤沢周平」その人であった。
山田洋次さん。御免なさい。誤解してました。
あなたの藤沢周平への深いシンパシーがよ〜く解りました。
この映画は藤沢周平へのレクイエムだったのですね。

246 :無名草子さん:04/03/06 08:04
>>245
確かにそういう面はあったと思うけど、藤沢ファンの一人としては手放しで喜べないレクイエムだったよ。
いや、なかなか良い曲だとは思ったけどね。

247 :無名草子さん:04/03/06 13:44
短編集の中から面白そうなエピソードをチョコチョコと抜き出して
テキトーに繋ぎ合わせたような脚本だと思った。
一編の作品を映画用に膨らませるような作り方は出来なかったものか。
なんか藤沢作品をナメられたような感じがしてムカついた。

248 :おーやん ◆wCXLl0A2Lo :04/03/06 17:07
>>247
 「繋ぎ合わせた様な」というより、短編三作繋ぎ合せてます。
 次回作の『隠し剣 鬼の爪』も繋ぎ合わせだそうで。
 勘弁して欲しい…。

249 :無名草子さん:04/03/06 17:37

 「たそがれ」を藤沢周平の娘が見て、これってお父さんのことだわ!

 と言ったそうだよ。

250 :無名草子さん:04/03/06 17:52
>>249 コピペだけど、このことね。

"藤沢周平の娘さんが、映画「たそがれ清兵衛」を見た感想として、
「これって、父のことだ」と話しています(1/20読売新聞都民版)。

その記事を私は目からウロコが落ちる思いで読みました。
身内だから自分のことのように思えた、といえばそれまでですが、
でも、これまで誰がこのことに気付いたでしょうか。

奥さんと死に別れ、小さな娘と祖母を抱え、ほそぼそと夜、
ペンでアルバイトをしていた会社員、藤沢周平。
直木賞を受賞し、認められても決して奢らなかった作家、藤沢周平。

それは、ペンを剣に置き換えれば「たそがれ清兵衛」そのものです。
藤沢周平ファンであればとっくに気付かなければならないことだったでしょう。

・山田監督はなぜ、あれほどまでに庄内弁にこだわったのか
・なぜ、ストーリーが原作とは違うのか
・なぜ、蛇足とも思えるラストシーンを挿入したのか。

いま、私の心の中ではすべての謎が解けたように思います。
山田監督が原作にもない庄内弁にこだわり、あえてストーリーを変えたのは、
実は小説「たそがれ清兵衛」の映画を作ろうとしたのではなく、
藤沢周平の小説を借りて、藤沢周平自身を描きたかった、
監督の藤沢周平に対する敬意のあらわれであり、
故藤沢周平に捧げる鎮魂歌だったのではなかったでしょうか。

ラストシーンで娘が語る父への想いは、
藤沢周平の遺書『書き遺すこと』を思い起こさせます。
これは藤沢周平の想いであり、藤沢周平の娘さんの想いでもあったのです。
藤沢周平を語る時、あのシーンはなくてはならなかったのです。"

251 :無名草子さん:04/03/06 19:14
保守age

252 :無名草子さん:04/03/07 09:55
250の感想は考えすぎた。

253 :無名草子さん:04/03/08 14:00
「秘太刀・馬の骨」「漆の実のなる国」が好き。
「市塵」を読んで「暗くて地味でつまんね〜」と思ってたけど
後期の作品は淡々とした明るさがあって好きだ。


254 :無名草子さん:04/03/08 21:34
一応全作品は読んでいるけど、俺は中期の作品が好きだなぁ。
俺はちょっと物悲しい物語は苦手なんで、(いや、好きなことは好きなんだけどね)
明るく楽しい、どちらかと言えばハッピーエンドだと言える作品に魅かれるな。

255 :無名草子さん:04/03/09 02:23
あの映画で一番気になったのは火縄銃を撃つシーンだ。
撃ってる人間が微動だにしないなんてありえない。
筒先は跳ね上がるし体も後ろにのけぞってしまうのが普通だ。
山田は実際に撃つところを見たことがないのかな。

256 :無名草子さん:04/03/18 12:23
 この人の作品の登場人物で牧って苗字の人間が多くない?
文四郎とか与之助とか達之介とか。

257 :無名草子さん:04/03/18 12:51
僕もやはり「蝉しぐれ」が一番好きです。藤沢作品は何度も読み返して
るんだけど、武家物のほうを好んで読んでますな。やっぱり。

「隠し剣弧影抄」のなかの「宿命剣鬼走り」の、十太夫と香信尼の関係
なんかも惹かれます。


258 :とことめ:04/03/18 13:16
三屋清左衛門残日録 ドラマ化された時仲代達也に
 南果歩の息子のお嫁さん役友人役に財津一郎よかった
ですね 藤沢作品武家ものは勿論 町人の捕り物版木彫り
 のシリーズも 面白いです

259 :無名草子さん:04/03/18 15:16
今日から再放送始まるね^^;

260 :無名草子さん:04/03/18 19:57
>>256
牧だけじゃなく、結構似たような苗字は多いです。堀とか尾形とか。
名前も似たようなものが多いんですが、その中で微妙に組み合わせを変えていますね。

261 :無名草子さん:04/03/19 00:59
>>256
ありますね。同じ名字や名前。
日月抄の「凶刃」には牧与之助というすごい名前も。
自分は凶刃のほうが蝉しぐれより先だったんで後で気づいたんですが、
「ええ〜!」と驚きました。

262 :とことめ:04/03/22 11:59
 たそがれ清兵衛 テレビで観ました。アカデミー賞貰え
 なかったの、食事のシーンが嫌われたのでは、
 あんなに音立てて食べると、外国人ひきますよ
 私の、思い過ごし。ドイツに住む娘曰く、日本から
 重役が出張してきた時、地元の取引先の重役と
 食事する時、部下は,気を使って大変だそうです


263 :無名草子さん:04/03/22 18:59
>>262
んん?
漏れの周りには、音立てて食べる人あまりいないけど。
約一名いらっしゃいますが、当然のようにみんな一緒に食事を取るのを嫌がってます。

ところで「たそがれ清兵衛」の原作ってどれになるんですか?
教えてエロイ人。

264 :無名草子さん:04/03/22 19:27
>>263
たそがれ清兵衛+祝い人助八+竹光始末でし<原作
いずれも短編でし。
新潮文庫「たそがれ清兵衛」「竹光始末」に入ってるので読んでやってくらさい。

265 :無名草子さん:04/03/22 19:46
>>264
ありがとうございました。
明日探してみます。

短編なのか。かなりの長編を編集してるのかと思ったんだが、、


266 :無名草子さん:04/03/22 22:47
>>262
食事の音が不評で落とされたのだとしたら、
そんなアホな賞はいらんでしょう。
あの時代の日本の下級武士の家庭に、
音立てずに飯を食えなんていうマナーは
ないのですから。
映画を映画として観ることができない
審査員に評価されても仕方ない。

ついでに言えば、
ドイツでフォーマルな席に呼ばれたのなら、
極力音は出さない。
日本で蕎麦を食うならズルズルっとすすり上げる。
インドでインド料理食うなら右手使って食べる。
これが正しいマナーだと思います。

267 :無名草子さん:04/03/22 23:04
>>266がいいこと言った!

268 :とことめ:04/03/25 08:10
266さん,ドイツでの食事の件ですが。
今重役という人は,60代の人たちで,自分が音
 立てて食べてると言う認識のない人たちの事を
 いっているんです。娘いわくそのような場合
 注意する事ができるわけもなく。重役が食べ始
 めると,一斉に部下たちはおしゃべりをするんだ
 そうです。


269 :無名草子さん:04/03/27 16:15
とりあえず268は意味不明&スレ違いということでOK?

用心棒シリーズ最終刊は哀しいよね。
時代小説って老いの問題をあまり見かけないけど
年取った浪人とか職人は大変だったんだろうなぁ。

270 :無名草子さん:04/03/27 17:53
姥捨山という便利なものが


271 :とことめ:04/04/01 02:14
用心棒シリーズ、村上と渡辺徹コンビを観ましたが
杉良太郎と竜雷太コンビも有ったそうですね、
両方見られた方、どっちがはまってましたか?

272 :無名草子さん:04/04/20 12:17
やっぱり村上用心棒でしょう

273 :無名草子さん:04/04/20 21:23
いやいや、なんと言っても小林稔侍版が(w

274 :無名草子さん:04/04/22 21:19
 ここで聞くのはスレ違いだと思いますが、
刀の手入れってのはいくら位かかるもんなんでしょう?
 用心棒日月抄読んでて刀の手入れの描写が全然無いので気になってしまいまして。

275 :無名草子さん:04/04/22 23:10
>>274
以前、なんかのテレビ番組で、研ぎ料について検証してたような記憶が・・・。
必殺シリーズの中村主水を例に取って・・・。
なんだかんだで30両だか3両だか必要なんで、“仕事料”だけじゃ足が出る
ってな話だったような・・・うーんあいまいでゴメソ。
気が向いたら調べてみまつ。知ってる人いたら教えてくりょ。

276 :無名草子さん:04/04/23 16:07
ttp://www.yomiuri.co.jp/bookstand/news/20040123_01.htm

>「文春文庫のビッグ4」と呼ばれ、年間部数の4分の1を占める主軸作家4人は
>みな時代、歴史小説畑だ。作家別の累積部数でも、
>司馬遼太郎(『竜馬がゆく』など)6000万部台、
>池波正太郎(「鬼平犯科帳」シリーズなど)3300万部台、
>平岩弓枝(「御宿かわせみ」シリーズなど)2700万部台、
>藤沢周平1300万部台と群を抜く。


277 :無名草子さん:04/04/26 03:16
>>276
藤沢さん、売れているのね。
でもその割りに地味な印象・・・。

映像化された作品が少ないからかな?
最近ブームみたいだけど・・・。

できれば金曜時代劇の枠で「立花登」やってくれないかな。

278 :とことめ:04/04/26 12:31
昔NHKの水曜ドラマで、あおい輝彦・宮崎美子
でドラマ放映されてましたね。獄医立花登手控え(春
秋の檻)


279 :無名草子さん:04/04/28 19:02
>>274-275
調べてみた。
http://www.jogdial.tv/sae/archives/000070.html他のサイトによると、
「必殺仕置屋稼業」では研ぎ料2分。
http://www.kyoto.zaq.ne.jp/yamasiroya/kikutarou-sasiryou.html
でも2分。
1両を現在の貨幣価値のいくらに換算するか、悩ましいところだけれど、
今まで読んだ本では3万円〜10万円相当と書いてあった。(ずいぶん幅広い)
しかし用心棒シリーズを読む限りでは、8万円程度が妥当かなと思った。
その方が計算しやすいからというのもあるけれど。
(1分=2万円、1朱=5000円、1文=20円となる)

で、2分だとすれば4万円相当か?
ちなみに現在では
http://www6.speednet.ne.jp/~hawayu-hp/main/title05.html
によると、1寸3000円。
2尺3寸〜4寸で7万円だから、江戸時代の倍程度になるのかな。

280 :無名草子さん:04/04/28 21:22
>>279
>>275でつ、ありがd

281 :274:04/04/28 23:25
>>279
 ありがとうございます。研ぎに出すと2日か3日分の仕事料が飛んでいくのか、なかなかつらいな。

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