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小説かいてます

1 :名無し物書き@推敲中?:03/05/09 20:02
小学4年生の正樹は、その日同級生の哲夫達と、隣町の海岸でその日は夕方まで遊んでいた。
夕飯時に近づいてきたので、二人は別れて帰路に着くことにした。

途中まで方向が同じなので、正樹と哲夫は一緒に自転車で帰る。
ある交差点で二人は別れ、各々の道を帰っていった。

家に帰ると母が夕飯の支度をしていた。

「明日おじいちゃんの家に行くんだから、今日は早く寝なさいよ」

そう、明日は親戚のおじいさんの家に行く事になっている。
祖母に先立たれ、老人一人で暮らしている祖父が寂しいだろうと、暇があれば祖父の家に行くと言う、ルールの様なものが出来上がっていた。
別に決めた訳では無いが、小学生ながらにして、その事情などは潜在的に理解していたのかもしれない。

その日正樹は夢を見た。
どこかで見たが、はっきりと覚えていない町並み。
少しだけの親近感があるのだが、何かが不安だった。
その夢が進むにつれて、その不安は大きくなっていった。
ある家について、その不安の根源を理解した。



2 :名無し物書き@推敲中?:03/05/09 20:03
そこで正樹は目が覚めた。
怖い夢を見たと言う記憶だけはあるが、夢の内容をはっきり覚えていない。
夢で良かったと言う、安堵だけがあった。
朝7時。

丁度目も覚めたので、正樹はこのまま起きる事にした。
カーテンを開けると、雲一つ無い綺麗な青空が見えた。
今日はいい天気だと思うと、気分も良くなる。
青空を見て、テンションが少し高くなった正樹は、家族を全員起こそうと思った。
妹の部屋に行き、突然布団をめくり上げ、カーテンを全快にした。
そして正樹は、その場でラジオ体操の曲を歌いだし、自分の歌に合わせて体操をしだす。
最悪の起こし方だった。
「あーたーらしーいっあっさがきったっ、きーぼーおーのーあーさーがー!!!」
妹が本気で怒る。
寝た状態のまま、ラジオ体操をしてる正樹の局部を思いっきり蹴飛ばした。
「それ、いっちーにっいっ、うごぁっ」
とひょうきんな声を出して、その場にうずくまる正樹。
激しい痛みが襲う中、妹に対しての殺意が湧く。
痛みが引き、ようやく立てるようになると、
「てめぇ殺してやる!!!!」
と大声で叫び、妹の髪を掴んで妹を引きずりまわした。
泣き叫ぶ妹。


3 :名無し物書き@推敲中?:03/05/09 20:04
その騒ぎで母と父が起きてきた。
「何を朝からやってるんだ!!」
父親の一言で正樹が縮みこむ。

「だ、だって、由紀が俺のおちんちん蹴るんだもん」
小さくなった正樹がそうつぶやいた。
「蹴られるような事をしたんじゃないのか?何も無くいきなりおちんちんを蹴るような事なんて由紀はしないよな?」
由紀は大きくうなづいた。
「おにいちゃんがいきなり部屋に入ってきて、むかつく起こし方したから蹴ったの」
正樹は妹の髪が絡みついている拳を握り締め、怒りを抑えた。
「まぁケンカはもうやめなさい、母さん、朝飯作ってくれ」
そういうと母はやれやれと言う表情で台所に向かった。

怒りが納まらぬまま、食事をする正樹。
妹は正樹と顔をあわせようとしない。
なぜなら、顔をあわせるとまたこの兄が何かしでかそうとするに違いないと確信していたからだ。
自分の方を全然見ない妹に
「てめぇ、さっきの恨みぜってーわすれねーからな」
と脅しを入れる。
「いい加減にしろ」
と父に言われ、また黙り込む正樹。
心の中でかならず復讐してやると誓いつつ、正樹は食事を終えた。



4 :名無し物書き@推敲中?:03/05/09 20:07
正樹の家は、駅から5分の場所なので、家族で歩いて駅に向かう。
その途中自転車に乗ってる哲夫に出会った。
「おー哲夫、何してんだ?」
正樹はそう尋ねると、哲夫は正樹の家族に頭を下げた後、正樹に手招きした。
なんだ?と思って正樹が哲夫に近づく。
「これパクってきたぜ〜、携帯電話!!お前に一個やるなー」
そういうと、哲夫は正樹に携帯電話を渡した。
「何これ誰からパクってきた!?」
正樹が驚いて尋ねる。
「うちの親父携帯電話20個くらい持ってるから、2個パクった。一個は俺のな、なんかあったら電話してこい」
大人ぶった口調で哲夫はそう言った。
「電話ってどこにすりゃいいんだ?」
正樹がそう尋ねると、哲夫は親からもらった自称自分の携帯を慣れた手つきで操作しだした。
すると正樹が手に持っている携帯が鳴り始めた。
「今電話鳴っただろ?それ俺の番号だから、そこに電話してきて、あと、その電話盗まれんなよな」
「ああ、分かった、じゃあ俺じいさんち行くからなんかあったら電話する」
そう言うと正樹は哲夫に手を振りながら家族の元に戻った。



5 :名無し物書き@推敲中?:03/05/09 20:08
「何を話していたの?」
と母が聞く。
「ウンコ!!」
と意味の分からない事を言って、話をずらす正樹。
「バカじゃないの」
と母が冷たい口調で蔑む。
むっとした正樹は、大声で卑猥な言葉を叫び始めた。
「マンコ!!!!!町内の皆様、聞いてください!!ボクのお母さんはマンコです!!!マンコが全て…ぎゃぁっ」
ズシンと言う音がした瞬間、正樹はその場にうずくまった。
父の容赦ない鉄拳制裁だ。
父は怒鳴り倒したい心を抑えて、正樹の耳元でこう囁いた。
「調子に乗ってると殺すぞ」
あまりの痛みと、父の恐怖で涙がにじむ。
家族はその情けない少年を一人置いて、先に歩いて行った。
正樹は半べそをかきながら家族の元に走った。



6 :名無し物書き@推敲中?:03/05/09 20:08
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7 :名無し物書き@推敲中?:03/05/09 20:09
駅につくまで正樹は家族に無視されていたが、切符を買う時だけ母が無表情無言で切符を差し出してきた。
正樹もそのプライドからか、切符を乱暴に奪った。
小さな抵抗と言うものだろう。
それを見た母は、少々大人気ないが、正樹の右足の親指部分に、かかとをのせ、全体重をかけた。
「ひいいいいいいっいででででででぇええええぇえぇぇっ」
叫び声を聞いて、母がビクっとして足をどける。
駅の中の通行人が、正樹の家族に集中する。
「この恥さらしが」
母が憎しみを込めてそう言う。
正樹は無言だった。
さすがに怒らせすぎたと思ったんだろう。
少し反省しているようだ。
だが、それを尻目に家族は正樹を無視して、ホームへと向かった。
正樹もとぼとぼと家族について行った。



8 :名無し物書き@推敲中?:03/05/09 20:10
電車を待つ間、ピリピリとした空気が漂う。
その中父が口を開いた。
「反省したのか」
正樹はその答に無言だった。
「反省したのかと聞いている」
「は、はい」
情けない口調で正樹はそう言うと、父は明るい顔でこう言った。
「みんなで遠くに出かける時に、こんな嫌な気持ちになりたくないだろ?もう人にケンカ売るような事はやめなさい」
正樹は泣いた。
その場で上を見上げて号泣した。
その男泣きからは、崩された男のプライドや、父の優しさに触れた感動などが想像出来た。
号泣する正樹に、ハンカチを差し出す父。
正樹はその行為に、激しい怒りを感じた。
アメとムチか!!!!この野郎!!!!ガキだと思って調子に乗りやがって、いつか殺してやる!!!!!
腹の中でグツグツするものを抑えながら、正樹はハンカチを手に取り、涙を拭き、鼻をかんだ。
鼻をかんで、鼻水でぐちゃぐちゃな面を表にした後、
「ありがとう」
と言って父にハンカチを返した。
ハンカチを受け取った父の手のひらには、正樹のネバネバした鼻水がついた。
これが今、正樹に出来る、最大の抵抗だったのだ。




9 :名無し物書き@推敲中?:03/05/09 20:13
正樹は悪夢のせいで、汗を大量にかいていた。
そして汗でパンツがむれていた。
正樹はパンツの中に手を突っ込み、汗の匂いをかいで見た。
酸っぱい匂いがして、その臭さに正樹は顔をしかめた。
「おにいちゃんパンツの中手突っ込んで匂いかいでる」
妹が何気なくそう言った。
「うっせえ黙ってろ!!殺すぞボケ!!!」
正樹は自分のした変態行為を指摘され、照れ隠しに怒鳴って見せた。
その乱暴な言葉に、隣に乗っていた不良っぽい高校生くらいの男は反応した。
正樹はその男ににらめつけられ、怯えてしまい、下を向いてしまった。




10 :名無し物書き@推敲中?:03/05/09 20:16
8の前これだった。

そして、電車がホームについた。
電車に乗るころには、朝妹に対して湧いていた恨みは、父に対して起こる殺意から消えてしまっていた。
ホームにアナウンスが入り、電車の扉が閉まる。
ガタンゴトンと音を立てながら、電車は動き出した。
電車が走る中、正樹は窓から外を見ていた。
電車から電線が見える。
電柱から電柱の間の電線が下にたるむ。
電柱から電柱の電線のたるみを見ながら、電車のレールの音とのリズムの関連を無意識に探そうとする。
たるみが一度に対してレールの継ぎ目は何度だろうと。
そんな事に集中していたら、眠くなってきた。



11 :名無し物書き@推敲中?:03/05/09 20:17
いや、9の前だった。

正樹は眠りについた。
夢の中で、どこかで見た風景を走り回っている自分がいる。
あてもなく、何かを探そうとしている。
夢の中の視点は、自分を第三者の視点で見ている。
カメラワークはドラマや映画のそれと同じように、一定ではない。
その場面場面によって、視点が変わる。
夢の中で正樹は、少しだけなじみのある家についた。
ほんの少しだけ安らぐ場所だ。
だが空気は静まり返っている。
不安がどんどん大きくなる。
泣きながらその家の前でたたずむ。
我慢出来なくなった正樹は、大声で叫ぼうとした。
その時、正樹は夢と気づき、目が覚めた。

12 :名無し物書き@推敲中?:03/05/09 20:18
1、2、3、4、5、6、7、8、10、11、9って順番。

13 :名無し物書き@推敲中?:03/05/09 20:19
三十分後、おじいさんの駅についた。
駅に着くまで、正樹はずっと下を向いていた。
どうやらかなり精神的にまいってしまっていたようだ。
改札口を降りて、辺りを見回す。
のどかな風景が見える。
祖父の家は田舎で、あるものは田んぼと畑。
あと地域の商店が一軒だけ。
駅から坂道を下る事10分、祖父の家が見えてくる。
祖父の家があと100メートルくらいの距離で、正樹は祖父の家に向かって走りだした。
祖父の家の玄関につき、ドアをガンガン殴る。
「おじいちゃーーーーん、正樹が来たよーーー」
「ぁぃょ〜」と蚊の鳴く様な声がし、30秒後くらいに扉が開いた。
「おじいちゃん久しぶりー」
正樹が元気に挨拶する。
「ぉおぉお、元気だったかい、さぁ上がりなさい」

14 :名無し物書き@推敲中?:03/05/09 20:20
「いぇーーーーーい」
そう言うと正樹はドタバタと中に入って行こうとした。
が、玄関でいきなりつまづいて、顔面から床に叩きつけられ、前歯が欠けた。
鼻血も出ているようだ。
「あぁ…いっでええええええええええええええーーーーーああああああああああ」
「あぁあぁ…大丈夫かい…ちょっと今絆創膏持ってくるから…」
そういうと祖父は絆創膏を持ちに行った。
「いでぇ…いっでえぇえええよおおお」
正樹のうめきは続く。
遅れて正樹の家族が祖父の家についた。
父が正樹に話しかける。
「どうしたんだ正樹、鼻血が出てるぞ」
返事をする気力が無い正樹は、無言でいた。
そこに祖父が絆創膏を持ってきた。

15 :名無し物書き@推敲中?:03/05/09 20:20
だが、鼻血と前歯の欠けにはあまり意味が無いようだった。
「ほら正樹、絆創膏だよ〜、怪我した所に貼りなさい」
痛みで思考能力が低下している正樹は、そのまま絆創膏を受け取り、前歯に貼った。
だが、意味の無い事をしている事に気づき、すぐにはがしてしまった。
「おじいちゃん、絆創膏しなくてもよさそうだからいいよ、前歯だし、鼻血だし」
「あ〜そうかい、ごめんねぇ〜ぼけてて」
祖父は正樹を心配しつつそう言った。
「とりあえず、ティッシュ」
と正樹はそういうと、ドカドカと上がっていって、居間にあるティッシュを鼻に詰めた。
前歯はどうにもならないので、諦めたようだ。


ここまで書いた。

16 :名無し物書き@推敲中?:03/05/10 19:01
素直に批評すれば、あなたの書いた小説にはあまり人の心を揺さぶるものは
ないと思います。そもそも、はじめ、ここに書いてある文章を眺めてみただけで
お腹いっぱいです。読む気にはなれませんでした。
それでも一通り目は通してみましたが、やはり3秒後には内容を忘れてしまうような
物語でしかありませんでした。以上です。

17 :名無し物書き@推敲中?:03/05/10 19:29
未完成である作品に正当な批評をする事は出来ません。
先ずはこの物語を作品として完成させる事が最も重要です。
現時点ではこれ以上言える事は何もありません。以上です。

18 :名無し物書き@推敲中?:03/05/13 03:15
続きまだ?
楽しみなんだけどな……

19 :名無し物書き@推敲中?:03/05/13 03:53
>>16
はぁ、がんばります。
>>17
その通りだと思います。
とりあえず、続きを書いたら、載せて行きたい。
>>18
待っててくだせぇ。
この後書いたけど、ちょっとしか進まなかった。

20 :名無し物書き@推敲中?:03/05/13 03:55
祖父の家には、子供が遊ぶものが何も無い。
当然正樹は暇をもてあそぶ。
時計の針を見ると、すでに11時を回っていた。
母が正樹に話しかけてきた。
「今からおじいちゃんと畑に今日の夕飯のおかず取りに行くけど、正樹も行く?」
正樹は不機嫌そうにこう答えた。
「おりゃー百姓じゃねぇーんだよ!!農民だけで行ってこいや」
母は話にならないと言った具合に、あきらめ顔でその場を去ろうとした。
その時、母が思い出したようにこう注意してきた。
「あ、そうそう、でかけてもいいけど、あんまり遠くには行かないように」
「エレクトー」
意味の分からない返事をする正樹。
母は面倒くさそうにその場を後にした。
一応見送るために、玄関まで行く正樹。
「じゃあお留守番しててね」
と祖父がそういう。
「りょうかーーーい」
と元気に返事する正樹。


21 :名無し物書き@推敲中?:03/05/13 03:56
「お兄ちゃんの大好きなかぼちゃたくさん取ってくるから、じっとしててね」
と、妹が言う。
「てめぇかぼちゃ持ってきたらぶん殴るからな、マジで、分かってんのかオイ」
かぼちゃが大嫌いな正樹は、ドスの聞いた声で、妹ににらみをきかせた。
妹は父の後ろに隠れた。
「食べ物の小言は言うな、正樹。アフリカの人はかぼちゃだって食べられないんだぞ」
そう父が言うと、正樹は薄ら笑いを浮かべ
「って言うかぁ、ここ日本だから!!物資が腐るほど余ってる日本なんだよ!!んな話聞きたくもねぇーっつうの」
スパンッといい音がした瞬間、正樹の顔は横を向いていた。
「い、いてぇ」
正樹の左頬は、真っ赤に腫れていた。
「な、なにすんだよぅ」
情けない声を出す正樹。
父はその正樹を見て、唇を震わせていた。
怒りを抑えるその姿に圧倒された正樹は、顔から血の気が引いていた。


22 :名無し物書き@推敲中?:03/05/13 03:57
それを見ていた祖父は、
「戦争の頃は食べ物が無かったんだよ」
と、アフリカと言う言葉が戦争に置き換わっただけの、見当はずれな事を言い出した。
「今平成だから!!食べ物が無くて、ネズミとか食ってた気持ち悪い時代じゃねーんだよ!!この時代錯誤が!!」
と、そういう言葉がよぎったが、怒りに震える父を前に、正樹は言葉を飲み込んだ。
「とりあえず行ってくるから、大人しくしてなさい」
と母がそういうと、家族は出かけていった。

23 :名無し物書き@推敲中?:03/05/13 03:58
背中を向けた家族に中指を立てる正樹。
その瞬間、父が後ろを振り向いた。
それを見た父は、仁王様の様な形相で正樹に向かって走り出した。
「ひいいいいいいいぃぃっ」
と、恐怖から悲鳴が漏れる。
正樹は慌てて玄関のドアを閉め、鍵をかけた。
父は勢い余って、玄関のドアにドシンと思いっきりぶつかった。
「開けろー!!!!」
と父がドアを叩きながらドアの向こうで騒ぐ。
正樹はドアを背中にその場にへたり込んでいた。
やがて、諦めたのかドアを叩く音も無くなった。
静かになった所で、正樹はドアの鍵を開け、ドアを恐る恐る開けた。


24 :名無し物書き@推敲中?:03/05/13 03:58
数センチ開けた所で、正樹は異変に気づいた。
その数センチの隙間から、血走った目があった。
目はカッと開いており、この世の物とは思えなかった。
「うわああああああああああああああああああああああああ」
ドアの隙間に手を入れてくる父。
「お仕置きの時間だ」
父が静かな声を震わせながらつぶやく。
「うわあああっうわあああああああっ」
正樹は気が動転しすぎて、手があるのもおかまいなしにドアを思いっきり閉めた。
「ぎゃあああああ」
悲鳴と同時に、手は引っ込んだ。
その隙に正樹はドアに鍵をかけた。
数秒の沈黙があった。

「帰ってきたら覚えておけ」

父はそう言うと、歩き出したようだ。


25 :名無し物書き@推敲中?:03/05/13 04:57
父はそう言うと、歩き出したようだ。
足音が遠くなっていく。
正樹は心臓の鼓動を静めようとしていた。
正樹は帰ってきた時の父のお仕置きを恐れた。
正樹はまるで死刑を宣告された囚人のように、怯えきっていた。
不安な心を忘れさせるために、テレビのスイッチを入れる。
だが、昼間のこの時間に、正樹を楽しませるだけの番組はやっていなかった。
そわそわする正樹。
する事が無いと思い、横に寝転ぶ。
その時、ズボンのポケットの中に異物感を感じた。
哲夫にもらった携帯電話だ。

不安を紛らわす為に、哲夫に電話してみる。
四回目の呼び出し音で哲夫が出た。


26 :名無し物書き@推敲中?:03/05/13 04:58
哲夫「正樹か、今何やってんだ?」
正樹「いや今よお、じいさんの田舎来たんだけど、マジする事無くてぇ、超暇してんだけど。しかも親父超きれてるし」
哲夫「親父なんできれてんの?」
正樹「むかついたからファッキューしたら切れた」
哲夫「つうかファッキューぐらいで切れてる大人もバカっぽくね?今度闇討ちすっか、お前の親父」
正樹「釘バット持参なー、ギャハハハハ」
哲夫「ぎゃアアアーーーーハッハッハッハッハ!!!!」
正樹「ギャハハハアアアアハハッハッハハハ!!!!!!」
哲夫「あー腹いてー」
正樹「超うけるべ」
哲夫「笑いつかれた」
正樹「つうか暇なんだけどー」
哲夫「んじゃ戻ってくりゃいいじゃんよ」
正樹「あー電車賃ねぇし…」
哲夫「キセルに決まってんじゃんよ」
正樹「キセル捕まったら50万だべ?」
哲夫「ちげーよ、俺達小学生だからだいじょぶだって、いーから戻ってこいよ、柳商店の自動販売機の鍵すげぇ盗みやすいところにあるから、ちょっと作戦立てたら盗むぞ」
正樹「うおーマジで、いくいくいくー、んじゃ待ってろよ、今からキセルすっから」
哲夫「おーつかまんなよな、じゃ、いつもの海岸で待ってるから、4時には来いよ」
正樹「あいよ了解、んじゃあとでな」
哲夫「あいよおおー」


27 :名無し物書き@推敲中?:03/05/13 05:00
正樹は電話を終えた。
正樹は新聞紙の広告の裏に、書置きを残す事にした。

「お父さんが帰って来たら、ボクは殺されると思います。とても怖いので、一足先に家に帰ります。反省したので許してください。    まさきより」

そう残した正樹は、祖父の家を出ることにした。
時計の針は12時を指していた。
祖父の家の玄関から出る。
祖父の家を背に、景色を見ると、正面に坂道がある。
その坂道から下ってきた。
その坂道の両脇には、段々畑がある。
ここからはまだ駅が見えず、一本道では無いので少し不安だった。
正樹は自覚はしていなかったが、極度の方向音痴だった。
来るときは一本道だった。
なぜなら、道が枝になっていて、駅は枝の先の方に位置してあったからである。
なので帰る時は、分岐路になっているわけなのだ。
小学4年生の方向音痴の正樹は、自分に沸き起こる不安の正体を確かめもしなかった。



28 :名無し物書き@推敲中?:03/05/13 05:03
と、ここまで書いた。
正樹ってのは俺がモデルです。
哲夫ってのは小学生の時によく遊んでいた悪友がモデル。
表現力が乏しいから、こここういう風にしたほうがいいんじゃない?とかそういう話が聞きたいです。
あとボキャブラリーもたりねーかも。
頭悪いから言葉覚えないのがイヤンな俺なんです。
じゃ、また続き書いたら載せます。

29 :_:03/05/13 05:18
( ´Д`)/< 先生!!こんなのを見つけました。
http://yoshiwara.susukino.com/hankaku/hankaku07.html
http://www.yoshiwara.susukino.com/hankaku/hankaku08.html
http://yoshiwara.susukino.com/hankaku/hankaku10.html
http://www.yoshiwara.susukino.com/hankaku/hankaku09.html
http://yoshiwara.susukino.com/hankaku/hankaku06.html
http://www.yoshiwara.susukino.com/hankaku/hankaku05.html
http://yoshiwara.susukino.com/hankaku/hankaku01.html
http://www.yoshiwara.susukino.com/hankaku/hankaku02.html
http://yoshiwara.susukino.com/hankaku/hankaku03.html
http://www.yoshiwara.susukino.com/hankaku/hankaku04.html

30 :金星人1:03/05/13 08:03
ここで意外と知られていない金星地形についてお話しましょう。
金星は、大きく分けて3種類の地形が存在する。一つは山岳地帯、
一つは砂漠地帯、そして丘陵を伴った密林地帯である。金星の歴
史は古くその歴史は山岳地帯に如実にあらわれている。比較的若
い地層はほとんど隆起が認められず。地頚といわれる山岳の中心
部だけが、それが将来土地が隆起する目印となっている。新生代
の山岳は非常に不安定で、度々地震によって躍動的にゆれること
がある。金星人は新生代の山岳部に登山するのがことのほか好き
で、特に登頂し、その喜びを口に含んで表わすことが風習になって
いる。その為、人気のある山岳の頭頂部は金星人の唾液によって
変色している場合が多い。金星人は新世代の山岳の揺れと山岳
がもつ独特の弾力性により時として放心状態になることがある。中
には若い地層を好む金星人もいるが、一般的に露離と呼ばれ、金
星人の中およそ3割を占め。地球の露離とほぼ割合はおなじである。
山岳地帯は胎動とともに噴火を繰り返し、白濁色の粘液を噴出する。


31 :金星人2:03/05/13 08:04
噴火が収まった山岳を中世代と呼び、登山者もほとんどいず、閑散
としている。中には、中世代好みの、非都褄派が散策しているが、
おもに雅根と呼ばれている。噴火のあと、急激に収縮し、伸びきった
表面が深い地溝を形成する。古生代の山岳は、金星人は恐山と呼
び、誰も近づかない。次回は砂漠と密林地帯について解説する。

砂漠地帯にはその土地の肥沃度によって極端な違いがある。一般
的に砂漠地帯は大きく窪んでいるが、中には第二の山岳部と呼ば
れている山岳部を持つ地域もある。その地域は、普通なら密林地帯
を見通せる地域でも大きく山岳が立ちはだかり、密林地帯を望めな
い地域もある。共通していえることは、その中心部に大きく窪んだ
戸素と呼ばれるブラックkホールがある。これは金星が発生時に他の
星から分離したときの名残であり、以前は太いパイプラインで結ばれ
ていた。


32 :金星人3:03/05/13 08:04
砂漠地帯を南に下ると密林地帯に差しかかる。地域によって密林の
繁茂の姿がちがうが、中には密林を擁しない輩゜煩゜と呼ばれる地域
もある。密林地帯は丘陵地帯と重なり、その中心には地溝と呼ばれる
一筋の窪みがある。密林を進んでいくと、小さな突起物にあたるが、
これに触れると、なぜか地震に見舞われる。軽くなでると比較的大き
く揺れ、口に含むと大地震になる。中には恐れ多い輩が口に吸い込
んだりしたときには、揺れに加えて、発熱と白濁色の噴水に見舞われ
る。金星人は、このときの大地震と発熱、白濁色の噴水が大好きで
密林の樹木にしがみつきながら、楽しんでいる。中には悪趣味な奴
がいて、黄金の泉の入り口をもてあそび、噴出するのを楽しんでいる
輩もいる。この黄金の泉、普段は大地の意志によって噴出するので
あるが、金星人の悪趣味な攻撃により、大地の意思とは関係なく
噴出してしまうのである。黄金の泉をさらに南にくだると、大きな洞窟
が二つある。一つは透明、もしくは白濁色の益をだし、定期的に赤色
の粘液を噴出させる。金星人はここが征服の拠点だと考えており、



33 :金星人4:03/05/13 08:05
毎日の様に大砲で攻撃を仕掛けている。中には小銃で攻撃をしかけ
る金星人もいるが、全く効き目がない。攻撃が相手にたいして有効で
あった証は、大地の地震と白濁色の流出で、どれだけ相手に打撃を
与えたかの指標となる。ただし、大地と金星人との協定により、赤色
液が流れている間は攻撃はしないことが守られている。もう一つは茶
褐色の溶岩を噴出させる火山口で固形物がいきよいよく噴出する。
まれに、大地が不安定になっているばあいは、その固形度がゆるくな
ることもある。ここを好む金星人を片鯛と呼んでいる。



34 :17:03/05/13 22:11
あんな事を言ったので、批評以外の事を少し。

>>28
>>正樹ってのは俺がモデルです。

正直、自分をモデルにこの物語を書いてるのは凄いな、と個人的に思いました。
(何故? というのは、このスレを読めばわかるでしょう)
表現力がどうこうではなく、兎に角「表現する事が出来る」というのは大きいです。

それでは、続きを頑張って下さい。

35 :名無し物書き@推敲中?:03/05/16 08:26
>>34
俺自分の文章とか第三者みたいな感じで読んでても、すっげー幼稚だなって思います。
それにみなさんご存知の通り、俺はど素人です。
しかも小説書いた事ありません。
この内容とかも、どこかで見たことあるような内容なのかもしれない。
一応オリジナルストーリーなんですけどね。
何が言いたいかって、HP持つほどの文才も無いし、でも一度くらいは自分の文章を多くの人に見て欲しいと、そういう思いを持ってここに書いてます。
そんな俺でも一応向上心とかあるので、批評とかしてもらえるとすっげー嬉しいかも。
ボキャブラリーの無さは、いろんな小説とか読んで研究中ですけど、使いどころとかも下手なのかもなー。言葉の。
みなさんのご教授をお待ちしておりまーす。
では、また続き書いていきます。

36 :bloom:03/05/16 08:29
http://homepage.mac.com/ayaya16/

37 :名無し物書き@推敲中?:03/05/16 08:30
祖父の家を出た正樹は、目の前の坂道を登っていく。
傾斜が結構きびしいので、20メートル歩いた所で面倒くさくなる。
夏の真昼間の太陽の下で、汗だくになりながら坂道を登る正樹。
ろくに舗装していない、でこぼこしたアスファルトを踏みしめながら、暑さの事を考えないようにする。
道を200メートルくらい上がった所で、例の分岐路に着いた。
右の道には大きな木が端に立っていた。
左の道にはこれと言った目印が無かった。
あれ?どっちだったかなと、迷い、記憶を辿る正樹。
来るときに大きな木の場所を通ったと思い、右の道を覗き込んでみる
どうも腑に落ちないモヤモヤとした不安が沸き起こる。

38 :名無し物書き@推敲中?:03/05/16 08:31
こっちで本当にあっているのか?
そう思い、左の道を見てみても、やはり不安な事は変わらない。
そんな時、正樹は、哲夫の兄貴の哲哉の名言を思い出した。
「道ってのはよぉ、ぜってーどこかに繋がってんだよ、道に迷ったら適当に進め。わからんからって、聞いたり戻ったりすんな。そういうのぜってー女にもてねぇ」
「女の前で道わからんとかぜってー言うんじゃねーぞ」
これ間違っていても、どっかで駅に繋がるだろう。
哲夫の兄貴もそう言ってたしな。
そう思って、正樹は右の道に決めた。
多少の不安を押し殺して、前に進む。
大きな木の前を通る。
違和感が溢れかえる。
こんな木あったか!?と。
だが、正樹は自分の記憶に自信がなかった。
あったかもしれないし、無かったかもしれない、どちらにしても、分からない。
でも、大きい木があったのだけは覚えている。
だからたぶん、この木がそうなんだろう。
モヤモヤしたまま大きい木の前を通り過ぎた。

39 :名無し物書き@推敲中?:03/05/16 08:32
木の前を50メートルほど進んだ所で、今まで来た道を振り返ると、道が曲がっているせいと、左手に見える山の斜面が邪魔をして、もうすでに大きな木は見えなくなっていた。
左手に見えるのは、山の斜面だった。
先ほど段々畑があった山の裏側に来ているので、その山が今までの景色をさえぎっていた。
山は、正樹が今いる道のすぐそばまで迫っており、山の斜面から木が道を覆っているので周囲は薄暗かった。
右手には森。
そこからは、進むたびにこんなに駅遠かったか?と思えてきていた。
もしかしたら違うかもしれない。そう思い初めていた。
とりあえずもう少し進んで見て、左に曲がれる道があったらそこを左に曲がろうと思っていた。


40 :名無し物書き@推敲中?:03/05/16 08:33
薄暗い道を進む。
道はまっすぐではなく、かなり曲がりくねっているものだった。
道は段々と斜面ではなくなっていき、10分も進んだときには道の傾斜がなくなっていた。
左に見えていた山の斜面も、いつしか右の景色と同じようにただの森になっていた。
その道のおかげで方向音痴の正樹は完全に自分の場所が分からなくなっていた。
だが一本道なので、もし万が一分からなくなっても、来た道を戻ればいいさと、そういう風に考えていた。
正樹はすでに、この道が違う道だと言う事を理解していた。
だが、これまで苦労して進んできた道のりを考えると、素直に戻るのもシャクであったし、正直面倒であった。
どこかで駅に繋がる道に分かれてくれればいい。
そう思いつつ、進んで行く。

2、30分進んだ所で、正樹は立ち尽くした。
ここで道が切れている。
先に進む道はあるのだが、どう見ても獣道だ。
この道の先にあるのは、草と木が茂っている森だった。
これ以上進んでもしょうがないと思い、正樹は来た道を、戻る事にした。
道を戻る事数分。
正樹は凍りついた。
道が二股に分かれていたのだ。

41 :名無し物書き@推敲中?:03/05/16 08:34
パニック状態になる気持ちを必死で押さえ、冷静を保とうとする。
さっきよりも薄暗い道の上で、どこかに逃げ出したいと思いつつ、半べそになりながら自分の記憶を辿る。
だが、右も左も木があるだけで、これと言った目印は無く、思い出しようが無かった。
どうやっても思い出せない正樹は、右の道を選ぶと走り出した。
もう柳商店の鍵の事や、父の怒りなどは頭の中からなくなっていた。
祖父の家に帰れればいい、父のお仕置きをされてもいいから俺をみんなの元に帰してくれ。
そんな風に正樹は思っていた。
道はもう完全に森の中にある。
頭上には木が覆う。
辺りも一層薄暗くなってきている。
あまりの薄暗さに、今何時だ?と思い、携帯で時間を確かめる。
携帯のディスプレイに14:34と言う数字が表示されていた。
まだこんな時間なのに…その時正樹は思いついた。
携帯で祖父の家に電話して、助けに来てもらおうと。
そう思い、祖父の家に電話する正樹。
だが、何度やってもツーツーと、話中である。

42 :名無し物書き@推敲中?:03/05/16 09:04
電話すぐに終わるだろうと思い、落ち着きを取り戻した正樹は、道をゆっくりと歩いて進みながら、何度も電話してみた。
だが、10分たっても20分たっても話中であった。
おかしいと思った正樹は、哲夫に電話する。
だが、やはり話中。
正樹は携帯の電波がここに届いていないと言う事を理解していなかった。
電話をかけて、話し中である度に、また正樹の不安は高まっていった。
そして正樹は、電話によって連絡が取れないと言う事を理解すると、やはり今自分は、完全に陸の孤島にいるんだと言う事を再認識した。
電話をかけつつ歩いていた正樹は、さらに森の奥にいた。

43 :名無し物書き@推敲中?:03/05/16 09:05
完全に場所が分からなくなっていたが、それでも帰らなければならない。
右も左も分からないこの状況で、命綱は自分が今立っている道。
人間が作ったものだから、人間がいる所に繋がっていると考えるのは普通だろう。
正樹は、次第にこの状況に慣れてきていた。
なるようにしかならない、先に進むしかない、どうせ戻っても、またわからなくなるだけだろうし、先に進もう。
これが今正樹に思える、精一杯の前向きな考えであった。
そう思うと、正樹はまた歩き始めた。
歩きつかれて、足が痛くなってきた正樹。
相当時間がたっていた。
ふと時間が気になり、携帯で時間を確かめる。
18:11。
もう夕方だ。
あたりも暗くなってきていた。
ジーパンに半そでのTシャツの正樹は、腕を蚊に刺されまくって、猛烈なかゆみに襲われていた。
長時間木の生い茂る森の中の道にいるのだから、そうなって当然だろう。
太陽が沈みかけて来た。
夜の闇にまた恐怖を感じる。
辺りは薄暗い状態から、真の闇を作り出そうとしていた。
太陽が沈みかけてきて、焦りを感じ始めた正樹は、また道を走り出した。
もう目をこらさないと10メートル先も分からなくなってきていた。


44 :名無し物書き@推敲中?:03/05/16 09:06
これまでに無い激しい恐怖が正樹を襲う。
正樹は完全な夜になる前に、どうにか人のいる場所に出たいと思っていた。
正樹は走った。
闇が深くなるにつれ、背後に視線を感じる。
周囲に何かの気配をも感じる。
それは恐怖から生み出される、妄想の産物なのだろうが、半パニック状態の正樹は後ろを振り返らずに走る事しか出来ない。
そして、太陽が完全に沈んだ。
1メートルくらい前しか見えなくなってしまっていたので、正樹は走るのをやめた。
立ち止まった正樹は、大声で叫ぶ。
「うおあああー」
この叫びは、正樹の中では何かの気配に対しての威嚇であった。

だが周囲は静寂に包まれたままだった。
正樹はこの状況で開きなおった。
何者に対してかは分からないが、来るなら来いと、心の中で言い放つ。
それでも闇からの恐怖は消えないが、正気を保つにはそれしかなかったのかもしれない。
少しだけの月明かりを頼りに、正樹はまた歩き出す。

暗闇の中を数十分は歩いただろうか、正樹の精神は朦朧としつつあった。
長時間闇の中を歩いていたおかげで、正樹の目は闇に慣れていた。
右手には山の斜面が見える。
左手には木が生い茂っているのが見えた。
その時、正樹は直感した。

45 :名無し物書き@推敲中?:03/05/16 09:07
この場所は…。
最初の大きい木があった分岐路を少し進んだ所じゃないか!?
早足になる正樹。
そうだ、見覚えがあるぞ、この道!!
どこで元の戻ったのか、分からなかったがとりあえずほっとする正樹。
正樹はなんだか嬉しくなってきた。
家に帰れる事がこんなに嬉しいなんて…。
大きな木が見えてきた。
完全に戻ったようだ。
ここまできたら外灯もある。
あーやっとだー。
やっと戻ったぞー!!
家に帰ったら、お父さんにとりあえず謝って、説教してもらおう!!
殴られてもいいや!
家族に会えると思うと、これから起こる多少の不幸にも目をつぶる事が出来ると言うもの。
正樹は大きな木に飛び蹴りし、三角飛びしながらそこを通り過ぎた。
「いやっほーい!!!!」
奇声を上げる正樹。
また本来の狂ったガキに戻ってきた。
これでこそ正樹と言うものだ。
分岐路についた正樹。
ふと時間が気になる。
携帯をのぞく正樹。
20:42


46 :名無し物書き@推敲中?:03/05/16 09:08
「おっしゃぁー!!!」
少し深夜徘徊入ってるけど、んなもん楽勝だぜ。
さぁ家に帰るぜ!
家帰ったら親父の説教ちょこっと受けて飯食うぞ!!
勢いに任せて、祖父の家の方向に一気に走って下っていく正樹。

そして、祖父の家が見えた。

「はれ!?デジャヴ?これなんか見覚えあるかも…。なんだっけ?」

心の中でつぶやく正樹。
何か見覚えのあるシーンらしい。

「ほんの少し、前に見た覚えがあるんだけど、なんだっけ…?」

なんだろう、なんだろうと思い出そうとするが、思い出せない記憶。

正樹の中に不安な因子が沸き起こる。
なぜここで不安になるのか?
その理由ははっきりとは分からない。
正樹自身、自分が不安になっていると自覚出来る程の不安でもなかった。
ただ、その不安は確実に正樹の中にあり、その要因も正樹の中にあるものだった。
だが、正樹は自分に対して分からないふりをしていた。
…考えるのをやめたとも言うが…。


47 :名無し物書き@推敲中?:03/05/16 09:10
祖父の家。
電気ついてない?
なんで?
まだ寝るの早い時間だぞ?
縁側今日開いて無いのか。
夏はいつもあそこを開けて、スイカとか食いながら花火してたのに…。
雨戸が閉まってるのか?
おかしい。
おかしいぞこれ。

違和感を感じながら、祖父の家に近づく正樹。
そして、祖父の家の庭に入った。
そこは、ゾクっとする程静かで、まるで時が止まっているような感を受けた。
なぜか心臓の鼓動が高まる。
玄関の前まで来た正樹。
まだ21時にもなっていない時間に、家の中の灯りが全く見えないその家は、何年も人が住んでいない空き家の様にも見えた。
正樹は、叫んで自分が来た事を知らせようとした。
が、口の中の唾を意識してしまい、唾を飲み込んだ。
一呼吸置いて、正樹は叫ぶ。


48 :名無し物書き@推敲中?:03/05/16 09:23
「おっ、おじっ、おじいちゃーん、正樹が戻ったよー」

反応を待つ正樹。
その声に反応するのは、1秒も時間はいらないだろう。
だが、10秒たっても返事は無かった。
冷や汗が正樹の頬を伝う。

その場で硬直する正樹。
正樹は、その硬直を解くように、精一杯の大声を出して、戸を叩き始めた。
だが、相変わらず戸の向こうからの反応は無かった。


49 :名無し物書き@推敲中?:03/05/16 09:26
とりあえずここまでです。
状況の描写難しい。
もっと上手くならないと。くそっ。
んじゃまた続き書いておきます。

50 :_:03/05/16 09:27
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51 :吾輩は名無しである:03/05/16 11:17
「おっ、おじっ、おじいちゃーん、正樹が戻ったよー」
・・・・・・。
静寂が続いた。ヒヤリとした汗が正樹の頬を伝う。
嫌な感じだ。
それを振り払うように、大声を上げ戸を叩き始めた。
それが無駄であると知りながら・・・。

52 :名無し物書き@推敲中?:03/05/17 23:20
>18でまだー? と催促したものです。

>1の小説は確かに稚拙なところもあるかもだけど、
子供の頃にやったイタタな行動と
それに付きまとう妙な退廃感がデジャヴな感じで好き。
登場人物もどっか壊れちゃってるし、
世界観がやたらとリアルだからナイーブな気持ちになる。
頑張れ>1。

53 :名無し物書き@推敲中?:03/05/19 09:05
>>51
俺よりも全然描写が上手い。
これが才能なのかって、あなたの天性にちょっと嫉妬しちゃいます。
でも一応参考にさせてもらいます。
この後また続き書いたんだけど、あんまり変わってないかも。
俺の限界なのかなぁ。
とりあえず進歩してないかも(汗だくだく
いやでも次回進歩する。
ここで終わってたまるかぁ、ちきしょう。

>>52
誉めてもらったり、応援してくれてありがとうございます。
さすがに放置されっぱなしで書いていくのは辛いものがありました。
これ誰も見てないんじゃないかって。
一人でも期待してくれてる人がいると思うと、続きを書く張り合いがあるってもんすね。
とりあえず、また続きです。


54 :名無し物書き@推敲中?:03/05/19 09:06
青ざめる正樹。
家の中がどうなっているのか、気になって仕方がない正樹は、外から雨戸を開け始めた。
今時の新しい家では無いので、中から雨戸に鍵はかけられないので、外からも開けられる。
雨戸を開ける正樹。
縁側のガラス戸に手をかけて見ると、鍵がかかって無かったらしく、開いた。
中を覗くと、真っ暗でよく見えない。
正樹は不安な気持ちのまま、祖父の家に上がった。
縁側からはすぐ居間がある。
居間をのぞいて見ても誰もいない。
とりあえず、居間の電気をつける。
何かがおかしかった。
正樹の家族が持ってきた荷物が何もない。
もしかして帰ったのか?
そう思う正樹。
だが、おじいさんまでいないのはどう考えても不自然だ。
もしかしたら、どこかに書置きがあるのでは無いか?と思い、それらしきものを探してみる。
だが、何も出てこなかった。
台所、祖父の部屋、風呂場、便所、玄関
と、探してみたが、やはり何も出てこなかった。
静まり返った祖父の家の中で、自分を励まそうとする。
たぶん、みんなで俺んちに行ったんだ、それかもしかしたら、俺がいなくなったから捜索願を警察に届出に行ってるのかもしれない。
そうだ、携帯から家に電話してみよう。
正樹はポケットから携帯電話を取り出し、電話をかけようとした。

55 :名無し物書き@推敲中?:03/05/19 09:09
その時、正樹はディスプレイに浮かぶ
「新着メールあり」
と言う文字に気がついた。
新着メール?
なんだこれ。
あまり携帯電話の使い方は分からなかったが、「新着メールあり」と言う文字が反転している所で、なんとなく決定ボタンらしきものを押してみる。

title  Re:久しぶり〜

へ?久しぶり?
なんだこれ。

もう一度反転している所を押す。


暇つぶしにどうですか?
無料の出会いサイトですよ。
http://lkjfai/lkjga:aaiielaici
(コレURL適当です↑押しても無いからホントにクリックしないでいいです。作者より)


なんだこれ?
意味わかんねぇ…。
そう思いつつも、正樹はその中の黒く反転したURLを押してみた。
パケットの読み込みが終わった後、ピンクの画面が出てきた。
画面には「即ヤリ!即マン!」と書かれており、いくつかの項目が用意されていた。
興味を持った正樹は、最初それで遊んでいたが、段々面倒になってきたので途中でやめた。

56 :名無し物書き@推敲中?:03/05/19 09:09
22:15

携帯電話をいじるのをやめた正樹は、自分がさっき何をしようとしていたのかを忘れていた。
正樹は部屋の中を見回した後、すぐにそれを思い出した。
そうだ、家に電話しなきゃ。
仕切りなおして電話をする正樹。
正樹はそこで信じられない言葉を聞いた。

「この電話番号は、現在使われておりません。もう一度お確かめになっておかけなおしください」

放心状態になる正樹。
ガイダンスが終わり、ツーツーと言う話中の音がむなしく耳に鳴り響く。
同時に、何が起きてるのか理解出来なかった。
もしかしたら携帯電話の使い方間違っているんじゃないか?
そうだ、哲夫に聞いてみよう。
哲夫に電話する正樹。
だが、哲夫にも電話は通じず、相変わらずのガイダンスが流れるだけだった。
その場で騒ぐ正樹。

「おとうさぁぁぁぁぁぁん!!!!!!」
「おかぁさぁぁぁぁぁぁん!!!!」
「出て来い馬鹿野郎!!なんで俺をこんな目に合わせるんだ!!ふざけるな!!!」
「由紀!!!!今出てきたら許してやる、早く出て来い!!!」

57 :名無し物書き@推敲中?:03/05/19 09:11
返事は無かった。
「うっうっ」
たまらず声が漏れる。
正樹はその場で悲鳴の様な声を出しながら泣いた。
「ぎゃあああああああー」
泣きながらその祖父の家を出る。
目の前にある坂道を登りだす。
深い絶望の中、一筋の希望に向けて歩き出す正樹。
もしかしたら、家にいるのかもしれない。
家族全員で、俺をはめようとしてるかもしれない。
だが、なぜこんな状況になっているのか?
大声で泣きながら、正樹は、今も子供だが、さらに子供の時によく考えた妄想を思い出した。

「もし、家族がどこか異世界に行ってしまい、自分だけがこの世界に取り残されたらすごい怖いだろうな」

それが現実に起きているのか?
その頃はそういう夢もよく見ていた気がする。

夢?

正樹の中で何かがひっかかる。
朝の出来事が脳裏によぎる。

そうだ、思い出した。

この状況今日夢で見た。


58 :名無し物書き@推敲中?:03/05/19 09:12
朝その怖い夢を見て、その恐怖で起きたんだった。
俺は正夢を見たのか?
一体何が起きているんだ。
なぜ夢に見た出来事が本当に起こっているんだ。
それとも、夢はこれを知らせようと、未然に防ごうとする警告だったのか?
だとしたら、俺はあそこで家を出なければ良かったのだろうか?
もし一緒に畑に行っていたら、こんな事にはおそらくならなかったに違いない。
一緒に家族についていけば良かった。
いや、逆に考えると、家族はもうこの世にいないのではないだろうか?
そう考えると、あそこで畑に行かなかったのは良かった事なのかもしれない。
その前にあそこでどうにか引き止める事が出来れば、今頃家族でだんらんしていたのかもしれない。

色々な考えが正樹の中で交差する。
涙で真っ赤に腫れた目の正樹は、例の分岐路にたどり着いた。
正樹はここを右に行って迷子になった。
右には先ほどの大きな木が見える。

正樹は泣きながら、木に叫んだ。

「このクソ木が!!馬鹿野郎!!」

植物に八つ当たりする正樹。
自分が方向音痴であるのは棚に置いて、正樹は憎しみを込めて力一杯叫んだ。


59 :名無し物書き@推敲中?:03/05/19 09:35
叫んだ正樹は、自分のした下らない行動に呆れた。
「何俺木に叫んでるんだよ、マジ馬鹿じゃねーの」
ぶつぶつと独り言を言う正樹。
この絶望な状況の下、木に叫んだり独り言を言っている自分を思うと、なんだか笑えた。
「はははっ、あははははははっ」
正樹はそう笑ってみると、分岐路を左に登って行った。

正樹はもう泣き止んでいた。
だが絶望状態であるのは変わりは無い。
外灯が少なく、薄暗い道を登っていく正樹。
駅が見えた。

駅までの距離が異様に遠く感じる。
駆け足する正樹。

なんで俺急いでいるんだろう。
なんで駅が見えた途端駆け足してるんだ?
電車がいつ来るか分からないから、急いでいるのかな。
だったらもっと早く行動すれば、こんな急がなくてもすんだのに。
でも、迷子だったし、無理じゃん。


どちらでもいい事を頭の中でぐるぐる考えてしまう。
頭の中で勝手に独り言を言う。
この絶望的な状況を、違う事を考える事によって紛らわそうとしていたのかもしれない。
そして正樹は駅についた。
無人駅なので、周りには誰もいない。
携帯で時間を確認する。

60 :名無し物書き@推敲中?:03/05/19 09:36
22:45

おそらく電車が次にくるならば、それが最終だろう。

ホームを照らす外灯に虫が集まっている。
それをぼーっと眺める正樹。
何も考えないでいたら、遠くのレール上に光が見えた。
電車だ。
上りの電車が来た。

正樹は立ち上がり

「白線の内側にお下がりください」

と、ぼそっとつぶやいた。

電車が駅に着いた。
正樹は、生気が抜けた様な顔をしながら電車に乗り込んだ。
その姿はまさしく幽霊だった。

電車に乗った正樹は、うつむきながら今回のこの状況について考えていた。
今何が起きているか、どうしてこんな事になったのか。
さっき考えた事だが、いくら考えても結論は出ないし、考えをやめる事も出来ない。
考えていないと落ち着かなかった。
その時、風呂に何日も入っていないような、すえた匂いがした。
ふと周りを見渡すと、電車の中には、浮浪者らしき50代くらいの男性がいた。
その男性は座席の上で横たわって寝ていた。
どうやらその男性から匂いがする。
普段なら
「くっせーなこの乞食は」
くらいで終わってしまうのだが、この時正樹はその匂いを分析しようと考えた。
絶望しすぎていて、気持ちが浮ついていたのかもしれない。

61 :名無し物書き@推敲中?:03/05/19 09:37
クンクンと匂いを嗅ぐ正樹。
正樹は単純にこう考えた。
「汗と垢と埃がまじったものを、何かの菌で発酵させると、こういう匂いになるのではないだろうか」
だが、この考えをしたからと言ってどうなるものでもなかった。
我に返った正樹は、匂いの分析をやめた。
すると今度はその匂いにムカついてきた。
窓を開ける正樹。
電車の車輪の音が車内に響き、風が入る。
寝ていた浮浪者は顔を上げ、不機嫌な顔をして正樹の方を見つめた。
だが、余裕の無い正樹は浮浪者の事はどちらでも良かった。
浮浪者を無視して、考え事を続ける正樹。
もう一度携帯で電話を試みる。
やはり現在使われておりませんのガイダンスが流れるだけだ。
さっきまでいた祖父の家にも電話をかけてみる。
これも現在使われておりませんのガイダンス。
正樹は、もしかしてこの携帯電話はどこにかけても現在使われておりませんになるのではないか?
と考えた。
可能性は無い訳じゃない。
いや、むしろそう考えるのが自然だ。
なぜ昨日まで普通に繋がっていた電話がいきなり繋がらなくなるのだ。
そんな事は普通に考えてありえない。
そうだ、やっぱりこの携帯電話がおかしいんだ。
少しほっとする正樹。
ちょっとうろたえすぎたのかな?と少し前までの自分を振り返る。
そう思うと、自分が自分で恥ずかしくなってきた。
だが、やはりおかしい事は実際に起きている。
なぜ祖父の家に誰もいないのか。
家族だけでなく、祖父までもなぜいないか?
また不安に戻る正樹。


62 :名無し物書き@推敲中?:03/05/19 09:38
正樹はもう一度電話をしてみようと考えた。
携帯を取り出し、また哲夫に電話する。
その時同じ車両に乗っている浮浪者が起き上がり、正樹の方に向かって歩いてきた。
おそらく携帯の音が耳に障ったんだろう。
「おい、電車の中携帯すんじゃねえ」
浮浪者は、垢で黒くなった顔で正樹にそう言った。
その言葉に正樹はむかついたが、正直浮浪者が怖いので謝った。
「はい、すいませんでした」
正樹は右手で鼻をつまみながら、鼻声で答えた。
それを見た浮浪者は、正樹に手を伸ばした。
びくっとする正樹。
だが浮浪者は、不機嫌そうな顔で正樹の後ろの窓をピシャン!と閉めると、またさっきの場所に戻って横になった。
浮浪者にびびってしまった正樹は、匂いが我慢出来なかったので、車両を変えた。
車両を変えて電話を試みるが、やはり繋がらなかった。
もう考えてもしょうがないし、これ以上行動も出来ないので、正樹は自分の町の駅までじっと我慢する事にした。
そして、一時間が過ぎた頃、正樹の町の駅に電車が到着した。
電車が止まり、電車のドアが開いた。
電車を降りた正樹は、ホームつたいにさっき浮浪者が乗っていた車両の外まで行った。
浮浪者はまだ寝ていた。
「ドアがしまりまーす」
と言うガイダンスが流れた後、正樹は大声で浮浪者に叫んだ。
「てめーがくせぇから窓開けたんだよおぉ!!」
声に反応して浮浪者が起き上がる。
「なんだぁこのがきゃあ」
それと同時に電車のドアは閉まった。
ドアの向こうで正樹を睨む浮浪者。
正樹は浮浪者の顔を指して、腹を抱えながら笑った。
手を叩いて笑う正樹。


63 :名無し物書き@推敲中?:03/05/19 09:40
「発車します」

浮浪者が正樹の方をずっと睨んだまま、電車は動き出した。
正樹は心の中でこうつぶやいた。
「復讐完了」
正樹はそうつぶやくと、早く家に帰らなければと言う焦りが出てきた。
家に帰って早く確認したい。
本当に家族は家に帰っているのだろうか。
ホームの階段をかけあがり、自動改札口をくぐった。
駅員は誰も見ていなかった。
キセルって簡単に出来るものなんだなと思う正樹。
改札口をすぎた正樹は、自分の家の方角の西口に向かう。

正樹は一日中歩いたり走ったりで、もう体力に限界が来ていた。
西口を出ると、正樹は駅の前に置いてある自転車を物色し始めた。
鍵のかかっていない自転車を見つけると、正樹はそれにまたがって自分の家に向かおうとした。
その時だ。
「ドロボー!!!」
後ろから叫び声がした。
ヤバイと思い、後ろを振り返る。
するとおばさんが倒れている。
おばさんが見つめるその先には、かばんを抱きかかえた40代くらいの中年が疾走していた。
正樹は自分の事じゃないと分かると、ほっとしてその場を後にした。

64 :名無し物書き@推敲中?:03/05/19 10:01
今日はここまでです。

>>51さんがリライトした様に、次はもっと上手く描写するっす。
たぶん。
なんつーか、気合が足りないのかも。
もっと脳味噌フル回転みたいな。

ちょっと練習。

>>1は、キリがいい所でその日の書き込みを終えた。
一息ついて、自分の書いた文章を読み返す。
稚拙な自分の文章に、正直嫌気が刺し、>>51の様な才能が欲しいと思ったが、
努力出来る事が才能の最初の一歩だと自分に言い聞かす。
次回の書き込みで進歩が現れる様に、この意思こそが忘れてはならないものだと心に留める。
そして>>1は書き込みボタンを押した。

65 :51:03/05/19 10:08
>>53
人それぞれの個性がありますから、どちらがいいとも言えませんよ
個性のない文章ほどつまらないものはありません
今見返してみると、私のはなんだか狙いすぎてるような感じがします

66 :52:03/05/19 12:13
俺が思うに、申し訳ないけど>51は普通だと思う。
>51くらいのレベルなら、練習次第で何事もなく到達すると思うよ。

「おっ、おじっ、おじいちゃーん、正樹が戻ったよー」
正樹は声を限りにして叫んだが、返ってくるのは不安を引き立たせるような
草木のざわめく音ばかりであった。本来なら数秒と必要ないであろう返事が、
なぜか今に限って聞こえてはこない。小憎らしい妹の声すらしない。
底知れぬ恐怖に、冷や汗が正樹の頬を伝った。待てども待てども返事は来ない。
正樹は弾かれたように玄関に向かって駆け出した。まろびながら引き戸にかじりつき、
喉も割れよと大声を上げ、力の限りに桟を打った。打って打って打ちまくり、
叫びはしまいに悲鳴になった。が、戸の向こうにいるはずの家族は相変わらず
無反応のままだった。

……って俺もリライトしてみたけど、才能じゃないよ。
単に執筆量と読書量の問題。
>1の魅力はストーリーと心理の移り変わりかただと思ってる。
こればっかりはどんなに頑張っても得られないやつもいるから、
>1は凄いと思うよ。ゆっくり頑張れ!

67 :17:03/05/19 13:23
>>64
文章表現は確かに厄介な代物です。が、焦る事はないでしょう。
こればかりは量が必要ですから。量と質が比例すると言っていいですね。
いろいろと、見えなかったものが見えてくるはず……いろいろと、ね。

楽しみに読ませてもらってますよ。物語の進行も、>>1さんの進行もね(w

68 :tina ◆OcfLN77Pak :03/05/20 18:54
>>64
 今日、初めて読ませていただきました。わたしみたいな方がもう一人いらっしゃっ
たんですね。うれしく思います。
 次回の書き込みで進歩が現れる様に、この意思こそが忘れてはならないものだと心
に留める。
 わたしも同じ気持ちで書き続けています。お互いにがんばりましょう!

 


69 :名無し物書き@推敲中?:03/05/22 06:25
age

70 :ひまじん:03/05/22 08:17
・横書きだからかもしれないけど、段落を忘れずに。もう少し長い文脈をいれて、
流れの強弱をつけるように工夫しよう。人物の設定もしっかりね。
・書き出しは読者をつかむ大切な部分ですから、作文みたく安易に書いてはいけません。
月並みですが、まだ《その日正樹は夢を見た。》から書き出したほうがいいでしょう。
・語彙や修辞法のセンスは注意してどうなるものでもないので、精進するしかないです。
例えば、「風で木が揺れる」とか「茜色の美しい夕焼け」などの表現をヤバイと感じる
ことです。なんで?などどいつまでも首を傾げているようでは、上達はおぼつかないで
しょう。こうしたわずらわしさから逃げるか、なにくそやってやる、と進むかで大きな
差がでてきます。がんばってください。

71 :ひまじん:03/05/23 21:51
 今日は本屋でつまみ食いをした。
手はじめに村上龍を書棚からいただく。
『エクスタシー』、あやしいタイトルだ。とびらを開くとさっそくうねりのある
文章が目にこびりつく。こってりした独特の言いまわしで、リアルな世界にア
ンリアルな感覚を導入する描写はなかなか読ませる。しかし、わたしには少し
濃すぎるようなので、胸やけする前にごちそうさまにした。
 くちすすぎに何かもっとさっぱりしたものが欲しい。有名無名の品が行儀よく
並んでわたしを見ているが、めぼしいものがなく棚の端まで歩いてきてしまう。
 と、そこで志賀直哉と目があった。迷いなくついと腕を伸ばす。タイトルは、
え、まあ、とにかく志賀直哉だ。こちらは、やあさらりとしているな。そうめん
のようにするすると文字が流れてくる。ノドの奥のぎたぎたがとれるようだ。
 さて次は裏にまわるとしよう。

72 :ひまじん:03/05/23 23:24
 このへんで珍味を食したい。ちょうどよいところに村上春樹がころがっている。
これをいただこう。
 なんたらほ〜い、とかいうエッセイらしき小品。さてさて、1ページ目をぺろり
といこうと思ったが、半ページでまいってしまった。これはなんだ。いや、なにも
はなから期待をもって読んだわけではないが、これはいただけない。馬鹿もほどほ
どにしておけよ、という憤懣でさっき食べたピザとそうめんの攪拌物がのど元にこ
み上げてくる。それでも珍味だからと進めば、まったく、あたったといより毒を盛
られたという感じで、投げだしてしまった。しかし、うちゃったままではモラルが
すたると、元の場所にと手をとったが、またやるせない怨みが惹起して思わずとな
りにあった辻仁成の書籍のあいだにねじ込んでしまった。
「馬鹿もほどほどにしておけよ」
 わたしはしょぼくれて、もう立ち去ろうときびすをかえした。ふと顔を上げると
目につくものがあった。内田百間だ。これも何かの縁と『続百鬼園随筆』を重々し
しくもいただいて、よれよれとページをくった。
 ああ、くだくだしいことは書くまい。わたしの心はいっぺんに洗われて、その一
文字一文字が良薬のごとく五臓六腑にしみわたり、5ページ目には、ふふと薄笑い
さえ浮かべる始末であった。さっきまでのウンザリ感はどこへやら、10何ページ
を消化してスッキリすると、本を丁重─それこそお辞儀をするくらい─に書架にも
どして店を後にしたのであった。
 こうしてその幸福感の余勢を借りてつい贅言を弄してしまいました。ご寛恕ください。


73 :tina ◆OcfLN77Pak :03/05/27 23:33
 本のご紹介ありがとうございます。今日、内田百間さんの『続百鬼園随筆』を
手に入れて参りました。レスの意、なるほどです。寝る前にちょっとずつ味わっ
てみたいと思います。
 ちなみに春樹さんのも中中に興味をそそられる文章でしたが、あちこちで警報
を耳にしますので今回は立ち読みに止めました。
 またヒマな時には一本つけてやって下さい。よろしくお願いします。


74 :山崎渉:03/05/28 10:35
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉

75 :ひまじん:03/05/29 23:37
 おや、久々にのぞいてみればレスが(山崎じゃないよ)
 1さんも引っこんでしまわれたようだし、放置かと思いましたが、私の駄文
を読んで『続百鬼園随筆』を買われたのですね。だったらもう少しきちんと書けば
よかったな、お恥ずかしい。
 もし小説の技術などについて興味があったら「技術スレ」をのぞいてみてください。
荒れなければそこで書き込みします。ひまじんではないけどね。

76 :名無し物書き@推敲中?:03/06/06 18:08
Now loading...?

77 :名無し物書き@推敲中?:03/06/10 21:55
何かここの凋落振りを見て、改めてtinaの根性に感服してみたりする。
いつ寝てるのか知らないけれど、躯を壊さん様に頑張ってくれ。

78 :1です:03/06/11 01:29
今気合入れて書いてる所です。
進むスピードが極端に遅くなった。
その内載せるです。

79 :名無し物書き@推敲中?:03/06/11 19:38
おう!頑張れよ!その内じゃなくチョコチョコで良いから載せろ。
その姿勢が大事だ。

80 :tina ◆OcfLN77Pak :03/06/13 12:57
>>77
 ありがとうございます。最近、一行に費やす時間がますます増えてきました。
書きたいことはたくさんありますし、イメージも浮かんでいるのですが、それが
なかなか文字になりません。あれこれ悩んでるとすぐに2時3時になってしまい
ます。
 ちょっと寝不足です。ふぁ〜眠い。

>>78
 あ〜よかった。わたしがプレッシャー掛けてしまったかなと心配してました。
わたしも書くスピードが思いっきり遅くなってます。ブレーキとアクセルを同時
に踏んで唸ってるって感じです(笑)
 人のことは言えませんが、焦らずにやりましょう!


81 ::03/06/13 22:35
 書けなくなる……って事は色々な選択肢(手法、語彙、etc)が増えたり、
自分の文章に対する責任や思い入れが高じた結果だったりする訳だから、
非常に結構な事なのでは。
 垂れ流しの文章に酔う事に慣れるより余程良いと思う。しかし、時には見切り
発車が飛躍的な成長をもたらすものだと思うから、1さんもtitaさんも何処かに
投稿してみたら如何ですか。(既に投稿していたらゴメンナサイ)
 個人的に言えば、先ず、書く事でホップ、次に物語を完結させる事でステップ、
投稿する事でジャンプかと。
 偉そうですが自分の拙い経験から感じた事です。ファイト!


82 :名無し物書き@推敲中?:03/06/14 20:58
ファイト♪闘う君の事を闘わない奴らは笑うだろう……
なんて中島みゆきの唄があったね。



83 :名無し物書き@推敲中?:03/06/15 01:43
美少女のワレメが丸見えなサイトをハッケーン!
嬉しいけどモロ見えはいいのか?(*´д`*)ハァハァ
http://plaza16.mbn.or.jp/~satchel/idol_kora/

84 :名無し物書き@推敲中?:03/06/15 22:18
なんかアレだよな。
>>1の情熱がスゴーク伝わってくる。
文才とかそういうの別にしてさ。
>>1のこういう行動とか、真面目さ、律儀さっていうの?
多分だけど、>>1が執筆してる時、スゲー目ぇ輝いているんだろうな。
いいわ。なんか久しぶりに良いスレを見たって感じ。
応援したくなる。今、スゲー気分がイイ。

85 :名無し物書き@推敲中?:03/06/15 23:16
同意。
それが分かっているから、こういうスレは荒らされないんだな、きっと。
小難しいこと抜きにして細く長く続くと良いな。

86 :名無し物書き@推敲中?:03/06/16 00:41
唐突だけど……漏れの知人に、目が不自由だけど創作しようって人が居るのね。
もう定年近い小父さんなんだけど、病で十年ほど前から視力を失ったらしいんだよね。
ひょんな事から知り合って、ここ二年ほど交流があるんだけど、
新聞読むにもスキャナーで読みとらせて音声で読み上げさせたりとか、
小父さんにとってはパソコンは体の一部なんだね。だからトラブルが起きると、
泣きそうな声で、漏れの携帯に連絡きたりして、その度に溜め息吐きながらスクーターの
セルを回す訳だが。
作品も読ませて貰ったが、音声認識だからおかしな漢字に変換されていたりする訳で、
推敲だって並の努力じゃ無いと思う。そこで初めて漏れは気付いたんだけど、
目で追っているんだね、やっぱり文章って奴は。そんな事を冷静に感じている自分が嫌だけど。
情報収集するのにネットも使うらしいんだけど、見ていたら順々に音声で読み上げて
いくのね。しかもURLから。千件ヒットだったら夜が明けるっての。
でも、それを当たり前のように小父さんは聞いているんだな。しかも嬉しそうに。
漏れは何とも言えない気分だったな。何かぐらぐらしてたよ。
馬鹿じゃねぇの、この爺、って気持ちと、自分に対する情けなさかな。
もっと俺もやれるんじゃないか、なんて漠と思ったりしたな。
思ったりしたけど、その後の創作もあまり代わり映えしない。そこが物語と違う所だったりする。
相変わらず小父さんからの携帯は週に二度ほど鳴る。
最近は創作よりも漏れと雑談交わしている時間の方が多そうだ。
漏れは漏れで、そんな経験を創作に役立てられないだろうか、などと浅ましい考えが胸を過ぎったりする。
人間って何だろう……と、漏れらしくも無く落ち込むことしきりである。

87 :名無し物書き@推敲中?:03/06/16 01:08
♪冷たい水の中を震えながら上って行け〜

88 :tina ◆OcfLN77Pak :03/06/16 19:44
>>86
心暖まる文章をありがとうございます。
あなたの文章を通して、小父さんの創作にかける思いも受け取ることができました。
これからもがんばってください!

89 :名無し物書き@推敲中?:03/06/17 02:25
夏祭りと言えば夏の祭りだ。当たり前のことだ。
とは言え、六月上旬の祭りとは早過ぎはしないか、などと友人は言う。
漏れにすれば子供の頃から当たり前の行事であるから、???と言う顔になる。
友人は昨年、岐阜から来たばかりだから、そんなことを口にしたのだろう。
暦の上では疾うに夏とは言え、言われてみれば確かに早いのかも知れない。
だが負けず嫌いの漏れは、都会はサイクルが早いのだ、などと反論して二人して祭りに繰り出した。
良く言えば気取らない、悪く言えば下町の、いずれにせよ肩の張らない雰囲気の中を漏れたたちは闊歩する。
どう見ても漏れたちより年下の、まだ十代と思える夫婦が赤ん坊を抱いて歩いている。
しかも珍しい光景では無い。その数の多さにを見て友人は絶句する。
都会はサイクルが早いのだ、などと呪文の様に繰り返し、漏れは両手を広げて見せた。
鯔背な的屋の兄ちゃんの口上。メダカの様に群れなす餓鬼ども。
そして、極彩色に彩られた浴衣に身を包むご婦人方に気を取られながら漏れたちは神社の境内へと向かう。
射的屋の前を通りかかった時、幼い頃の記憶が蘇った。
当時クラス一腕白だった友人と祭りに訪れた時のことだ。
彼と漏れは的屋の親父に小一時間程、店の留守番を頼まれた。銀行にお金を入金するためだ。
どう言う流れで親父が漏れたちの様な餓鬼に留守番を頼んだのかは忘れたが、
比較的客足の無い早い時間帯だった所為かも知れない。礼に五百円ずつくれると言う。
漏れたちは張り切った。恥も知能も無い年齢だったから大声出して客を呼び込んだ。
所が帰って来た親父は漏れたちに景品のキャラメルを一つずつくれただけだった。
恥、知能、と同時に怖さも知らないから大声で抗議して店から叩き出された後に
今、考えると恐るべき報復に出た。
テントの紐を解いて、店の景品ごと纏めてひっくり返したのだ。
漏れはすぐに逃げたが、彼は負け知らずの喧嘩自慢だったから捨て台詞を言いに行って、
そこで親父に取っ捕まった。横っ面張り飛ばされてバックブリーカー掛けられて(事実)
漏れは初めて彼の泣いている顔を見て、飛び出して行くことも出来ずにただ震えていた。




90 :名無し物書き@推敲中?:03/06/17 02:30
それがトラウマになって、それから二年間程はこそこそと射的屋の前を通り過ぎた。
それでも漏れは祭りが好きで、喉元過ぎれば、の譬え通り毎年鬱陶しい梅雨の時期となると
足は自然とそこへ向かう。
幼い頃は型抜きや輪投げに夢中になっていたが、年を重ねる毎に堕落するのか、あざとくなるのか
足は確実に元を取れる食い物に向かう。それは岐阜の友人も同様の様で盛んに食いまくった。
境内の並びにある公園の外堀に屈み込み、隣で同じ様にしてたこ焼きにパクつくお姉さん方の、
すらりとした長い足に目を奪われながら焼きそばを食べた。
岐阜の友人が小声で、一緒に飲みに行こう、と誘ってみろと焚き付ける。
お前地元だろ?などと言うが、そんな理由で交渉が成立するなら、こんな奴と焼きそばを食っていない。
しかし見栄を張って声を掛けようとした瞬間、何かズボンに付いていますよ?件の彼女は宣った。
毛虫である。
その後、漏れは悲鳴を上げながらピョンピョンと飛び跳ね、友人が赤面しながら靴で毛虫を払い落とし、
辺りは爆笑に包まれて、気付いた頃には彼女たちは行方を眩ましていたと言う体たらく。
友人に田舎者よりも始末が悪いと叱責されたことは語るまでも無い。
だが来年もまた来ようと思う祭り好きの漏れの話であった。

>>88
レスありがとうございます。お互いに頑張りましょう。
蛍の話は、こちらこそ心暖まり、触発されて祭りの出来事を書きました。
(内容は漏れの性格上恥の上塗りに終わりましたが、取り敢えず)
漏れは根性無しなので毎日と言う訳にはいきませんが、時折、ここを借りて
ありふれた漏れの日常を書き綴ろうかな、なんて思っています。





91 :名無し物書き@推敲中?:03/06/17 02:33
あ……ageちまった……やべぇ。

92 :名無し物書き@推敲中?:03/06/19 20:12
tinaさん、
蛙の話、良かったったすね〜。
放り投げられた蛙の情景が浮かんで、思わず吹き出しました。
心臓バクバクですよね、蛙君。きっと未だに自分がラッキーだったことに
気付いていませんよ。
向こうはageると怒られちゃうらしいので、こっちに書き込みました。
1さん、ごめんなさい。
漏れは狙ってる賞の〆切が迫っているので暫くは、そちらに掛かり切りです。
でも気まぐれに、また書いちゃうかも知れません。
また笑かす奴、気が向いた時にお願いしま〜す。

93 :名無し物書き@推敲中?:03/06/19 21:57

ごめんなさい、亀君でした。ヒキヒキの話と混ざりました。

94 :(^O^)/tina :03/06/19 22:25
 読んでくれてありがと〜!とてもうれしいよ。でも……
 亀だよ、亀!わたしは蛙なんて触れないゾ(笑)
 それはともかく、わたしもいつか投稿に挑戦してみたいと思っています。なにぶん
読書不足、書き込み不足ですので、今はここで勉強させていただく傍らチアガールで
もやってみるか、というとこです。
 (^O^)/がんばれ〜(^O^)/

95 :(^O^)/tina:03/06/19 22:30
 あ、書くのが遅いから間に合わなかった!
 94は93のレスを読む前のものです。

96 :名無し物書き@推敲中?:03/06/20 23:14
ども!失礼しました。
考えて見れば、蛙を超遠投で放り投げるレディが何処の世界に居るっての、ね。(媚び…)
悪魔を呼び出す儀式じゃないんだからさ。反省してます。(個人的には蛙にも挑戦して貰いたいけど…)

と言うことで、亀と蛙にまつわる(どんなまつわりじゃ!)漏れの悲しい思い出。

漏れが小学校一年生頃のこと。
近所の寺の参道では、土日になるとミドリ亀釣りの露天が出てたのね。
漏れの両親は共稼ぎだったので、それまで遊んでいた友達と別れなくてはならない
夕方ともなると、手持ち無沙汰となって、良くその露天で遊んだものだった。
所がこれが釣れない。何度挑戦しても釣れない。テコでも釣れない。
何度もやめようと思ったが、露天の草臥れた婆さんの口上が上手くて、
つい、人間である漏れの方は簡単に釣られる。
所が或る日、ついに釣り上げた訳ですよ。漏れはあの日を忘れないね。その後日談と共に。
はしゃいでいる漏れを見て婆さんは、
「大人の亀じゃつまらないだろ?子供をあげるから、それを育ててごらん」
なんてことを言って、くれたのが、でっかいオタマジャクシだ。
今ならナイスジョーク!と叫んでいる所だが、当時の漏れは食用蛙のオタマ見たの初めて。
黒光りする体を見て「なるほど、これが甲羅になるのか」などと思いつつ、家に持って帰った。
金魚鉢に入れて飼育すること数週間。手足が出て来て、鼻先は尖って来る。
五つ上の姉に、このノータリンと言われて初めて気付いて愕然とした。
それでも手塩に掛けて育てた子は可愛く、学校から帰って来ると必ず二階にある
洗面所の排水溝に蓋をして、水を浪波と溜めてはそこで泳がせた。
日に日に尾も短くなり、ジャンプする距離も力強いものとなった。
そんな或る日、蛙君は洗面所からそれまでになく高くジャンプし、
開け放された二階の窓から墜落したのだった。
漏れは泣いた……ああ合掌。

97 :tina ◆OcfLN77Pak :03/06/21 22:56
 小さい頃の大切な思い出をありがとうございます。
 手のひらをくすぐっていた愛嬌たっぷりな子が、ある日突然動かなくなってしまう
のは、とても悲しいことですね。自分のせいで、なんて感情が伴うと、小さな心に傷
がついてしまいそうです。
 そんな経験から命の大切さを学び、優しさや思いやりの気持ちが育つのでしょうが、
子供を取り巻く環境によっては、全く違うタイプの大人になってしまいそうで、不安
に思うこともあります。わたしにしたところで、悲しいことがあっても、心のどこか
では冷めた目で眺めていますから。
 子供ならではの大切な思い出とそれを回想する機会を、ご両親や先生がたをフォロ
ーするかたちで、わたしにも作り出せないかなぁ、なんて考えたことがあります。そ
れはわたしが今2chでやっているのに類することです。地元の小学校の掲示板に、
オリジナルの童話を連載しようと考えています。もちろん本名で。それで、時々は子
供たちに会いに行ったりして、楽しく過ごす時間を分けてもらえたらうれしいですね。
「はなしのおばさん」という感じかな(笑)
 もっとも、まだ当分先のことになりそうです。技術も語彙も足りませんし、書いて
良いこと悪いことの区別が難しいですから、子供向けの場合は。それと、挿絵が欲し
いと思っています。イラストやデジカメで撮った写真などをパソコンで上手に編集で
きるようになりたいですね。このように、覚えることがいっぱいです。もちろん、楽
しみがいっぱい、ってことですが。
 では、わたしはこれから旅行のお話の続きを考えます。ナイスジョークでも思いつ
くといいのですが。さてどうなることか、と。

98 :名無し物書き@推敲中?:03/06/21 23:05
近頃、亀ネタに凝っているので、今日は二年前まで漏れが勤めていた
専門学校での非常勤講師時代の話。

タイトルは「盲亀の浮木」と言う所か。

中学一年生当時の漏れは、自分で言うのも恥ずかしい話だが、かなり目立っていた。
と言うか教師からすれば目に付く生徒だった。
ざっと挙げれば、新入生の野球好きを集めて女子ソフトボール部レギュラーに挑戦、
そして惨敗。新聞委員になれないと、友人と勝手に新聞を創ってクラスに配る。
ワイドショーの様な内容なので生徒には絶賛されるも、担任に注意されてすぐに強制打ち切り。
他クラスのツッパリ君を放課後、裏庭に呼び出して双方十名ほどで殴り合いの喧嘩。
何を思ったか一番仲の良かった友人と二人で、土曜の午後から学校の前のドブを掃除。
推定距離三百メートルほど。所要時間、夕暮れまで。
そんな生徒だから担任も恐れをなして、夏休み前の父兄懇談会の時に、漏れとは遊ばせるな、と
父兄に通達。友人からそれを聞いた漏れは愕然として、その後借りてきた猫の様に大人しくなり、
それでも何か起こる度に、担任に漏れの所為にされて冷や水を呑まされた思い出がある。
ま、こちらも悪いが向こうも少々やることが極端だ。
で、ここからが本筋。



99 :名無し物書き@推敲中?:03/06/21 23:07

専門に限らず学校と言うものは必ず「学校訪問」と言うやつをやる。端的に言えば翌年の生徒集めだ。
漏れも名刺とパンフレットを持って中高十校くらいを毎年回っていた。
高校だと応接室や会議室に通されるのが通常なのだが、中学だと大抵校長室に通されて、
そこで進路の先生に説明することになる。何故そんなことになるかと言うと、
何処の中学でも高校進学が難しい生徒がいて、何とかその生徒をお願いするために校長直々に頼むケースが
多いのである。進路の先生は何とか予審(事前の合格確定)を貰えないか、と生徒のために頑張ったりする。
そこで或る年、或る中学校を訪問した時、大抵の校長は愛想が良いものだが、
仏頂面して漏れを黙殺した校長が居た。説明も終わり、進路の先生に昇降口まで送られながら、
「もしかして校長先生はY先生と言うのでは?」尋ねるとビンゴ。「私の中学の時の担任なんですよ」
説明すると「それじゃちゃんとご挨拶しなきゃ」などと、感じの良い女性教員は嫌がる漏れの手を引いて、
半ば強引に校長室に引きずって行く。
「お久しぶりです○○です!」元気良く漏れが挨拶すると、Y先生は面を上げ、
「おお……お前、今、何やってんだ?」って言われてムカー!お宅の前で、二十分も進路の先生に説明していた男は
誰だったんだ、ての。続いて言った言葉が「駄目な奴は何処へ行っても駄目だ。無理に入れてくれなくて良いぞ」
それきり机の上の書類に視線を落として漏れのことは無視。すかさず漏れは進路の先生に、
「今日中に予審を取って○○君はうちで預かります!」啖呵を切って退室。
帰り際に「あの校長、来年で定年退職なんで、私も少しだけホッとしてるんですよ」
進路の先生の笑顔が僅かに漏れの溜飲を下げた。


100 :名無し物書き@推敲中?:03/06/21 23:27
わ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
載せた瞬間、tinaさんのレスがあって吃驚です。これも、まぁ「盲亀の浮木」ってことで。
(ちょっと違うか)

閑話休題

レス読みましたけど、tinaさんのやろうとしていることは凄いことですよ!
俺、絶対に応援します。いつも冗談しか言わない男ですけど、マジで応援します!
それで、一つ余計なことかも知れませんが、挿絵は出来れば手書きが良いと思います。
上手いとか下手とかじゃ無く、温かい気持ちはやはりクラフトの方が依り伝わると思います。
優しい気持ちは、優しい言い回しの文章の方が伝わるのと一緒です。
僕も最近になって気付いたことなんですけどね。
旅行の話、楽しみにしています。
くれぐれも無理なさらずに、細く長く続けて下さい。
偶には休むことも必要ですよ。
tinaさんが休んで空白の日があったとしても、
読み手にすれば、それも物語の一部じゃないでしか。
他の読み手の皆さんも、イマジネーションでその行間を埋める筈ですよ。
生意気言ってすみません。

では、ゆっくりと頑張って下さい。

101 :100:03/06/22 20:23
100をgetしていたことに今日になって気付いた、漏れ。
依って(何が?)今日から100を名乗ります。但しこのスレだけね。
漏れは殆ど名無しで、後、名乗っているのは日本ホラースレくらい。こちらは144と
中途半端な数字だ。

旅行の話、読みましたよ〜。キリンの話の行が、ほのぼのとして凄く良かったです。
子供のイマジネーションには本当に驚かせられたりしますね。
漏れの友人で心理学を専攻して臨床心理士の資格を取ってスクールカウンセラーをしている
奴が居るんですが、描かせた絵で心理テストとかすると大体の心理や性格が読めるとか。
漏れも絵を描くのは幼い頃から好きなのだが、そんな理由から、そいつの前で絵を描くのは怖い。
一度無理遣り描かされて、やけくそでマジンガーZの絵を描いたら、
「うん、狂ってる……」
の、一言で終わりだ。
こんな奴にカウンセリングされている生徒達が可哀想だな、と思いながらも、
漏れは、その晩、気にして眠れなかった(笑)

話は戻りますが、是非、童話の夢は実現させて下さい。
以前ここにも書いた、目の不自由な小父さんの話ですが、件の小父さんと漏れが知り合ったのも、
小父さんが小学生高学年くらいの子供に石をぶつけられている所を助けたことからでした。
本当に信じられないことですが、少し…いや、大分理解を超えた子供達が居ることも事実です。
そんな現在の子供達の状況に歯止めを掛けようとする大人が、少しでも多く現れると良いですね。
漏れも手の届く範囲でそんな状況を変えていけたらな、なんて思っています。


102 :tina ◆OcfLN77Pak :03/06/22 23:35
  いつもありがとうございます。
 恥ずかしながら「盲亀の浮木」って言葉を知りませんでしたので、お話を機に語彙
をまたひとつ増やすことができました。わたしにもぴったりのエピソードがあります
ので、いつかご紹介したいと思います。
 それから学校の生徒さんの事。わたしの場合は会社の仕事仲間になりますが、能力
主義が当たり前で、力の無い人や力を出し切れていない人は置いて行かれます。わた
しはそこに一石を投じて、波紋を生じさせてしまいました。当然何かやらなきゃいけ
ません。難しかったのは「結果を出すこと」ではなく、「結果を出すために努力して
もらうこと」でした。今でも悩みは尽きません。
 挿絵のこと、鋭いですね〜。実は絵なんて上手に描けないし、ホームページのフリ
ー素材や写真貼り付けたら楽だ、と考えてました。確かに文章に込めた思いを、その
ままに伝えたいのであれば、挿絵だって心を込めて描くべきですね。態度が矛盾して
いました。機を見てイラストの練習も始めてみます。
 あと、誤解を受けたくありませんので一つ付け加えておきます。わたしは書くこと
が好きで、その上書いたものを読んでもらいたくてここにいますが、もう一つ望んで
いることがあります。もし、わたしの考え方や努力する姿勢に何か得るものがありま
したら、次には、あなたなりのやり方でその得たものを別の誰かに伝えていただきた
い、と願っています。最近、ちっとも筆が進まなくてもどかしいです。
 さて今日もこれからお話の続きを書いてみようかな、と。

103 :100:03/06/23 00:32
「 IAm A Rock 」
ある冬の日 深くて 暗い 12月の冬の日 僕はただ一人
窓辺にもたれて 下の通りをながめていた 静かに降りしきる まばゆい雪を
I Am A Rock.ぼくは岩
I am an island.ぼくは島

壁を築こう 誰も射通せぬ 分厚い壁を
友情なんかいるもんか 友情なんて苦痛なだけさ
それは僕の忌み嫌う 愛らしさと高笑い
I Am A Rock.ぼくは岩
I am an island.ぼくは島

愛なんかを語るんじゃない
それはとっくに聞いた言葉
僕の記憶の底に眠っている
死に絶えた感情の断片なぞ 今さら手をつけようとは思わない
愛そうともしなかった 泣こうとも思わなかった
I Am A Rock.ぼくは岩
I am an island.ぼくは島

僕は木を持っている 守ってくれる時だって持っている
鎧でかっちり封をした
僕の部屋の奥深く ぼくの体奥深く
僕は安全に隠れている 僕は誰にも触れないし
誰にも触れたいと思わない
I Am A Rock.ぼくは岩
I am an island.ぼくは島

何故なら岩は苦痛を感じないから
島は決して泣きはしないから


104 :100:03/06/23 00:34
蒸し暑い日だった。
 校庭の隅に咲いた紫陽花が雨に打たれて震えている。
 ここを訪れるのは二年振りの事だ。明日から僕の人生が変わる。そんな事を漠然と
考えていた。高校への退学届けは昨日提出した。後、一年も待たずに卒業なのに、そん
な事を言ってクラスの皆は止めてくれた。担任から退学届けを取り戻したから考え直し
て帰って来い、親友からは電話まで掛かって来た。
 しかし既に僕は昨日、学生服を河に投げ捨てていた。二年余り往復した橋の袂から
放り捨てたのだ。それで全て終わっていた。だから答えはノーだ。一時の感情では無い。
だから答えはノーだ。担任に自主退学届けを提出した時の言葉。
「やっと、辞める気になったか」
 だから、答えはノーだ。
「あんたの顔は二度と見たくない」
 それが最後の僕の言葉だ。
 嘗て通った中学の校庭は霧雨に濡れ、部活の生徒達が黙々と練習をこなしている。
 二年前は自分も確かにそこに居た筈だった。しかし今の自分の居場所は何処にも無い。
 それでも特別悲しいとも辛いとも思わなかった。もうそんな感情は疾うに無くした、
と思っていた。昇降口を抜けて事務室に向かうと廊下に引かれた油の匂いがつんとした。
 事務室の窓を開けて僕は「卒業証明書が欲しい」と言った。在校時の担任の名を聞か
れたので二年生の時の担任、I先生の名前を告げた。彼は音楽の教諭で、情熱家で、し
かもいつも僕を誉めてくれた、ただ一人の先生だ。
 暫くすると彼は懐かしい笑顔で現れた。「○○、立派になったな」目が潤んでいる。
「今、卒業証明書のコピーを取って来てやるからな」その事で僕が学校を辞めた事は
分かっている筈だ。僕は、すみません、としか言えなかった。その後彼は一切何も聞か
ず「立派な姿を見せに来てくれて先生は嬉しいぞ」それしか言わなかった。
 証明書を貰い、体育館脇に停めたバイクに跨って僕は煙草を銜えた。そしてライター
を出して火を付けようとする。だが石は空回りするばかりで火が付かない。雨に濡れた
のだと思ったが、頭上には体育館の屋根が突き出ていて濡れる訳が無い。 
 そこで漸く気付いた。自分が泣いている事に……。 

105 :100:03/06/23 01:24
「 IAm A Rock 」はサイモン&ガーファンクルの曲です。
漏れの好きな曲です。今になり歌詞の内容に触れるとなかなか灰汁の強い歌詞で、
う!なんて思いますが。
最後にtinaさんに一言、創作の時間を搾取してしまい申し訳ありませんでした。
健闘を祈ります。

106 :名無し物書き@推敲中?:03/06/23 03:02
膝を故障したのは高校二年の春の事だ。疲れていた。無理もしていた。関節は
おかしな音を立てていた。それでも僕には走る事しか無かった。
 スポーツ奨学だからだ。痛い、なんて口が裂けても言えない。ライバルを喜ばせる
だけだ。不思議と走り出すと痛みは無くなる。集中力が麻痺させているなどとは、その
時には思えなかった。やれる!ただ、それだけだ。
 第一、故障などしたら、どういう顔をして家へ戻れば良いのだ。それでなくとも母親
は、奨学推薦と言う事を気にしていて、僕が帰郷する度に頭を下げる。そんな姿を見る
くらいなら、膝の痛みなど大した事では無い。
 葉桜を優しい風が撫でる時候だ。僕はその音を忘れない。何かが軋んだ音だ。
 動けなかった。左膝は主の信頼をせせら笑って裏切った。靱帯断裂だった。ライバル
達は嬉しそうに屈み込み、コーチの名を呼ぶ。僕は負けた、ただそれだけの事だと思っ
ても涙が出た。それから担任は朝の出席確認時に僕の名を呼ばなくなった。
「お前は無視する」
 それが彼の言葉だ。それでも一般入学の友人に励まされて、一年以上努力した。
 だが戻らない事は感覚的に感じていた。「今度は勉強で頑張れば良いじゃん」
 当時付き合っていた彼女は、そう励ましてくれた。運動馬鹿が学問に、それは他人が
思う程簡単な事では無い。それでも国語と社会だけは何とかなった。
 漱石の「三四郎」の感想文が校内文集に載った。それから今の自分がある。
 その後、純文学の投稿で二次くらいまでは擦り抜けた。だが当時の自分には当面
やらなくてはいけない事があった。自分の身の振り方だ。担任に月謝泥棒扱いされて
まで笑顔で居られる程こなれた年齢では無い。だから自主退学した。家業を継いで、
取り敢えず母親を楽にするためだ。その選択は今でも間違っていなかった、と思って
いる。笑いたい奴には笑わせておけ、そんな気持ちしか無かったのである。

107 :名無し物書き@推敲中?:03/06/23 03:02
a


108 :(^O^)/tina :03/06/23 04:12
>>105
わたしに気をつかうなぁ!も少し気軽にやりましょう(笑)
ところで106は100さんですか?
感想は明日書きますね。

109 :tina ◆OcfLN77Pak :03/06/23 09:07
 昨日の「気軽に」は、わたしに気をつかい過ぎないで欲しい、ということです。
 軽い文章にしましょうとか、チャットみたいにやりましょう、という意味ではありませ
ん。「がんばります」の方も同様です。
 紛らわしくてすみません。

110 :100:03/06/23 09:33
>>108
漏れにも気をつかうなぁ!(笑)
106は漏れです。しりとりスレに行った時に名無しにしてsageまで消して、
再びここに書き込んだ後、うっかりして、あ…あがっちょる!慌ててどうでも
良い書き込みをしながら真ん中くらいまで下げて、間抜けは何処まで行っても間抜けですね。
今日が仕事休みで本当に良かった。今後も適当に書き込んで行くつもりですが、
tinaさんの調子で、気軽に感想くれたりスルーしたりして下さい。
漏れもそうします。ヨロシク!


111 :100:03/06/23 09:51
>>109
了解してます。ここも、もう少し人が増えると良いですね。
では、お仕事、いってらっしゃ〜い!漏れはもう一度寝ます。(笑)


112 :100:03/06/23 11:04
「 The Boxer 」
 
 I am just a poor boy.僕は本当に哀れな男
  Though my story's seldom toldこんな話はめったにしなかったんだけれどね
  I have squandered my resistance反発心なんか使い果たしてしまったよ
  For a pocketful of mumbles,ポケット一杯の不平不満へのね

  In the clearing stands a boxer,リングに立つ一人のボクサー
  And a fighter by his trade戦士という職業だ
  And he carries the reminders彼は闘わなければならないのだ
  Of every glove that laid him downダウンさせようと一撃を浴びせ
  Or cut him till he cried out絶叫するまで切り込んでくる敵と
  In his anger and his shame 怒りと屈辱の中で彼は叫ぶ
  "I am leaving, I am leaving."「俺はやめるぞ、やめてやる!」
  But the fighter still remainsでも、戦士は今も闘っている


113 :100:03/06/23 11:33
先刻から俄雨が降っている。何だか勿体なくて眠れない、休日はいつもそうだ。
 と言って何をする訳でも無い。だから、徒然なるままにキーボードを叩いている。
 現在の恋人の親父殿から電話が入り、夕方にでも一杯遣ろう、と誘いを受ける。
 彼女と逢うよりも最近は親父殿と酒を酌み交わす機会の方が多い様だ。早く孫の顔が
見たい様である。こちらもそれは望む所だが、将来に不安が無い訳では無いから、
漏れはいつも曖昧に笑うだけだ。向こうの両親は本当に善い人だから、尚更責任は
重く肩にのし掛かる気がする。
 雨は嫌いじゃ無い。何だか、ほっとする。だが愛犬の方は雨の音が嫌いな様で、
雨音が響き出すと尻尾を丸めて漏れの足下に寄り添いに来る。その温もりが漏れを
安心させる。だから漏れは益々雨が好きになった。
……そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ……。

114 :100:03/06/24 01:11
 さて、今日は漏れが予審をして専門学校に預かった○○君の話。

 ○○君は別に不良でも無気力な生徒でも無かった。外見も普通だ。ただ少し、知的
障害がある。と言っても程度は軽い。とは言え、資格取得を目的とする学校であり
学費も百三十万程掛かる上に、正直に言えば○○君の場合は国家試験の受験資格さえ
あるのかも怪しい。法的に見れば例え合格したとしても免許を与えられる可能性は低い。
 そんな事から漏れは学校には内緒で○○君の両親に会ってその旨を伝えた。
 何故、内緒で会うかと言えば、学校側は経営が全てだから、取り敢えず入れろ、の
一点張りだからである。教育理念だけで経営は成り立たないから、それは仕方が無い。
何もこれは漏れの勤めていた学校が特別な訳では無い。だが両親にすれば痛いだろう。
そう思って会ったのである。何か他にも道があるのではないか、漏れは両親に、そう
言ったのだが、両親は平身低頭で、そんな事を言わずに入学させてくれ、と言う。
 事情を聞くと、どうも世間体を考えていたらしい。当時はまだ生徒には制服着用が
義務付けられていた為に、高校に進学した事にしたいらしいのだ。その気持ちも分か
らないでは無い。だが当時は法規上一年間で卒業なのである。一年ばかり通わして、
どうするのだろうと思っていたが、何と両親は学校に交渉して三年間彼を通わせたの
である。彼は三年間頑張った。途中で制服のデザインが変わっても同じ制服で只一人。
 彼を雇用してくれると申し出た経営者も幸運な事に現れたが、話を聞けば、給料は
たったの三万円だと言う。最低賃金割ってますね、当然漏れはそう言って身を乗り出し
た。あまり強気に出られる立場でも無いが。経営者はその給金で無ければ雇用しないと
強気だ。労働監督署に指されたらどうするのでしょう、と聞くと、どうやらアルバイト
扱いにして雇用台帳にも数時間しか働いていない事にすると言う。釈然としない気持ち
のまま取り敢えず漏れは斡旋を保留し、両親に相談してみたのだが、両親の方は意外な
事に大喜びである。漏れは自分の認識の甘さを痛感し、その条件で就職を纏めた訳だが、
何とも言えない後味の悪さは未だ胸に残っている。
 

115 :100:03/06/24 01:13
それは彼を安易に学校に受け入れた自身に対する蟠りである。それで良かったのか、
悪かったのか……。多分、この先も答えは出ないだろう。願わくば○○君が、楽しく、
現在も仕事を続けていてくれたら良いな、と思うが、それこそ漏れの無責任な願望だろ
うと気付いて、複雑な思いは今も胸裏の底に沈殿し時折漏れに溜め息を吐かせるのである。 

116 :100:03/06/24 01:41
>>110のコメントですが何か非常に失礼な言い回しであることに気付きました。
tinaさんのコメントは非常に励みに感じていますし感謝しています。
ただそれが貴女の負担になってるのではないかと感じて書いたものです。
誓って他意は無いので、その辺の心情をお酌み取り頂ければ幸いです。
申し訳ありませんでした。
この一週間余り、tinaさんのされている様に毎日書き込んでみて、改めて
tinaさんがどれ程文章を書くことが好きで、それが貴女にどれ程の元気を
与えていたのか、ほんの少しですが理解出来た気がします。
以前にも書いた通り、投稿作の〆切が迫っているために、これからは少し
ペースが落ちると思いますが、今まで通り続けて行こうかと考えています。
明日の朝も「がんばります」スレを読んで仕事頑張ってきます。(笑)


117 :tina ◆OcfLN77Pak :03/06/24 05:18
 今しがた書き終わりましたので見に来ました。
 気にするわけありませんよ。むしろ、ほっとしたくらいです。「がんばります」
でもそうなのですが、毎日の文章は真面目に書きます。だから、その合い間
のメッセージは気軽にお願いしたいです。
 ところで、感想文は「がんばります」に書くことにしました。ごめんなさい、1日
に2つはかなりきついです。というか、無茶でした。的を外さないためにもじっく
り考えながら書きたいですから、これまで通り1日に1つのペースでやって行
きます。
 もう1つ、このメッセージを「小難しい」に誤爆してしまいました。55が100さん
じゃないかなぁ、なんて思ってまして、スレッドをそのままにしていました。相変
わらずおっちょこちょいをやってます。

118 :100:03/06/24 17:41
tinaさんへ。
丁寧で真摯な感想文をありがとう御座います。かなり古い曲なのでtinaさんが
知ってらしたとは意外でした。私の場合は「Sound of Silence」が聞きたくて、
高校時代に中古で買い、「IAm A Rock」は聞き込んでいる内に好きになった曲です。
tinaさんの高校時代のエピソードも楽しく頷きながら拝見しました。
私も意外に奥手だったもので、当時の彼女との何とも焦れったい、こそばゆい様な
一年余りの時間は未だに懐かしく思い出す事があります。
後半部に書かれていた、雑踏の中の孤独、にも頷かされました。私を含めた多くの人間、
特に若者が、こういう「2ちゃん」の様なメディアの中を、あてもなく彷徨うのも
そんな理由からなのかも知れませんね。思わずポオの「群衆の人」と言う作品を思い出したり
しました。tinaさんの論理の展開は常に前向きで、最終的に愛や勇気に帰結するのを見ると、
物凄くほっとさせられますし、共感も覚えます。
自主退学した当時、常に世の中を斜に構えて見ていた少年も、その後、大勢の人との関わりで
今では、真っ直ぐに、とまではいかないまでも、人を信頼したり愛したりする感情を徐々に
取り戻しています。上記した通り、暫くは執筆と仕事に追われる毎日になりそうなので、
取り敢えず、ここでお礼を言わせて頂きます。
tinaさんには勇気を頂きました。本当に、ありがとう御座います。
また、ふらりと現れますので、その時には気軽に声を掛けてやって下さい。(笑)
最後に、「小難しい」スレの55さんは私ではありません。しかし偶然にしてもシチュエーション
は驚く程似ていたので、tinaさんが勘違いした事も当然ですね。
昨日、他スレでは「文章うまくなりたい 」スレに6の書き込みしたくらいです。
現在、職場で書いているために乱筆乱文申し訳ありません。(あ?いつもか)
この文章に対するレスは結構ですので、その分「がんばります」の方に時間を割いて下さい。
今後も毎朝見させて頂きますので頑張って下さい。

119 :名無し物書き@推敲中?:03/06/25 20:01
 何ですか〜!tinaさん!まるで漏れがこの世から永遠に消えてしまうみたいに!
失礼ですよ、殺さないで下さい。(笑)
 飽くまでも〆切の八月下旬までは、今までの様には書き込めないというだけです。
「日本ホラー大賞」スレの145さんとも最終選考まで互いに残ろうと励まし合ってい
ますしね。
 それに最初はtinaさんを応援するつもりが、いつの間にかtinaさんの創作の
邪魔をしているのではないだろうかと思う様になり、少し大人しくしていよう、
と思っただけです。tinaさんは義理堅く、好い加減にお茶を濁しておこう、と言う
性格では無いでしょう?だからレスにも全力投球になってしまう。勢い疲れさせて
しまう。これでは本末転倒だと思った訳です。
 早い所、釈明しておかないと時間が経てば経つ程、格好悪くて出て来られなく
なると思い、慌てて現れた次第です。(汗…)
 それに「がんばります」スレにはtinaさんの文章を楽しみにしている人も大勢いる
と思い、何かその人達に申し訳ないと言う気持ちになった事も事実です。
 今後も気紛れな私らしく、時間が空いた時に、気の向くまま、指の叩くままに書き
連ねていこうかな、と考えています。勿論、tinaさんのレスも楽しみにしています。
(tinaさんの読者の皆さんに怒られない程度にですけど……)
 現在、昼休み。リュックに入れて、職場に持って来たノートを誰も居ない会議室に
持ち込んで書いています。
 放課後とは言え、やはり職場のパソコンで2ちゃんに書き込みは顰蹙を買いそう
なので。昨日みたいに、同僚が覗き込み、若いな…などと呟きながら去り行くとカチン
と来るし、教頭は咳払いを連発するし、事務員は不必要なくらいお茶持ってくるし。(笑)
 今日も雨が降ったり止んだり、嫌いじゃないけれど偶には、すかっと晴れて貰いたい
気もしますね。
 tinaさんの「わたしは毎日がんばりますよ」って言葉は利きました。だからと言って、これを書いている訳ではありませんので、また気を遣いすぎないで下さいね。
 やはり私もtinaさん同様、書く事が好きなんですね。それに改めて気付かされました。
 チャイムが鳴りました。今日はこの辺にしておきます。
 



120 :名無し物書き@推敲中?:03/06/25 20:04
夜は執筆に専念し、翌朝にはまた「がんばります」スレで鋭気を養い、小生意気で
多少屈折している、嘗ての自分の分身達に真剣に向き合います。
 取り敢えず、釈明まで。

 追伸  呉々も「がんばります」の創作を優先させて下さい。tinaさんの文章に
対して私が感想を書く事も当然あるかと思いますが、あまり無理せずに気兼ねなく
レスしたりスルーしたりして下さい。約束ですよ。
 最後になりましたが、思い遣りに満ちた言葉を頂き、ありがとう御座います。
 同僚が会議室の入り口で睨んでます。(苦笑)帰宅してから載せます。


121 :100:03/06/25 20:05
ごめんなさい〜!上の二つ100で〜す!

122 :100:03/06/25 22:42
like a bridge over troubled water I will lay me down

123 :tina ◆OcfLN77Pak :03/06/25 23:51
Like a bridge over troubled water
I will ease your mind


124 :100:03/06/26 07:47
Sail on silver girl,
Sail on by Your times has come to shine
All your dreams are on their way
See how they shine
Oh, if you need a friend
I'm sailing right behind

Thanks!



125 :100:03/06/26 22:13
 いつの間にか微睡んでいたらしい。
 だがパソコンのモニターにスクリーンセイバーが掛かっている所を見ると、まだ、
そう長い時間寝ていた訳では無い様だ。
「機嫌は、どう?」
 寝ぼけ眼で問い掛けた所で、二次元の世界のサラ・ミシェル・ゲラーが答える訳も
無く、どんなに器量が落ちるとも愛犬の方が返事をするだけに可愛げがある。
 仕事と創作の両立は中々に難しく、気を抜くと直ぐにバランスがどちらかに傾き掛け
ていたりする。或いはその双方を言い訳にして自分を甘やかそうとする自分が居る。
「自分が強いからって、周りの人間も全て自分と同じ様に強いなんて思わないで頂戴」
 良く彼女に言われる言葉だ。どれ程、僕が小心者で怠け者か、御存知無いらしい。
 開け放した窓から時折涼風が吹き込む。丘の中腹にある住まいは風だけは最高だ。
 真夏にならない限りエアコンを付ける事も無い。二年前に裏庭に植えた海棠の枝が
揺れながら網戸を撫で、さわさわと音を立てている。来月になれば例年の様にそこには
蟷螂や竹節虫(ななふし)が現れるだろう。最初に竹節虫を見た時には木の小枝と勘違
いして、動き出した時には肝を抜かれた。悲鳴を上げながら殺虫剤を持って来た彼女を
宥めるのに一苦労である。ネットで調べて見れば、やはり害のある昆虫では無い。こち
らの方が新参者なのだから礼を尽くすべきだろう、と彼女を窘めた。


126 :100:03/06/26 22:15
 そこで半同棲の様な生活が数ヶ月程続いた。最初の内はそんな生活も悪く無いと思っ
ていた。恥も外聞もなく、こちらも一応は健全な成人男子だ。だがやがて鬱積するもの
が溜まっていった。創作だ。偉そうだが本当の事だから仕方が無い。万人にとって無意
味であっても、それを必要とする個人にとって創作は至高のものだ。かと言って、テレ
ビっ子がそのまま大人になった様な彼女にテレビを消せとも言えなければ、子供でも無
いのに十時に寝ろとも言えない。都合の好い時ばかり猫撫で声を出す、情けない自分だ
から尚更である。
 そんな訳で犬を飼った。僕は犬が大好きで彼女は犬が大の苦手である。そんな理由で
飼われた犬も可哀想だが、元々好きなので今では幾ら金を積まれても手放せない相棒だ。
 散々不平を漏らしていた彼女も実家に戻れば、そこは一人娘で両親は幾らでも甘やか
してくれるから居心地が悪い筈も無い。彼女の屈託の無さは魅力であり武器である反面、
僅かな不安を僕に抱かせる。そうした不安はいつの時も不意に訪れ、僕を悄然とさせる。
 四角く切り取られた窓の向こうに下弦の月が覗く。
「散歩でも行こうか?」
 愛犬に問い掛けると、彼は尻尾を振りながら玄関まで先回りし、輝く様な表情で振り
返りながら甲高い声を上げた。

127 :100:03/06/26 22:52
She once was a true love of mine.



128 :100:03/06/27 19:58
 最初に彼女のスレッドを訪れたのが、いつ頃だったかは記憶が曖昧で良く思い出せな
い。勿論、偶然訪れた訳だが、毎日書き連ねられてゆくその根気良さに当初は感嘆し、
続いて載せられた時間帯を見て今度は驚愕した。だが、その時はじっくりと文章の内容
を読む前であったから、これは学生だろう、ご苦労な事だ、くらいの印象しか持たなか
った。所が徐に文章に目を這わせてゆけば、私にはチンプンカンプンな株の話あり、職
場の苦労話あり、何かと心和まされる日々の暮らしの話あり。しかもそこには彼女の一
貫した人生哲学が脈々と流れているではないか。しかも当然の事ではあるが女性らしい
感性で構築された暖かみのある文章である。随筆として充分、読み手を楽しませるレベ
ルに達していると考えたのは多分、私だけではないだろう。
 以前、一度だけ純文学の新人賞でかなり良い所まで残った事がある。その時に編集に
言われた言葉が「惜しむらくは女が書けていない」と言う言葉だった。当時、やっと二
十歳になったばかりだから女など書ける訳も無い。俺は男だ!などと啖呵を切りたい気
持ちにもなったが、今頃になって彼女の文章に出会ってみると、なるほど、これは私に
は書けない文章だな、などと今更の様に納得をさせられる。だから彼女の文章の文末に
度々、語彙が少ないとか勉強不足だとか言う謙虚な言葉が登場するが、本当にそうだろ
うか、などと私は思ってしまうのである。あまりに語彙や語法や修辞を詰め込み過ぎる
事は、却って彼女独自の暖かみのある文体やリズムをスポイルしてしまうのではないか、と考えてしまうのだ。勿論、これは個々の考え方であり、そうでは無い、と言う感想を
持つ向きもあるだろうが、私的感想と言う事でご容赦願いたい。


129 :100:03/06/27 20:01
 個人的には日記のファンである。取り分け、庭の手入れやグミの話は秀逸である。
 ほのぼのとした情景が胸裡に浮かび、それは個々の幼い頃の郷愁にさえ結び付くのか、切ない程の情感を伴って私の胸に迫った。中でも庭の手入れの文末で語られた、
「静寂がわたしを見つめている」
 この行が胸を打つ。さりげない言葉だが、そこに至るまでの課程で、彼女の慌ただし
い日常がテンポ良くコミカルに描かれているために、尚更フィナーレの物悲しさや寂寥
感が浮き彫りにされ、リアリティーを持って読み手の胸に迫るのである。
 (誓って、お世辞ではありませんよ、念のため)
 上手い文章を書ける書き手など世の中には掃いて捨てる程居る。だが味を出せる書き
手は中々に少ない。自称、鬼才、天才も掃いて捨てる程居るが、そのスレッドには等身
大の自分を日常の言葉で優しく語れる、希有な語り部が確かに居た。


130 :100:03/06/27 20:02
 追記――旅行に登場する下関や関門トンネルは、横浜に住む私は目にした事もありま
せん。が、その情景は確かに胸に浮かんだ事を付け加えさせて頂きます。
 当時の恋人との行も胸痛む思いで読ませて頂いてます。
 ファイト!ですよ、tinaさん。
 ご要望とあれば、その内漏れが作品に登場させて、とっちめてやりましょう。(笑)

 最後に、tinaさんの肌合いに合うかどうかは甚だ迷う所ですが、岩井志摩子の「岡山女」は読まれましたか。読まれてなければ一読されては如何でしょう。
 この作者特有の低い視線から舐める様に描かれる、明治後期の岡山の情景と人々の逞
しい生き様が描かれた秀作です。日本ホラー大賞受賞者と言う事もあり、陰鬱な描写も
少なくありませんが、登場人物達の不貞不貞しく、時に愛嬌のある風情は特筆物であり、直木賞候補にも選ばれた作品です。私はあまり期待もせずに、この本をブックオフで百
円で買い、読了後に「志摩子さん、すみませんでした」と本の前で土下座をしたと言う
経緯があります。ともすれば暗い物語になりそうな設定なのですが、主人公家族の逞し
さ故か読後感は極めて爽やかなものでした。未読であれば一読の価値あり、かと。

131 :100:03/06/27 20:17
今、帰って来て載せた所ですけど、二十歳前後って俺の事ですか?
そんな風に見えたとしたら自分の文章が拙い所為ですけど、
ま、いいや。すみません。
頭を冷やします。


132 :100:03/06/27 20:52
Hello darkness,my old friend,
I've come to talk with you again,
Because a vision softly creeping,
Left its seeds while I was sleeping,
And the vision that was planted in my brain
Still remains
Within The Sound Of Silence.



133 :100:03/06/27 20:55
やぁ、ぼくの古い友達 暗闇よ
また君と話しに来てしまった
ボンヤリとした幻影がそっとやってきて
ぼくの眠っている間にその種を置いていった
その幻はぼくの意識に宿り
今も静寂の音の中で動かない


134 :100:03/06/28 07:00
トンマでごめんなさい。暫く消えてます。

135 :100:03/06/28 18:53
改めてtinaさんを困らせてしまった事を謝罪します。
また過去の経緯を自分の所為で説明させてしまった様で申し訳なく思います。
しかし「がんばります」に対する私の評価は些かも変わるものではありません。
今後も陰ながら応援します。
最後に一つ、「がんばります」スレの読者ならtinaさんの人と形(年齢含む)は
充分承知していると思いますで、必要以上に、おばさん、と連発しないで下さい。
ファンが減りますよ。(笑)
私も精進し直します。頑張って下さい。



136 :100:03/06/29 19:27
 日記

 「猫」
 川縁にスクーターを停めて土手に座り込み、コンビニで調達した、おにぎりを頬張っ
てお茶でそれを流し込む。穏やかに流れる川面を朝日が照らし、反射した煌めきは至る
所に光と影を踊らせる。そこへ眩しそうに目を細めた雌の猫が、いつもの様に現れた。
 日に日に腹が大きくなり垂れ下がって来ているのが分かる。それは例年の事だ。余程
器量が良いのか、節操の無い雄がいるのか、何れにしろ彼女は今年も可愛い子猫を産み
落とすのだろう。最初に出会った頃は、警戒した瞳を向けて低く唸り、私の周りを用心
深く旋回しながら歩き回るだけだった。それが今では、膝元に来ておにぎりをねだるま
での信頼関係が生まれている。だが果たしてそれが良い事なのか、どうかは分からない。中には野良猫を酷い目に遭わせる人間も少なく無いからだ。だから常に警戒心は必要で、それが彼女をここまで生きながらえさせたのだ、と言う判断に私は些かの疑問も持ち
合わせてはいない。だから粗末な餐が済めば互いに早々に退散する。濃厚な関わりは、
いつか互いを傷付ける諸刃の剣になりかねないからだ。
 遙か遠くで町工場のサイレンの音が鳴った。
 そろそろ出勤の時間だ。上着に仕舞ってあったネクタイを取り出し、それを締める。
息が詰まりそうな気がして中々好きになれないが、それが実社会と自分を結び付ける鎹
であるならば贅沢な悩みは言えない。
 梅雨晴れの空を仰ぎながら吐いた溜め息を、川のせせらぎが優しく掻き消した。


137 :100:03/06/29 19:29
 「スクーリング」
 通信課程の生徒達の年齢は幅広く、私より遙かに年上の生徒も珍しく無い。そんな人
生の先輩に、先生、などと呼ばれると酷く据わりの悪い思いに囚われる事がある。中に
は五十を過ぎた女性も居て、盛んに将来の雇用状態について尋ねられたりするが、現実
は厳しいと言わざるを得ない。安易な慰めや、同情からの希望的観測は近い将来の失望
に繋がるだけである。だがそこでモチベーションが下がってしまっても拙いので、雇用
さえ叶えば遣り甲斐のある仕事である事を訥々と説く。だが彼女にとって重要な懸案は
遣り甲斐などでは無く賃金であるから、最後には私も口籠もる事になる。家庭の事情な
どを説明されれば尚更である。
 そんな間も、若い生徒はこの時とばかりに修練に励み、私と彼女の会話の間隙を縫っ
ては質問を浴びせかけて来る。若いとは言え彼女等も必死なのだ。お喋りにかまけてい
られる昼間生とは訳が違う。そんな情熱を持った彼等が集うスクーリングだから、授業
の担当分担の会議に於いて、つい挙手してしまう。誰も手を挙げない所為もあるが、彼
等から呼び覚まされる何かは、私に勇気を与えてくれるからだ。
 或る生徒が将来の独立開業について、何が一番必要か、と私に質した。それについて、
「散歩のついでに富士山に登る人は居ないよ。富士山に登ろうと強い覚悟を決めた者だ
けが、そこに登れるんだ」と答えた。種明かしをすれば、漫画「はぐれ雲」からの引用
である。彼女は微笑み、続いて私の夢について質した。まさか「創作」とも言えないので、
「強い決意を伴う登山だ」とだけ答えて煙に巻いた。


138 :100:03/06/29 19:31
 「居酒屋」
 学校が早くはねた(水商売の言い回しみたいみたいだけど、通常の癖で遣わせて頂く)ので、夕刻から岐阜の友人と待ち合わせて居酒屋へ行く。向こうは今日は休みだったも
のだから体力全快で、飲む飲む!喋る喋る!こちらはビール一杯で瞼の上に鳩が留まる。明日代休が取れていれば、かの友人を引きずり回して二日酔いで懲らしめてやる所だが、通常通りではそうもいかない。やたらと大声で冗談を言い、笑い転げる男だが、
「結構こやつには慰められるわい」などと思いながら、私の胸裡に隠された友人関係
閻魔帳に二重丸をした所で漸く日が傾き始めた。
 窓枠の向こうに、軒下に植えられた白い花が見える。夕顔だろうか……。
 夕顔には朝顔の様な華やかさは無いが清楚な美しさがある。 

 心あに、それかとぞ見る白露の、光添えたる夕顔の花――。

 取り敢えず今日は、ここまで。


139 :100:03/06/29 19:42
 何かテレビを見たり小説を読んだりして、泣いてばかりいる人が居るので、
代わって私が創作、頑張っておきました。(笑)
 お二人の思い出の事を指していたのに、勘違いして腹を立てた大馬鹿野郎を
笑ってやって下さい。恥ずかしさから、このまま引っ込んでいようと思ったの
ですが、それも何か卑怯な事だと、今日一日ずっと考えていました。
お詫び代わりに、日記を載せておきます。

140 :100:03/06/30 16:42
tinaさん、ごめんなさい。100は今後消えてなくなりますので、
これからも創作続けて下さい。
お願いします。

141 :名無し物書き@推敲中?:03/06/30 19:55
 She once was a true love of mine.
これ、あなたの彼女が悲しむよ
 

 

142 :名無し物書き@推敲中?:03/07/01 01:15
all right Thanks!



143 :名無し物書き@推敲中?:03/07/01 04:20
疲れたら休む。
当たり前の事だ。遅すぎたくらいだと思う。

144 :名無し物書き@推敲中?:03/07/01 18:47
After all, tomorrow is another day.

145 :名無し物書き@推敲中?:03/07/01 22:15
他人に気を遣ってばかりいる人がいる。
公平に見て、そんなに気遣う必要は無いと思う。
こう言ったスレッド形式の書き込みだから、
細かいニュアンスがなかなか伝わらない事は或る意味当然の事で、
それにより誤解や軋轢が生じる事もあるだろうが、それはお互い様である。
心から、そんな事で自身を消耗させないで欲しい、と思う。
>も少し気軽にやりましょう(笑)
と言うご自身の言葉を是非、思い出してみて下さい。

After all, tomorrow is another day.明日は明日の風が吹く……。

それで良いじゃないですか。みんな同じ気持ちだと思いますよ。(笑)






146 :名無し物書き@推敲中?:03/07/04 21:06
 朝まだき静寂の中、私は庭先に屈み込み煙草を銜えた。そしてライターの火を翳す。
青白い炎はじりじりと音を立てながら揺らめき、刹那、橙色に膨張すると辺りには紫煙
が漂った。溜め息と共に吐き出される煙は、やがて冴えた空気に混じりながらその色を
失い、辺りは再び濃厚な闇に満たされた。
 やがて姦しい鳥たちの鳴き声が響き出す。漸く夜が明けるのだ。
 急勾配の坂道を、スウェット姿の私は駆け上がってゆく。まだ大した距離でも無いの
に息が上がり、心臓は悲鳴を上げてハイテンポなリズムを刻み続ける。首筋に巻いたタ
オルが汗を吸い、しっとりとその重さを増す。それでも乱れた息遣いはやがて一定のリ
ズムを取り戻し始め、破裂しそうな胸苦しさはいつしか心地良い爽快感に変わってゆく。
 プロテスタント系の教会の前を通り抜け、屋根に設けられた十字架を見下ろす位置ま
で来てしまえば後は平坦な道のりが暫く続く。途中にある木立を延々と抜けると寺の境
内が見えて来た。混合林に囲まれた荘厳な境内の中央には厳かに社殿が鎮座している。
 その一角には古びた平らな石が置いてある。大きさはかなり大きい。子供であれば、
その上で相撲を取れそうな程の大きさだ。そこに腰掛け、石のざらざらとした表面を指
で撫でながら、弾む息が治まるまで静かに深呼吸をした。いつもとコースを変えたため
に些かオーバーワーク気味だが、どうせこの後はクールダウンになる筈である。


147 :名無し物書き@推敲中?:03/07/04 21:08
 ゆっくりと視線を上げた先に彼女が現れた。家からずっと歩いて来たのか、買ったば
かりの真新しいスウェットには汗一つ掻いていない。おまけに水筒と小振りのバスケッ
トを手にぶら下げている。自らのダイエットのためにと、私の日課であるジョギングに
付き合うと言い出しておきながら、実際にはピクニックと勘違いしている様子だ。私は
苦笑しながら立ち上がると、そんな彼女の腕を取った。
 
 木々の上から鳥たちの囀りが舞い降りた――。

 今日も暑くなりそうだ、そんな事を思いながら再び走り出した。勿論、彼女のペース
に合わせて。置き去りにされた者の悲しみは幼少の頃から充分知っていた筈なのに……
それも忘れて、私は知らぬ間に一人で先を急いでいた様だ。だから彼女に聞き取れない
程の小さな声で、ごめんな、と呟いた。彼女は小首を傾げ、何の衒いも無く微笑んだ。
 山門を抜けると遠く眼下に街並みが開ける。私が生まれ育った街だ。
 胸に温かいものが溢れ、それは忘れていた何かを思い出させるのに充分過ぎた。
 おしなべて世は事も無し。
 遙か頭上を鳥たちが群れを成して飛翔する。彼等も帰る場所を思い出したのだろう。
 一陣の風が木々の葉を靡かせ、それは深閑とした境内の片隅へと吸い込まれて消えた。

(了)


148 :名無し物書き@推敲中?:03/07/04 21:09
 tinaさん始め私の文章に目を通されてくれた全ての方に感謝致します。並びに皆様に
とって不快な言動が多々ありました事を陳謝致します。
 くだくだしく振り返り言い訳をする事も愚かしい事と重々承知していますので敢えて
それは致しませんが、悪意が無かった事だけは確かでした、と最後に付け加えさせて下
さい。皆様の夢が、確かな形として実を結ぶ日が訪れる事を心から願っています。
 私も原点に戻り、自分が何を書きたいのかをもう一度見つめ直してみます。正直に申
せば金か夢か分からずに書き続けていたこの二年間だった様に思えます。ですから「が
んばります」スレでtinaさんの書く文章に触れて、楽しく書く事の大切さと喜びに改め
て気付かされた思いが致しました。願わくばそのスタイルを損なう事無く、今後も読者
の方達の心を慰め、大いに楽しませて頂けたらな、と願って止みません。一般読者が望
むのは概して上手い文章では無く、共感を覚えられる文章内容にあるからです。その一
方をtinaさんは既に手にしている訳ですから後は必ず時間が解決してくれる筈です。自
信を持って下さい。今まで通り自分の文章を愛してあげて下さい。それが私の願いです。
 蛇足になりますが「小難」スレでの書き込みはtinaさんが誤解された様な意味では誓
ってありません。「おっちょこちょい」と言う表現は、このスレの>>117のレスから引
用させて頂いただけです。株スレを見て誤解を招いてしまった事を初めて知って謝罪さ
せて頂いた事を付け加えておきます。全ては誤解を招いた私の責任です。改めて謝罪し
ます。申し訳ありませんでした。
 最後に、1さん、貴殿のスレッドを斯くも長々と独占し駄文を晒し続けてしまった事
を心から陳謝致します。正樹君の物語、是非書き上げて下さいね。楽しみにしています。

149 :tina ◆OcfLN77Pak :03/07/04 21:41
 「小難」スレに書き込むつもりだった文は、怒って書いたものじゃありませんよ。
誤爆の失敗を取り返そうとして更に誤爆してしまいまして、洒落にもならないので
そのままにしておいたものです。
 それにしても、お互い相も変わらずおっちょこちょいですね(笑)


150 :名無し物書き@推敲中?:03/07/04 21:58
良かった〜。tinaさんが少し元気になって。(笑)
ゆ………っくり!英気を養ってからカムバックして下さい。
それまで漏れは、しりとりスレで英気を養います。(笑)

151 :tina ◆OcfLN77Pak :03/07/04 22:32
 実は友達から、証券会社時代のお客様も読んでくださってると聞きまして、ちょっと
驚いているところです。嬉しい反面やはり緊張します。カムバックと言いますか、続き
は何とか最後まで書いてみたいですね。
 仕事はいきなりお客様からクレームがつきまして、今週は大変でした。会議でも久し
ぶりに大声出してしまいました。どうしてもイライラしてしまいますね。書くという作業は
わたしにとっては気持ちを落ち着かせる効果があるような気がします。ここに載せるこ
とを意識すると固まってしまいますから、しばらくは非公開です(笑)

152 :名無し物書き@推敲中?:03/07/04 22:49
本当に安心しました。
どんどん大声出した方が良いですよ。
書いて落ち着くのなら書く方が良いし、みんな本心は同じ様な気持ちで
書いているんですよ。
株関係、ビジネス関係ならtinaさんに敵う人間なんて創作文芸になんて
居ないと思うし、もっと地を出してガッツンガッツン行って下さい。(笑)
そう言うtinaさんの方が安心して見ていられるな。
しんみり、は、らしくないですよ?
ちなみに、お友達にも宜しくお伝え下さい。千夏さん(仮名でしたね)
大勢の人がtinaさんの周りに居る事をいつも覚えていて下さい。
本当ですよ。(笑)

153 :tina ◆OcfLN77Pak :03/07/04 23:33
 ありがとうございます。
 あなたはきっと素敵な物語を紡ぐことができますよ、とお返しをしておいてあげよう!
どうかこれからもがんばってください。
 
 
 

154 :名無し物書き@推敲中?:03/07/05 07:22
ありがとう御座います。
良いお休みを迎えて下さい。
漏れは仕事です。(笑
tinaさんも頑張って。

155 :名無し物書き@推敲中?:03/07/06 21:20
 「お休み前の独り言」

 嘗ての僚友のマンションに昨晩は泊まってしまった。嘗ての、と言っても現在も毎週
土曜日、下手をすると日曜日も共に働いている友人である。同期入店だったから、かれ
これ八年程の付き合いになる嘗てのルームメイトでもある。厳しい女性の師匠にふらふ
らになるまで鍛えられた過去も、今では互いにとって良い思い出話の一つに変わってい
る。師匠の薦めにより学校の非常勤講師に雇用され、店舗の休日に掛かる毎週二日間を
学校に派遣される様になったのが五年前。正直に言えば技量、経験、共に不足していた
時期だから丁重にお断りしたが、「お前のためになるから辛くとも行きなさい」と、そ
う言われてしまえば黙って頷くしかないのが徒弟制度と言うものである。
 しかし二年前の春に若輩の分際で生意気にもそこの経営者と生徒の育成方針をめぐり
口論となり辞職する事となった。当然、自分はこれまで通り僚友達とサロンで働けるも
のと思っていたら、「お前をここに置いておけば学校に義理を欠いてしまうでしょう」と、
店を叩き出される羽目に。だが悄然としていた私に師匠は、微笑みながら次の学校が決
まっていると告げたのである。しかも今度は常勤だ。だが、常に師匠の言い成りになっ
ている事も何か癪に触ったので、ここで働けないなら何処か新たな勤め先を自分で探し
ます、と言った瞬間に平手打ちだ。最初にそこを訪れた時から、こちらの家庭の事情や
自分が膝や腰に古傷を抱えていた事を知っていた師匠だから、サロン業務に比べれば軽
作業の講師と言う道を早くから考えて与えていてくれたらしいのである。


156 :名無し物書き@推敲中?:03/07/06 21:22
 その事を知った私は涙が出る程嬉しかった。が、収入を考えた場合はやはりサロン勤
務の方が圧倒的に良い。当時は現在の恋人と付き合い始めて一年を経て、漠然とだが結
婚なども視野に入れて考え始めていた時期だから尚更、収入の事は気に掛かった。
 そんなこちらの思惑を見透かした様に師匠は「取り敢えず自分の城を持て。伴侶を迎
えるのは一人前の男になってからで充分だ」などと助言し、あれよあれよと言う間に頭
金の足りない分は師匠に融通して貰い、実家の側に家を買う事になってしまったのである。
 融通して貰った金は五年間で完済する予定である。学校が休日の時に自分の抱えてい
る顧客の予約を集中させて貰い、歩合で入る給金で相殺してゆくのである。
 言わば恩人に当たるこの師匠は竹を割った性格で面倒見も良く、当時も今も自分の良
き、人生水先案内人でもある。昨晩も件の友人と二人、飲みに誘われて、挙げ句はクラ
ブで踊り狂う羽目に。(苦笑)既に四十の坂を越えて久しいと言うのに呆れた…いや、
尊敬に値するバイタリティである。お陰で終電が無くなり、「明日、出勤が楽だから二
人とも、あたしのマンションに泊まっていきなよ」と言う師匠の誘いを丁重にお断りして、
自由ヶ丘にある懐かしい住処に落ち着いた訳である。酒豪である師匠に付き合わされて
は翌日、二日酔いになる事は必至だったからだが、結局は同じ事だった。二人で四時過
ぎまで思い出話に明け暮れてしまったからだ。だから今日の仕事は辛かった。師匠の方
はその後も六本木を徘徊したらしいが、今日になれば、確り化粧を施して我々の前では
ついぞ見せない上品な笑みをお客様に向け、溌剌とスタッフ達に指示を出していた。
 あの体力と精神力が羨ましいな……半ば自嘲気味に笑う友人に私が真顔で頷いた事は
言うまでも無い。


157 :名無し物書き@推敲中?:03/07/06 21:24
「明日は学校代休だろ?長谷寺に行くよ」師匠の言葉に今年も七月になっていた事を漸
く思い出し、了解、と頷いたが、泊まって行けば良いよ、と言う誘いは丁重に辞退して
おいた。昨晩は母親に餌を頼んだが、毎晩では相棒に愛想を尽かされてしまう。
 師匠が毎年この時期に鎌倉の長谷寺に行くには訳がある。が、それはプライベートな
問題なので割愛する。地元が横浜の私は入店以来、その運転手を務めて来たのである。
 極楽寺には十九歳で逝ってしまった友人が眠っているので、そこも同時に回って貰う
のが恒例の行事である。去る者日々に疎し、と言うがそんな事は無い。こちらが生きて
いる内は、かの友人や師匠の亡くした大切な生命は今もそれぞれの胸に息づいているのだ。
「今年も江ノ島まで足を延ばしてサザエを食べようか」
 少女の様な笑顔で囁く師匠に、了解、と呟いた後、胸に去来したのは亡友の面影で無
くサザエの壺焼きであった事だけが、現在、私が悔やんでいる理由である。


158 :名無し物書き@推敲中?:03/07/07 02:23
師匠からこんな夜更けに携帯にTELが入り、
「お前の事、お前、なんて呼んでるか?」
と、クレーム入った側から、お前、と呼んでいる。
「嘘書くな」
と、言われて、すみません……と答える。
「サザエはお前の奢りだ」
と、言われて、はい、そうさせて頂きます。
「書き込んでやろうか?」
と、言われてageられても困るので、勘弁して下さい、と謝る。
(教えなきゃ良かった、こんな、止ん事無きお方に!)と、思いつつ、
「明日、七時に迎えに来い」
と、言われて、了解、と答える駄目な俺。
「少女の様な笑顔、ってとこは、これからも使え」
了解、を繰り返す俺。(携帯切れる)続いて、溜め息…じゃ無くて嬉し笑い。
って!知り合いに読まれる事が、どれ程プレッシャーが掛かるのか自覚した俺。
ちなみに「私」とか「僕」とか「漏れ」とか使うな!脅されたので今回だけは
ハードボイルド調。
後悔、先に立たず、って言葉で締め括って今夜はもう寝ます。シット!

159 :名無し物書き@推敲中?:03/07/07 02:30
ごめんなさい、後に立たず、でした。
混乱してます。あの……止ん事無きお方め!

160 :名無し物書き@推敲中?:03/07/07 02:43
あ?違うか。何か分からなくなってしまったので勝手に解釈するヨロシ!

161 :名無し物書き@推敲中?:03/07/07 02:54
先だ!って漏れは何やっているんだろう。結構幸せな椰子かも知れない……。
おやすみなさ〜い!

162 :名無し物書き@推敲中?:03/07/07 18:37
 長谷寺……雨。極楽寺、某寺……雨。ずっと……雨。

 さくら さくら ただ舞い落ちる
 いつか生まれ変わる瞬間を信じ
 泣くな友よ 今惜別の時 飾らない笑顔で さあ

 さくら さくら いざ舞い上がれ
 永遠にさんざめく光を浴びて
 さらば友よ またこの場所で会おう さくら舞い落ちる道の上で……

163 :名無し物書き@推敲中?:03/07/10 20:35
 tinaさん、久々の日記、ありがとう御座います。
 tinaさんの優しい気持ちは、現在の文体と語彙でもでも充分過ぎるくらいに
読者の方に伝わっていると思いますよ。あまり技巧に走っても読者を置き去り
にしてしまうと思いますが、その点は常に読み手優先に考えているtinaさんの
事ですから、漏れの杞憂に終わりそうですね。
 これからも是非、頑張って下さい。向こうに書き込もうと思ったのですが、
スレッドの消費量を少しでも減らした方が(1000になると終わってしまいそうで)
tinaさんの創作が長く楽しめる様な気がして、こちらに書き込みました。
 がっかりなんて、とんでもありませんよ。また気が向いた時にお願いします。
 ちなみに漏れは「火垂の墓」と「魔女の宅急便」が好みです、と付け加えて
おきましょう(笑)

164 :山崎 渉:03/07/12 11:37

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄

165 :名無し物書き@推敲中?:03/07/13 21:48
 お休み前の独り言
 「レース鳩」
 突然、走れなくなった事がある。高校一年の秋の事だ。私は中学二年の夏に、当時の担
任に勧められて陸上部に入部した訳だが、元々足が速かった事もあり、部長や先輩も然程
煩い事も言わず、好き勝手に走らせてくれたお陰で伸び伸びとトラックを走り回っていた。
基本的なアドバイスを受けて、見る見るタイムが縮まって行くと更に走る事が面白くなり、
三年になると幾つかの大会で、そこそこの成績も残し高校進学の道も開けた。そんな事か
ら天狗にもなっていたし、高校でも充分やれると感じていた。
 高校入学後も春先から夏にかけて一年生としては上々のタイムを出し続け、自信を深め
ていた矢先に突然ガクンとタイムが落ちた。何処がどう悪いと言うのでは無く、端的に言
えば体力不足だったと言う事だろう。そこで普通なら長距離を走ったり、筋トレをしたり
しながら基礎体力の向上に努めるべきだったが、ここで私は重傷の病に罹ってしまった。
焦り、と言う名の病である。気楽に走っていた中学の時とは違い、他者よりコンマ何秒で
も速く走る事に依り保証されていた高校生活であったから、兎にも角にも結果が欲しくな
る。春先には遙か後方を走っていたライバル達が徐々にその差を詰め、視界の片隅に捉え
られる程までに追い上げて来ていたから尚更である。焦りは頻繁なフライングを誘発し、
それをコーチに叱責されると今度はスタートが切れなくなった。ライバル達の何気ない笑
いも自分を嘲笑っている様に感じられる。こうなると重傷である。或る日、遂に完全にス
タートが切れなくなってしまった。スタートラインに向かう前から動悸や目眩がして、酷
い吐き気まで込み上げて来る。漸くスタートラインでスタンバイしても今度は足が竦んで
動かない。情けない話だが膝が震えて、体中に冷たい汗が滲んで来るのである。
 それでも逃げ出す訳にもいかないから悲惨なタイムを出し続け、コーチにストライドや
ら腕の振りやらフォームやらを弄くり回されている内に益々訳が分からなくなってしまっ
た。 スポーツ心理学専門の学内カウンセラーにセラピーを受けさせられたものの、小難
しい専門用語を羅列するだけで、挙げ句の果てには、紹介状を書くから神経科に行ってデ
パスでも貰って来い、でお終いだ。


166 :名無し物書き@推敲中?:03/07/13 21:49
 そんな或る日、学生寮に母親からの手紙が届いた。手紙には「近頃のお前はちっとも楽
しそうな顔で走っていないね」と言う様な内容が綴られていた。こちらが知らなかっただ
けで何度か練習風景を見に来ていたらしい。正直に言えば、人の気持ちも知らないで、と
腹が立った。「わたしのために走っているのなら、もうやめて戻っておいで」と言う行に
はカッと来て手紙を破いてしまった。だが後から冷静に考えてみれば、その言葉は当たっ
ていて、自分が余分な諸々のものを抱えて走っていた事に漸く気付いた。母親の事だけで
は無く中学の後輩や同地区のライバル達に対する見栄や過剰な自負心である。
 それに気付いてからは心の重圧は幾分軽減されて走る事に対する恐怖心も若干薄らい
だ。とは言え、執拗に反芻する事に依り、自身に擦り込んでしまったマイナスイメージを
払拭するには思いの外、時間が掛かった。常に付き纏う不安から逃げる様にオーバーワー
クを繰り返し、やがて上級生からレギュラー座を奪い取った。だが、そうまでして取り戻
した自信に対する代償も大きかった。束の間の勝利の味はいつの時も苦い。
 だから今でも時々夢を見る。たった一人で夕暮れのトラックを走っている夢だ。周囲の
情景からすると中学の頃なのだろう。思えば、そこが原点でそこで既に終わっていたのだ。
 それでも毎朝のジョギングはやめられない。別にやり残した夢の余韻を味わうために走
っている訳では無い。単に走る事が好きなだけだ。追い掛けて来るのは自分の足音だけで、
誰かに急き立てられて同じ場所を回り続ける事も無い。故障して檻から放されたレース鳩
が自由に大空を飛ぶ喜びを思い出した。ただそれだけの事である。
 

167 :名無し物書き@推敲中?:03/07/13 22:56
 最近おかしな煽りがある様なので他スレへの書き込みを遠慮してます。
 単なる思い過ごしかも知れませんので具体例は挙げませんが、ご了承下さい。


168 :山崎 渉:03/07/15 11:58

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄

169 :名無し物書き@推敲中?:03/07/15 20:10
正樹は、家に向かって盗んだ自転車をこいだ。
果たして家に待ち受けているのは絶望か、安堵か。
外灯と月明かりに照らされながら、道を走る。
家に近づくにつれて、心臓の鼓動が早まる。
悪い予感がする。
もしいなかったら。
もしいなかったら。
もしいなかったら。
それ以上の事を考えると、頭が破裂しそうになるので、正樹は考えるのをやめた。
自分の家がある住宅街に入り、家の近くの交差点が見えた。
あそこを曲がれば、正樹の家が視界に入る。
そう考えると、早まっている心臓の鼓動がさらに勢いを増して鼓動を早める。
交差点につくまでに胸がつまりそうになる。
頼む、家の電気よついていてくれ。
小学生の俺がまだ家にいないんだから、それをほっておいて寝ることは無いだろう。
家族がいるならば、電気はついているはずだ。
そして正樹は交差点に差し掛かった。

ドックン。

大きく心臓が鼓動を打つ。
そして正樹は自分の家を視界に入れた。
暗闇の中、外灯に寂しく照らされる正樹の自宅がそこにあった。
心臓の鼓動が大きすぎて苦しい。


170 :名無し物書き@推敲中?:03/07/15 20:11
絶望の中、心臓の鼓動を深呼吸によって静めようとするが、ほとんど効果が無い。
自転車から降り、家に歩いて近づく。
顔面が蒼白になる。
筒の中から自分の家を覗いているような感じで、周りの景色が目に入らない。
フラフラと夢遊病者の様な足取りで、家に近づいていく。
玄関の前に立ち、インターホンを三回押し、その場に座り込む。
正樹は、口を半開きにしたまま、ただ絶望していた。
正樹はその体勢のまま、ドアノブに手をかけた。
「ガチャン」
ドアが開いた。
ムクリと起き上がると、真っ暗な家の中に入っていく。
中に入ると、その光景が変わっている事に気づいた。
だが、正樹はすでに驚かなかった。
ただ、その絶望だけが深くなっていく。
荷物が何もない。
テレビもタンスもちゃぶ台も。
全てがもぬけの殻だった。
「ふふふ」
「あはははっあははははははっ」
ありえない状況に陥り、絶望に打ちひしがれている自分を笑う。
その場で横になる正樹。
今日は疲れた。
絶望するのも考えるのも、今日はもうしたくない。
「これが夢だったら」
正樹はそう考えつつ、眠りについていった。


171 :名無し物書き@推敲中?:03/07/15 20:12
目が覚めると、朝だった。
布団から出ると、正樹は妹の部屋に行った。
妹の布団に手を突っ込むと、寝ている妹の両足を掴んだ。
いきなり妹を布団から引きずり出す。
「きゃあああああー」
妹が叫ぶ。
「オラァー!!」
正樹は朝からテンションが高かった。
「ギャーハハハハハ!!!」
でかい笑い声で母と父が起きる。
「毎朝おかしな事をするな!!」
父が怒って叫ぶ。
「朝になってんのに、のんびり寝てるからこうなる。違うかね明智君」
「朝からひっぱたかれたいのか」
「いや、嘘です、ごめんなさい」
「全く毎朝毎朝おかしな事をやって…普通に起きる事が出来ないのかお前は。まぁいい、母さん、朝飯作ってくれ」
母がヤレヤレと言った表情で部屋から立ち去る。
「あんたホントろくでもないね」
妹の由紀が言う。
「うっせバーカ、死ね」
そう言うと正樹は居間に向かった。
朝のニュースを見る正樹。
「SARS解禁!!」
意味不明な事を叫ぶ正樹。
「解禁と言う言葉の使い方を間違っているぞ、正樹」
と、父。


172 :名無し物書き@推敲中?:03/07/15 20:12
「SARSに皆勤賞!!」
話にならないので、正樹を無視する父。
「つーか飯まだー?納豆はかんべーん、もう飽きた。かな〜りね」
おちょくった口調で正樹が母に飯の催促をする。
「食い物の小言は言うなと言ってるだろう、アフリカの人は食べたくても食べられないんだ」
と、説教に入る父。
それを聞いた正樹は、薄ら笑いを浮かべ、こう言った。
「アフリカってのが今時じゃないね。飢餓の話がしたいなら、アフガンとか北朝鮮とか、メディアに取り上げられてる所を指して説教した方が分かりやすいし、説得力もあるだろう」
「つまり、世界情勢に疎い人間が自慢げにアフリカの人は〜とか言ってると恥ずかしいよ、君。って話」
スパンッと良い音がした瞬間、正樹の顔は横を向いていた。
頬が真っ赤に腫れる正樹。
「い、いてぇ」
「いや、アレ?痛くないかも」
目の前には怒りに震える父。
そこに朝飯が運ばれてくる。
母が口を開く。
「とりあえず朝ごはんできたから、正樹も謝りなさい」
「ご、ごめんなさい」
父が無言で座る。
母もその場に無言で座る。
妹もそこに無言で座る。
ちゃぶ台に出された朝飯に目をやる。
茶碗の中で何かが蠢いている。
蛆虫だ。
ご飯つぶに見えたそれは、全てが蛆虫だった

173 :名無し物書き@推敲中?:03/07/15 20:12
おかずは、ゴキブリの姿焼きや、ムカデの丸煮込みがあった。
「うわあああっ、なななん、なんなんだこりゃあ!?」
たまらず悲鳴を上げる正樹。
それを尻目に黙々と家族は目の前の料理を口に運んで行く。
「うえええぇっ!?な、何食ってんだよ!?馬鹿かお前ら!!」
正樹はそう言うと、半狂乱になってちゃぶ台をひっくり返した。
畳の上に転がるゴキブリの姿焼きに手を伸ばす父の腕が見えた。
なんだか毛むくじゃらだ。
ぞくっとして家族を見ると、さっきより体格が全然大きくなっている。
服の外に露出された肌は、すべてが毛で覆われていた。
まるでゴリラだ。
父ゴリラが口を開いた。
「食べ物の小言は言うなああぁ、ウホッウホッ」
父ゴリラはそう言うと、立ち上がり、胸を叩いて正樹を威嚇した。
母ゴリラと妹ゴリラが両脇で正樹の両腕を掴む。
父ゴリラはムカデの丸煮込みとゴキブリの姿焼きを素手で掴むと、正樹の口に持ってきた。
「口を開けろ」
正樹は口を開けないでいた。
「口を開けろと言ってるだろうがぁ、ウホッウホッ」
すると父ゴリラはその怪力で正樹の口を片手で強引に開け、その手に持っている料理を正樹の口に思い切り突っ込んだ。
「もがぁぁぁぁぁ」
口の中に嫌な感触が広がる。
正樹は思いっきり口の中の異物を吐き出そうと力を入れた。
その瞬間、正樹はそれが夢だと気づき、目が覚めた。


174 :名無し物書き@推敲中?:03/07/15 20:13
荒立つ呼吸。
それに相反する様に、シーンとした部屋。
周りを見て覚めない悪夢に朝から絶望する。
いつもの様な活気は、当然ながら無い。
携帯で時間を確認する。
6:11
いつもより早く起きてしまった。
やっぱり現実に起きている事なんだな。
正樹はその場にまた横になると、また考え事をしだした。
考える事は、昨日全て考えたようなものだった。
考えても考えても、結論が出ない。
俺の家はなんでこんな状況になっているのか。
そして、家族はどうなったのか。
もう涙も出ない。
そうだ、あとで哲夫の家に行ってみよう。
俺の家族にだけ、このおかしな現象は起きているだけで、哲夫には何も影響が無いかもしれない。
だが、昨日哲夫に電話をかけた時の悪夢がよみがえる。
「現在つかわれておりません」
もしかしたら哲夫もこの世からいない事になっているのかもしれない?
世界は普通に機能しているようだ。
だが、俺の周りの物だけが忽然と姿を消している。
ならこの状況は俺に対しての罰なのだろうか?
そんな大きな罪を犯した覚えはないのだが。
そんな時、空腹で正樹の腹が鳴る。
考えていてもしょうがない、哲夫の家に行こう。
行けば何か分かるかもしれない。
何も分からないにしても、あいつなら俺の力になってくれる。
それに腹減ったからあいつに飯もらおう。
そう思うと、正樹は立ち上がり、家を出た。


175 :名無し物書き@推敲中?:03/07/15 20:27
昨日盗んだ自転車にまたがって、哲夫の家に自転車を走らせる。
度重なるおかしな状況に、正樹は少し慣れてきていた。
哲夫がもしいなかったとしても、なんとかするしか無い。
これは哲夫がいるかいないかを確かめに行くだけの事なんだ。
不安な気持ちをそうやって殺しつつ、自転車を走らせる。
哲夫の家が近づいてきた。
遠くから見ても、相変わらずでかい家だ。
塀で囲まれたその家の立派な玄関の上には、金色ででかく「野崎組」と看板がある。
哲夫は自分の家の事情を気にして、自分の親父が何をしている人間かは言わなかったが、哲夫の家を見れば彼の父親が何をしている人間かは容易に想像出来た。
ただ、正樹も小学生ながらにして、その事は触れない方がいいと感じていたので、その事について話をした事は一度も無かった。
哲夫の家の門の前に立ち、インターホンを鳴らす。
すぐに返事がきた。
「はい」
男性の声だ。
「あの、正樹ですけど哲夫君いますか」
「はぁ?」
インターホンの向こうから苛立った様な口調の返事が返ってくる。
「いやあの、ボク正樹って言うんですけど哲夫君いないでしょうか」
男の声に怖気づき、正樹の声が震える。
「哲夫?そんなのうちの組にいねぇぞ、坊や、誰の使いでここ来たか教えてごらん」
予想外の追求にビビる正樹。
「えっ、いや、使いって言うか、ボクの知り合いがここにいると思ったんでしたけど、間違いだったかもしれないです、すいませんでした」
正樹は哲夫がいない事が分かると、ここの人間達となるべく関わりを持ちたくなかったので話を終わらせようとした。
「いやいやちょっと待てよ、知り合いがいるって聞いたんだろ?それ誰から聞いたか聞かないとこっちも納得出来んぞ、ちょっとそこで待ってろ」

176 :名無し物書き@推敲中?:03/07/15 20:28
男の口調と言動にびびる正樹。
「いや、本当に間違いでしたすいません!!」
そう言うと正樹はその場から全速力で立ち去とうとした。
これ以上関わる事に何らかの危機感を感じる。
「おいちょっとまたんかいコラァー」
インターホンから聞こえる怒鳴り声を無視して、無我夢中で自転車をこいでその場を後にする正樹。
そこからある程度距離が離れると、正樹はあてもなく自転車を走らせた。
そして、気が付くとそこはいつも哲夫達とよく遊んでいた海岸だった。
海岸前の堤防の前に自転車を止め、自転車から降りて、波打ち際まで歩いていく。
目の前に見える水平線を眺める。
ここから見える水平線は何も変わらないのに、なぜ俺はこの世界で一人浮いているのだろうか。
身近にある大自然を目の前に、感慨深くなる。
この砂も一度は俺が踏みしめた砂なのだろうか。
だとしたら、今ここにいる俺を、この砂は覚えているか。
正樹はしばらくの間海を眺めていた。
後ろから声が複数の声がした。
振り向くとそこには、正樹と同年代くらいの子供が5、6人で、海岸ではしゃいでいた。
そのはしゃいでいる声や、海岸で遊んでいる彼らの姿に、昨日までこの海岸で遊んでいた自分達の姿を重ね合わせる。
その思いから、自分の知り合いがいるかもしれないと、勝手に想像する。
その子供達の中に自分の知り合いがいないか目を凝らして覗く。
が、誰も知り合いはいなかった。
その時、その中の子供が正樹の視線に気が付いたようだ。
正樹の視線に気が付いたその子供は、仲間と何かをヒソヒソと喋っている。
子供達の会議が終わった時、その中の髪を赤く染めた子供が正樹の方を向いて叫んだ。
「おいてめー何ガンくれてんだよ、ちょっとこっちこい」


177 :名無し物書き@推敲中?:03/07/15 20:28
正樹の目が点になる。
「は、俺?」
「は?じゃねーんだよ、なめてんのかてめえ」
そう言いながら、髪を赤く染めた子供は正樹に近づいてきた。
正樹の目の前に立つと、カッと開いたその目で正樹を睨み付けた。
赤い髪の子供が目の前に来て、たじろぐ正樹。
正樹のその姿を見た赤い髪の子供は、正樹にニンマリと笑って見せた。
一瞬正樹の緊張がほぐれる。
が、次の瞬間、目の前の景色が変わった。
赤い子供を見ていたはずが、地面の砂が視界に入る。
一瞬間を置いて、左頬に痛みを感じる。
殴られたと言う事をようやく理解する正樹。
「いってぇ、何すんだよ」
「オラァァー!」
正樹の呼びかけを無視して、髪の赤い子供は倒れた正樹に蹴りを入れる。
正樹は亀の様に丸くなって、蹴りから身を守る。
興奮した別の子供達もリンチに加わってきた。
「なめてんじゃねーぞ!!」
「誰のシマに入ってると思ってんだよ」
「ショバ代払えや!!」
暴言を吐きつつ、正樹に蹴りを加える子供達。
正樹はただじっと丸くなっていた。
「やめてくれー、勘弁してくれぇ俺が悪かったぁ」
そう言って懇願する正樹。
それを聞いた赤い髪の子供は、手を叩きながらこう言った。
「はいは〜い、みなさんきゅうけーい」
そう言うと子供達は正樹を蹴るのをやめた。
赤い髪の子供は、倒れている正樹の前に座り込み、ニヤニヤしながら喋った。
「な、人にガンくれるとどうなるか分かっただろ?ケンカ売るんだったら人を選べや」
「う、売ってないって」


178 :名無し物書き@推敲中?:03/07/15 20:29
返事をする正樹の左頬に、またもや衝撃が走る。
激痛で顔面をおさえる正樹。
「売ってただろうがぁ、あぁ!?正直に言え、そしたら許してやる」
激しい痛みと恐怖の中、正樹が弁解しようとする。
「いや、知り合いかと思って見てただけだって、なんでケンカ売らなきゃならないんだよ」
「んだとお!?」
そういうと赤い髪の子供は、立ち上がって正樹の顔面を蹴ろうとした。
顔面をガードする正樹の腕に赤い髪の子供の蹴りが入る。
顔面をガードされていて、クリーンヒットが無くて面白くないと感じた赤い髪の子供は、亀のように丸くなっている正樹の肛門めがけて、思いっきりつま先で蹴った。
エビが水中を漕ぐ様に、それまで丸くなっていた正樹の体が、その瞬間ピンと真っ直ぐになった。
それを見て大笑いする子供達。
「ギャハハハハハ、エビだよこいつ〜!」
「ふぅぅ〜、ふぅぅぁぁ〜」
激痛で涙を流しながら、うめき声を漏らす。
赤い髪の子供は背筋をピンと伸ばしたまま倒れている正樹の髪をわしづかみし、正樹の顔を自分の顔に近づけた。
「なぁおい、本当の事言えよ、俺もこれ以上ぶっとばしたくねぇからよ、本当の事言えば今すぐ開放してやるから、な?」

正樹は心が折れ、売ってもいないケンカを売ったと言う事にした。
「悪かったよ、ガン飛ばして」
そう正樹が言った瞬間、一旦引いた他の子供達がまた興奮して正樹の元に来た。
「てめぇやっぱガンくれてたんか、ぶっころしてやらあ」
そう一人の子供が言うと、また全員の暴行が始まった。
最初正樹は亀の様に丸くなっていたが、このままでは殺されると思い、立ち上がった。
目の前にいる子供二人を押し倒す。
道が開けた正樹は、そのまま走って逃げ出した。
「待てコラー!!」
後ろからの声を無視して、必死で逃げる。
自転車に乗っている暇が無いので、そのまま走る。
20メートルも後ろには、子供達が追ってきている。
海岸のそばにあるコンビニを右に曲がる。


179 :名無し物書き@推敲中?:03/07/15 22:24
 乙!1さん、元100です。長々とスレの占領申し訳ありませんでした。
 今後はバトンタッチします。頑張って下さい。

180 :17:03/07/16 00:28
>>1さん、ですよね?
無理にとは言いませんが、名前欄に1とでも入れませんか?

ところで、書き方についての留意点なのですが、例えば

正樹の目が点になる。
「は、俺?」
「は?じゃねーんだよ、なめてんのかてめえ」
そう言いながら、髪を赤く染めた子供は正樹に近づいてきた。



 正樹の目が点になる。
「は、俺?」
「は? じゃねーんだよ、なめてんのかてめえ」
 そう言いながら、髪を赤く染めた子供は正樹に近づいてきた。

とした方が見易く、且つ、一般的な小説の形式になりますよ。

181 :名無し物書き@推敲中?:03/07/31 21:58
age

182 :_:03/07/31 22:01
http://homepage.mac.com/hiroyuki44/

183 :山崎 渉:03/08/02 01:02
(^^)

184 :名無し物書き@推敲中?:03/08/05 20:35
今すぐ会いたいの。ひろみはあなたなしじゃもうだめみたい。
私、ここにいるから・・・・・・探しに来て、くれる?
7日間会費フリー、10分間無料になってるの、だから来て。
あなたに会えなくちゃ、寂しくて死んじゃいそうだから
待ってます。来てくださいね!
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185 :名無し物書き@推敲中?:03/08/06 16:13
今すぐ会いたいの。ひろみはあなたなしじゃもうだめみたい。。。。

私、ここにいるから・・・・・探しに来て、くれる?

7日間会費フリー、10分間無料になってるの、だから来て♪

あなたに会えなくちゃ、寂しくて死んじゃいそうだから

待ってます。来てくださいね!
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186 :Rock ◆nT8Fm9wg1Y :03/08/07 21:11
 1さん、続きまだですか〜?読んでいますよ。頑張って下さいね。

187 :山崎 渉:03/08/15 12:24
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン

188 :名無し物書き@推敲中?:03/09/01 01:00
創作板とはまったく関係ないところから着ました。面白かった。続きが気になります。がんばってください。


189 : ◆BwWlF2.Erw :03/09/11 05:09
続き気になる

190 :名無し物書き@推敲中?:03/10/15 19:02
小説書いてないじゃん。

191 :名無し物書き@推敲中?:03/10/26 15:40
このスレももう終わりだな。

192 ::03/10/27 00:40
http://mproject888.hp.infoseek.co.jp/
いってみたらいいじゃない。

193 :Rock ◆nT8Fm9wg1Y :03/10/27 01:03
 なあ、ちょっと待てよ。1は、もしかしたら投稿作を一生懸命書いているのかも知れないだろう?
俺ぁ満更ここと縁もゆかりも無い者じゃ無いから言わせて貰うけどさ、少しは放っておいてやれよ。
つまらん煽りを入れて、てめぇの技量が少しでも上がる訳でも無いだろう?
 少しは同じ創作を志す者に対して敬意を払うべきじゃないのか。



194 :Катюша ◆6d2EwylCkI :03/10/28 18:05
>>193
ここにも書いちゃったんですね(汗)

195 :Rock ◆nT8Fm9wg1Y :03/10/28 20:26
 お恥ずかしい……本当に短気な自分が嫌になります(汗)

196 :名無し物書き@推敲中?:03/11/24 21:41
保守

197 :Rock ◆nT8Fm9wg1Y :03/12/05 21:48
 その内に保守の意味で、ここに書いて載せても良いかね?
 嫌ならば1さんカムバックキボン!

198 :マジレスおぢさん ◆gdjEowoico :04/01/02 21:51
中層部探検中に、このスレを発見しました。使いたい人がいるようなので、
消滅を防ぐためにとりあえずカキコしときます。
創作がんばってください。         BY中層部探検家


199 :名無し物書き@推敲中?:04/01/13 17:19
まあああああああああああああああああああ

200 :200:04/01/13 18:17
記念Get

これで二階級制覇

201 :うしゃぎさん:04/01/14 21:51
ここはどこ?
>>1の帰りを待つスレ。
私はだあれ?
すべてのスレの>>1を愛するうしゃぎさん。
寂しいときはお話してね。
うしゃぎさんは、ここにいるよ。

202 :(σ・3・)〜♪ニセモノ ◆IU.1sGgN02 :04/01/15 20:16
五月頃に……先ずはここに戻って来るぞ。


203 :名無し物書き@推敲中?:04/01/17 02:38
受験生なのかもな

204 :名無し物書き@推敲中?:04/01/26 22:15
気軽に書いてほしいもんです

205 :(σ・3・)〜♪ニセモノ ◆IU.1sGgN02 :04/01/26 22:46
1君がここを放置しちゃう様なら、その内においらがキガ〜ルに書いちゃうゾ♪
と、このスレッドに唾付け宣言♪

206 :ブル伍長 ◆Xoaxo7g2Iw :04/01/26 23:04
>>205
お?「5月ごろ」とゆってた割には早い復帰だな!!

207 :(σ・3・)〜♪ニセモノ ◆IU.1sGgN02 :04/01/26 23:21
>>206
すまんな、伍長。朝令暮改で(笑)
とは言っても、以前の様にマシンガンの様に書き始めるのは当分、先かな。
懺悔室に十円寄付したのは、おいらだYO。
感謝の気持ちから出た貧者の一灯と理解してくれいw
今後とも末永くヨロ ♪

Rock ◆nT8Fm9wg1Y より 




208 :名無し物書き@推敲中?:04/01/26 23:39
粘着がまた来てるからだろ
○o○タンのスレに

209 :(σ・3・)〜♪ニセモノ ◆IU.1sGgN02 :04/01/26 23:53
>>208
ま、その辺は想像に任せるのでヨロ ♪

ともかく暫くはコテ書き込み(ニセモノ)で様子を見る。



210 :(σ・3・)〜♪ニセモノ ◆IU.1sGgN02 :04/01/31 19:39
も、大丈夫そうですね……

∴∴∴_∴∴◆
∴//_ ∴ ◆※◆ 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
∴||@\\◆∴∴∴_∴∴◆◆〓〓〓〓□□□□□□□□□<
|\\_||∴ ∴//_ ∴ ◆※◆□□|〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
∴\__/∴∴ ∴||@\\◆◆〓〓〓〓
∴∴∴∴∴◆◆ |\\_||∴
◆※◆\∴ ※◆∴\__/∴∴〓〓
◆◆◆ ◆◆ ∴∴∴∴∴◆□□□〓〓
◆※∴∴∴_∴∴ \∴◆ 〓〓□□|〓〓〓
∴//_ ∴◆※◆◆ 〓〓□□□|〓〓〓
∴||@\\◆◆◆ 〓〓〓□□<
|\\_||∴ 〓〓〓〓
∴\__/∴∴
◆∴∴∴∴∴
◆◆※◆ \∴



211 ::04/01/31 19:57
あそこのスレも大丈夫と言う意味です。と、補足しておきます。

では……

212 :tina ◆OcfLN77Pak :04/02/01 02:38
あきれました。
思いの全く通じないひとは居て当然。でも、文章に関わっている限りは
大丈夫だ、って信じていました。
どうやらそれも誤りだったみたいです。

わたしを裏切らないのは仕事と株だけ…
なのかな。やはり。

ところで半年ぶりに立ててあげた株板のスレ、いきなり削除。駄スレなら
ほかにいくらでもあるでしょうに。急に空気が変わったような感じ。
引き際かな。お互いに。

213 :tina ◆OcfLN77Pak :04/02/01 02:42
ちょっと補足。
あのスレには何も書かないでください。
わざわざ低いとこへ降りて行って相手することはありません。


214 :Rock ◆nT8Fm9wg1Y :04/02/01 07:10
ごめんなさい。書き込んだ後に、ここに気付きました。

>わたしを裏切らないのは仕事と株だけ…

あなたを絶対に裏切らない私がここにいます。
例え普段は姿が見えなくとも……


215 :tina ◆OcfLN77Pak :04/02/01 08:00
スタインベックあげます。いつか使ってください。
___L:|  :|:::__,i_゚__.i__l.__。.__i.__l.__ .l__|_
_l,_|  :|::_l___________゚__l__。_i._ 。;
_l,__,:|  :i::__‖Y /||, |゚   '  ,  | ‖_;_.|__|_
___L:|  :|:::_.l_‖~~~~~/  ゚  ,   ゚  ○ ‖.゚|。 _l___:
_l,_|  :|:::_l_.‖ / /  。  ;  。  ; △ , ‖ _.|____ ゚
_l,__,:|  :l::__‖| / ;  ゚     ゚ ,    ‖__l__。; ゚
___L:|  :|:::_.l_‖=, 。 . ; ノノノハヽ ; , ゚ ,‖___゚.|__
_l,_|  :|:::_l_.‖| ヽ.    .从‘ 。‘从∫;. ;'‖__l.___|。
_l,__,:|  :|::_.。_‖  \ ゚  (つ ⊂)□3__。‖_゚_。__.i__
___L:|  :|::゚_.l_l,_ ̄_| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄; ̄ ̄ _l.____i,_゚
_l,_|  :|::_。___l.__゚__l__.i_.゚| ̄::!::_____Y[GoシJcC



216 :Rock ◆REnl01ZFgY :04/02/01 09:45
スタインベック……意味が分からずにずっと考えていたのですが、しりとりスレの事ですね(笑
株板に立てたスレも見ましたけど、削除ですか。最近雰囲気が変ですもんね。
削除されて欲しいスレには、嫌がらせカキコする馬鹿がいますし。
210の薔薇は、私からのお祝いのプレゼントです。1月中に入〇すると聞いていましたのでw
あなたと初めてお喋りしたここで、こんなレスを返しているなんて何だかとても不思議な感じ
がします。あれから本当に色々な事がありましたが、いつも陰ながらサポートしてゆく事を
どうかお許し下さい。
後、荒しは放置。お互いに!

217 :Rock ◆nT8Fm9wg1Y :04/02/01 20:18
 ――気紛れな独り言――

 この三月で私も漸く友人達に追い付いて二十八歳になる。
 だが、同窓だった友人達の殆どの者は直ぐに二十九歳になる訳で、三十路にリーチが掛
かる、と今から戦々恐々なのが実に滑稽に思えて思わず苦笑してしまう事がある。
「お前は早生まれで良かったな?」などと言われても今一つピンと来ない。
 十年前の私は、十年後の自分の姿が全くと言って良いくらい胸に浮かばなかった。仄暗
い迷路を手探りで歩く。そんな不安感にいつも押し潰されそうだった様に記憶している。
 しかしだからこそ非現実的な想像上の夢を大きく膨らませる事も出来た様な気がする。
例えば作家になってバンバン儲けて、天窓付きの広い書斎を造る。時には伊豆辺りの別荘
で執筆をしちゃう。なんてものも、その一つだった。(笑)
 所が今の私には容易に十年後の姿が想像出来る気がする。その分だけ面白可笑しく想像
上の未来を膨らませる事は出来なくなってしまった。結婚をして子供が出来て、まだロー
ンが残っているとは言え地価の高い横浜で自分の家を持つ事も出来た。この年齢になるま
で全力で人生を走って来た自負なら誰にも負けないと思っている。
 ――それでも、ふと心を過ぎる虚無感はある。
 多分それは誰にでもあり、それこそが生きている事の証なのかも知れない。そして意外
に私は、そんな心の隙間を埋めるために創作と言う作業をしているのかも知れない。
 この所、閉店後のシャッターを閉める作業をアシスタントから無理遣り奪い取っている。
 夜空には件の弓張月……
 残念ながら琥珀色よりは仄白く感じた。去年の夏くらいまでの私だったら気にも留めな
かった月を、ここ数ヶ月は気にする事が多い。で、バイクの運転中にお釜を掘りそうにな
った事が二度程ある。(笑) ここでの営業も一月を終え、スタッフも疲労がピークに達
していたので本日のトレーニングは中止である。そして一人残ったスタッフルームでこれ
を書いている。何か、生け簀から海に放された魚の気分である。だからまた時々ここへ来
て、呟いてしまうかも知れない。それでは皆さん、おやすみなさい……☆



218 :Rock ◆nT8Fm9wg1Y :04/02/01 20:43
tinaさんへ

何か貼りたくなったり書きたくなったら、時々ここに載せちゃえば。
1さんも居ないみたいだし、ここは静かだから。
本当に残念ですけれど、もうあそこは無理だと思います。

さて、お家に帰ります ♪


219 :名無し物書き@推敲中?:04/02/04 21:09
>その日同級生の哲夫達と、隣町の海岸でその日は夕方まで遊んでいた。
↑その日が二つある…

220 :Rock ◆nT8Fm9wg1Y :04/02/04 21:58
>>219
1君は創作歴が浅いのだから、推敲不足は大目に見てあげてYO
スレッドを独占するつもりは無いので、229さんも何か書いてみたら如何ですか?
暇な時にでも……



221 :名無し物書き@推敲中?:04/02/07 20:33

 γ          ⊂⊃   
  γ    ⊂⊃        
 γ            ⊂⊃ 
                  _,..-――-:..
゙''、,,_,,,,-‐'゛``''、,        /.:;;;;;;;;;;;;;;;;;::.\
;'' ;~'',;'''',;'';'' ;~'',;''゚ ;~'',;;   ./ .::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:ヽ
,;'',;''゚ ;~,;":;;;: : ;: ;: ;::::::``゙''ー-'"::;.-‐'゛~゙`゙''-;'.:.:
::;.:".:;.:'"゙:.:゙,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.,:;.:::;.:"゙''、,;.:'"゙:.:゙,:;、,"'.:.:`;''
:;,':,:;.,:;'' ;~'',;''゚ ;~'',;;~'',;';∧∧~.:.:;,`:;,':,:;.゙:.:゙,:;、,"'.:.:;,`:;,'
":;;;: : ;: ;: ;:  ; ::; : ;(*゚ヮ゚):; : ∧∧  :: :; '' ;~'',;''゚
::;...;;.;;ii:i;;:;i,'' ;~'',;''゚ ;~'⊂  つ',;' (゚Д゚,,) ,;' '゚ ;~,;''゚ ;..;;.;;
二二二二二二二〜(__っっ二と  |二二二二二
i^i.i^ii^i.i^i.i^i.i^ii^i.i^ii^i.i^i.i^ii^i.i^i|  `〜.i^i.i^ii^i.i^ii^i
`´`´`´`´`´`´`´`´`´`´`´`´`´U U `´`´`´`´`´`´
'''''' '''''''''' '''''''  '''''''''  ''''''''''''''''''''   '''''''  ''''''


222 :tina ◆OcfLN77Pak :04/02/08 14:21
>220
 わたしの成り済ましかどうかはわかりませんが、また紛らわしい書き込み
があります。しりとりスレと面白い文章スレ以外はすべて別人です。
 あなたが間違えるといけませんから、今後この板ではトリップ付きのハン
ドルネームを使うことにします。
 ……ちょっと溜め息。どこも居辛くなって来ました。やはりしばらくネットは
お休みした方がいいかも知れません。
 それから、近況報告を、とのことですが、仕事を除いて去年と同じ状態と
だけ言っておきます。問い合わせ不可w

223 :Rock ◆REnl01ZFgY :04/02/08 17:45
なり済まし君ですか。
困った奴がいますね。今朝も、しりとりがまた「ん」で終ってましたし、絶対にからかって
いる奴がいますね。この間も「横浜に行って来い」なんて変なカキコがあったし…私も、あなた
に倣ってコテで押す事にします。
問い合わせ不可、との事ですので訊けませんが、仕事の方は何か変化があった様ですね。
まだ独身なのかな…(独り言w
それと一つ気になっている事があるのですが、しりとりスレの649は、あなたなのかなぁ…
って、これは失礼な質問でした!スルーして下さい(汗
今日は大忙しで昼食抜き。温かいお心遣いに感謝です♪

224 :1です ◆ATARIePzlw :04/02/08 18:13
なんでわかるんだろ(汗


225 :649です ◆ATARIePzlw :04/02/08 18:17
>224
すみません。間違えました。

226 :Rock ◆REnl01ZFgY :04/02/08 18:59
え?
トリップの数字が間違いで、649は当たりですよね?あなただと直ぐに思いました(笑)
つかマジで?と、聞き返したくなりますけど、あまり問い詰めてヤブヘビになっても困ります
ので、そっとしておきますね(苦笑

良かったら一度、後学のために私がご案内を……♪(ry

さて、Tinaさんビームが炸裂しない内に業務に戻ります(汗

227 :649です ◆ATARIePzlw :04/02/08 19:34
念のためカキコ
 そっくりさんをわたしだと信じ込まれることが気になるわけで、
出現自体はご愛嬌だと思っています。ちゃんと見分けてよ、って
言いたいw
 仕事の方は新しい事業に着手しました。何度出張したかな。
11日は祝日ですが、打ち合わせで大阪へ行きます。従来の
ものも機械はトラぶる、クレームは来る、検査基準が変わる、で
対応に追われて無茶苦茶忙しいです(汗 暇で時間を持て余す
よりはマシ…かな。

>良かったら一度、後学のために私がご案内を……♪
 逝ってよし! ウソじゃないのです。高校生の島本理生さんが
「リトル・バイ・リトル」 でラブホのこと綴っているのをみて、唖然
としたくらいです。わたしには描けません。どうでもいいけど。

228 :Rock ◆nT8Fm9wg1Y :04/02/08 21:17
>ちゃんと見分けてよ
 了解致しました。肝に銘じます。と言うか、この所全然お話していませんでしたよね?
それで段々と苛々が募ってネガティブになっていた様です。(ま、単なる勘違い野郎、と
言うのも一方では事実なのですがw)
 お仕事も忙しいご様子で、これはありがたい事だと思いますYO!お互いに。働きたく
とも働けない人が大勢いますからね。……と、思う様にして自らを鼓舞している最近の自分です。(笑)

 私の近況を簡略に述べますと(別に、尋ねられてもいないのにw)結婚式の方は医師か
らのアドバイスもあり先月の中旬に取り止める事としました。特に何処が悪いと言う訳で
も無いのですが(160cmと小柄で骨盤が小さいな所為か、帝王切開は確実みたいですけど)
無理に慌てて挙げるものでもありませんしね。

 ラブホの件は実にあなたらしくて好印象です(笑)
 私なんて十代の不良アルバイト野郎時代にはバイクがなかなか買えなくて、自転車二人
乗りで行った事も……(ry)
>わたしには描けません。
 そんなものは描けなくとも良いじゃありませんか。
 『旅行のこと その25』
> お休みの日だし、そのうちひと気もなくなってきたから、夕焼けが見えてからは門の
ところでそれを眺めていた。わたしのことが気になって見に来てくれるんじゃないかと、
まだ信じようとしていた。あきらめられなかった。もしあの人が来てくれた時わたしがこ
こにいなかったらだめだから、って。もう、親に叱られるのも覚悟であんなに遅くまで…

 この行には正直、泣かされました。くだくだしい説明なんて不要です。ストレートにあ
なたの全てがここに描かれている様な気が致しました。
 また、春先には感動させて下さいね♪
 忙しかったために亀レスになってしまって陳謝です。今日はスタッフトレーニング中止。
代休が取れたために明日明後日は連休です。と言ってもお袋の店の確定申告の書類を纏め
なくてはいけないのですが。(こう見えても簿記二級♪通信だけど)
 さて、それでは戸締まりと、しりとりをして取り敢えず帰ります♪
 


229 :Rock ◆nT8Fm9wg1Y :04/02/08 21:43
追伸

今になって気付いたのですが、ここの219もあなたでは無いんですよね?
ま、ここは1君を見守っていた方も数人いましたから別段、不思議でも
無いのですけれど。
それに、以前のあなたの言葉ではありませんが、他人に読まれて困る事も
ありませんしね。
ネット上で押し倒す事なんて出来ませんしw
時々、ここにでもあちらにでも書き込みして頂けると嬉しいです。
では……逝かない様に安全運転で帰りますw


230 :うしゃぎさん:04/02/08 22:59
深刻な話になってたのね…。
私、ちっとも知らなかった。ちょっと泣いちゃうかもしれないなあ。

231 :Rock ◆nT8Fm9wg1Y :04/02/08 23:26
>うしゃぎさん

あなたはtinaさん?
じゃ無かったら、ちょっと補足するけれど、勘違いしない様にね。
私はtinaさんの事を大好きだけれど旅行とか一緒にした事も無ければ
会った事すら無いのね。
だからネットプラトニック。
誤解されると彼女に失礼だから取り敢えず説明しておきます。
つか、sage書き込みの温かみのあるレスに感謝。
今後も気軽にレスヨロ♪

232 :うしゃぎさん:04/02/09 00:14
>>231
私は、tinaさんじゃないです。
>>1の帰りを待ってるうしゃぎさんなのです。
Rockさんは、プレイボーイさんなのですか?
あんまり、女の人を泣かせちゃだめですよ☆

233 :Rock ◆nT8Fm9wg1Y :04/02/09 00:25
だから……勘違いしない様に……(汗

ま、良いや! おやすみなさい うしゃぎさん ♪





234 :山下なつき ◆Tfd5NATUKI :04/02/09 02:16
 とにかく、春になったら自分でスレッドを立ててお話を再開します。占有する
ことになりますから、夢板の方が好いかな、って思っています。
 この一年間は他人の立てた所を渡り歩いて、結局中断となってしまいました。
次は腰を落ち着けてマイペースで進めたいナ。
 
 219はもちろんわたしじゃありません。それから、ここも1さんがおられること
だし、以後書き込みは控えます。今はお勉強に時間をかけたいし… おしゃべ
りは(^O^)/スレでできますから。
 内緒にしとくつもりでしたけど、早くもばれてるみたいなのでペンネームを使っ
てみましたw どうぞよろしくです。

よい休日お過ごしください おやすみなさい




235 :Rock ◆nT8Fm9wg1Y :04/02/09 09:51
 了解致しました。
 山下なつき ◆Tfd5NATUKI さんのハンドルは勿論あなただと気付いていました。可愛
いAAと丁寧な言葉遣いを見れば一発でバレバレですYO(笑)
 私の方も少しは2ch中毒を少し治さねば……と、常々反省していましたので徐々に来
る機会を減らそうかな、と考えています。あなたの前から消える、とか偉そうに宣ってい
た癖に、気付けば毎日2chに繋げてあなたを探していた自分でした。
 今後は時折ここに独り言でも載せて、後はしりとりをする程度にするつもりです。
(^O^)/スレは株板の方が多いので遠慮して書き込みは控えていましたけれど、偶
にはあなたから頂いたトリップでも付けて登場するかもです。
 今は春先のあなたの作品を楽しみに待って、限られた時間をなるべく執筆に費やす事と
致します。
 それでは今週もお仕事頑張って下さい……☆



236 :(σ・3・)〜♪ニセモノ ◆IU.1sGgN02 :04/02/09 10:14
×少しは2ch中毒を少し治さねば
○少しは2ch中毒を治さねば
に訂正。

馬鹿丸出しですな・・・ガンガレ俺!

237 :うしゃぎさん:04/02/09 14:20
>>233
あれぇ。朝全部スレ読み直したら、やっぱり私、ちょっと
勘違いしてたかもー。
(でも、Rockさんがタラシなのは、変わらないと思うけど☆)
山下なつきさんのレスは女の子らしくて好き。ファンになりました♪
突然現れて、びっくりさせちゃってたらスミマセン。
他のスレで見たら、また今度一緒に遊びましょう。
じゃ、私次のスレに行きます。

238 :Rock ◆nT8Fm9wg1Y :04/02/09 15:01
>>237

   ∧_∧    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    (ω・ )ゝ < 誰がタラシだって?年の所為か最近、耳鳴りが……w
.  ノ/  /     \_____
  ノ ̄ゝ
なつきさんは本当に女性らしく魅力的な方ですよ。
なんたって身持ちの堅い、この私がファンになったくらいですからw
後、しりとりスレに参加してくれて、ありあとん♪
あそこは人が少ないから、これからも時々カキコ ヨロです。
ほんじゃ、また……☆

239 :名無し物書き@推敲中?:04/02/11 16:48
おまえらスレ違い

240 :Rock ◆REnl01ZFgY :04/02/11 17:24
すまんな。その通りだ。
それでは、謝罪して出てゆきます。

241 :(σ・3・)〜♪ ◆Rock/3eB9. :04/04/25 21:54
>239
追い出しといて書かねえ、って事は単なる煽りだったのか・・・
馬鹿くせえ・・・w

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