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公衆便所

1 :真瀬清顕:03/07/09 05:42
文学賞狙いのケチ臭い小説ではなく、
まさに欲望のままに書く、
排泄するがごとく書くためのスレッドである。

2 :真瀬清顕:03/07/09 05:47
触って。どこを?どこでもいいから。掌は尻から背中を撫であげる。口唇は赤い。
キスして。それよりも。なに?わたしの唾液を飲んでくれない?いいわよ。そうして。
両手の指が尻の肉を大きく拡げる。いや、やめて。見えるよ。見える。ああ、恥ずかしい。
青空にツバメがひるがえる。巣では雛がうたた寝している。
乾いたかな。いい天気だね。暑くなりそう。
「午後から気温は急上昇して、30度を越える真夏日となる模様です」。

3 :真瀬清顕:03/07/09 05:48
膣の中に挿入された黒いペニス型のテレビが大陰唇の裂け目からそう言った。
ずっとここでこうしていましょう。うん。そうしよう。夕食はどうする?ルームサービス。それはいや。
わたしも、いや。足指が軽やかにうごめいた。乾いたかしら。そうね。うふふ。
きのう、あんなに激しくしちゃったから。あなたが悪いのよ。あなたがお漏らししたんでしょう。
だって、あなたがあんなことするもんだから。テレビは膣壁の中で震動している。

4 :真瀬清顕:03/07/09 05:51
どこかにいきたい。そうね。どこ?
とりあえず飛行機に乗って、海外にいきたいんだけど、その前に飛行場までいくのが嫌なのよね。
そうね。荷物を準備するのもおっくうだし、なに着ていくかとか考えるだけでうんざりしてくる。
どこでもドアがあったらいいのに。そうね、でも、ドアを出たところがドラえもんの世界じゃ、やっぱり嫌だわ。
ドアを出ると、砂浜が見える。プールでは日焼けした背中が揺らめく光の網の底をかいくぐっていく。
素足はタイルの上に散らばった細かな乾いた砂の感触にくすぐったく泡立つ。
波が地響きをたてている。沖から潮風が吹きつけてくる。
それは、海の匂いをたっぷりとふくんだ熱風と、岬からの冷たい風に、えりわけられる。
あなたは黄色い水着の紐を解く。わたしも黄色い水着の紐を解く。わたしたちは裸だ。裸になった。
だけどだれもわたしたちのことを気にとめたりはしない。一見平静をよそおっている。
ここではだれもが完全な裸になりたがっている。ヌーディストたちがあつまる海で、わたしたちは波にもまれ思い切りはしゃぐ。
スリットの中にまで細かな砂が入り込む。あなたはそれを部屋に戻ってシャワーのお湯で自慰をしながら掻き出した。
わたしはビデできれいに洗った。

5 :真瀬清顕:03/07/09 05:52
ボーイはフルーツののせられた銀のワゴンを押して部屋に入ってきた。
彼の制服は美しかった。一点の染みを除いては。乾いたかしら?
「え、ええ。いちおう、乾きましたが」。それで、どうなの?
「やっぱり、完全に、もとどおりというわけには、いかないみたいで」。やっぱり、そうね。そうでしょうね。
「でも、ほとんど、染みは落ちたみたいで。意識して見なければ、全然、気にならないと思いますが」。
そうなの?「はい」。完全にもとどおりになったわけじゃないのね。
「え、ええ。もうしわけありません」。いいわよ、どう?わたしはかまわないけど。ううん、そうじゃなくて。
ボーイは唖然としてドアを入ったすぐのところの水色の絨毯の上に突っ立っている。
気にすればそれなりに気にすることはできるんでしょう?
「え?はあ。えっと。それは、どういう意味でしょうか?」。
言葉どおりの意味なんだけど。「と、いいますと?もうしわけありません。もう一度お願いいたします」。
気にすれば気にすることができる程度の染みなんですよね?
「は、はい。そうです。気にすれば気になる程度は、まだ、やっぱり、残ってしまうと思うんですよね」。
それでいいじゃない。うん、そうね。「よろしゅうございますか?」。最高じゃない。
「あ、そうですか」。ボーイの顔がとたんにバラ色に輝いた。
わたしたちが気にすればそれを見る人たちもひょっとしたら気になる程度の染みなんでしょう?
ゾクゾクするわ。ね、そうでしょう?「は、はい。そういうことに、なる、かも、しれません」。
いいじゃない、あなた。最高ね。「それじゃあ、ドレスの染みのことは、そういうことで」。
ええ、もう帰っていいわよ。「あ、はい」。チップはあげない主義だから。嘘ばっかり。
「い、いえ。結構です。こちらがいたらなかったわけですから」。嘘だって言ってるじゃない。
ドアを閉めて。ボーイは後ろを振り向いて、白く塗られたドアを閉じた。これがチップよ、お取りなさい。

6 :真瀬清顕:03/07/09 05:53
色素沈着した黒ずんだ薔薇の花弁がすこしばかりたるんだ脚の間に咲いていた。
ボーイは、部屋の壁やベッド、丸いテーブル、背の高いスタンドなどの調度品が突然黄土色の汚物となってパン粉のように捏ね上げられる強烈な幻覚に襲われた。
あなたはここでなにをしてるの?
「そうだ。おれはいったいここでなにをしてるんだろう?」とボーイは思った。
あなたはそもそもいったいだれなの?
「そうだ。おれはそもそもいったいだれなんだろう?」とボーイは思った。
螺旋形に練りあげられていく柔らかめの汚物でできた部屋の渦巻く窄まりの中から、どす黒い肉の花が淫らに蠢きながら花弁をひろげる。
あなたはこれを舐めなさい。そうしてすべてを飲み干しなさい。
「は、はい」とボーイは言った。陰毛は燃えあがる紙幣でできていた。
複雑に入り組んだ膣のなかから銀貨がつぎつぎに転がり落ちた。

7 :真瀬清顕:03/07/09 18:20
睾丸に乗った少年がG線上でアリアを歌う。
動物園の柵の中ではアフリカ象が藁の塊を排泄している。
ソフトクリームには黄色いカボチャの繊維が含まれている。
幼女はアンパンマンのプリントされた銀色の風船を曇り空に放す。
鳩が一斉に飛び立った。
ホームレスは桧皮色のズボンの窓から縮こまって白子を垂れ流している。
道路は小便と反吐と生ゴミの汁の匂いに噎せ返る。
どす黒い澱のこびり付いた青いポリ容器の亀裂からすべての色が溶け合った強烈な悪臭を放つ液体が粗いアスファルトのきめに拡がっていく。
親指ほどの蛆虫がしきりに日陰でのたうち回る。
猫は液体をぺろぺろと舐める。
ワンカップ酒の自動販売機の前で農機具会社の帽子を被った日に焼けた男が首にかけた薄汚れたタオルで汗を拭った。
大きな左の鼻の穴から青虫の内臓のようなものが食み出していた。
男はそれを舌で舐め取り、クチャクチャと噛んで、嚥下した。
ツバメは電線にひるがえる。
雛は巣の中でワニになった夢をみている。
カバは分厚いガラス張りのプールの中で赤銅色の腹をたゆたわせていた。
魚が糞を食べあさる。
家族連れは「わあーっ」と喚声をあげた。
展望タワーの上をヘリコプターが旋回していた。
公衆トイレの個室の中で紺と水色の縞模様のシャツを着た痩せた男が左の腕に細い注射針を突き刺していた。
静脈から注射液の中に捩れた赤黒いものが逆流してきた。
男は大きく息を吸い込む。
そして深く吐き出した。
トイレのタイルが湧き立った。
睾丸を包む陰嚢が無数の針に突き刺されたのだ。

8 :名無し物書き@推敲中?:03/07/09 22:14


9 :名無し物書き@推敲中?:03/07/09 22:28
ぺ煮酸

10 :名無し物書き@推敲中?:03/07/09 23:36
新しい文学の誕生

11 :パピヨン:03/07/10 01:17
公衆便所に防犯の面から監視カメラがつけられるようになった。
最初は多くの人が反対したものだ、しかし今ではすっかりみんな慣れてしまっている。
なぜだろう?人間の心理状態とは不思議なものだ。監視カメラをただのカメラ、それも1つの物体として認識できた時こそ
我々はカメラを利用し、覗き込む人間という第三者を連想する力が弱まるのではないだろうか。

12 :真瀬清顕:03/07/11 01:04
>>11
公衆便所に監視カメラがついた?
そんなの、おれ、ぜんぜん知らなかった。
だから、最初、11のパピオンの書き込み読んだとき、
これはこいつの創作なのだろうかと思って、ゾッとした。
だが、ためしに検索してみて、また別の意味でゾッとした。
ほんとにこんな世の中になってしまっていたのか!
知らなかった!
というわけで、ますます第三者を連想する力が弱まる世界に生きながら、
想像力の可能性を、すべてのエロスの観点から照射して、作品に反映してみよう。

13 :真瀬清顕:03/07/11 01:07
共同幻想としての世界VS共同体験としての小説

(参考)
恐怖をともに体験したものは恋に陥りやすい。
(例)
ジェットコースター、肝だめし。

14 :真瀬清顕:03/07/11 01:18
(参考資料)
ttp://www.asahi-net.or.jp/~AD8Y-HYS/

15 :パピヨン:03/07/11 03:16
>>11 うそっ!創作のつもりだったんだが。

16 :名無し物書き@推敲中?:03/07/11 03:23
あー、坂本ちゃんがー、坂本ちゃんがー♪

G線上のアリアに詩をつけさせていただきました。

17 :真瀬清顕:03/07/11 11:42
>>15
ほんとに?
おれも、上記のサイト見てはじめて知ったんだけど、
そこに書いてあった文をいちおう貼り付けとく。

>もう1個所のトイレも撮影しようと思ったんだけど、「防犯カメラ作動中」と書いてあったんでやめました。
>便器の写真撮ってるとこ見られたら説明がめんどくさいしね。
>でも、大手町でトイレに入ると監視されているのか?
>営団職員よ、ひとがうんこしてるとこ見て楽しいか?



18 :_:03/07/11 11:53
http://homepage.mac.com/hiroyuki44/jaz09.html

19 :亜弥:03/07/11 12:13

わたしのことを自己紹介します。
わたしは関東のミッション系の女子高に通っています。
最近はときどきサボりがちですが、三年生です。もうすぐ(今月の8日で)18になります。
スリーサイズはB83・W55・H85で、身長は162、体重は48キロです。

20 :亜弥:03/07/11 12:13

これまでに男性とは付き合ったことはありませんが、女の人とは、去年まで、年上の21歳の人と付き合っていました。
わたしがこうして掲示板に書き込みをするようになったのは、きっとその女の人とのいろんなことがあとをひいてるからだと思います。
わたしがいましてもらいたいことは、全身をぺろぺろと舐めてほしいということです。
どうしてそういうふうにしてほしいのかというと、その年上の女の人が、いつもエッチするとき、そういうふうにしてくれたからです。
 

21 :亜弥:03/07/11 12:14

こういうことを書くのはとても恥ずかしいのですが、それでも、凄く、いま、感じています。
男の人にこういうエッチなメールを書くのは、初めてです。
ちょっと前までは、男の人と話したり、メールをもらったりするだけでも、いやでした。
男の人のあの部分をアダルトサイトの画像なんかで見たりしても、すごく興醒めで、キモイと思ったりしていたけど、最近はちょっと変わってきました。
きっと友だちの話とか、アダルトサイトの見すぎなんだと思うんだけど、男の人のペニスをしゃぶってみたりとか、精液を飲んでみたりとか、してみたいと思うようになりました。
頭の中で考えるのは、いろんな男の人たちに胸を揉まれたり、アソコや全身を舐められたり、つぎからつぎに犯されたりして、もうメチャクチャにされて、
オマンコからたくさんの精液を垂れ流している自分ですが、やっぱり実際にはそういうことはできないので、いっぱい、いっぱい、エッチなメル友をつくって、そのなかで気のあった人に、思い切りしてもらいたいと思っています。
 

22 :亜弥:03/07/11 12:16
わたしは、今年は、男の人としてみたいと思っています。
いっぱい、いっぱい、痛くてもいいから、してもらいたいし、いっぱい、いっぱい、わたしのほうも、体じゅうを舐めてあげたいし、もっともっと凄いことにも挑戦してみたいと思っています。

わたしは自分でもほんとうに恥ずかしくなるんですが、あまり経験はないかわりに、凄くエッチなんだと思います。
まえ付き合っていたお姉さんとしたときも、もうメチャクチャになって、凄い声を出したりしました。
もう一度ああいう経験がしてみたいし、もっと、もっと、エッチな気分になりたいと思っています。
 
またメールを書いてください。
いっぱい画像も送ってください。
いちばん感じさせてくれた人に、わたしの処女を捧げます。
よろしくお願いします。

               亜弥

23 :真瀬清顕:03/07/11 12:29
>>19
そうか。
これを書いたのは、8日以前だったんだな。
もう忘れた。

24 :名無し物書き@推敲中?:03/07/11 17:40
亜弥さん。最後の2行は露骨すぎますな。非現実的で萎えます。
この創作文、女が作ったなら50点。男なら70点ぐらいだな。

25 :名無し物書き@推敲中?:03/07/11 21:01
>>24
前、ニュース速報かどっかの板で『女子高生だけどHしない?』って趣旨
の糞スレがあったんだけどさ、2行目だったか「私エイズだからこの先長
くないけど、別に怖いと思ってないよ」とかって書いてあって笑った事が
あったな。あと、「○月○日 場所・宮内庁前」とかって言うのもあった。
いずれにせよ、文章は短めにしてよーくひねったネタを混ぜるように。

26 :名無し物書き@推敲中?:03/07/11 21:31
これって詩を書くスレなの?

27 :名無し物書き@推敲中?:03/07/11 21:52
あったま悪そうで実は知的なそれでいて糞スレ。素敵やん。
あげたるわぁ。

28 :山崎 渉:03/07/12 10:55

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄

29 :名無し物書き@推敲中?:03/07/12 19:38
期待あげ

30 :真瀬清顕:03/07/13 15:11
じつは、きょう、女が家にくるので、その女に発情して続きを書こうと思う。
その女、どんな女だか忘れてしまったんだが。
もう十年以上も前に会ったきりだからな。
いったいなにをしにその女は俺の家にくるんだろうか。
わからん。
ちなみに、俺はその女とはまったく肉体関係や恋愛関係さえもなかった。
その女は最近ドイツのベルリンに住んでいるということである。
いま日本に帰ってきていて、京都の上加茂神社でひらかれるUAのコンサートに行くんだそうな。
UAなんて、俺はぜんぜん興味ない。
それにしても雨がひどくなってきてるから、コンサート、中止になるんじゃないのかな。
どうなんだろう?


31 :パピヨン:03/07/13 15:51
>>30 ほーう。どうなるのか結果は明日にでるんだな?
明日まで待つか。


32 :名無し物書き@推敲中?:03/07/13 18:41
奥さんと子供はどうするの?
また出て行ったの?

33 :パピヨン:03/07/15 05:08
で、結果はでないと。はいはい。

34 :名無し物書き@推敲中?:03/07/15 05:16
tp://comic.2ch.net/test/read.cgi/gcomic/1046682363/l50

35 :名無し物書き@推敲中?:03/07/15 11:05
肩や腰の調子が悪い日ありますよね。
バンテリンは肩でウンコしてもちゃんと効いてくれる。
ありがたい。

36 :山崎 渉:03/07/15 11:37

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄

37 :真瀬清顕:03/07/15 23:10

旧遊廓街に掛け声が飛び交う。
「ねえ、お兄さん、ちょっと見てって。見るだけだから。お兄さん。ちょっと、ほら。ここまで来て。きょうはいったばっかりの子。いまだったら」と言って、人差し指を立て、「これだけでいいから」と金歯を剥き出す。
間口一間の上がり框に胸の開いた白いワンピースを着た太った女が腰かけている。
女の乳房はウイロウのように白く冷たく汗ばんでいる。
笑顔は生活のために刺胞動物となれた歓びに満ち溢れている。
二階へとつづく階段をあがりながら客たちは、これからの情事を楽しむ娼婦たちのスカートの中を覗き込む。
日に焼けた少女の尻に赤と白のストライプのパンティが食い込んでいる。
あるいは、白くねっとりとした痩せた女の柔肌に黒い刺繍のパンティがザラザラとした刺激を波打たせ、麝香の混じった香水を漂わせている。
廊下は奥の間から洩れる反復的な嬌声を響かせている。
襖を開けると、部屋である。畳には布団が敷かれている。
盆には潤滑ゼリーとティッシュペーパー、コンドームの袋が用意されている。
壁に取り付けられたエアコンが埃っぽい空気を掻き回している。
「それでは、おいくらのコースで?」と女将が訊ねた。
コップの中でコーラは泡立つ。タバコの煙がペニスをムズ痒く律動させる。
「それでは、わたしはちょっと用意してきますので」と言って娼婦はいったん部屋を出る。
階段を足音が下りていく。
客は部屋いっぱいに拡がっていく。
「俺にはそれが許されてるのだ。俺にはそれが許されてるのだ」。
エアコンの風を乳首に感じる。
服を脱ぎ、花柄のビキニだけの格好となって、布団の上に大の字になる。
「俺にはそれが許されているのだ」。
階段を足音がのぼってくる。
襖が開く。
「あっ」と娼婦は声を漏らした。

38 :真瀬清顕:03/07/15 23:13
エスカレーターは運ぶ、陰毛を、ペパーミントグリーンに透けた携帯電話を。
もしもし。もしもし。援交だけど、いい?いいけど、いくつ?十六。あ、いいね、いいね。
それでさあ。なに?こっち、二人なんだけど、大丈夫かな?え?二人って言うと、3P?そうそう、3P。
え、おれはいいけど、いくらなの?うーん、そっちもきびしいだろうから、二人ぶんっていうわけじゃないけど・・・。
だったら、どれくらいかな?ていうか、そっち、いくらなら出せんの?だいたい一人っていうことで考えてたから、2・5なんだけど。
2・5かあ、3じゃダメ?3?いいよ。OK!ほんと?じゃあさあ、地下街のいちばんはしの噴水広場、知ってる?
うんうん、知ってる。そこで待ってるから、来てくれる?うん、いいよ、でも、どんな格好してんの?
制服。制服?うん、制服だよ。制服でホテル行っても大丈夫かなあ。大丈夫だよ、制服じゃ、イヤ?
ううん、そんなことないけど、制服、いいんだけど、あともう一人の子は、どんな子なの?
その子は痩せてるよ。きみは?わたしはポチャ系。そうなんだ。うん、ポチャ系、イヤ?ううん、ポチャ系もスレンダー系も、大好きだよ。
じゃあさあ、待ってるからーっ、すぐ来れる?うん、これからすぐここ出ていく。
じゃあ、10分ぐらいかな。うん、そうだね、10分から15分くらいでいけると思うよ。
地下街を人がたえまなく流れている。少女たちは敷石に蹲踞している。
木綿の白いパンティの中で経血が熱く流れだし、メッシュ地の間に縫い込まれた圧縮された木綿に吸収される。
クリトリスはいつも熱く火照っている。

39 :真瀬清顕:03/07/15 23:14
魚河岸の船着場に造られたコンクリートのスロープを海水が洗う。
施設のまわりには縮れた黒いヒマワリが渦巻きながら繁茂している。
魚河岸の床はぱっくりと割れ、そこから赤貝やイクラ、マグロのトロがギラギラと光りうごめきながら這い出してくる。
坊主頭のセリ人は、その中に頭を突っ込み、舌なめずりして、体液をすする。
「さあ、いいよ!いいよ!上玉だ!さあ、いくらだ?いくらだ?いくらだ?いくら!」。
天井のレールを滑車が転がり、太い鎖の先に逆さに吊られた白い少女の裸体を運ぶ。
「さあ、いくらだ?いくらだ?いくらだ!」とセリ人は叫ぶ。
青白い血管の浮き出した太腿の合わせ目のわずかな茂みの切れ目から黄ばんだ艶かしい液体がヨモギの葉の形をして「あっ」という小さな悲鳴とともに飛び散って、
脇腹にななめにしたたり、胸を這い、すすり泣く呼吸に合わせて小さな乳房がピクピクとゆれる。
少女は短く髪を刈り込まれ、硬くつぶった目尻から涙が逆さにのぼっていった。

40 :真瀬清顕:03/07/18 00:24
太陽は青い卵のように割れていた。
彼女は何をしにここにくるんだろう?わかんない。彼女は何をもとめておれたちに会いにくるんだろう?うーん、わかんない。
太陽はどこにあるのだろうか?灰色の雲が街や山々を被っていた。盆地には雨が降っていた。
彼女はきっとわたしたちに会いにくるんじゃないと思うよ。そうなんだ?うん、そうなんじゃないかなあ。
じゃあ、いったいなんのためにくるの?ただ家に泊めてもらいたいだけじゃないのかしら。
ただ、それだけ?うん、そんなもんなんじゃないかなあ。
神社の境内に野外ステージが組み立てられた。芝生の上にスチール椅子が並べられた。
舞殿脇にしつらえられた貴賓席のテントの袖から雨水が鍾乳石のように刻々と凝固しながらこぼれ落ちていた。
バスは大鳥居の前で扉を開いた。
憂鬱だわ。おまえがいけないんだ。そう言わないでよ。人がくるなんて思ってもいなかった。わたしもよ。
じゃあ、断ればよかったじゃないか。それが、なんとなく、こうなっちゃって。
おまえはいつだってそうだもんな、相手につけいれられすぎなんだよ。ああ、もう、どうしよう、生きてるのが嫌んなってきた。

41 :真瀬清顕:03/07/18 00:25
台所にはエディット・ピアフの歌う「回転木馬」が流れている。
幼児は紙オムツの中にブルーベリーと母乳と素麺によってできた柔らかめの便をため込んでいる。
「翔くん、翔くん、うんち、洩らしちゃったんじゃない?」。「ウンチもらしてない」と幼児は素早く答える。
ごめん、おれが悪かったよ。そう?おれが、オムツ取り替えてくるよ。そうしてくれる?ありがとう。
ほら、翔、お風呂だ。お風呂にいくぞ。「オフロ!オフロ!」と幼児は叫ぶ。
流しの蛇口からステンレスの洗い桶に透明な水が滴り落ちる。シャワーは汚物を拭い去る。
幼児の尻は日蝕と月蝕を頭の中で微妙にずらして重ねたような形をしている。
肛門はすでに美しい桃色の窄まりとなって体の中にもぐり込んでいるだけである。
「きゃははははははっ。きゃははははははっ」と幼児は笑う。縞のシャツの下から白く無防備なペニスが突起している。
幼児は大きく口を開けて、怖れながら笑う。
幼児はなにを怖れているのか。
秘めやかなエロティシズムが、父親との接触のなかであばきたてられ、さらに加速されることを怖れ、歓喜するのだ。
笑いには恐怖が不可欠だし、恐怖は極限に至ると白痴的な笑いを惹き起こす。
愛が世界を支配したことは一度もないが、恐怖はつねに長い歴史において世界の王座に君臨しつづけてきた。
しかしながら、愛とは、恐怖とは、何なのか?
そもそも愛も恐怖もダイヤモンドと同じ炭素化合物であり、恐怖は愛の排泄物だ。

42 :真瀬清顕:03/07/18 00:26
なんか気分が変わったよ。それはよかった。
「ウンチころーん。ウンチころーん」と幼児ははしゃぐ。もう体、拭いたの?ううん、まだだ。
幼児は下半身裸で台所から居間を駆け抜ける。じゃあ、わたしがやる。すまん。雨はやわらかに降りつづく。あたたかな雨が降りつづく。
散歩にいこうかな、それともジョギングでもしようかな。
「ひさしぶりにジョギングしたら?」と妻が、紙オムツの穴に小さなぷよぷよとした足を通しながら言う。
うん、でも、どっちにしてもいい気分だ。よかった。心が、体が、軽くなる。
生きることは一種の魔術だ。魔術にたけたものだけがよく生きることができる。
夫は妻を抱きしめる。「ぼくも。ぼくも」と幼児は騒ぐ。「サンド。サンド」と言いながら、夫と妻の間に割り込む。
真夜中、彼女はボーイフレンドを連れて家にきた。「彼も一緒だって言ってなかったっけ?」と彼女は言った。「ごめん。ごめん」と。
彼女はベルリンに住んでいる。彼は日本生れの父親とアメリカ人の母親との間に生まれたハーフである。
彼女と彼はダンスチームを組んで日本各地で公演している。
彼女は鉄の鋲の付いた黒い首輪を巻いている。彼は、後頭部だけ長髪を残し、あとは短く刈り込んだ辮髪のようなへアースタイルをしている。
彼女は以前会ったときとくらべて驚くほど醜く年老いていた。彼はなにを食べても「イッツ、グー。イッツ、グー」と言うのであった。
ベルリンはどこにあるのだろうか。ベルリンの壁はほんとうに崩壊したのか。そもそもベルリンに壁などというものは存在したのか。
壁とは何か。そうだ。そうだ。そうなのだ。ベルリンの壁は崩壊したのだ。ベルリンの壁はすべて壊れた。
いまではベルリンには壁はない。ただいくつもの屋根が街の上空に浮遊するだけである。あるいは、ベルリンが壁そのものとなったのだ。
彼女は壁の中に住んでいる。
ベルリンという名の壁の中に住んでいる。

43 :真瀬清顕:03/07/18 15:53

村上龍すきなの?

うん。
「限りなく透明に近いブルー」と「海の向こうで戦争がはじまる」まではね。
村上春樹も、「風の歌を聴け」と「1973年のピンボール」まで。
あとはただの檻の中の小説っていう感じがして、刺激がなかった。

ここまで書いて、なんか、ある水脈にたどり着いた。


44 :真瀬清顕:03/07/18 15:56
シンプルに書こう。
血は悪だ。
そして血と悪以外に書くべきものはない。

45 :名無し物書き@推敲中?:03/07/18 16:02
糞と尿は書かなくいいの?公衆便所なのに

46 :名無し物書き@推敲中?:03/07/18 17:30
思考と空想。

47 :真瀬清顕:03/07/19 12:49
>>45

>糞と尿は書かなくいいの?公衆便所なのに

そうだよね。
それをちゃんと書かなくちゃなんない。
でも、それには、

>>46が指摘したように、

>思考と空想

だけではなんの意味もないということだ。

かといって過去の人生や、村上春樹風の逸話でどこかにたどり着けるか?

たどり着くところというのは、どこなんだろう?

そして、はたしてたどり着くことが大切なのか?

もはや僕たちはたどり着いているのではないか?

たどり着いたあと、どうするべきなのか?

もうすこしばかり試行錯誤してみよう。




48 :真瀬清顕:03/07/19 13:03
その女は後ろ向きになって丸いテーブルにうつぶせていた。
俺は風呂からでるなり、ドアを開けると、その女の丸くて白い尻を見た。
夏だった。
窓の外から虫の声がなだれ込んでいた。
ペニスがいきり立つのと、俺が女の尻にむしゃぶりつくのは、同時だった。
クールバスクリンの安っぽい匂いが女のワレメにしみ込んでいた。
俺はすぐさま屹立したものを女のコリコリとした肉の襞に突っ込んで、爛熟した子宮を突きまくった。
「んごい!んごい!」
と女は言うと、さも好きそうに腰をそらせて突き出してきた。
すると俺の弓なりに反り返った肉の樹は、先端ではち切れんばかりに脈打っている硬い果実で、
子宮の入口をゴリゴリ擦った。女は、卵巣が破裂したとたん、闇夜にひきずる声を洩らした。

49 :真瀬清顕:03/07/19 13:03
街は夜。夜だったこともある。夜であるということもできる。
肌が欲しい。いつもそうだ。肌だけが欲しいのだ。心はいらない。
愛なんて、はっきり言って邪魔なだけだ。そうは思わないかい?

50 :真瀬清顕:03/07/19 13:05
俺は夜の街を歩いていた。
黄色と黒の遮断機が上がり、踏み切りを渡っていくと、住宅地の路地から、
二人の小柄だが素晴らしいプロポーションをした女子高生と、異様に背の高い二人の男があらわれて、
駅の方向に走っていった。
俺は、自分の行き先とは逆方向だったのだが、
その二人の女子高生のあまりにも見事なプロポーションと浅黒い肌と極端に短い制服のスカートから覗く太腿に魅せられて、
その四人の若い男女に引きずられるように駅の方角に走りはじめた。
白っぽい道路を左に曲がると、また踏み切りがあったので、渡る。
するとそこが駅だった。ようやく街の上空は夜明けの色に染まりだしていた。
駅前には奇妙な熱気がみなぎっていた。
駐輪場の柵に腰かけたり、ホームへの階段にひしめきあったり、
近隣の家の屋根からカメラを構えた人たちは、ほとんどが半裸か全裸であった。
さっきの若い四人の男女も駐輪場の前の群衆にまぎれていった。
俺は、だれか有名な外国のサッカープレイヤーでも来るのかと思った。
海外からのテレビの取材とおぼしき半裸の太った白人女のカメラマンなどがかなり混じっていたからである。
しかしながら有名なサッカー選手が来るにしては、この気狂いじみたエロチックな興奮はそぐわない。
そこで俺はこう考えた。
きっとこれはなにかのきっかけである路線の始発電車が性的な出会いの場として使われていることが口コミなどで広がっていき、
いまではこれほどの大勢の人と海外からのマスコミまでが押し寄せてくるようになったのだろう、と。
俺は、無人の改札を抜けて、ホームへの階段を昇っていった。
するとちょうど緑の電車がやってきた。

51 :真瀬清顕:03/07/19 13:06
スピードをゆるめながらホームに滑り込んできた先頭車輌の窓から中を覗き込むと、
まだ白々と点灯された車内の蛍光灯に照らされて、無数の男女がしどけない姿で絡まり合っていた。
電車が停まった。ドアが開いた。俺はすかさずその緑の電車に乗り込んだ。
男たちは股間を広げて、座席や通路に転がって、同じく男か、
あるいはまた乳房に刺青をほどこした顔色の悪い白人女たちに、
そこに凝り固まった欲望や密林の下生えを舐めさせていた。
連結部のドアを開けて後ろの車輌に移ると、そこではさらに大胆に何人もの男女が糞尿まみれとなって絡まり合っていた。
さらに後ろの車輌、後ろの車輌へと行くごとに、この電車に乗り込んだ変態どもの破廉恥な行為はとどまるところを知らずエスカレートしていき、
鞭が振るわれ、ノコギリが引かれ、とうとう最後尾の車輌では、人間はバラバラになっていた。
内臓や、皮の剥がれた赤い頭部や、尾低骨から直接突き出した裸のペニスが、ピクピクとうごめいているだけだった。
さっきの駅で、俺と一緒にこの電車に乗り込んだ大学生とおぼしき若い男は、
最初のうちは下世話な好奇心のために目をかろやかにきらめかせてはいたが、
だんだんと後ろの車輌に移っていくにしたがって、
彼の目の中の好奇の光は嫌悪の澱みへと変容していき、顔色は青ざめ、表情はこわばって、額から頬にかけて冷ややかな汗に被われた。
若者は噎せ返る汚物と死屍の匂いに口を塞いで、一刻も早くここから逃げ出したいという思いがありありと見てとれる凄まじい形相となり、
ドアに付いた分厚いガラスの板越しに平穏に白みはじめた住宅地の屋根を凝視していた。

52 :真瀬清顕:03/07/19 13:06
次の駅で俺は電車を降りた。
やはり改札には駅員はおらず、駅前の大通りを渡ると、残酷なビデオばかりを取り扱う裏ビデオ屋のプレハブが建っていた。
俺はその裏ビデオ屋で二、三枚のチラシをもらい、また大通りを渡って、駅前商店街を歩きはじめた。
すると裏ビデオ屋の店主が店の中から飛び出してきて、大通りの向こうから、
「おい、こら!買うつもりがないんなら、そのチラシ、置いていけ!」
と、怒鳴りながら追いかけてきた。
俺は走って逃げだした。

53 :名無し物書き@推敲中?:03/07/21 23:00
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1055909964/l50

1氏 ここにでも参加すればいい

54 :真瀬清顕:03/07/22 13:41
>>53
やあ、おもしろいのおしえてくれて、どうもありがとう。
なんとなく前に目にしてたんだけど、サウンドノベル?
いまでもまだよく理解できてないんだけど、
たしかに出版でも映画でもない次元に、なんか妙な可能性は、あるよね。
おれも、どこにも出せない小説がいっぱいあって、
そのなかのひとつを創作紙芝居として作ったりしてるんだけど、
それでも貼り付けてみるかな。
じゃあ、また、あっちのスレででも。



55 :名無し物書き@推敲中?:03/07/22 14:40
このスレはこれからどう展開していくの?
書き溜めてる小説読みたい

56 :真瀬清顕:03/07/23 15:06
>>55
うん、わかった。
書き溜めてる小説っていうのは、
もう時代遅れになってしまったところも多分にあるけど、
この板の住人は、ただ読むだけじゃなくて書くことにも興味のある人ばかりだと思うから、
そういう時代遅れになった部分もおもしろがれるかもしれない。
自分としては、これまで書いたものをここに晒しながら、
時代遅れになる、ならないをひっくるめて、
作品としての生命をブラシュアップするためのヒントにしたいと思っている。

57 :真瀬清顕:03/07/23 15:21
青いタイルと白いタイルが交錯し、清潔な市松模様をなしている。
個室の隅の汚物容れから脱ぎ捨てられてよれよれになった焦茶のパンティストッキングが月の重力をずっしりと吸い込んで水色の粘着テープで丸められた生理用ナプキンに絡み付き、
床の上に拡がる黄ばんだ液体にズトズトに濡れた写真週刊誌の開かれたページのなかの噂の女優のマンション前に停められた白いベンツの助手席に座る小柄な女の見開かれた瞳孔と
口髭を生やした若い男がハンドルに手を置いたまま眠た気な三白眼で見つめる粗い粒子の闇のうえにまるでニシキヘビの脱殻のように身をくねらせながら這いだしている。
タイルの目地にはヴァーミリオンの口唇の跡が濃く付着した神経質に折り曲げられたマルボロ・メンソールの薄い巻紙のなかから茶色く毒々しい液体が渦を巻いて滲みだす。
天井付近の壁に取り付けられた木製の貯水槽からは銀色の配水管が小腸のように湾曲しながら目の前に伸び、
むせ返るような大気のなかで結晶させた無数の水滴の表面に赤い口紅を付けた歪んだ女の顔を映しだしながら震わせている。
建物全体を轟かせ頭上を環状線が通過していく。
漆喰の壁にできた小さなひびがその震動に合わせて触手を伸ばす。

58 :真瀬清顕:03/07/23 15:22
ドアのフックには黒のショルダーバッグが無造作に掛けられ、
その金の留め金のすぐ脇のローズピンクのペンキが塗りたくられた扉の内側に極細のシャープペンシルの芯で丹念に
「私の中にある海。男でもなく女でもない私の中にある岸のない海。いつかその海で逢いましょう」と落書きがしてある。
他人の糞の付着した白く滑らかで美しい和式の陶器の後方に、
すべての物を抜き取られてしまった年老いた娼婦の女陰のようなテレホンクラブのポケットティッシュの包装がだらしなく半分口を開けたまま水に濡れ
「淋しい夜に、ちょっとエッチな気分の時に、恋人探しのパートナー。カッコいい彼から、可愛い年下、お金持ちの紳士まで、いまならいろんな男がヨ・リ・ド・リ・ミ・ド・リ!
イケてる貴女なら、迷ってないでいますぐゲット!なお四月からちょっと変態っぽい貴女のために、アブノーマル回線も新設しました。パンティを脱いでからダイヤルしてね」と原色の活字で呼び掛ける。

59 :真瀬清顕:03/07/23 15:23
マニキュアはレバーを掴んでいる。
ローファーは内側に傾いでいる。
紺のスーツのスカートは捲り上げられ、そこから白く透明なウイロウのような尻がぷるぷると震えながら律動している。
こめかみから汗が滴り落ちる。
アイシャドウが滲む。
ファンデーションが浮き上がる。
胸の谷間を汗が流れる。
腹までつたい、ヘソの窪みに熱く溜まる。
逆巻くみすぼらしい陰毛に被われた赤や赤紫色、くすんだ紫、真珠色をした秘めやかな襞に開いた小さな穴から膀胱の底に溜まった琥珀色の液体が滴り落ちる。
陶器の水に王冠ができる。
肛門は赤黒く充血し、さっきから皺だらけの唇をフジツボのように突き出しては、引っ込める。
奥歯は過去を噛みしめる。
左の手首に嵌められた金縁の細く四角い腕時計の針は8時26分を指している。
「もうダメだ」と口唇は思う。「ううん。ダメじゃない。今日こそ、出すんだ。終わらせるんだ」。
女はレバーと配水管を両手で強く掴んで、まるでボートを漕ぐように尻を上下に振りだした。
そうして下腹に力を入れ、目をつぶって、思い切り力んだ。
「直樹、どうして電話くれないんだよお。直樹が電話くれなくなってから、あたし、ウンチが出なくなっちゃったんだよお」。

60 :真瀬清顕:03/07/23 15:24
直樹とはじめて会ったのは、四月のお花見のとき。
皆で飲んで、カラオケにいって、地下鉄の出入口の前で解散してから、
先輩の高橋さんが「ねえ、ちょっと。知ってるお店あるから、寄っていかない?」って言ったから、ついていったお店で、はじめて会った。
直樹はカウンターの席に腰かけてて、カウンターの中の従業員の子と、なんだか、音楽のこととか、サッカーのこととか、あと、就職のこととかを、話してた。
わたしはマンハッタン、先輩の高橋さんはビール、直樹はその時、なんだか透明なライムの入ったさっぱりした感じのお酒を飲んでたけど、あとで、それは、ジン・リッキーだって、わかった。
黒人の音楽がかかってて、ラップとか、レゲエとか。
わたしは高橋さんと話しながらも、すごく直樹のことが気になって、その長い髪、ツヤがあるんだけど色白な横顔、細い眉、唇は薄くも厚くもないんだけど、すーっと横にひろがっていて、しゃべるたびにぷにゅぷにゅうごく。
そうしてときどき舌で上唇と下唇を不安そうに舐める。
わたしはきっと一目惚れしたんだと思う。
左の耳の透明なピアス、白いだぶだぶのシャツ、白い胸、金のネックレス、そして細くて繊細な指。
そうすると、すこししてから、「ねえ、自分らさあ、こっちにきてさあ、いっしょに固まって話そうよ。さみしいじゃん」って直樹が丸い椅子をくるっと回して、わたしたちのほうを見て、言った。
わたしと高橋さんは、同時に、わけもなく、大声で、「えーっ」て言った。
「いいじゃん。いいじゃん。じゃあさあ、お近づきのしるしに、ひさしぶりにアミーゴといきますか」。
「なに、それ?」とわたしが訊くと、カウンターの中で坊主の従業員がニコニコしながら「じゃあ、いきますか?」と直樹に訊ねた。
その店で「アミーゴ」というのはテキーラの一気飲みをすることで、わたしと高橋さんは直樹に一杯ずつテキーラをおごってもらった。
飲んですぐ、体と心に火が点いた。
わたしはなんだかそれ以上高橋さんとしゃべるのがイヤになってしまった。

61 :真瀬清顕:03/07/23 15:25
低い音楽。ベースの響き。甘ったるい匂い。酒の酔い。気がつくと、高橋さんがなんだか不機嫌そうな顔をして「わたし、もう帰る」って言ったので、わたしもバッグをとって立ち上がろうとした。
そうしたら左の手首を捕まれた。全身になんだか電流のようなものが走って、わたしはうれしくてうれしくてたまらなくなり、そのとき、きっと、すこしだけど、濡れたと思う。
「なんだ、もう、帰っちゃうの?」と直樹が言った。「じゃあ、連絡先だけでもおしえてよ」。「うん」。わたしは携帯と自宅の番号、両方、おしえた。
直樹からはすぐに電話がかかってきた。
そして次の週の金曜には「いま、すぐ近くにきてるんだけど、これから会えない?」って言ってきた。
わたしはすぐに「いいよ」って言って、踏み切りの前まで迎えにいった。
その日、わたしたちは、エッチした。
これまでのどんなエッチよりもやさしくて、淫らで、自分自身を正直に、ありのままの自分自身を正直にさらけ出すことができて、素晴らしかった。
あたしは、何度も、何度も、イカされた。
直樹の白くてきれいな指がわたしのもりあがった胸の乳首の先をさわるたび、腰に泡がたち、甘い泡がザワザワとおこり、全身に鳥肌となってひろがっていった。
わたしは、まさに、洪水だった。愛の洪水。ぴちゃぴちゃ、ぴちゃぴちゃ、直樹が、舐めた。ぴちゃぴちゃ、ぴちゃぴちゃ、指で、中を、もてあそばれた。
わたしは全身を痙攣させて、弓なりになって、思わず、オナラまでしてしまった。
すると直樹が「いいんだよ。全部出しちゃって。恥ずかしがらずに、全部、出しちゃえよ。オナラも、オシッコも、ウンチも、全部、垂れ流してみろ」って言ったもんだから、わたしは、もう、気が狂いそうになって、直樹を自分の中にむかえ入れた。
よかった。とてもよかった。ひとつになった。直樹のおののき、直樹の苦しみ、悶え、ヒクヒク、ヒクヒク、あえぐとこ。
わたしの中で、直樹は、あえいだ。魚のように飛び跳ねて、わたしを満たして、突き上げた。後ろから、前から、横から、覆い被さったり、犬のようにそこだけでして繋がったり、した。

62 :真瀬清顕:03/07/23 16:25
そういう日々がかなりつづいた。わたしは直樹に鍵を預けた。部屋の鍵。仕事から帰ると、彼がいた。
でも、それからしばらくしてから、ゴールデンウイークの最初の日だった。
とても暑い日で、夏みたいに暑かった。
部屋でゴロゴロしていたら、「あーあ、暑っついなあ。冷し中華、食いてえなあ」って直樹が言った。
そこで思わずわたしが「えーっ?冷し中華?大嫌い。キモい。冷し中華好きだなんて、信じらんない」って軽い気持ちで言ってしまった。
すると直樹の顔がサーッと変わった。血の気がひいて、目が死んだ。
「どうしたの?直樹。ごめんなさい」ってわたしは言った。「ごめんなさい。ヘンなこと言ったんなら、あやまる。ねえ。直樹。機嫌直して。ねえ。冷し中華、買いにいこう」ってわたしは言った。
胸がヒリヒリと引きつっていた。いまにも泣きそうになっていた。いや、涙はでていなかったけど、わたしは心の中だけで悲鳴をあげて大泣きしていた。
「ごめんなさい。ごめんなさい」って、わたしは心のなかで泣き叫んでいた。「ごめんなさい。ごめんなさい」って。「ゆるして。ゆるして。直樹。わたしを、ゆるして」って。
でも、どんなにあやまっても、直樹の表情は変わらなかった。
そうしてぽつりとこう言った。「ごめんなあ。ちょっと、俺、きょう、一人になりたい」。
「うん。わかった」って、わたしは頷いた。
バカだった。

63 :真瀬清顕:03/07/23 16:26
あの日からだ。すべてが変わった。変わってしまった。電話をしても留守電ばっかり。メールさえも送ってくれない。
バイト先に電話しても、居留守を使っているのか、
「いま、ちょっと、外出してます」っていつも言われる。
「ねえ、直樹。どうしたの?どうして電話くれないの?わたしのこと、避けてるの?」。
「そんなことないよ」って直樹は言った。「親父が病気なんだ。マジ、ヤバくてさあ」。
「そうなんだ。お父さん、病気なんだ。かわいそう」。
「癌なんだ。肝臓癌でさあ。もう長くないんだって。あと三ヵ月なんだって」。
「直樹、わたし、はやく直樹に会いたい」。
沈黙。気まずい沈黙。受話器の向こうで。
「どうしたの?直樹」。
「あのさあ、オメエよお、いい加減にしろよな」。
「え?なにが?どうして?直樹」。
「なにが、直樹、わたし、はやく会いたいだよ。オメエ、俺の親父に、さっさ死ねって言ってんのかよお」。
「そんなんじゃないよ、直樹。ごめん。ゆるして。そんなんじゃないって。誤解だよ。ぜったい、それ、誤解だってば。わかってよ」。
「わかったよ」。
ガチャリ。
もう、終わりです。

64 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

65 :真瀬清顕:03/07/23 16:28
ねえ、直樹、あれから、わたし、テレクラに電話しまくって、いろんな男とエッチした。
いっぱい、いっぱい、イカされた。直樹よりも上手な男の人もいっぱいいたし、直樹よりもおっきな男の人もいっぱいいた。
わたし、いろんな男の人たちに、いっぱい、いっぱい、イカされたけど、それでも、直樹、わたしはあなたとのエッチがいちばんよかった。
しあわせだった。だって、直樹とエッチしなくなってから、わたし、ウンチが、出なくなってしまった。
きょうも、朝、部屋をでて、電車に乗って、いま、乗り換えの駅の売店で牛乳飲んで、こうしてトイレにしゃがんでるけど、うんともすんともうごかない。
でも、直樹、わたしはあなたとさよならしたいの。
ほんとうに、もう、完全に、さよならしたいの。
でも頭で考えてるのとは裏腹に、体は、わたしの体は、あなたのと思い出をぜったいに手放したくないって思ってる。
あなたご自慢のフローリングの部屋ではじめて一緒に食べたあなたご自慢の鰯のパスタ。シシトウ。焼きそば。ヨーグルト。プリン。ポテトチップス。アイスクリーム。焼き鳥。おでん。豚骨ラーメン。モロヘイヤ。餡蜜。コアラのマーチ。ほうれん草カレーにチキンにマンゴー。
「オメエ、バカだなあ。そんなに食って、どうすんだよう」。
「あとで直樹に吸い出してもらう」。
「いいよ。吸い出してやるよ」。
「ほんと?」。
「ああ、いいよ」って、直樹は笑った。「俺、変態だからさ」。
「好き」。
直樹、とても好きでした。好きで、好きで、たまらなかった。わたし自身のことよりも、あなたのほうが好きだった。でも、それも、終わりです。もう、決めました。わたしは、ここで、あなたを、ひり出してしまうと決めました。
女は歯を食いしばって、力をいれた。腹筋と背筋がメリメリいった。
心臓がときどきひどく痛んだ。
目蓋の赤い裏側に中学の社会の授業で使った地図帳のなかにある駅や線路や果樹園の記号のようなものがゆっくりと上昇していく。
最後の力を振り絞る。「うううっ」と唸った。
屁が鳴った。
洗面台の鏡の前で「ちょっと。カンベンしてよ」と女子高生が唇を歪めて、もう一人の女子高生に目で合図した。
「笑うなら、笑え」と女は思った。

66 :真瀬清顕:03/07/23 16:29
頭上を環状線が走り去る。
腹の中で直樹がどす黒い胎児となって回転しだした。
頭が直腸の入り口に押し当てられた。
「いまだ!」。
女は死に物狂いで踏ん張った。鼻水が出た。涙がこぼれた。何度も何度も溜め息がでた。
「たすけて、直樹。たすけて、直樹。もう、出てって。お願いだから、もう、わたしの中から、出てって、直樹」。
肛門の周囲がメリメリと裂け、そこから血と粘液にまみれた直樹の頭がはみ出してきた。
「出てって、直樹!出てって、直樹!」。
「ああああぁぁぁぁっ」と女は腹の底から無気味な叫び声をあげ、この二ヵ月ばかりのあいだ腹の中で凝り固まった恋人との思い出のありったけを便器の中に押し出した。
そうして前に突っ伏した。レバーを、下ろした。
水が噴き出す。
「どうして俺を流すんだよお」と青黒いいくつもの部分で凝り固まってできたもう一人の直樹がおぞましい異臭を放ち、泣きながら、言った。
「どうして俺を捨てるんだよお」と。
「ごめんね、直樹。ごめんね、直樹」と言いながら、女は尻の穴から血を流し、床に突っ伏し、レバーだけは押しつづけていた。
「あああああぁぁぁぁぁぁっ」と直樹の叫び声がした。そうして激しく渦を巻き、直樹は地獄へとつづく小さな穴の中に丸ごと呑み込まれ、消えてしまった。
「ごめんね、直樹。ごめんね、直樹」と呟きながら、女は、青いタイルと白いタイルの交錯する不潔きわまりない女子トイレの個室の床にうつぶせて、水の匂いを嗅いでいた。
彼女は柔らかに微笑んだ。
「ここは静かだ」と女は言った。「ここは静かだ。いいところだ」と。

67 :真瀬清顕:03/07/24 13:28
>体験談入ってる?

うーん、いま考えてみると、やっぱり入ってるんだね。
以前に付き合った二人の女が、一人になってあらわれたみたい。

あと、新宿の地下道歩いてるときに、急にもよおして、トイレに行ったら、
男子トイレが清掃中で、「隣の女子トイレに入ってください」って看板が出てて、
「女子トイレに大手を振って入れるのはいましかないぞ」
って思ったもんだから、
入ってみると、意外に汚くて、というか、恐ろしく汚くて、
それにしては壁には落書きがなく、ひとつだけ、
この文章の冒頭にある、
「わたしの中にある海」っていう極細シャーペンの落書きがあって、印象的だった。


68 :名無し物書き@推敲中?:03/07/24 14:37
「サウンドノベルサイト立ち上げてみようか」から飛んできますた。
内容はともかく、文章を書きたい、何かやりたいという気持ちは
伝わってきたよ。
で、あっちのスレにあった「GOD GET RED BED」も読んで
みたい。


69 :真瀬清顕:03/08/01 00:36
お、まだこのスレ、生きていたな。
俺は、ここ一週間ばかり、「むかしむかしある星に」という童話を書いていたのだ。
とても疲れた。
いい疲れだ。

(一応、あげておく)



70 :真瀬清顕:03/08/01 00:42
>>68

うん、ありがとう、ありがとう!
近々「GOD GET RED BED」も、このスレで垂れ流すよ。
紙芝居版だけど・・・。
小説として、もう一度書き直したいとも思ってるんだ。
でも、自分としては、とんでもない刺激を目の前の人間に晒すことにはまっている。
紙芝居版だからといって、手は抜いてないつもりだよ。
じゃあ、楽しみにしててね。

今日は、寝ます。
す〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜、す〜〜〜〜〜♪

71 :名無し物書き@推敲中?:03/08/01 08:20
興味は持って見守ってるよ
>69の童話も何処かで読んでみたいね。

72 :山崎 渉:03/08/02 01:01
(^^)

73 :真瀬清顕:03/08/07 23:37
いやー、紙芝居、やったよ。
結果からいうと、大失敗だった^^;
真昼間に、四条河原町の阪急デパート前でやったんだけどさ、
暑いし、やかましくて朗読する俺の声は聞こえないし、
でも、ジミヘンのロックは凄かったね、街中で聴いても。
それから、ダンサーも凄かった。
そのダンサー、アメリカからきたシン・コガっていうハーフなんだけど、
お父さんが日本人で、お母さんがアメリカ人。
でそいつが、阪急デパート前のアーケードの柱に登って、
アーケードの屋根の上から下とおる人を見下ろしたりして、
通行人たちはみんなびっくりしてた。
あの顔、忘れられないね。

というわけで、俺はこれから、
紙芝居「GOD GET RED BED」の台本を書き直すわけだけど、
推敲する眼目はというと、もっちろん、もっとシンプルに、短く、正直に!
子供にも判るようなロック紙芝居にしたいと思ってる。
見た奴みんなの価値観がぶっ飛ぶような。
でも、まあ、一番大切なのは、俺自身がこの紙芝居を上演することで
とんでもなくハイになれたらということなんだけど。
「灰になれたら・・・」
ん?
歌舞伎ジョーだな。
おう、よしよし。

というわけで、以前に書いた「GOD GET RED BED」を晒す。
もちろん、これを下地にこれからリライトするわけだ。

74 :真瀬清顕:03/08/07 23:44
ちなみに、次回の紙芝居の上演は、
京都のアンデパンダンというライブハウスで、8月19日。
その日は、タイトになった「GOD GET RED BED」を披露するよ!


75 :真瀬清顕:03/08/08 00:04
  第1幕  第1場

〈BGM〉
 ウッドストック・フリーコンサートにおけるジミ・ヘンドリックスのアメリカ合衆国国家「星条旗よ永遠なれ」。

世界の終わりがやってきて、ビルはガラガラと音をたてて崩れだしました。
国会議事堂も都庁ビルもエンパイア・スペード・ビルディングも、瓦礫の山となりました。
人々は、燃え上がる炎と煙のなかを逃げ惑い、完全に狂った軍隊が民衆にむかって発砲しました。
犬は原子爆弾の熱線に焼かれ、あつあつのホットドッグになりました。
政治家たちは我先に地下核シェルターに避難しました。
テレビは一日じゅうアリメカ合衆国の国歌「我が星条旗は永遠に不滅です」を流し続けていましたが、ときどき反乱軍の妨害電波が、ザ・ビートルーズの「ALL WE NEED IS LOVE」やジョン・レモンの「ヒマジン」にすり替えました。
学校はもちろん閉鎖され、先生たちは星のないテントウムシになりました。
子供たちの背中には羽根が生え、どこかに飛んでいきました。

76 :真瀬清顕:03/08/08 00:05
燃え上がる街は七色に光り、四十日の大雨のあと、大洪水に見舞われました。
その洪水の水がすっかり引くと、崩れ落ちた都市の瓦礫にさまざまな植物が繁茂しました。
滅亡した文明の残骸に色とりどりの花々が咲き乱れ、鳥たちは自由に歌い、澄んだ青空を飛び交いました。
運よく山に隠れて生き延びることができた人たちは、新しい朝の到来に心の底から感謝しました。
すると空に虹が架かって、天から使者が降りてきました。
大地は激しく鳴動し、アスファルトを引き裂いて、ぱっくりと口を開けた地割れから地獄の住人どもが這い出してきました。
これまでに死んだすべての者が地上に現われ、予言はことごとく成就され、ありとあらゆる者たちが恐怖と賛嘆の思いで目を見開いて、天地のあいだに繰り広げられる天国と地獄との結婚式に見入っていました。
その時、空には顔が現われ、地面からは無数の手が突き出して、石ころは歌い、しゃべりだしました。
空飛ぶ鳥も、太陽も、水のなかを泳ぐ魚も、月の光も、果てしない砂漠に敷き詰められたこまかな砂の粒までも、宇宙の始まりにおいて万物がただひとつの光の海だったときの記憶を思い出し、その時に歌った誓いの詩の一節を、もう一度、声を合わせて朗唱しました。
その誓いの詩の一節というのは、このようなものでした。

 GOD GET RED BED!
 GOD GET RED BED!
 GOD GET RED BED!
 GOD GET RED BED!

「神よ、我等が身体を寝台とせよ!」

77 :真瀬清顕:03/08/08 00:08
第1幕  第2場

 〈BGM〉
  ジミ・ヘンドリックスのファーストアルバム「ARE YOU EXPERIENCED?」より「パープル・ヘイズ(紫の煙)」。以下、第1幕のBGMはすべて「ARE YOU EXPERIENCED?」より。

紫の煙のなかから一人の男が生まれ出ました。
男の名前はジミ・ハンドリスク。
魔法の手を持っています。
生まれ出たジミが右手を上げると、虫歯だらけのビル街の奥から一頭のティラノザウルスが現われました。
ジミが、そのティラノザウルスの鼻先に妖しげなタバコの煙をふっと吹きかけると、たちまち、その獰猛なティラノザウルスのゴツゴツとした体はピンクに染まり、目はトロンと渦巻いて、猫のようになついてきました。
ジミは、ゴロゴロと喉を鳴らして身をすり寄せてきたジュラ紀の肉食恐竜ティラノザウルスの背に跨がって、
「KISS THE SKY!」
と言いました。

78 :真瀬清顕:03/08/08 00:09
するとティラノザウルスは、クルマの残骸が横たわるマングローブの森の上に架かった都市高速道路を走りだし、凄まじい叫び声を発して、空にぴょんと飛び上がりました。
どこまでも澄んだ青空にぐんぐんと吸い込まれていくピンクの恐竜ティラノザウルスレックスの背に跨がった、魔法の手を持つ男、ジミ・ハンドリスクは、青空に張り巡らされた高圧電流の電線を、まるで使い慣れたストラトキャスターの弦のように掻き鳴らすと、
「PURPLE HAZE!」
と大声でシャウトしました。
すると、とたんに、荒れ果てた都市の廃墟の遥か彼方に、美しいすがたを空にむかってせり出している不死の山が噴火して、紫の煙を噴き出しました。
大地は狂ったように波打って、身の毛もよだつほどおぞましい産みの苦しみの悲鳴をあげて、幾度もオレンジ色に輝く光の帯を天空に放ち、新しく生まれるべきものを押し出しました。
不死の山の噴火口は裂け、そこから、真っ赤に焼け爛れた溶岩とともに、一人の女が生まれ出ました。
ジミは恐竜の背に跨がったまま、空高く噴き上げられた女の新生児に口づけすると、あたたかくやわらかな声で世界に向かってこう言いました。

 GOD GET RED BED!
 GOD GET RED BED!
 GOD GET RED BED!
 GOD GET RED BED!

「神は、汝が身体を寝台とする!」

79 :真瀬清顕:03/08/08 00:20
  第1幕  第3場

 〈BGM〉
  ジミ・ヘンドリックスの「マニック・デプレッション」。

腐敗しきった都市の底から一人の女が生まれ出ました。
女の名前はビジー・ホリデイ。
魔法の声を持っています。
ビジーがこの世に出現すると、人々の鼓膜は破れんばかりに打ち震え、獣たちは恐れをなして穴蔵に隠れ、小鳥はショックのために地面に転がり落ちました。
ビジーは声を限りに叫んだのです。
それが彼女の産声でした。
「誰か助けて!誰か助けて!HELP ME!HELP!HELP!HELP ME!
わたしに乳を与えてください!わたしに食べ物を与えてください!誰かわたしを抱いてください!
心細くて心細くてたまらないのです!恐くて恐くてたまらないのです!誰かわたしを慰めてください!髪の毛を撫で、キスしてください!」

80 :真瀬清顕:03/08/08 00:22
彼女はそのように泣き叫び、都市の残骸から聳え立つバオバブの木の茂みのなかで助けを求めておりました。
空には翼のある蛇、ケツァルコアトルが旋回し、湿った密林の枯葉の上を巨大なニシキヘビが身をくねらせて這っていました。
不死の山は麓から大爆発のため噴煙をあげて粉々に散り、海は三千メートル級の津波を立てて陸という陸を襲撃しました。
ピンクに染まったティラノザウルスレックスの背に跨がった、魔法の手を持つ男、ジミ・ハンドリスクは、
もともとは映画館やボーリング場があったビルを引き裂いてそそり立つバオバブの木の茂みのなかで悲痛な産声を張り上げている裸体のビジーホリデイを救い出し、
いったん雲の上にある湖の畔にかくまいました。
そこには気持ちのいい音楽が霧のように静かに舞い降り、湖はすべてをありのままに映していました。

81 :真瀬清顕:03/08/08 00:23
「あんた、だれなの?」
と、やっと落ち着きを取り戻したビジー・ホリデイがしゃくり上げながら訊ねると、ジミははにかんだような微笑を浮かべ、
「ブードゥーチャイルさ」
 と、言いました。
「ブードゥーチャイル?なに、それ?」
 と、ビジー。
「うーん。時空を旅する魂の子供ってとこかな」
 そこでは太陽は七色に光り、夜には七つの月があらわれました。
鳥たちはすべて甘い香りのする雲の綿菓子でできていて、水を転がすような声で歌ったかと思うと、開け放たれた窓から家の中に飛び込んできて、自分から朝食の皿の上に止まりました。
その鳥の体は生クリームとカスタードクリーム入りのシュークリームでできていて、砂糖菓子で作られた羽毛にはシナモンとココアの粉が振りかけられておりました。
湖の畔に立つ小屋は歓びに燃えあがり、それと同時に山々は青褪めたオーロラとなりました。
ジミ・ハンドリスクとビジー・ホリデイは見つめ合い、おたがいの黒い瞳の中に激しく硬く光り輝くダイヤモンドの結晶を見つけだし、身も心もひとつに溶け合いました。
すべてのよそよそしさが消え去ったあと、ビジーは木でできたベッドの脇に腰を降ろして、軽い寝息をたてているジミの滑らかな胸を撫でながら、こう言いました。

 GOD GET RED BED!
 GOD GET RED BED!
 GOD GET RED BED!
 GOD GET RED BED!

「神は赤いベッドを受け取り給うた!」

82 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

83 :真瀬清顕:03/08/08 00:39
ふーっ、きょうは、一晩かかって、ここまでをリライトしよう!
さあて、楽しいぞ!

84 :名無し物書き@推敲中?:03/08/15 02:21
スレで下書きするのっていいアイデアかもしれないな・・・

85 :山崎 渉:03/08/15 12:21
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン

86 :真瀬清顕:03/08/20 17:18
>>84
あはは。
そっか、そっか。
そうとったか。
でも、じっさい、そうだよね。

87 :真瀬清顕:03/08/20 17:20
「公衆便所」2

12番線ホームに緑の環状線が滑り込む。制服の太腿が狙われている。
白く若い皮膚は生命力に満ちている。チャイムが鳴りだす。アナウンスが言う。
「電車がまいります。危険ですので、白い点線の内側にお下がりください。
四列に並んで、お待ちください。お降りの方が降りられてから、ご乗車ください」。
空気の抜ける音がする。ドアが開いた。ガラスに顔を押し潰されていた痩せた女が、
頬に自分のオレンジ色の口紅をなすり付け、潤んだ瞳で押し流される。
誰もがどこかを狙っている。座席か?手摺りか?吊り革か?尻か?ペニスか?スペースか?
「押さないでください。押さないでください」とアナウンスは繰り返し叫ぶ。

88 :真瀬清顕:03/08/20 17:21
群集は一匹の生き物のようにアメーバ状に輪郭を崩しながらも、
降りてくるもう一つの生き物の間隙を縫って、
チューインガムと汗とげっぷとサンドイッチの匂いと麝香系の香水が入り混じる車輌の
空間に流れ込む。茶のセカンドバッグを小脇に抱えた四角い顔の眼鏡の男は、
くすんだ臙脂と紺のチェックの制服のスカートの後ろにしっかりとついて、
濁流渦巻く車輌の奥へと転がりついた。尻は右手の親指の付け根のあたりから、
可憐に割れて、突き出していた。「押さないでください。押さないでください」と
アナウンスは無意味に繰り返して言う。ポロシャツの中で男は思った。
「もっと押せ。もっと押せ」と。リボンはすぐに手の平を感じ、
ドアが閉まる音を確認してから、体をずらした。
「こないで!うざったい!」と彼女は思った。
「なに考えてんだ、この野郎!気取ってんじゃねえよ!」。
チノパンのベルトはふたたび後ろに回り込む。
車輌が揺れた。人差し指が割れ目にもぐった。電車は枕木の上を眠りながら走る。
指はスカートを捲り上げ、湿った餅のような合わせ目を小刻みに震えながら上昇していき、
朝、ブドウの房のようなウンコをたんまりと出した窄まりと、
白濁した体液を干からびさせた酸っぱい割れ目を、ノックした。

89 :真瀬清顕:03/08/20 17:22
「もう、ヤメてよ。ウザったい」。革の鞄が胸で匂った。
「もう、ほんとに、ウザったいんだから。もう、ほんとに、いいかげんにして。
どうせ、するなら、どうせ、するなら、早く、来て」。
眼鏡の中で細い目尻は、光沢のある南方系の鼻筋と、長い睫毛と、
無関心をよそおう瞳を見てから、おもむろに人差し指と中指の爪で
レースの合わせ目をコリコリ掻いた。黒い刺繍の布に包まれ、ピンクの真珠が膨張していく。
「もう、ウザったいんだから。ウザったいんだから。どうせ、するなら、うまく、して」。
指は脇から割れ目に入り、列車は枕木を刻み続ける。痺れるような潤いが
全身の襞から虹色に光り、溢れだし、きのうの夜に覚えたはずの英熟語の鎖を解き放つ。


90 :真瀬清顕:03/08/21 21:14
「CLUB DADA」というメールマガジンを創刊することになりました。
無料なので、もし気がむいたら購読してください。

 ttp://www.emaga.com/info/mase.html

91 :真瀬清顕:03/08/22 12:23
 
 超短編小説「鏡」


「やや、怪しい奴め」
「何云ってんだ」
ズドン!
めでたし、めでたし。

92 :真瀬清顕:03/08/23 14:11
さて、今日は、また、四条河原町に紙芝居をやりにいくのだ!
「ショーほど素敵な商売はない!」


93 :名無し物書き@推敲中?:03/08/24 22:58
首筋を舐め回し歯を突き立てる
ミリ、と音がしてしょっぱい味と生臭い感覚が流れコンでくる
でも、足りない
こんな物では情欲は収まらない
怯える女を仰向けに押し倒し、馬乗りになり服を裂く
乳房に舌を這わせて丹念に舐め回す
そして、、、、


かみ切った


暴れる女を押さえて肋骨が出てくるまで乳房をかみ切り続けた
胸に開いた赤い穴に腕を無理矢理ねじり込む
開いた口では大きく見開いた女の目玉を舌で舐め回した
すでに女は体をふるわせるだけの肉片にすぎなかった
それでも男は続けた、女の肉を食らい、血を犯し続けた
えぐった女の胸の穴の中に何度も何度も射精した
それでも興奮は収まらない
抱きしめては食らい抱きしめては犯し
女の躰と共に精神がグチャグチャになるまで
ただ、ただ女を犯(く)らう獣がそこにいた




94 :名無し物書き@推敲中?:03/08/24 23:23
椅子に座っている一人の女、人形のようにピくりとも動かず
目には包帯を巻いている

男が歩いていた、鼻は病気でそげ落ち右腕は生まれつき無かった
男は雑貨屋に入ると店の中の客が目を細めて彼を眺め
そして早々に店を出た
男はそれを気にせずに低い声で注文をした
「パンとミルク、それにそこの干し肉をくれ」
筋肉質の腕で金の入った袋を出す
店員は目をそらしながら商品を出した
男が商品を受け取ろうとすると店員が口を開いた
「次からは裏口から来てくれないか?わかるよな?」
男は一瞬だけ目を流してひったくるようにして商品を受け取った

彼が家に帰るまでに何人が彼の話をしただろう、何人が目を反らしただろう
それでも家まで帰れば彼女がいる、たとえ自慰行為であっても
大切な人がいる

「あいつはあの女に服を着せて世話をしてるらしい」
「娼婦の出の女だろ?豚野郎の所持物だったのに」
「ああ、壊れちまってるうえに目を焼かれて・・・まぁそんな女じゃないとな」
「そうだな、何が嬉しいんだかしらないが」



95 :名無し物書き@推敲中?:03/08/24 23:24
男は家に着くと買ってきた品物を棚に置いた
そして、女を見つめ優しく微笑む
だがその微笑みが非道く悲しげだった
男は女に近寄り女の頬に手を差し伸べる
しかし、触れなかった
自分が醜いと判っているから、彼女が何も感じていないのが判るから
男は片方しかない腕を握りしめ、額の上に置いて泣いた
なぜ自分なのかと、なぜ彼女なのかと
それでも男は変わらなかった
自分が醜いと判っているから
彼女がいつか自分を見てくれるという醜い願望を
自分が持っていると判っているから

96 :真瀬清顕:03/08/26 04:11
青いタイルと白いタイルが交錯し、清潔な市松模様をなしている。
カフェオレ色の肛門が透明なペニスを排泄し、白く滑らかな和式の便器に水の王冠を出現させる。
肌に静脈が透けている。
陰毛が脳にくいこんでいる。
銀色の配水管に無数の水滴が付着している。
水滴には顔が映っている。
マニキュアがレバーを掴んでいる。
口紅がフィルターに襞を残した。
尻は美しく割れている。
窄まりの鍵穴から青空がのぞく。
真鍮の鍵が扉を開けた。


97 :名無し物書き@推敲中?:03/08/31 17:02
糞レスはここに排出してください

98 :名無し物書き@推敲中?:03/09/20 14:41
ナツミ女王様、おはようございます。
ぼくはナツミ女王様のお尻の穴にキスします。
何時間でもお尻の穴をなめつづけます。
ナツミ女王様、どうか、ぼくに、ナツミ女王様のオナラの匂いをかがせてください。
ナツミ女王様のクリトリスをぺろぺろぺろぺろと犬みたいにやさしくなめます。
ナツミ女王様の足の指にキスします。
ぼくの勃起したチンチンを踏みつけてください。
そしてぼくにツバを吐きかけてください。
ぼくの顔の上に座ってください。
ぼくをまたいで、ぼくにオシッコをかけてください。
ああ、ナツミ女王様の太腿が見たい。
ぼくはナツミ女王様の太腿にキスしながら、
真赤に勃起したチンチンをぴくぴくと犬のシッポのようにふるでしょう。

きょうも、ナツミ女王様にとって、素敵な一日でありますように。


       あなたのしもべ M男より


99 :名無し物書き@推敲中?:03/09/20 15:21
ごめんなさい。
ナツミ女王様、ほんとうにごめんなさい。
あんまり熱くなりすぎて、ナツミ女王様をこまらせてしまったみたいですね。
最初に会って話したことは、ほんとうです。
きょうは、あきらめます。

またメールして、いいですか?


100 :名無し物書き@推敲中?:03/09/20 15:21
 その日、私は残業を済ませバスに乗って帰っていました。
いつものバス停をおりて家に通じる路地に入り公園の前を
通っていたその時です。
 背後から人の気配がして私が振り返りました。
黒の帽子をかぶって無精ヒゲをはやした中年の男が私をはがいじめにして
喉元にナイフを近づけてきたのです。見たこともない物々しいナイフ
でした・・・厚みがありナイフの背にはギザギザがついていて・・・
恐らくは軍用ナイフでしょう・・・。
男は低くドスのきいた声で言いました
「声を出すな、俺の言う通りにしろ」
私は恐くて小刻みに震えながらこたえました。
「は、はい・・・」
男はそのまま私を公園のトイレの個室に連れ込みました・・・。
「へへへ、いいな!声を出すんじゃねぇぞ!」
男はそう言うと持っているナイフを私の喉元につきつけて脅し
私の服をはぎ取りました・・・・・・。
「ヒヒヒ、この瞬間がたまんねぇんだよなぁ」
男は不気味な笑みを浮かべそう言いながら私のブラジャーを胸の間から
切りました・・・。
私の胸はイヤラシイ男の前にさらけ出されてしまいました・・・。
「へへへ、なかなかイイ形してんじゃねぇか」
恐くて声のでない私を尻目に男は私の胸を揉み始めました・・・。
「や・・・やめて」
私は辛うじてか細い声で言いましたが男は無視して続けました・・・。


101 :名無し物書き@推敲中?:03/09/20 15:23
「ああ・・・たまんねぇ」
男はそう言うと今度は私の胸の谷間に顔を埋めました・・・・。
「はぁ、はぁ、はぁ」
気持ち悪い男の息が私の胸にかかりました・・・。
「さてと・・・アソコを拝ませてもらうとするか、へへへっ」
男は私のパンツをナイフで切り落としました・・・。
「いや・・・」
「ヒヒヒ、たまんねぇなぁ」
男はそう言いながら私のアソコに手を触れました・・・。
「くう〜、イイ感触だぁ〜」
私はゾワゾワっと全身に鳥肌が立ちました・・・。
「どんな味がするのかなぁ」
男はそう言うと私のアソコを舐め始めました・・・。
ペロッ ペロッ ペロッ
「いや・・・やめて」
私はもう泣いていました・・・泣きながら、やめてくれるように
頼みました・・・でも男は聞く耳を持ちません・・・。
「なに言ってやがんだ、本番はこれからだぜ」
男はズボンを脱ぎました・・・男のアレはすでに大きくなっていました・・・。
「いっいやぁぁぁ!」
私はつい悲鳴をあげてしまいました・・・。


102 :名無し物書き@推敲中?:03/09/20 15:25
「このアマ!」
男はそう言うとナイフで私の腕を斬りつけました・・・。
「ひっ・・・」
腕の傷は浅くかすり傷でした・・・でも私は恐ろしくて
身が竦んでしまいました・・・・・・。
「今度、大声出したら命は無いと思え!いいな!」
男は再び私の首にナイフをつきつけ、そう脅しました・・・。
「くそっ、誰にも聞こえてないだろうな、さっさと済ませて帰ろう」
男はそう言うと私のアソコに勃起したアレを入れました・・・。そして上下に
体を動かし始めました・・・・・・。
男:「ああ・・・イイ」
私は声も出ず体も動きませんでした・・・。
男:「はぁ」
男:「はぁ・・・」
男:「あぁっ・・・おおっ」
男:「はぁ」
男:「はぁ」
その時、私は不覚にも感じてしまいました・・・。
私:「あっ・・・んんっ」
男:「なんだ?感じてるのか?ひひひっおめぇも好きなんじゃねぇか・・・」
・・・私はとても悔しかった・・・こんなヤツに犯されていながら感じてしまったことが・・・
そして、そんな自分がとても汚く卑しく思えてきました・・・。
男:「はぁ」
私:「嫌・・・んっ」
男:「あぁっ・・・」
私:「ヤメテ・・・ああっ」
男:「うっ、イクッ」
私:「嫌・・・んんんっ」
男:「はぁぁぁぁぁ」
・・・その時、私の中に男の気持ち悪い精液が流れ込んできました・・・。


103 :名無し物書き@推敲中?:03/09/20 15:28
「あぁ、最高だった・・・おっと、誰か来ねぇうちにずらからねぇとな・・・」
そう言うと男は服を着てさっさと出ていきました・・・・。
私はショックで裸のままトイレの天井を暫くの間ボーっと眺めていました・・・。
「(私・・・これからどうなるんだろう)」
「(レイプされたことが公になったら・・・)」
色々なことが頭をよぎりました・・・・。
「・・・とにかく服を着よう・・・」
私は服を着て家に帰りました。
「・・・お風呂・・・お風呂・・・」
私は決して落ちることのない、この汚れを落としたくて・・・
家につくなりお風呂に入りました・・・・・・。
 そして体を必死になって洗いました・・・石鹸をつけて何度も・・・何度も・・・
でも、汚れが落ちたような気がしません・・・。
 私は浴槽を洗うタワシを手に取りました・・・そしてタワシで体を擦りました・・・。
何度も・・・何度も・・・何度も・・・何度も・・・何度も・・・何度も・・・。
 皮膚は擦り剥けて血が出ていました・・・・・・私はそれでも構わずに擦り続けました・・・
・・・・何度も・・・何度も・・・何度も・・・何度も・・・何度も・・・何度も・・・何度も・・・何度も・・・
何度も・・・何度も・・・何度も・・・何度も・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 私は結局訴えませんでした・・・。いえ、訴えることが出来ませんでした・・・。
私の父はとても私を可愛がってくれて、私も友達に「アンタ完全にファザコンね」
と言われるくらいお父さん子でした。その父がこのことを知ったら、どれだけ
苦しむかを考えた時とても訴える気持ちにはなれませんでした・・・・・・。

104 :名無し物書き@推敲中?:03/09/20 15:28
>>100-103
どう?

105 :名無し物書き@推敲中?:03/09/20 15:34
平凡。

106 :名無し物書き@推敲中?:03/09/22 21:28
「ナツミ女王様のこと」

あたしは、オカマです。
お尻の穴がムズムズします。
男の人に掘られたい。
太いチンチンをブチ込まれて、精子をたっぷり注入されたい。
大きなキンタマをしゃぶりたいです。

107 :名無し物書き@推敲中?:03/09/22 21:29
それから、わたしは、少女も好きです。
若い女の子を犯したいです。
10代の女の子のオシッコを飲みたい。
ウンチするところを見てみたい。
お尻の穴のまわりに付いたウンチを舐めたい。
そうです。
わたしは、変態なのです。

108 :名無し物書き@推敲中?:03/09/22 21:29
いま、わたしには、一人のメル友がいます。
その女の子は、夜間高校に通う女子高生です。
近所の路上でナンパしました。
彼女はむっちりとしています。
小柄です。
瞳孔が激しく開いています。
彼女と話すと、なんだか、頭がガンガンします。
とても淫乱な娘なのです、その子は。
とても淫乱な娘なのです、夏美は。

109 :名無し物書き@推敲中?:03/09/22 21:30
わたしは、まだ、夏美とセックスをしたことがありません。
先週、彼女と出会ったばかりなのです。
わたしは彼女のことを「ナツミ女王様」とか「おなつ」などと呼びます。
呼び名なんかは、ほんとは、どうでもいいのです。
わたしは彼女の肉体と、淫靡な精神と、
それから、その肉体と精神によって反映されるわたし自身の想像力を、
こころゆくまで楽しみたいと思っています。

110 :名無し物書き@推敲中?:03/09/23 00:19
>>100-103 一人称の官能小説ほど下らない物は無い。

111 :名無し物書き@推敲中?:03/09/23 12:01
おいどんが111げとー

112 :真瀬清顕:03/10/21 01:16
いま、俺は、悪にしか興味がない。
悪こそ文学だし、文学は悪だ。
そういうことでこのスレッドをまた再開しよう。

113 :名無し物書き@推敲中?:03/10/21 01:22
賞とれば変わるって。

114 :真瀬清顕:03/10/21 01:26
>>113
とれるわけねえだろうが!

115 :真瀬清顕:03/10/21 01:28
賞というものは、賞賛されるべきものなのだ!
俺は、軽蔑される文学を目指してるのだ!

116 :名無し物書き@推敲中?:03/10/21 01:37
メアドちがう。

117 :名無し物書き@推敲中?:03/10/21 01:39
>>115
ラノベ板逝きな。
軽蔑されたいなら。

118 :真瀬清顕:03/10/21 02:06
>>117
ラノベ板?
そんなもん知らん!
無知は軽蔑されるべきものなのか、それとも賞賛されるべきものなのか?
>>116
めあどちがわん!

119 :名無し物書き@推敲中?:03/10/21 02:14
ニ れ レよ ?
rimbaud108@hotmail.com

120 :名無し物書き@推敲中?:03/10/21 02:17
ニ ニ てW あ そ べ る。
http://book.2ch.net/magazin/

121 :真瀬清顕:03/10/21 02:17
>>119
ちゃう、ちゃう、そっちは、もう、ない。

122 :名無し物書き@推敲中?:03/10/21 02:20
>112
とWして?興味, 悪だ レナ?

123 :真瀬清顕:03/10/21 02:23
>>120
なんて面倒見がいい奴なんだ。
まあ、それでもようわからん。
ライトノベル?
ライト級か?
俺はヘビー級の小説が書きたいんじゃ。
近々、ここで、発表し始める。
1000まで書いたら、終わりじゃ!

124 :名無し物書き@推敲中?:03/10/21 02:25
あたしは胸もまだペッタンコな子供の頃、公園でタダで大人たちに
やらせてあげてて、今思うとすごく損した気分!
あたしは早熟な子供で、小学4年生の頃からオナニーしてたんだけど、
家じゃ親にみつかるから、いつも公園のベンチに座ってクリちゃんをこすってたの。
そしたらある日知らない浮浪者みたいなオジサンに声かけられて、
公園の奥までつれていかれて、パンツ脱がされちゃって、
まだ毛も生えてないアソコを触られたり舐められたりしたあげくに、
まだ胸もペッタンコなあたしのアソコに、オジサンがちんちん入れて、
もう痛くて痛くて泣きだしちゃった。
終わったときは、生理もきてないのにアソコから血がでちゃって、オジサンが
あたしのパンツで血をふいてくれて、そのパンツはオジサンが記念に
持って帰ったから、あたしはスカートの下はパンツをはいてなくて、
家まで帰る途中にオジサンの出した精液が足にたれてくるし、パンツはないし、
もう、子供心に親にばれたらどうしようって心配だった。
でもそれからは、ときどき公園へ行っては大人たちにやられるのが、
なんだかクセになっちゃったみたい。中学生になるまで通ってました。


125 :真瀬清顕:03/10/21 02:26
悪に理由なんか悪だレナ!

126 :名無し物書き@推敲中?:03/10/21 02:28
あれはまだ私がOLだった頃。忘年会の2次会の帰りでした。
私は少し酔っていたので、バス停から自宅までいつもは通らない公園を横切ることにしました。
公園は暗くて人気もなくて、私は早足で通り抜けようとしました。
木陰で数人のホームレスが酒盛りをしていました。その中のひとりに声をかけられ、
無視をすると彼らは私を追いかけてきました。逃げても彼らは追いかけてきて、髪をつかまれ、
首をしめられて私は気を失いました。
気がつくと、私は古い倉庫のような場所に全裸で寝かされていました。
まわりには5本のペニスが取り囲んで、私の裸を観察していました。
ズボンを下ろした5人のホームレスは次々ペニスを私の口や、アソコに突っ込んできました。
私は怖くて、彼らの行為を少しでも早く終わらせようと、必死でペニスをしゃぶって、
早く射精させようとしました。ホームレスは喜び、ものすごい量の精液が、
私の口やアソコに出されました。


127 :名無し物書き@推敲中?:03/10/21 02:30
射精しても彼らの行為は終わらずに、それどころかホームレスの数は、どんどん増えていきました。
何十人ものホームレスが私の体で射精するために倉庫でに並んで順番待ちをしているのが、
ぼんやりみえました。そのうち私は気を失って眠っていたようです。
目を覚ましても、数人のホームレスが私の上で動いていました。もう昼間になっているのが
倉庫の窓からわかりました。私の体は感覚を失ってぐったりしていました。
私の体はホームレスの公衆便所になって、彼らに使われつづけていました。
彼らが満足して私を捨てていった頃には、すっかり夜になっていました。
私の体はホームレスと同じくらい汚くなって、足の間には精液のみずたまりができていました。
裸のままだったので服を探そうと起き上がろうとして、体を動かすと、
ぶりぶりぃと、ものすごい音がしてアソコから大量の精液が溢れだしてきて、私は泣いてしまいました。
でも今は結婚して、夫とひとりの子供と幸せに暮らしています。
家に誰もいないときには、ときどきあの時を思い出してオナニーしています。


128 :真瀬清顕:03/10/21 02:31
う〜ん。
なんてリアリティがないんだ。
勉強になる。

129 :名無し物書き@推敲中?:03/10/21 02:33
リアリティだって( ´,_ゝ`) プッ

130 :真瀬清顕:03/10/21 02:35
たとえこれが事実だとしても、リアリティがない。
じっさい、このような現実をリアルに生きている女はたくさんいるのだろう。
その女が、赤裸裸に自分の体験を書いたとしても、そこにはリアリティがないだろう。
だが、村上春樹のファンタジーにはリアリティがある。
どうしてだろう?

131 :真瀬清顕:03/10/21 02:37
そうだ。リアリティだ。( ´,_ゝ`) プッ


132 :名無し物書き@推敲中?:03/10/21 02:39
>>130
たぶん君は一生作家にはなれないから、
まあここで思う存分遊んでなさい。
ひとりでね。


133 :真瀬清顕:03/10/21 02:44
ああ、そうするよ。
俺は一生作家にはなれない。
俺自身が断言する。
俺は絶対に作家にはなれない!
俺はここで存分に遊ばせてもらう。
一人でね!
完全な孤独の中で!
「やっと、わかったぞ!」

134 :真瀬清顕:03/10/21 02:47
「存分に遊ぶ」とは、どういうことか?
少なくとも、凄い言葉では、ある。

135 :真瀬清顕:03/10/21 02:54
存分に遊ぼう。
遊ぼうではないか。
あっはっはっはっ。
これが悟りでなくて、なんだろう?
え?
なんだろう?
あっはっはっはっ!

136 :名無し物書き@推敲中?:03/10/21 02:55
>>1
村上龍みたいな文章だね

137 :真瀬清顕:03/10/21 02:57
言え!
言ってみろ!
言えないだろう?
あたりまえさ。
お前は、いないんだからな。
俺は、独りだ。
独りの部屋だ。

138 :真瀬清顕:03/10/21 02:59
>>136
うん。
村上龍は、体質的に近い。
村上春樹は、体質的には遠い。
でも、二人ともドアーズが好きだし、俺もドアーズがいちばん好きだ。

139 :名無し物書き@推敲中?:03/10/21 03:10
●●●マスコミの「盗聴/盗撮」は許されるの?その2●●● http://natto.2ch.net/mass/kako/988/988402795.html
605 名前: 文責:名無しさん 投稿日: 2001/05/18(金) 20:36
>>595
>その子は盗聴され始める前から近所に住んでた子なの?
ナイスです。声が、どの家からしたかは特定できない...としておきます。
しかし、大体どの家並みかは、わかります。

マスコミから盗聴・盗撮などされているのでは、と思い始めた頃、その家並みはまだ空き地でした。
やがて、マスコミからの公共の電波を使った嫌がらせが相次いだ頃、その空き地で建築工事が始まりました。
もし、自分が盗聴側の人間だったとしたら...しかも大きい後ろ盾があるとしたら、
これは好機だな、と思いました。
(もちろん、”馬鹿馬鹿しい、非現実的な考えだ”とも思いましたが)
そして、現実として、妙なことを言うガキがいる..。

色々言ってくれますよ、そのガキ。
警察に宛てた文章(長文)を数日かけて作製していたんですが、上手く行かずに途中で止めました。すると、
「さくぶんは、もぉ、おしまいかぁ〜〜い」
うちの犬がゲロ吐いたので「ゲロッピーだなぁ」と言うと、翌日家の前を通りながら
「”げろげろっぴー”ってのは、だめかぁ〜い」
その1だったかにも書いた「ぼくたちには、きみが、ひつよーなんだぁ」も。
オナるとまた面白いリアクションが来るんですな。(お下品で、失礼(ワラ)
「あぁ、あぁ、きもちいぃいいい〜〜」
とか。ガキが言うんですぜ、これを。(笑
「マヨネーズが、白いマヨネーズが、ぴちょ、ぴちょぴちょ...」
とか。
夜中、そぉ〜っと紙ひっぱってオナるとですな。翌日、「カサッ、カサッ、カサカサカサ...」

指示を出している親のこと考えると、泣けますな。アホだわ。

140 :真瀬清顕:03/10/21 03:12
さて、そろそろビールも切れてきたことだし、今日は、このくらいにしよう。
なんか、燃えてきたね。
掻きたくなった。
糞文学を掻きたくなった。

非難轟々、どんと来い!
だが、いちばんいいのは、無視することだ!
それでも、いちおう、見たほうがいいよ。
これから、ここには、新しい文学の可能性が開かれるから。

これほど絶望的でありながら、自身満々たる俺は、なんて嫌な奴なんだろう!
自画自賛!

寝る。

141 :真瀬清顕:03/10/24 23:43
悪は悪さえも破壊する!

というわけけで、俺は、文学賞向けの小説を書き出した。
ケッ!

142 :名無し物書き@推敲中?:03/10/26 12:54

ここはお前一人の場所じゃないぞ
ちゃんと誰でも書ける雰囲気作れよ


143 :名無し物書き@推敲中?:03/10/26 13:02
女の臍から胸まで舐めていく
後ろから体を愛撫し、首筋に噛みつく
肉はかみ切れなかったが鉄臭い血の味がした
目玉を指で開き、舌で舐める
脇の下をナイフで切ろうとしたが、なかなか進まなかった
もう面倒くさくなり、脇腹を滅多刺しにしてそこを引き裂いた
自分のモノをそこに突っ込み、腰を振る
すぐに絶頂に達した、あまりの快感に体が震える
首筋を狂ったように噛んで右手の小指を目に入れる
体が疼く、女の胸を掻きむしった
その中で何度も絶頂に達した
まだ疼く、今感じるのはコワレソウなほどの快感だけ


144 :名無し物書き@推敲中?:03/10/26 13:35
いたたたた

145 :真瀬清顕:03/10/27 12:33
>>143
好感をもって読んだ。
最初字面を見て、いい感じがしたんだが、読んだらどうせダメだろうと思いきや、
そうでもなかった。
かなり正直に書いてあると思う。
また書いてほしい。
刺激になった。

146 :真瀬清顕:03/10/27 12:45
「おーい」
「おーい」
「終わったよーっ」
「何が?」
「世界が終わった」
「憎しみと分裂の世界が終わった」

「おーい」
「おーい」
「生まれたよーっ」
「何が?」
「宇宙が生まれた」
「愛と平和の宇宙が生まれた」

 一緒に生きよう。一緒に歌おう。一緒に踊ろう。一緒に歩こう。

147 :真瀬清顕:03/10/27 12:46
「おーい」
「おーい」
「始まったよーっ」
「何が?」
「ほんとうの自由が始まった」

 男は神だ。女も神だ。男も女も神である。空も、風も、太陽も、月も、星も、さざ波
も、嵐も地震も、神である。
 ありとあらゆるものが神である。
 ありとあらゆるものが生きている。
 虫けらも、神だ。石も静かに呼吸している。石も静かに鼓動している。
 そのことを知った時、私たちはこの大宇宙と響き合う。

「おーい。おーい」
「おーい。おーい」
「おーい。おーい」
「おーい。おーい」

148 :真瀬清顕:03/10/27 12:52
>>142
ここは公衆便所だ。
ここに書かれるのは公衆便所の落書きだ。
その公衆便所の管理人たる俺が、
「さあ、どんどん落書きしてください」
などと、立場上言えるか?
常識的に考えてほしい。
小説を書くのに狂気は不可欠だが、
その狂気と同程度か、それ以上の常識が必要である。
そうだろう?
公衆便所の落書きにしても、大衆文学にしても、
すべての文学は、社会的生物であることを免れないのだ。

149 :真瀬清顕:03/11/02 18:23
青いタイルと白いタイルが交錯し、清潔な市松模様をなしている。
個室の角の汚物容れから絹のショーツがはみ出している。
金のマニキュアを塗った四角い爪がドアのノブを右に廻した。
素足はよく磨かれた珊瑚色の大理石の上を歩いていった。
唐草模様の絨毯の柄が刻一刻と蠢いている。
回転する円形のベッドの上に日に焼けた全裸の男が仰向けになって寝そべっている。
天井に貼られた鏡のなかで両手の指を後頭部の下で組み合わせた男の裸体があたたかな間
接照明に照らされて微妙な光と影を織りなしながら息づいている。
小さな乳首は固くなる。
胸から脇腹、内腿にかけて、細かな鳥肌がさざ波を立てる。
ペニスは肛門と同時にみなぎり、あえぐ。
窓はいずれも閉じられている。

150 :真瀬清顕:03/11/02 18:24
32インチのテレビのなかで緑の環状線が駅のホームに滑り込む。
薄汚れた身なりをした電車待ちの人々が白い線で仕切られた枠の中に組み込まれていく。
売店の隙間で主婦は働く。
牛乳の蓋を抜き、お釣りを数え、マルボロのソフトとボックスを選別し、保育園に迎えに
いく道すがら隣町のスーパーで特売中の生理用ナプキンと味付けホルモンを買っていこう
と考える。
頭の禿げたサラリーマンは財布の中から120円取り出して、風俗情報専門のスポーツ新
聞を手に取った。
「これ」。
「はい。それね。120円ね。あ、はい。ありがとうございました」。
サラリーマンは電車には乗らず、ホームの階段を降りていく。
連絡通路を右に曲がった。
男子トイレに入っていった。
洗面所の鏡に自分が映った。
なるべく見ないようにして小便器の並ぶ白いタイル貼りの空間に進む。
個室のドアはどれも使用中の赤い印が鍵の部分のステンレスの穴から覗いていた。
ほつれた茶髪の若者がジーンズを膝まで下ろし放尿していた。
細かな白とマジェンダのストライプの入った濃紺のシャツの裾からふっくらとした丸い臀
部が露出していた。
若者の左耳を穿った数個のピアスを眺めているうちに、奥から二番目のドアが開いて、若
者がこちらを振り向いた。
若者は、声にならない声で、乾いた唇をうごかしながらなにかを言うと、長く半分ほど皮
を被ったペニスからいきおいよく吹き出しているものをサラリーマンの疲れた紺色のス
ラックスに浴びせかけた。
腿から膝が温かく濡れた。
「あ」とサラリーマンは自動的に小さな叫びを発した。
若者はまた紫色の口唇をもごもごと動かし、なにか理由めいたことを言った。

151 :真瀬清顕:03/11/02 18:25
「ちょっと失礼」と奥から二番目の個室から出てきた農機具会社の帽子を被った初老の男
が、足許を見詰めながら素早く言った。
初老の男は手も洗わずに洗面所の鏡の中に日焼けした自分の顔を認めると、そのまま足ば
やに公衆便所をあとにした。
奥から二番目の個室の中から生温かな臭気が溢れだす。
若者のペニスからほとばしる尿はいつまでも逞しく、止まらなかった。
頭の禿げたサラリーマンはしだいにその場にくずれ落ち、恍惚とした表情で、蕩々と湯気
を立てて降り注ぐ黄金の尿を浴びながら、スポーツ新聞と紺のスーツと革靴と鞄を残し
て、角砂糖のように消え去った。
若者は背広にも振り撒いた。鞄も靴もまんべんなく濡らすと、ふたたび小便器に向かっ
て、膀胱の中のものをぶちまけた。
「畜生!タリいなあ」と若者は、やっと聞き取ることのできる意味のある言葉を発した。
「畜生!タリいなあ。まだ、止まんねえよ」と。

152 :真瀬清顕:03/11/02 18:29
 
 「赤ん坊」  

   一

 私は、はじめての赤ん坊が生まれたばかりだというのに、妻以外の女の人とセックスが
したくてセックスがしたくてたまらなくなってしまい、とうとう家をでていきました。
 道を歩いていきました。どんどんどんどん歩いていきます。どんどんどんどん歩いてい
きます。どんどんどんどん歩いていきます。どんどんどんどん歩いていきます。どんどん
どんどん歩いていくと、風景がだんだん変わっていきます。それでもどんどん歩いていく
と、大きな街に着きました。
 街には女の人がたくさんいます。おっぱいもお尻もよりどりみどりです。だけど、私と
しましては、時と場合によっては、男の人と寝るのもそれほどやぶさかではありません。
なぜなら、今回の家出の目的は、普段、無意識のうちに押さえこんでいる欲望を徹底的に
開放することによって、完全な自由を手に入れることにあるからなのです。



153 :真瀬清顕:03/11/02 18:30
さてさて、また、メルマガを再開することにしました。
これまでの人生で最も気力が充実しています。
このパワーを、ひとりでも多くの人に受けとってもらいたいと思います。
これから、ぼくが配信するメルマガのアドレスを下に記しておきます。
まずは、「蜜」に、殺人的に美しい童話を配信する予定です。
それから、「CLUB DADA」。
今後の活動に、是非、御注目ください。



154 :真瀬清顕:03/11/02 18:31
〜〜〜〜〜〜真瀬清顕のメールマガジン〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「CLUB DADA」

京都発芸術による革命運動。アート、音楽、演劇、紙芝居、たんなる友達探し、自分探
し、ひまつぶし、なんでも「DA!DA!」。一緒に楽しいイベントを企画しましょう。
そして世界を愛で変えよう!

http://www.emaga.com/info/mase.html


「蜜蜂も蜂蜜によって作られる」

泣きたいけど、泣けない。笑いたいけど、笑えない。死にたいけど、死ねない。生きたい
けど、生きられない。そんなときに読む、妖精たちの、妖精たちによる、妖精のための物
語です。大人が読む児童文学。

http://www.emaga.com/info/honeybee.html


「公衆便所」

「青いタイルと白いタイルが交錯し、清潔な市松模様をなしている」。スーパーリアリズ
ムであると同時に、ヴァーチャルリアル。究極の純文学であると同時に、究極のエロチッ
ク小説。アダルト向けなので18歳未満の方のご購読はできません。

http://www.emaga.com/info/clubdada.html

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


155 :名無し物書き@推敲中?:03/11/03 10:45
結局は独りよがりのスレか
人が来ないわけだよ、たった一人で場をしきって楽しい?
もう、誰もかかねーよ

156 :真瀬清顕:03/11/03 13:04
道路に青いポリ袋が落ちている。
山腹にゴミ焼却場が建っている。
ワゴン車の中でセールスマンは運転席の背もたれを倒し、滑らかなエンジン音とエアコンの冷たい空気に包まれながら昼寝をしている。
山の緑からツクツクボウシとミンミンゼミの鳴く声が湧きだしている。
空のダンプは坂道をくだる。
ガードレール沿いにエノコログサが繁茂している。
アスファルトには電信柱と電線の影が伸びている。
アサガオは萎れ、葛は花咲く。
乾いた風のなかを光がきらめく。
ゴミ清掃車が匂いを振り撒く。
稲穂は案山子に見守られている。
加茂川沿いの馬小屋の前に萌黄色の藁が積み上げられた。
押しボタン式の信号機が黄色い光を点滅させる。
河川敷の遊歩道を上半身裸の老人が口を開けて歩いている。
三叉路で原付バイクは右折する。
バスは直進車が通過するまで横断歩道の手前で停車している。
キョウチクトウのピンクの花が霞のかかった青空に映える。
コカ・コーラの赤い自動販売機を葉桜の影が被っている。


157 :真瀬清顕:03/11/03 13:05
堤は銀色の飛沫をあげる。
中州のススキが風にそよぐ。
アオサギが奇妙な鳴き声を発し、ゆっくりと空に舞い上がる。
男はジーンズのジッパーを上げる。
女は右側に立ちたがる。
そしてすぐに手をつなごうとする。
北山通りは日光と風、歩行者用信号機の電子音に犯されている。
パチンコ店に新しい台が搬入される。
洋品店の前の「スカート半額」の看板が色褪せていく。
オレンジのTシャツを着た茶色い髪の太った女が二人の息子を自転車の前後に乗せて下鴨神社の露地へとペダルをこいでいく。
黒のシャツにベージュのスカート、褐色に曇った眼鏡をかけた痩せた女が携帯電話を耳に押しあてバス停脇の塀の前に立っている。
河原にはアベックが腰かけている。
ジーンズの後ろから小麦色の尻が覗いている。
MKタクシーのリア・ウインドーに「祝・阪神タイガース優勝」のステッカーが貼られている。
信号待ちをする女がヘアピンを落とした。
しゃがんだすきにキャミソールの襟から小さな乳房があらわれた。
四条河原町八千代館前の公園にはフェラチオしている髪の長い女の写ったプリクラが捨てられていた。


158 :真瀬清顕:03/11/03 13:06
蛸薬師通りに視線が飛び交う。
電線が黄昏の空を絡めとる。セイラム・ライトの看板が立ち食いそば屋のうえに掲げられている。
キャッチコピーは「満チテクル」。
ゲームセンターの店先にネオンが灯る。
サマーセーターの裾から黒いジーンズの尻が盛り上がってゆったりと歩いている。
ファッションビル〈OPA〉の前で三人の女子高生が地面に座り込んでトランプをしている。
英会話&留学の「ジオス」の制服を着た目の細い小柄な女が文字の印刷された紙切れを通行人に手渡している。
日の丸と尊皇の文字がペイントされた右翼の街宣カーが交差点にさしかかる。


159 :真瀬清顕:03/11/03 13:06
高島屋一階昇りのエスカレーター前で縞のハッピを着た女子従業員が「阪神タイガース セ・リーグ優勝おめでとうセール」のチラシを配っている。
店内には微かにオーデコロンが香っている。
マネキンの手がCOACHの皮の財布を掴んでいる。
「I LOVE NY」のTシャツを着た長身の女が特設売場の棚に置かれた虎のロゴマーク入りのアサヒ十六茶のペットボトルを手に取り、置いた。
赤い薔薇のプリントされたジャケットの女が父親ほども年の離れた頭の禿げたスーツの男と腰に手をまわし、抱き合っている。
白いパンツを穿いた大きな尻が携帯電話と話しながら目の前を歩く。
母親はベビーカーのベルトを留める。
笑顔が咲いた、露地に、アーケードに。
スキンヘッドの若い男が自転車の鍵をいじくっている。
パチンコ店から女がでてきた。
自動ドアから冷気が流れる。
白いシガレットパンツは白いミュールを履いている。
ビル街から見上げる空の隙間が赤みを帯びた灰色に濁っていった。
東大路通りにヘッドライトは流れ、薄闇のなかを女子高生たちは帰宅する。
いたるところに肛門が匂う。


160 :真瀬清顕:03/11/03 13:07
京都府立大学付属病院の四角い影から美しい三日月が姿をあらわす。
叡山電鉄出町柳駅前の交差点には夜気に混じって甘ったるい金木犀とお好焼きの匂いが漂っていた。
柳の枝を透かして外灯は青白くうな垂れている。
原付バイクが狭い路地を北上していく。
電信柱は黄色と黒の縦縞模様の腹巻を付けている。
セコムの制服を着た日焼けした男が豪邸の勝手口から大股で出てくる。
北大路大橋から見上げる空に火星が微かに充血している。
賀茂川の水面にラブホテルが逆さに映る。
北大路バスターミナル行きの市バスがクスノキの並木の下を悠然と走る。
ガードレールのそこここで蟋蟀がためらいがちに鳴いている。
路肩に停められたクルマの中で影が影の胸や股間に顔をうずめる。
ゴミ清掃工場の煙突の上で飛行機の赤いランプと北斗七星が瞬いている。
住宅地の入口でアンパンマンが笑顔で迎える。


161 :名無し物書き@推敲中?:03/11/03 18:27
結局は独りよがりのスレか
人が来ないわけだよ、たった一人で場をしきって楽しい?
もう、誰もかかねーよ


162 :真瀬清顕:03/11/04 00:06
>>161
お前、俺のこと、愛してるな?
そうだろ?
わかるよ^^
いやいや、俺はお前に感謝してるんだ。
俺は、お前のおかげで、文章を書くということがどういうことなのか、よくわかった。
俺はお前を待っていたんだ。
よかったよ。
ありがとう。
あらためて、礼を言う。
俺はお前のおかげで、作家になったよ。
とうとうな。
俺のスタイルを見つけられた。
自分のスタイルをやっと見つけた。
じつは、ずっとこのスタイルで生きてきたんだがね。

163 :真瀬清顕:03/11/04 00:09
ほんとに、この「公衆便所」っていう作品は、ずっと俺を悩ましつづけた。
このタイトルが書かなくちゃなんない。
だが、書いても書いても満足できない。
でも、やっと、さっき、書けたよ。
あきらめたよ、俺は。
何を?
作家になることを?
いや、あきらめることで俺は作家になれたんだ。
わかるだろう?

164 :真瀬清顕:03/11/04 00:16
俺は肉屋だ。
屠殺場育ちだ。
家は肉の匂いでむんむんしてる。
朝っぱらから何百羽という鶏の首を掻き切る。
側溝はあぶくだらけの真赤な血がゴボゴボいってる。
退屈した職人たちは、首を切った鶏を走らせて賭けをしている。
これが世界だ。
俺たちは屠殺場に連れてこられた牛や豚だぜ。
いやはや、冗談抜きに。
首を切られて走らされてる鶏さ。

165 :名無し物書き@推敲中?:03/11/04 00:42
初めてこのスレを見た。
あなたがどうして161にそんな風に言われてるのか、
あなたがどういう人なのかは知らないが、164は好きだ。

でもこんな言葉は必要ないのかな。ごめん。

166 :真瀬清顕:03/11/04 00:53
>>164
いやいや、俺としては俺なりに、彼の言いたいことはわかる。
つまり、これまでの俺が書いたものは、面白くないんだな。
大言壮語だったわけだ。

おそらく、164に関しては、彼も「ふむふむ」と思うかもしれない。
この風景は俺の原風景だし、じつは、世界の隠された原風景だからね。
これからこの路線で書こうと思う。
じっさい、もう書いたんだけど、ここにアップするのは、明日かな。
よかったら、また、読んでみて。
辛口の批評を期待してます。
叩かれれば叩かれるほど出てくる釘もあるというもんだ。
俺は雑草だ。
育ちが悪いのに、これまでカッコつけてたんだな^^;

167 :真瀬清顕:03/11/04 00:54
>>165
あ、ごめん、まちがえた。
で、ところで、君もなんか書いてるの?

168 :真瀬清顕:03/11/04 01:07
自分のこれまでの反省の弁も合わせて書くんだが、
もうたしかに時代遅れになったけど、ポストモダンを意識しすぎたんだな、俺は。
たしかにドゥルーズや浅田彰からは影響を受けたけど、
俺がほんとうに好きなのは、セリーヌやボリス・ヴィアン。
ロートレアモンやジャン・ジュネだもんな。
日本人だったら、坂口安吾。
アンデルセンの童話なんかも、よく読むと、ゾッとする。
セルバンテスのドン・キホーテは、笑いながら泣ける。
ところで、セルバンテスとシェークスピアが同じ日に死んだって、知ってた?
この二人、同じ魂の裏と表だったんだと、俺は思う。

169 :真瀬清顕:03/11/04 01:15
世界には恐ろしいことが隠されている。
それをあばきたてるのが作家の仕事だ。
作家というのは、世界一になっても意味がない。
世界に勝たなければ意味がない。
少なくとも、世界と戦うことだ。
唯一の戦争を仕掛けることだ。
俺はそう思ってる。

170 ::03/11/04 03:18
私は誰だと言う訳ではないのですが 言うなれば、私は単なる観客だったのです。
先程まではこのスレをずっと読んでいました。新しい書き込みがないか、頻繁に確かめたりもしていたのです。
私以外の誰かが言った通り、私と言う読者がここにある事など気にも止めていなかったでしょうね。
私がこうして書き込む事により 希望としては視線を感じていただきたい。
貴方が自分の為に書いているとかそんな事は関係なく。物理的にそこにない物も意識する事によりそこに生まれる。電話線ですら繋がっていない者の間に生まれる。
私が私の足元に投じた砂を貴方が見る。目を開いたままにしながら私はその事を想像する。

貴方が私に反発してもいい。気にも止めなくてもいい。見過ごされてもいい。
そこに 非物理的なものが生まれなくても構わない。私がここに書く事に意味がある。ここにスペースを取る事に意味がある。
私は砂漠に一粒の砂の粒子を投じた。私は貴方に変化をもたらさない。

171 ::03/11/04 03:23
しかし、私の砂はラクダの毛に挟まるかも知れない。地中に暮らす蟲が穴を掘る為に蹴り飛ばすかもしれない。そこに生まれた事により砂漠の空気を一粒分圧しだし、寒い雪国のいま口づけをしようと構えている、純朴な恋人達の背中を押すかもしれない。
私はそんな空想をする事を何よりも好む。
その為に、ここに記そうと思う。忘れっぽい私が垂れ流す思考をわずかでも留める意味も含めて。
私は砂を一粒、ここに投じる

172 :真瀬清顕:03/11/04 03:46
>>170
>>171
ぼくはあなたの視線を感じていました。
いや、とにかく、眼差しは感じつづけていました。
しかし、きのうまでのぼくは、眼差しからすぐに目をそらしていました。
そういう癖がついてしまっていたのです。
ようこそ。
あなたは詩人だ。
あなたはすでにぼくに変化をもたらしたし、もたらしつづけていたし、
わざわざ砂漠に一粒の砂を投じるということは、恐ろしいことです。
それが、文学が、芸術が、魔術だと。

たかだかぼくも一粒の砂にすぎません。
なんてね、でも、うれしいです。
なんせ、本気なんですよね、文学の可能性に対して。
あはは。
文学の場合、不可能性といったほうがいいですかね。

あなたのご来訪を、歓迎します。

ちょっとトイレに行って、もう一度、ちゃんと、読み直します。
マジで、読みごたえありますね、あなたのふみは。

173 :名無し物書き@推敲中?:03/11/04 03:49
まさに然り、知恵者の言葉だ。

174 :真瀬清顕:03/11/04 03:51
>>171
しかし、171の文体のドライブ感は、凄いですね。
只者じゃないな、オヌシ。

175 :真瀬清顕:03/11/04 04:03
>>171
近日中に、171の文章を、ここに変奏曲として上梓します。
ご期待下さい。

176 :真瀬清顕:03/11/04 04:22
>>161
ところで、ぼくが161に感謝しているというのは、ほんとうなんです。
じつは、ここ10年くらいずっと気になっていることがあって、それは、
以前「群像」の選考委員をしていた柄谷行人が、
「自分は小説が嫌いで、物語には吐き気がするが、だからといって、
安直なアンチロマンにはそれ以上にうんざりする。
アンチロマンであることは最低条件だが、そこには実存がなければならない」
というようなことを言ってて、
「うむ。実存か」
と思ったものです。
実存?
実存がありつつも、アンチロマン?
僕もそのようなものなら読みたいと思うが、はたして、それは、どのようなものか。
また、自分が書くとしたら、どんなものになるのか。
ぜんぜんわかりませんでした、長い間。

177 :165:03/11/04 04:24
>>166
そうだね。でも、164には前提が構築されてるからいいと思ったと思うと、少し淋しいよ。

私は言語とイメージの関係性が文脈(あなたの言う原風景)をどれだけ破壊できるのか、
そんなことを期待しながら糞つまらない文章を書いてるよ。

178 :真瀬清顕:03/11/04 04:41
>>161
だけど、161の書き込みを見て、
「やっぱり、そうだよな」
と思ったのです。

もしぼくが、ぼくの敬愛するマルキ・ド・サドのような作品をここに書いていたとしたら、
だれもが涎を垂らしながらこのスレッドを読んだでしょう。
また別の意味の沈黙があったと思います。

ぼくは孤独を愛します。
文学に孤独は不可欠です。
そういう意味で牢獄で人生の大半を過ごしたサドは幸福といえるかもしれません。
孤独であればあるだけ、人は愛に飢えるからです。
愛に集中できるからです。
たとえそれが悪であろうとも、善といわれるものであっても、
雲のような愛の形をありったけ表現しようと熱狂できるからです。

179 :真瀬清顕:03/11/04 04:44
ひさしぶりにレスがあったので、熱くなりすぎました。
しかし、熱くなりすぎるということが、あるんでしょうか?

180 :真瀬清顕:03/11/04 07:19
>>177
うんうん。
そうだね。
そういう意味では、今回のぼくの試みは退却とも言える。
でも、君のいわんとすることも考慮しながら、とにかく書きすすめてみるよ。
小説を書くのは、ロケットが大気圏を脱出するのに似て、
打ち上げるときの角度と日時、場所が重要だ。
だけど、いまのぼくは、なるべく重く、粘っこいものを地球の重力圏内から解き放つことに関心がある。
いわゆる情念、出自といったものを、どれだけ因数分解できるだろうか。
ぼくは福岡県大牟田市に肉屋の三男として生を受けた。
らしい。
そのことがなんの関係があるんだろうか。
でも、そのことからはじめたい。

もちろん、ほかの小説も書いている。
童話といわれるものから、詩と呼ばれるもの、大衆小説と思われる範疇の作品も、書いてみたい。
いや、書いている。

ぼくはじつは読書なんか大嫌いで、小学校から高校まで、国語がいちばん苦手だった。
読書感想文の宿題がいちばんいやだった。
一年間で図書室でいちばん本を借りなかったのが、ぼくだった。
たった一冊借りた本が宮沢賢治の「風の又三郎」で、それも読めずに、
返却期間を大幅に遅れ、名前を図書室の前に貼り出されてしまった。
本なんか読むやつは、馬鹿だと思ってた。
学校をズル休みしたり、女の子の家に遊びに行って、パンツを脱がせるほうがずっと面白いのにと。
そういう思いで、現実のほうがずっと面白いぞという思いで、小説のようなものを書きはじめたんだけど、
いつのまにか、書くことがとても好きになって、いまでは現実よりも文学のほうが面白いと思うようになった。
不思議なものだ。

だが、それも、また、すこしずつ変わりつつある。
すこしずつ変わりつつある。

181 :真瀬清顕:03/11/04 07:27
165、是非、君の文章も読んでみたいのだが。
以前、ぼくは他人の文章にはかならず嫉妬を感じたもんだが、
いまは、そうでもない。
いいものは、いい。
思い切り書いたものは、かならず、面白い。
面白くないのは、だいたい、他人の目におもねりすぎたものなんだ。

世界というのは、他人の目を意識することで成り立っている。

182 :名無し物書き@推敲中?:03/11/04 08:15
結局は独りよがりのスレか
人が来ないわけだよ、たった一人で場をしきって楽しい?
もう、誰もかかねーよ


183 :リョン・ヒョンホン:03/11/04 18:48
66面白いですね。
ちょっとわらけた。

184 :リョン・ヒョンホン:03/11/04 19:11
>>181
あなたの書く文章中々良いと思いますよ。
日雇い君のような感じですね。

185 :真瀬清顕:03/11/05 12:13
昨日は二日酔いでなにもできなかった。
二歳七ヶ月になる息子をママチャリの幼児用椅子に乗せて、
加茂川の河川敷に伸びる遊歩道をゆらゆら散歩した。
公園のベンチにひっくり返ってたら、同い年の女の子を連れた奥さんが
うちの息子をシーソーに乗せて遊んでくれていた。
しばらく四人でブランコに乗ったり滑り台をしたりして和んでいたが、
ぼくはきゅうにその奥さんのことを女性として意識しはじめて、
恥ずかしくなり、
「かけっこをしよう」
と言って、息子と下流のほうに走っていった。
そうするうちにその奥さんは娘さんを、
やはりうちと同じように自転車の幼児用椅子に座らせて、
ぼくたちはもう200メートルほど離れていたけど、
深々とお辞儀をして、上流のほうに帰っていった。

日々、すこしずつ、いろんな種類の恋を感じる。
人間に恋することもあれば、自転車やブランコ、滑り台、
路傍のゴミに恋愛感情を抱くこともある。
ぼくの、この「公衆便所」という小説は、
世界に対する恋愛小説だったんだなあ、と思う。

186 :真瀬清顕:03/11/05 12:45
>>183
ありがとうございます。
たしかに、そうですね。
>>66
は、気合いが入っています。
自分としてはマジなのですが、
真剣なのっていうのは、笑えます。

>>184
ますます、ありがとうございます。
ほめられるのって、いいですね。
ますますやる気になります。
豚だって木に登ります。

じつは、この小説は、もう書けないと思っていたのですが、
ここで人に見てもらうことで、
だんだんと自分の作品を客観的に眺めることができるようになって、
あらためて、昨日、読み返してみたのですが、
たしかに作品として成立しているのは、
リンさんの指摘される
>>66の文章なんですね。

あとは試行錯誤の軌跡だったり、
取材スケッチだったりですが、
まあ、それらも、それなりに、自分としては、
技法上の発見としても、精神的な糧としても、
必要なことだったんだなあ、と、認識しました。

187 :真瀬清顕:03/11/05 12:54
ですが、いちおうこのスレッドを訪れる人のために、
この「公衆便所」という作品の、
「作品」として成立している個所を、
ここで指摘しておきたいと思います。

まず、この小説は、81の章によって構成されますが、
これまでこのスレッドに掲載されたのは、1章と2章だけです。

第1章
>>57 58 59 60 61 62 63 65 65

第2章
>>87 88 89

です。

188 :真瀬清顕:03/11/05 13:04
これから随時、3章以降も掲載します。
感想、批評等ありましたら、ビシバシお願いします。

また、この作品は、物語、文学としての作品という以上に、
言葉による絵巻物として成立させたいという思いがありました。
ですから、ほんとうにこの作品の機微を味わいたいと、もし、思われたら、
一切改行のない縦書きの書式でプリントアウトして、
バッハの「音楽の捧げもの」「フーガの技法」を聴きながら、
活字の世界に遊んでもらえたらと思います。
とんでもなく豊饒な世界が脳内に出現することでしょう。

189 :真瀬清顕:03/11/05 13:10
もちろん、このスレッドは、冒頭にあるように、
ぼくの作品を発表し、その批評をするだけのスレッドではありません。
できれば、商業主義とは一線を画す、
実験的な野心作の展示場になればと願っています。
もしフロッピーに眠っている作品なり、習作なり、
脳から流れ出た断片でもあれば、
どしどし貼り付けていただきたいと思います。
ぼくも刺激が欲しいのです。

190 :名無し物書き@推敲中?:03/11/05 16:27
ところで名前はなんと読むのですか?

191 :名無し物書き@推敲中?:03/11/05 16:58
結局は独りよがりのスレか
人が来ないわけだよ、たった一人で場をしきって楽しい?
もう、誰もかかねーよ


192 :真瀬清顕:03/11/05 21:39
>>190
(ませ・きよあき)です。
本名は真瀬正一(ませ・まさかず)といって、
これはこれでたいへん清潔な感じがするので気に入っているのですが、
本名だとどうしても書けないです。
ちなみに、この清顕というのは、三島由紀夫の遺作となった四部作「豊饒の海」の、
主要登場人物・松枝清顕からとりました。
というのは嘘で、たまたま姓名判断でとても自分が目指すものに近いと思って決めたら、
何度もトライして読めずにいる「豊饒の海」第一作「春の雪」の主人公・松枝清顕と同じだったので、
びっくりしたというのがほんとうです。
まあ、ごつごつとして洗練されてない筆名ですが、自分としては、気に入っています。
たいへん落ち着いて芸術だけに集中できます。
しっくりくる万年筆のようなものかもしれません。

193 :真瀬清顕:03/11/05 21:43
>>191
なんだか君がこの文を貼り付けるようになってから、
レスがでてきたような気がする。
第三者から見たら君とぼくは同一人物で、
自作自演していると勘ぐられるぞ^^

194 :名無し物書き@推敲中?:03/11/05 21:45
ぎょっ、何も本名暴露しなくても……いいのか?芸人さんだから。

195 :名無し物書き@推敲中?:03/11/05 21:45
ここが新しい穴倉だね
ガンガッテ!ガンガッテ!ファイト!ファイト!

196 :名無し物書き@推敲中?:03/11/05 21:48
臓物ズ〜ルズル、肉片ボ〜トボト

197 :真瀬清顕:03/11/05 21:49

小説「公衆便所」 第三章

動物園のある駅の地下通路には犯罪とカレーうどんの匂いが漂っている。
大理石の階段に雨に濡れた初乗り料金分の120円の乗車券が泥に汚れて溶けだしている。
ビニール傘は憂鬱な雲を傷だらけになったプラスチックの白い先端から勢いよく流す。
靴磨きの老婆は頬被りをし、高くせり出した客の座るための椅子の前で、
「あれは、なんだな。お姉さんも、お姉さんだわ。相手の旦那、寝取ったりして」と、三十年来同じ独り言をぶつぶつ呟く。


198 :真瀬清顕:03/11/05 21:50
淡いピンクのタイルの上から天井までは黄ばんだ漆喰の壁が広がっている。
そこに赤やマリンブルーのどぎつい色で地下のポルノ映画館の只今上映中のタイトルが生々しいペンキの光沢をともなって下を通る者たちの視界を効果的に汚辱する。
キオスクの白い蛍光灯の光の中で、青い制服のオバサンは、週刊新潮とクロレッツガムとカロリーメイトの値段を足し合わせて、千という数字から抜こうと必死に努力する。


199 :真瀬清顕:03/11/05 21:51

各スポーツ新聞紙は棚から渦を巻いて通路に伸びだし、
湿って小銭ばかりをポケットに入れていたために型崩れした、
どこからも文句のつけようのないくらい色というものから遠ざかった色の背広を着た男たちのつかの間の気まぐれに吸い込まれていく。
スクランブル交差点のアスファルトは雨に光っている。
ゆるやかな曲線を描く映画館のある建物の外壁にサファリ服を着た金髪の美女が下半身のないライオンに襲われている場面の巨大な看板が掛けられている。


200 :名無し物書き@推敲中?:03/11/05 21:52
http://coolnavi.com/up/file14424.swf

201 :真瀬清顕:03/11/05 21:52
商店街では雑踏は冷蔵庫に入れられた牛乳の粒子のように物憂げに動き、
インスタントカメラの銀色の袋の光る緑や、
方向を変えながら交差点を巡る「通りゃんせ」のメロディーや、
安物の合成皮革のジャンパーを着たアラブ系の男たちの顎鬚に、
飛び立つ鳩の群れのような騒めきを感じ、雨なのに一人で公園のほうに歩いていこうか、
それとも市場通りに入っていこうか、コーヒーを飲もうかと思案する。


202 :真瀬清顕:03/11/05 21:54
地下の映画館に下りる階段は、赤い。
自動券売機に500円玉が滑り込む。
入口の小さなカウンターに腰かけた水色のストライプの制服を着た色白の初老の女子職員は「はい。いらっしゃい。お財布に、気をつけてね」と、淡々と言う。
男子トイレにはドアがない。
白い朝顔の前で二人の男がズボンをずり下ろし、しきりに入口のほうを窺いながら、つるみ合っていた。
場内にいたる扉も、赤い。
ビニールがところどころ剥げている。
扉を開けると、すぐそこに、無数の男が壁のように立ちはだかって、たがいに腕を組んでいる。

             
第三章 おわり

203 :真瀬清顕:03/11/05 22:25
>>194
う〜ん、芸人になりたいな〜。
ちゃんとした芸人に。
教育番組の「おかあさんといっしょ」なんか見てたら、ほんと、感心するよ、
みんなすごい芸があってさあ。
とにかく大道芸で磨いていこう。

>>195
穴倉というのは、言いえて妙だね。
第三章を掲載する前の発言だから、なおさら、妙だね。

>>195
このままの展開で、そこまでいけたら、いいんだけど。
とにかく、脳内麻薬が流れてくる方向に物語は鼻をピクピクさせるのだろう。

204 :名無し物書き@推敲中?:03/11/05 22:29
結局は独りよがりのスレか
人が来ないわけだよ、たった一人で場をしきって楽しい?
もう、誰もかかねーよ


205 :名無し物書き@推敲中?:03/11/05 22:33
あいつにはあいつ、あんたにはあんたの美意識があるだろう。

おれにもある。枕元にはフィリップ・K・ディック、ゲーテ、そしてサリンジャーがある。
これはおれに授けられた託宣さ。おれは全部飲み込んで、あんたに向けて吐き出してやる。どろどろになったあんたの顔を、六十億の嫌悪を、愛すべきブリジットに見せ付けてやるんだ。
おれは彼女のブロンドを引き抜いて、ぶちぶちと残らず引き抜いて、冠を作る。
今度はおれが教えを説く番だ。彼女の肉をパンに変え、アジアのかわいそうな子供たちにプレゼントする。それから子供達の瞼よりいただいたきらめく数百のビー玉をポケットに詰め込んで、厳かに帰国する。
その時までには顔を洗っておけよ。

キリストでさえ死ぬ前はシャネルの五番を愛用したのさ。

206 :名無し物書き@推敲中?:03/11/05 22:40
結局は独りよがりのスレか
人が来ないわけだよ、たった一人で場をしきって楽しい?
もう、誰もかかねーよ



207 :真瀬清顕:03/11/05 23:09
>>205
よし、来い!
手加減するな!
俺も容赦しない!

P.S.
文章に、憎悪というか、殺気というか、パンチ力がある。

208 :真瀬清顕:03/11/05 23:16
>>205
マリアがこぼした高価な5番。

209 :名無し物書き@推敲中?:03/11/05 23:31
結局は独りよがりのスレか
人が来ないわけだよ、たった一人で場をしきって楽しい?
もう、誰もかかねーよ




210 :名無し物書き@推敲中?:03/11/06 00:17
すまんが、sageで叫ばせてくれ
さっきからやかましーんだよ!!!
俺は俺の好きなように書くんだ!テメーは言うは易しってのをしらねーのかこのタコ!
何でもかんでもネタぶち込めると思うなよ!!
んなにネタ入れたら雰囲気とかまるで無しの教科書になっちまうじゃねーか
なめてんのか!テメーはどれだけ大変かわかってんのかよ!!
それともてめぇの教養ひけらかしてーだけか!?
殺すぞ糞が!テメェは言ってるだけだからいいだろーよ
なんでもかんでもアレコレ注文つけときゃいいからな!
だけど自分の言うとおりになんなきゃ嫌なんだろ?
だったらテメェが見本見せろボケ!!
ただでさえストレスたまってんのにさらにいらつかせるんじゃねーよ
どいつもこいつも!俺は注文通りに全部やれるコーディネーターじゃねーんだよ!
俺には俺のスタイルがあるんだ!何で俺がテメェのために書いてやんなきゃならねーんだよ!
そんなにいろいろ詰め込みてーならテメェがオリジナルで書けボケ!テメェは大ボケだ!
何でもかんでも欲張りに注文してくんじゃねーよ!
いつ俺が注文通りに書くって言ったんだよ!!クソッタレめ!
俺はこれから一週間休み無しのビッシリのスケジュールで気がめいってんだぞ糞が!
俺は文字垂れ流す機械じゃねーんだ!いろいろあるんだよ!
なんくせつけてそれにつけて教養を見せつけて!
教師にでもなってろ糞!
知識ってノは初心者にでも判るように説明できて初めて自分のものとなったと言えるんだよ!
テメェみてーに偉そうにダラダラダラダラどっかから抜き出したヤツ張り付けてもなんの説得力もないんだよ!
お前何歳だよ!?もういい大人か?
協調性を発揮してるように見えて裏ではお前は自己満足に浸りたいだけなんだよ!
テメーの言うとおりにやったら俺の築き上げたモノが全部壊して最初からやり直すようだろ!!

スマソ、これからしばらくsageてくれないか・・・・・
ここしか叫べる場所無かったんで・・・・・
あと>>1さんガンガレ、l俺は限界近いが


211 :名無し物書き@推敲中?:03/11/06 08:15
>>210
おつかれ・・・

212 :真瀬清顕:03/11/06 14:22
>>210
ん?
よくわからないけど、プロのライターなんだね。
ぼくも以前コピーライターをしていたことがあって、ストレスがあった。

でも、君が書いてるのは小説みたいだね。
ぼくは小説で金を稼いだことはないので、もしそうだとしたら、とても羨ましいよ。
限界なんて言わないで、それだけのパワーがあるんだから、
もう一度静かな気持ちで書いてみたらどうだろう。
そいつをやっつけるには、そいつを唸らせる作品を書くしかないんだし。

おたがい、頑張ろう。

213 :名無し物書き@推敲中?:03/11/06 14:31
ん? アレンジか?

214 :真瀬清顕:03/11/06 14:44
これから小説「赤ん坊」の第二章を掲載します。
昨日の夜に書きました。
この小説は「公衆便所」とは双子ですが、
「公衆便所」が右脳で書かれているのにたいして、
「赤ん坊」は左脳で書かれています。
ぼくは20代の中ごろまでほとんど右脳だけを使って生きてきたのですが、
大麻との出会い、その後、瞑想をするようになって、
やっと左脳を作動させることができるようになりました。

じつは、
>>210さんの状態は、
すごくいいのが書ける直前の状態なのです。
是非、真似事でもいいから足を組み、深く呼吸して横になるのをおすすめします。
だんだん慣れてくると、とんでもない世界に自由自在にトリップできるようになります。
そして、トリップしたままワープロに向かって書けるようになるのです。
夢を見ながら、その夢の実況中継をする。

村上春樹の小説は、まさにそのようにして書かれています。
(具体的に瞑想はしていないと思うけど)

215 :真瀬清顕:03/11/06 14:47
「赤ん坊」の第一章は、
>>152にあります。
まずこちらを読んでから第二章を読んでください。

216 :真瀬清顕:03/11/06 14:48

「赤ん坊」 二

街に着くと、私はすぐに電車に乗って、大都会の副都心にいきました。
大きな駅です。
緊張します。
自動改札をでていくときに、ブルーの扉に大腿骨を折られるのではないかという恐怖心がよぎります。
切符売場の前には若者たちが携帯電話を手にもって、大理石の床に腰かけています。
これが自由というものなのでしょうか。
とにかく私はブルブルします。
心身がブルブル震えだし、急にオシッコがしたくなります。
そこで地上に降りるエスカレーターに乗る前に、売店とコインロッカーの脇を通って、男子トイレにいきました。
もちろん、男子トイレに入る直前、通路の向かい側にある女子トイレの入り口のほうをちらっとのぞき見たのはいうまでもありません。


217 :真瀬清顕:03/11/06 14:49

トイレをでると、地下鉄に乗ってスラム街にいきました。
消毒液の匂いのぷんぷんする階段をのぼって地上にでると、パチンコ屋の騒音とともに、
雑誌販売店の小屋の脇で飼われたアヒルの鳴き声、スモッグだらけの空を横切る都市高速道路の高架橋、大通りをいきかう大型ダンプのたてる地響き、
歩行者用信号機からながれる「とおりゃんせ」の物哀しげなメロディーが全身の毛穴から染み込んできます。


218 :真瀬清顕:03/11/06 14:49
私はあたりをキョロキョロと見回しました。
まるでサッカーのオフェンシブ・ハーフです。
どこにパスをだすか、どっちに走るか、いま、自分をとりまく状況はどのようなものか、
世界はどのように構成されていて、どこから、どれほどのスピードで、どのようなボールをドリブルしながら走ったら、そこに穴を開けられるのか。
世界に穴を開けられるのか。
突破できるか。
そのことに全神経を集中します。
生きていることが戦争なのです。
ワールドカップの決勝戦です。
私にとっては、そうなんです。
そうしてそのように戦場にいるときのような熱狂のなかで生きることで、
私は世界の退屈さから開放されて、まったく私独自の生きる歓びを感じることができるようになるのです。


219 :真瀬清顕:03/11/06 14:50
というわけでそのときの私が思いついたのは、ズボンのジッパーを下ろすということでした。
私はジーンズのジッパーを下ろし、そこからチンポをとりだしました。
開けるべき世界の風穴は、自分の股間にあったのでした。
俗にそこが「社会の窓」と呼ばれるのも、あながち真実をうがってるといえなくもないのです。


220 :名無し物書き@推敲中?:03/11/07 01:06
息が荒れる
心臓が跳ねて、胸を突き破って出てきそうだった
女は猿ぐつわと涙目で誘っている
綺麗な項を見せつけて
「私を食べてちょうだい」と挑発している
猿ぐつわを外してやった
白い布の中から現れた桃色の唇
たまらなくなり、唇をあわせる
女の口内に舌を入れる


221 :名無し物書き@推敲中?:03/11/07 01:07
モウ、我慢が出来ない
細くて白い首に手を伸ばす
両手にアラン限りの力を込め、親指を喉仏の当たりに押し込む
口内に女の舌が延びてきた
それに噛みつき、舌で滲んでくる鉄の味を楽しむ
暫く味わった後、口を離した
赤い、唾液の糸がツーッと伝わる
それがタマラナク妖絶に見えた
女の膣に自分のモノをねじ込む
何度も何度も狂ったように腰を振った
タマラナイ、タマラナイ、タマラナイ
首筋に噛みつく、繰り返し、繰り返し
女の眼球に指を這わせる、人差し指で穴をほじくりつづけた
幾度となく射精して、ベトベトになったモノを女の瞼にあてがう
想像を絶する快感
いい、いい、いい、いい、いい、いい!
奥深くに射精し、女の顔を抱きしめる
女の頭を掻きむしった
ホントに可愛い、なんていい子だ
残っている眼球を舐める、塩っぱさを味わいながら
そして、お気に入りのうなじまで舌を這う
ああ、幸せ
いままでのどんな瞬間よりも、幸せ

222 :名無し物書き@推敲中?:03/11/07 01:09
最近、こういう文章書くの快感になってきた
いや、他人に見せたりはしないが。欲求を文章にぶつけるってのが
・・・俺ってこういう欲求があるのか?
なんか官能書くとかならずこんな感じになるが

223 :名無し物書き@推敲中?:03/11/07 01:17
>>222
いいよ〜興奮するよ〜

224 :真瀬清顕:03/11/08 13:05

「ドイツでダンサーをしているある女友達へのメール」

やあやあ、俺は、結婚は、苦手だな。
二十歳のときに結婚したんだけどさ、二十二で別れた。
彼女のほうが出ていった。
そりゃ淋しかったけどさ、
「やった!」
って思ったね。
これで自由になったって。


225 :真瀬清顕:03/11/08 13:06

彼女が家を出ていったのが九月だったかなあ、
そしたら、すぐにさ、九州の大宰府に借りてた家を追い出されてさ。
商売に失敗して、人生に失敗して、
京都の精神病院で無免許のボイラーマンをしてた親父と、
看護婦をしてたお袋の家族寮に転がり込んだ。
家族寮とは言っても、四畳半と六畳のアパートだぜ。
俺はそこで一冬を過ごし、北山にある総合資料館に通って猛勉強をし、
春には早稲田第一文学部の新入生になっていた。


226 :真瀬清顕:03/11/08 13:08
で、大学に入ったばかりで妻帯者じゃつまんないだろうと、
二番目のヤクザ兄貴が、逃げた女房の家に乗り込んで、離婚届に判を押させた。
「やった!」
晴れて俺は大学生さ。
恋愛しまくり、セックスしまくり。
楽しかったね。
それから69でMなんかと出会ったわけだけど、正直言って、
どいつもこいつも馬鹿だって思ったね。
油断してるなってね。


227 :真瀬清顕:03/11/08 13:09

俺は労働が大嫌いだ。
犯罪が好きだ。
結婚してるときは、女房をトルコ風呂で働かせてた。
以前はソープランドじゃなくてトルコ風呂って言ってたよね。
で、俺は、夕方になると、ホモの集まる地下のポルノ映画館で男娼をしてた。
俺は若いころはなかなか美しい身体をしていたし、
人の感情を読むのが生まれつきうまかったので、
たいへん芸術的なセックスをしていた。
というわけで、男からも女からもセックスで金が稼げた。


228 :真瀬清顕:03/11/08 13:10

ところで、このメールに書かれた世界のどこに愛があると思う?
君が言うような愛は、どこにもないよ。
だが、俺にとっては、すべてが愛だ。
いまでも胸が引き裂かれるくらい愛しいよ。

             年老いた男娼より



229 :名無し物書き@推敲中?:03/11/09 00:57
HDが飛んだ・・・・
ストレスで吐き気が・・・・・マジ苦しい、気持ち悪い

230 :名無し物書き@推敲中?:03/11/09 18:43
http://product.esbooks.yahoo.co.jp/product/product/detail/author?accd=31195847

231 :真瀬清顕:03/11/10 12:02
映写室のガラスの板から一条の光の帯が伸びていく。
青味かがった埃っぽい闇にタバコの煙が渦巻いて昇る。
スクリーン横の壁に取り付けられた〈禁煙〉の赤いランプは一瞬ごとに地獄の石畳の上で流されている供犠と贖罪の血を滴らせている。
傾いた座席に腰かけた仕事にあぶれた地下足袋とニッカーボッカー姿の日雇い労務者たちは股間のファスナーを下ろし、ベルトを外して、
入場料分を取り返そうと、前立腺に溜まった性欲を逆方向にしごき、奮い立たせる。


232 :真瀬清顕:03/11/10 12:04
あ、ごめん、まちがえた。
>>231から「公衆便所」第四章の始まりです。

233 :真瀬清顕:03/11/10 12:05
灰色の帽子を被った年金暮しの老人の頬は、算盤の玉のように柔軟に動き、滑り、垂れ下がり、
臆病そうな三白眼の透けた瞳で、戦時中の暴虐と、戦友たちから浴びせられた屈辱と、痛みと、快楽とを、再び肛門の奥にしまいこもうとして、
あてどなく闇の中で人生を潰している男たちの肩の線や足の組み方を点検している。
柱の後ろの暗がりでポマードをべったりと撫で付けた眉に入れ墨をした貧相な顔の痩せた男は口唇をしきりに尖らせ、
そこを訪れるポロシャツやトレーナーの男たちの栗の花の匂いの噎せ返る苦い体液をたっぷりと飲ませてくれと合図している。


234 :真瀬清顕:03/11/10 12:06
〈立入禁止〉の柵で仕切られた階段の入口で丸眼鏡の男が壁に手を突きオールバックの端正な顔をした浅黒い肌の外国人に指を三本菊の中心にねじ込まれ、顔をしかめて、顎の奥を鳴らしている。
通路脇の座席では男が男の股間に吸い付き、可愛い睾丸をもてあそび、
トイレットペーパーの絡まった真っ黒な人生で指紋を汚し、
喫煙所の入口に置かれた清涼飲料水の自動販売機の取出し口に赤いCoca・Colaの紙コップが乾いた音をたてて落下する。
砕かれた氷が転がり落ちた。黒い液体が注がれた。
「しばらくお待ちください」と書かれた窓の赤いランプが移動していく。
「どうぞお取りください」が赤く光った。
爪に真っ黒な垢の溜まったひび割れた指は盛んに甘ったるい泡を弾けさせている冷たく黒い炭酸水の入った登録商標を取り出した。
中には巨大な暗褐色のゴキブリが浅漬けのように萎びて浮いていた。
親指と人差し指は、そのしなやかな褐色のヒゲをつまんで、ゴミ箱に捨てた。炭酸はかなり抜けていた。
それを一気に飲み干すと、喫煙所の長椅子の端に腰かけていた水色のスウェットパンツと黄色のサンダルを履いた白髪の男が、「なあ、兄ちゃん。氷だけでええ、氷だけでええから、くれや」と、抜けた前歯のすき間からむなしく息を洩らしながら、言う。
男は黙ってコップを捨てた。
喫煙所から出ていった。


「公衆便所」第四章終わり

235 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

236 :名無し物書き@推敲中?:03/11/10 16:50
ふと真夜中に目を覚ます。
あなたのことを思い出す。
いつかあなたの脚のあいだに顔をうずめることがあるのかしらと思う。
そうしてあなたの突起を口にふくんで、
あなたの苛立ち、あなたの不安、
あなたの孤独を吸いだしてあげることができるのかしらと。
あなたは破裂し、とびはねる、魚のように。
わたしたちははばたく鳥の形の染みのついたシーツで眠る。
汗ばんだ体で抱き合って。
汗ばんだ体で抱き合ったまま。


237 :名無し物書き@推敲中?:03/11/10 18:00
セーラー服が・・・
http://www.pinkschool.com/

238 :真瀬清顕:03/11/11 12:08
>>229
あはは。
そうだろうね。
いや、たしかに俺の存在は気持ち悪いんだけど、
つきつめれば存在はどれも吐き気をもよおさせるものだよね。
そういう意味でもサルトルの「嘔吐」は再読したい一冊だ。

239 :真瀬清顕:03/11/11 12:14
>>230
砧大蔵という名前は、以前、ぼくが「私小説」というスレッドを出してるときも、
何度か見かけたけど、あのときの君だね。
砧大蔵って、実在の小説家だったんだ、知らなかった。
で、その砧大蔵とぼくがどこかにてるっていうことなんだろうけど、
うん、それはあながち間違ってない。
要は、砧大蔵も、真瀬清顕も、言葉本来の意味で、破廉恥だということが共通している。

240 :真瀬清顕:03/11/11 12:17
>>237
たしかにセーラー服は興奮するけど、
じっさいに女子高生をナンパしたりすると、
それほど興奮できない自分を見つける。
要は、セーラー服もルーズソックスもモードなんだな。
文学なんだ。

241 :マスターべーション:03/11/11 13:18
少年は道を走っている。途切れることがない、はるか彼方に見える地平線までえんえんと続いている道を、笑顔で走っている。
少年の目の前に巨大な光の玉が出現した。それは熱く眩しかった。光の玉は少年と並行して前進している。
少年は走ることをやめない。なぜなら疲れをしらないからだ。光の玉は突如、微振動をはじめその瞬間、拡散した。
無数の小さな光の粒となった。光の粒は縦横無尽に飛び交う。少年は力強いエネルギーを感じた。しかし、
そのエネルギーの源泉はどこなのかということはわからなかったが、疑問には思わなかった。
蜃気楼のようにはるか前方になにかがあらわれたりきえたりしている。それは、冬の深夜、友達とバイバイしたとき、
住宅からの家庭的でやさしくあたたかそうな光源の眩しさだったり、登校日のある日、風邪で寝込んで一人で寝ているとき、
カチコチと規則的なリズムで音をたてる壁掛け時計だったり、あるいは幼稚園に上がる前に住んでいた赤い小ぢんまりとした
二階建ての一軒家だったりした。
 少年は道を走っている。道は永遠に続くと、少年は思った。何度も思った。呟いたりもした。ずっと続くずっと続く
ずっと続く。永遠に続くんだ。何トンだってなんだって運べる僕らが乗船した戦艦で広大な景色の一番端を超える。
流れる風が隙間という隙間を縫っていく。少年はさらに加速を試みた。
そう超えられる。この僕が超えるんだ。超える超える超える。少年の額に一筋の汗が垂れた。
 

242 :マスターべーション:03/11/11 13:19
少年は道を走りながら疑問で頭がいっぱいになっていた。光の粒の数が著しく減少していることに気づいたが、どういうわけか
そのことについては考えたくなかった。いつのまにかかなり疲れ始めていた。減速は防げない。もうここらへんでいいんじゃないだろうか。
光の粒は視界からフッと消えた。道の先端に闇のヴェールが覆いかぶさった。進むことが馬鹿馬鹿しくなってきた。
なんだか直観力が鈍感になったような気がした。とりあえず汗を拭こうかとそっと呟き、腰を下ろそうとした。
ゾッとした。からだがブルブルと震えた。ある匂いに気づいて、吐き気に襲われた。腐った精液の匂い。  
誰かに操縦されているように首を捻った。少年は胃のなかのものを全て吐き出した。その場に膝をついた。目じりに涙が溜まった。
涙を拭く暇もない。少年は誰かに強迫されているかのごとく叫びながら道を逆走する。背中に透明でおぞましい色をした腐ったヒトデのような
生物がピッチリと張り付いていた。それはあの光の粒が凝縮されて生まれたものだった。ぐねぐねとそれは動き、恐ろしいほど気色悪い
感触がした。それはなかは空洞で、数え切れないほどの穴が開いてた。そのなかに、少年の幼いころのいくつもの夢を象徴するものが
混合していてやはり腐っていた。もはや、やはり腐った精液でしかなった。
 少年は今までなにもしてこなかった。ただ無心で不快を回避し、快いに溺れてきた。気味の悪い腐ったヒトデのようなものは、
少年が死ぬまで密着していることだろう。少年は醜く叫びながら逆走しているようだが、そのうち諦めるだろう。
ヒトデのようなものはかわいいお人形になるかもしれない。材料は…。

おわり 


243 :マスターべーション:03/11/11 23:53
オナニー文章だけど自分なりに書き直してみた。学力もないし、適当に書いているだけの
妄想文章だよ。

244 :マスターべーション:03/11/11 23:55
 少年は笑顔で走っている。地平線までえんえんと伸びている道の上を走っている。
少年は純白色のエコロジーなエンジンを搭載しているのだ。
少年のすぐ傍で巨大な光の玉が出現した。それは熱く眩しかった。光の玉は少年と並行して前進する。
少年は走ることをやめない。なぜなら疲れをしらないからだ。少年がさらに加速すると、
光の玉は微振動をはじめ、そして次の瞬間、拡散し、無数の小さな光の粒となった。
蛍の光よりも小さい。光の粒は縦横無尽に飛び交う。少年は更なる強烈なエネルギーに
飲み込まれた。何度もつまづき転倒しそうになった。少年がバランスを崩すたびに、光の粒と粒が衝突した。
ときどき、光の粒が集合し少年の額を狙うようにして流入してきた。
少年の頭を中心に光り輝くトルネードが発生しているようだ。
無数の光の粒は少年の肉と血と骨を通過し、脳の深部まで潜入して支配した。拒否することはできない、
が光の粒は少年を寵愛した。少年の体がポカポカしてきた。少年は陽性の映像に抱擁されている。
「ねえ、あれが細くんの家?」「そう」「うっわ〜〜〜! めっちゃでかい」「まあこの辺じゃそうかな」
「ねえ、あれが細くんの家?」「そう」「うっわ〜〜〜! めっちゃでかい」「まあこの辺じゃそうかな」
「ねえ、あれが細くんの家?」「そう」「うっわ〜〜〜! めっちゃでかい」「まあこの辺じゃそうかな」
少年が6年間一緒に遊んできた細くんという友達。細くんの家は3階建てで下から見上げると小さなビルのようだった。
外観も異邦の建物のようで、TVのCMに登場する住宅に似ていなかった。
細くんの家は巨大だったが威圧感がまったくなかった。
洋館とも違う。深夜。細くんの家族が全員集合するとき、その巨大で自然的な家からの光は、
少年を魅了した。その光は少年にとって幸せそのものだった。その家の前で細くんとのバイバイ。
少年は大声でいった。「バイバイ! また明日ね!」


245 :マスターべーション:03/11/11 23:58
 ドアが閉まる音。家には少年だけだ。時計の針は規則的にカチカチと音を鳴らし
雀がちゅんちゅんとさえずっている…。ピピピ。熱は平常時の温度に下がったくれたようだ。
体温計を腋から抜いて、丁寧に元の場所に入れた。次の日。
今日は授業も半日分だけの土曜日で少年は嬉しい。しかもどこからどうみても快晴。
傘なんか不要だ。ランドセルは仕方なく背負う。自宅のマンションの玄関の外のところで母親から送られる
いつもの言葉。少年は大声でいった。「いってきます!」
 愛撫もはじまる。
 幼い少年。「なあ、ぼうずいいもの作ってやるぞ」老人は少年にそういった。
老人は器用に竹を切断したり接合したりしている。シャシャッ、シュシュッ…。
切りくずを手にとって、地面に落として、幼い少年はまた拾った。老人の平屋の庭で、
幼い少年は老人が竹とんぼを完成させるまでの過程を眺めている。「おっと、刃物はあぶないんだよ」
「なんで?」少年は足をぶらぶらさせながらそういった。「血がでるからだよ」「血? どーして?」
老人はまたか、という苦笑をみせ、作業を再開した。「ねえ、ねえどうして?」老人は咳き込んだ。少年は飴をもらった。
包み紙は短パンのポケットの奥に入れた。少年は飴を舌で転がしながら、顔を空に向けた。柿木の柿が今にも落ちてきそうだ。
「あの柿食べれるの?」老人は子供のように笑って「もうすぐな」といった。ブウン。竹とんぼが白い雲と重なった。
竹とんぼは空中で安定を保ったかのようにみえたが、すぐにみえなくなった。庭の門の近くに着地したようだ。
「ほら取りにいって来い」「うん!」


246 :マスターべーション:03/11/12 00:00
 少年は道を走っている。少年は道の存在についてもうどうでもいいと思いはじめていた。
光の粒が視界を占領するように拡大しながら融合をはじめてきて、
道そのものの輪郭が不鮮明になってきたからだ。自分はまるで光輝く巨大な箱舟に
乗っているようだった。自分はすでに走っていないのかもしれない。
自分は…? ということは…? 箱舟が現実となった。無数の光の粒はぷよぷよとくっつき合い、
視界のある部分に隙間ができて、そこから永遠に続くと思われる道の先端部がはっきりと
捉えることができたような気がした。いつでもゴールできそうだった。新鮮な風が勢いよく
少年の傍という傍を縫っていく。箱舟は換言すれば学校だ。
箱舟はある一点を突き刺すように、なにもかも轟音と共に吹き飛ばすように、出発したのだった。
 「あ、あの…もう辞めます部活」
少年がそういうと、顧問の先生は訝しげな表情となった。
「やめるんだ、サッカーは好きだったのか?」
「はぁ、まぁ、趣味だったというか…」
少年は顧問の先生の目をみないで喋った。腋から汗が滲み出ているのがわかった。
早くこんなこと切り上げたかった。
「しかしなぁ…せっかく入部したというのに、まったく…」
「はい…」
胸が苦しい。息がしずらい。
「昔だったらなぁ、体育の先生から竹刀を拝借して、ひどい目に遭わせてやってもんだがね」
「…」
顧問の先生は国語の教科書を手に取り、職員の自分の机に叩きつけ、立ち上がった。
叩きつける音でのショックで、少年は体を揺らした。
「別に体調の問題ではないだろう?」


247 :マスターべーション:03/11/12 00:03
「は、はい…」少年は「はい」以外の言葉を見つけることができずにいる。
「で、理由は? 退部する理由は?」TVで見た、ヤクザや闇金融の取立て業者から
の電話のように、ドスの掛かった口調だ。少年は沈黙し、壁に掛けられている臨時用の黒板に
意識を向けた。白いチョークで書かれた文字が黒板消しで消されたようだ。
主に数字だけ読み取れる。7月/16日プールの…。この後はなんて書いてあったのだろう…。
顧問の先生は溜息をついて「はあ、どうしようもない奴だな」
「あ、はい…」
「お前が内のクラスの生徒じゃなくてよかったよ、ったく…もう帰っていいよ、退部で決まりだから」
指を指されてそういわれた。
少年は背を丸めて、廊下へと出た。職員室には冷房のスイッチが入っていたが、
外から吹いてくる風が涼しかった。
その日の帰宅の途中、クラスの学級長に軽く挨拶をされて、また一人になったとき、
少年の悲しみと怒り以外の感情が消沈した。路面に転がっていた手ごろな石を拾って、
排水溝に向かって腕を思い切り振るった。カバンが邪魔だと思った。
 帰宅部となった少年は、部活動に精を出す生徒たちをちまちまと傍観するようになった。
屋上へと繋がっている階段がなかったので、4階の誰もこないようなひっそりとした場所の窓から、
たまに外を眺めるようになった。不思議な気持ちになった。
学校の生徒や教師を含めた全ての人間と同化しているような気がした。
それか支配しているようだった。


248 :マスターべーション:03/11/12 00:16
少年は疑問で頭がいっぱいになっているようだ。輝く箱舟とは、一体なんなんだ? 
箱舟は今まで存在していなかったといわんばかりにフッと消滅した。少年は落下し、
元の道に倒れた。少年は唖然とした。口をだらしなく開け、しばらくの間、思考停止した。
この先の道が闇に被われていたのだ。闇。そうだ、光の粒は? 光の粒はものすごく減少していた。
絶滅の危機に立たされているようだった。なぜだ、少年は叫んだ。すると、
光の粒はまたしてもパッと消滅した。少年は地面に膝を付いた。突如、
嫌な匂いがした。腐った精液の匂いだった。吐き気がした。涙が一筋、二筋と頬を伝った。
前がよくみえない。涙を拭く暇もなかった。少年は誰かに操縦されているように立ち上がり、
そのままなにかを叫びながら逆走をはじめた。背中を食い尽くすようにして、ヒトデのような
心底から気持ち悪いと一瞬で判断できる生物が密着していたのだ。
それはなかが空洞になっていて透明で絵の具の全種類を混ぜ合わせたようなグロテクスな色をしていた。
それはグネグネと活発に動きながら、粘々した液を大量にからだ全体から垂れ流していた。おぞましい感触がした。
腐った精液の匂いの源泉はそれだった。
それの空洞の部分に、少年の夢を象徴する映像の断片が混合しているようだった。
それらは、すでに単なる腐った精液でしかなかった。
 少年は遡れる場所を見つけることに執着することであろう。ヒトデのような生き物を誰もが愛する
お人形に変えようというのだろうか。それは無理な話である。なぜなら、
そんなお人形は元々存在しないからだ。

おしまい


249 :真瀬清顕:03/11/12 14:08
>>241
>>242
きのう、ここまで読んだんだけど、
文章がのびのびしてるし、おもしろい。
でも、なんか、もうひとつ物足りないなとも思った。
ところが、また、書き直したんだね。
書き直した分は、夜にもう一度、ちゃんと読むよ。
とにかく、これだけははっきりと言えることなんだけど、
君は自分の欲望をちゃんと書いてるよね。
そこが、面白いんだよね。
オリジナルな欲望だからね。
それでいて、誰もが少しずつ共有している。

才能というのは、そういうもんじゃないのかな、と。

250 :マスターべーション:03/11/12 20:24
>>249
そうです、欲望そのものです。自己放棄衝動に身を任せて書きました。
配慮のかけらもなく、息だけ荒い空想です。
こんな粗末なものを読んで頂き、とても嬉しいです、ありがとう。

251 :真瀬清顕:03/11/12 22:26
>>250
いま、
>>248まで全部読んだ。
めちゃめちゃ面白かった。
君は一種の天才だね。
書いてる内容も、文章も、僕にはすごく新鮮だった。
これを商業ベースに乗せようとすると、たちまち君の才能は萎縮するだろう。
でも、まさに自己放棄衝動に身を任せ、どんどん書き続けていったら、
君の独壇場の世界が結果的にできあがるかもしれない。
それは、まあ、努力というか、執念というか、宿命のようなものにも左右されるだろうけど。

それから、最初に書いたのと、書き直したのとでは、やっぱり、これは、甲乙つけがたい。
どっちも、いいね。
最初のも、書き直したあとのにはないドロッとした魅力があるね。

いずれにしろ、僕は君の作品のファンだよ。
僕のだしている「CLUB DADA」というメルマがに掲載したいんだけど、どうかな?
もし掲載していいんだったら、タイトル、決めて。
返事、よろしく。

252 :真瀬清顕:03/11/12 22:30
>>250
>自己放棄衝動に身を任せて書きました。

正直なんだろうけど、こんな言葉、めったに言えないぜ。
自己放棄衝動!
このベクトルなんだよな、才能のありかは!

楽しみにしています。

253 :真瀬清顕:03/11/12 22:50
「公衆便所」 第5章

スクリーンには馬と女が映っている。
あたりには蝿の群れが飛び交っている。
まばらな草原の稜線が尻の輪郭のように接している。
青空に白い雲が浮き出している。
ブルネットの日焼けした女は豊満な尻をさらしている。
乳房は少し垂れている。
乳輪は広く、乳首は浅い。
下腹は卑猥に突き出しており、陰毛は縮れたオリーブの潅木のように三角地帯に貼り付いている。
まだらのポニーは灰色の生殖器を地面に長く垂らしている。
乾いた唇がそれを舐め、指先はしごき、監督は「GO ON」を繰り返す。


254 :真瀬清顕:03/11/12 22:52

安い女優は、いくばくかの出演料と、子供の頃から躾けられた崇高な労働意欲と、目の前にいる人たちの笑顔を見たいという欲求にかられ、嫌がる馬の生殖器を自分の股間に食い込んだ人間の女性器の中に懸命になって詰め込もうとする。
監督は「GO ON」を繰り返す。
フィルムは無機質に廻り続ける。
あたりには蝿の大群がぶんぶん唸りをあげて飛び交っている。
馬は黄ばんだ尻尾を振って、尻から表面だけがぬらぬらと濡れた巨大なミートボールのような牧草の消化物を転がり落とす。
ダイコクコガネは、目を覚ます。
触角を立て、体を持ち上げ、梢の隙間から洩れている青空の息吹きに意識を澄ます。


「公衆便所」第5章 おわり

255 :マスターべーション:03/11/13 00:19
>>251タイトルは「白のプレス」です。どうぞよろしければ
掲載して下さい。
>>252嬉しいです。「才能」という言葉の魔力に盲目的、盲従的になって
踊らされるのもいいかもしれないです。でも、僕は劣等コンプレックスの塊だし、
情緒不安定で非合理的な奴だし、この空想文章も欲求不満を解消する
ため以外のなにものでもないと思う。この空想文章は一言でいうならば「退行」です。
不快を避け、快に溺れ、溺死寸前の自分の生活の歴史を一から辿りつつイメージしながら、
文章にしてみました。自己満足の為の空想文章ですが、少しでも楽しんで頂けたなら幸いです。

256 :真瀬清顕:03/11/16 11:14

 「扉」

ドアはまだ閉まっていない。

ドアはまだ閉まっていない。

ドアはまだ閉まっていない。

ドアはまだ閉まっていない。

257 :真瀬清顕:03/11/20 14:44
労働。
労働をどう書くか。
労働は戦争である。
戦争は悪か?
悪とは何か?
悪は悪か?
少なくとも戦争は血の遊戯である。

258 :名無し物書き@推敲中?:03/11/20 15:19
伝説のネットアイドル、テルミを超えたツルツル頭のナイスガイ、鳴り物入りで衝撃のデビュー
ついに2典に暫定掲載!!!2ch新語誕生

★アホと一言言われただけで数百レスの自作自演で連日煽りっぱなし★
「鼻脂千右衛門時貞後の43」というコテハンが、過去スレで「能無し」みたいな事を一言言われただけで激怒
連日、自作自演で「バカはお前」「激同」と煽り続けてる。自演丸出しなので、通りすがりの人が呆れ様に書き込むと「43に煽られた奴キター」と、全部同一人物と妄想し更に煽る。
毎晩徹夜で自作自演。 通りすがりに一言43を煽ると、数時間後、恐ろしく(レス数も執念も)反論がついてます。
学校や仕事に出掛ける前に、一言煽って出掛けると、帰宅時に自分がどれだけ煽られてるか、スレを開いてみるのが楽しいかもしれません。
ミニゲームとして楽しむスレです。 現在新展開、なんと43は
「 稚 拙 」を「 せ っ し ゃ 」 と 読 む と 思 っ て た 事 が 発 覚。
伝説の目撃者達は43を神厨と崇め、とうとう2ch公式用語辞典に正式に「稚拙(せっしゃ)」が依頼され、
ついに2典に暫定掲載。2ch語「拙者」が誕生。FLASHも製作中の神光臨の噂も。
追いつめられた「鼻脂千右衛門時貞後の43」は、板違いのスレッドを立て仲間を呼び込もうとするが
最後の希望の星となったそのスレッドさえも、削除人さんに即刻削除されてしまい、更に恥をかくハメに。
「鼻脂千右衛門時貞後の43」の立場はますますどん底へ、彼の運命やいかに?!
連日祭は盛り上がる一方、スレは毎回あっと言う間に1000へまで
http://life.2ch.net/test/read.cgi/hage/1069159318/
伝説の瞬間
ttp://202.212.233.95/cgi-bin/bbs/18/img/4185.jpg

259 :名無し物書き@推敲中?:03/12/01 19:40
続きまだ?

260 :真瀬清顕:03/12/04 21:38
>>259

うん。
つづき、あるんだけど、ちょっと悩んでたもんで。
ごめん。
そろそろ、やるよ。

261 :名無し物書き@推敲中?:03/12/04 21:45
マセタンハァハァ

262 :名無し物書き@推敲中?:03/12/05 04:48
真瀬さんてキュートですよね。一連のレスを読めば読むほど、萌えます。

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