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」10レスずつ完結するミステリー小説を書くスレ」

1 :sage:03/06/02 02:38
1レスずつ皆が小説の続きを書いていき、10レス目で1つの小説を
完成させるというスレッドです。10レスごとに、1つの小説が完成
するということです。1レスに書く内容は短い文章でも構いません。
うまくいけば、100の小説が出来上がります。文章が苦手でも
大丈夫です。積極的に書き込んで下さい。どんなストーリーになるのかは
誰も予測がつきません。それこそがミステリーなのです。
では、始め。

「屋敷の地下室」
僕には、気になっていた事があった。僕が住んでいる家から車で10分ほどの
所に深い林に囲まれた大きな古い屋敷があった。あんなに立派な屋敷なのに
住人達は屋敷に関して何一つ言わなかった。僕は、屋敷に住む人がどんな人
なのか見てみたかった。でも、屋敷から人が出てくるところは一度も見たことが
ない。時々、黒い車が止まっているのを見ただけだ。庭にはゴシック調の
悪趣味な置き物が、二つ、三つ置いてあった。僕は、怪しまれないように少し
離れたところから様子を見てみることにした。一つおかしい所があった。1階の
右端の部屋の窓にたくさんの釘で板が打ち付けてあったのだ。まるで何かを
閉じ込めてるかのように。いったい何故?下部にかすかに換気口が見えたこと
から、地下室もあるようだ。僕はいつのまにか屋敷のすぐ側まで来てしまって
いた。すると、後ろから誰かに声をかけられた。振り向くと、仕立ての良い
ジャケットを着た神経質そうな紳士が僕を見ていた。ジャケットには少し
ホコリがついていて薄汚れていた。大体この暑い時に何故ジャケットを?
男「何か用か?」
ショーン「いえ、何も… ただの通りすがりです。」
男「私がこの屋敷の持ち主だ。私はローランド。君は?」
ショーン「ショーンです。」
ローランド「見かけない顔だな。この辺の者じゃなさそうだ。」
あぁ、ばれなかった。僕はほっとした。実はここから10分のところに
住んでると知られてたら、どうなってただろう。
僕は、彼の片目を何度も細める癖を見てると、一体どんな生活を
してるんだろうと思った。クマがあり、不健康に見えた。
髪は赤茶色で顎ひげがあり、中世から飛び出してきたみたいだった。

2 :名無しのオプ:03/06/02 03:38
という、夢を見た。


3 :いきなり夢オチかい!(藁:03/06/02 04:08
僕は少しだけ不安になった。
ローランドというのは、本当は僕の名前だったからだ。
そして、ショーンというのは...

いや、それもあるが、それよりももっと気になるのはあの屋敷だ。
思い出したくはなかった。
あの屋敷は、今もあそこにあるのだろうか。

4 :名無しのオプ:03/06/02 04:10
という夢を見ると、必ずおねしょをする。

5 :名無しのオプ:03/06/02 04:35
以下次号

6 :名無しのオプ:03/06/02 06:46
―休載―

7 :名無しのオプ:03/06/02 15:44
僕はローランドに首を掴まれた。

8 :名無しのオプ:03/06/02 17:18
意識が朦朧としてきた。



9 :名無しのオプ:03/06/02 19:55
謎はすべて解けたっ!!

10 :名無しのオプ:03/06/02 20:12
顔面が燃えるように熱い。頬の辺りもピリピリと痺れてきた。
大粒の汗が目に染みて我に帰る。
ヒバリ雛の様に瞬きを数回してから、必死で首元に焦点を
合わせようと試みるが無理だった。その代わり、正面に鏡台を見つけた。

自身の首を絞める男の姿が、併せ鏡で幾重にも連なっている。
次々と、子供のときの事やら、のんきな考えやらが頭に浮かぶ。
あの合わせ鏡は何処まで続いてるんだろう?
自分の手の筈なのに、どうして『ローランドに』なんて変な事を思ったんだろう?
ローランドって誰だ、僕の名前じゃなかったのか?
あの屋敷で何があったんだっけ?
そうだ、ショーンだ。彼は今、どうしているんだろうか?
あの屋敷で『あれ』を見て、それから……


最後そうに考えた、視界が真っ白になる前のほんの一瞬。
そのとき、僕はすべてを思い出した。

11 :名無しのオプ:03/06/03 02:15
・・・・・・新章・・・・・・

「な、何、このちんこ・・・」

12 :名無しのオプ:03/06/04 04:19
「色が・・・・色が・・・・!!」

13 :名無しのオプ:03/06/04 16:13
「緑色だ!!!」

14 :名無しのオプ:03/06/04 21:43
「そうさ‥‥‥所詮俺は永遠のサブキャラ‥‥‥ピッコロ‥」

15 :名無しのオプ:03/06/05 03:54
「っていうか、あくまでも部分的にだけどな」


16 :名無しのオプ:03/06/07 22:30
(なんだこの小説は‥‥)
私はなぜこんなクダラナイ小説を手にとってしまったのか、と禿しく
後悔していた。と同時に妙な違和感が脳裏をよぎった。
「ん‥‥この感じは‥デジャヴ?」

17 :名無しのオプ:03/06/07 22:44
包茎?

18 :名無しのオプ:03/06/07 23:46
そう、『くだらない』ばかりだと思っていたその小説は、
改めて読み返してみれば、俺の持ち物に対する描写に
あまりに酷似していたのだ。
「そ、そういえば、俺のちんこも緑色だ…それに包茎だし…」
俺は頭の中が真っ白になった。
一体これはどういうことなのだろうか。
まさか、俺の精器が緑色であることを知っている人間が?
いや、しかしそれはないはずだ。
俺は生まれてこの方他人にそこを見せたことがない。
(まあ、ぶっちゃけ単に童貞なだけだけどな…)
ではなぜ、こんな小説が書かれているのだろうか。

19 :名無しのオプ:03/06/07 23:49
実は、多数の人間が同じ症状持ちだったのだ

20 :名無しのオプ:03/06/08 00:56
という妄想を抱きつつ11は死んだ。

<第2章 完>

21 :名無しのオプ:03/06/08 03:57
<第3章>
風呂を出たあとにうんこをしてしまい激しく後悔した。

<第3章 完>

22 :名無しのオプ:03/06/08 04:15
<第3章・付記>
発表直後にさる同業者氏より
「風呂に入ってる最中にうんこをしてしまうよりいいんじゃねーの?」
との指摘があったことを付記しておく。

23 :名無しのオプ:03/06/08 09:06
しかし、うんこをもらしてしまったのは
よりによって恋人の目の前だったのだ。

24 :名無しのオプ:03/06/08 13:21
「な、何、このうんこ・・・」

25 :名無しのオプ:03/06/08 13:23

あなたが探してるのってこれだよね?この中にあったよ♪
http://alink3.uic.to/user/angeler.html
http://angelers.free-city.net/page002.html

26 :無料動画直リン:03/06/08 13:25
http://homepage.mac.com/norika27/

27 :名無しのオプ:03/06/08 13:26
探し物は何ですか?見つけにくいものですか?
そう耳元で囁く声が聞こえる・・
脱糞の快感から覚め、振り向きざまに言い放った「だ、誰だ!」

28 :名無しのオプ:03/06/08 16:31
「お便器ですかぁ?」

29 :名無しのオプ:03/06/08 20:01
幻聴が私を襲っているようだ。とりあえず、トイレを変える事にした。

30 :名無しのオプ:03/06/08 20:17
私は眩暈を覚えながら個室を出て、隣の個室のドアの取っ手に手をかけた。
蝶番が軋む。









そのドアの向こうから出てきたのは女か、虎か?
               《第3部完》


31 :名無しのオプ:03/06/08 20:23
第4部開始

扉を開けるとそこには女がいた。
じゅぱ…じゅる…ちゅぴ…。
淫靡な音を立て女は一心不乱にそれをしゃぶっていた。
「変な味…だけどおいひい…。」
私は女の口元から目が離せなかった。

32 :名無しのオプ:03/06/08 23:21
‥‥‥‥はっ!(ここは何処だ‥‥?)
突如目の前の光景が一変した。辺り一面砂、砂、砂‥‥‥。
(目の前の女はなんだったんだ‥‥‥それにひどい頭痛が‥‥)
!!!!頭に手をやると、二日酔いの時のゲロにも勝る勢いで記憶が溢れ出してきた。
「あぁ‥‥そうだった‥‥‥」記憶が溢れ出てくるたびに
全身があの時の恐怖を再生しているかのように震えていた。

そう‥‥‥‥あれは10時間前‥‥‥

33 :直リン:03/06/08 23:25
http://homepage.mac.com/yuuka20/

34 :名無しのオプ:03/06/08 23:51
という夢を見た。
私は目を覚まし便意を覚えトイレに向かった。
しかしトイレには先客がいた。
私の妻だった。しかし妻は排便を終えすぐに出てきた。
入れ替わりに私はトイレに入った。
「く、くせえ!何食ってやがんだ、コイツ!」
妻の残り香のあまりの臭さに私は嘔吐した。

35 :名無しのオプ:03/06/09 00:50
妻の便をビニール袋に入れると私は
「さ、行こうか」
妻とともに公園のトイレを後にした。

36 :名無しのオプ:03/06/09 21:18
「うお〜そのうんこ売ってくれ〜!」
妻のうんこのにおいを嗅ぎつけたうんこマニア
たちが我々の周りを取り囲んだ。

37 :名無しのオプ:03/06/10 21:36
うんこはロシア人のマニアが落札した。
金額は8万5300円だった。

38 :名無しのオプ :03/06/10 22:13
思わぬ収入に私は狂喜乱舞した。

39 :名無しのオプ:03/06/11 20:25
が、しかしその金はすべて贋物だった。

40 :名無しのオプ:03/06/12 13:34
その時だった。草むらの陰からぎらついた眼で見つめる存在に気が付いたのは

41 :名無しのオプ:03/06/12 22:59
と、いう夢を見た

42 :名無しのオプ:03/06/12 23:13
はずだった

43 :名無しのオプ:03/06/12 23:36
10レスずつで終わってないw

44 :名無しのオプ:03/06/13 01:15
くだらなすぎて笑った

45 :名無しのオプ:03/06/13 10:27
その時下腹部に激痛が走った。
それと同時に猛烈な便意が襲ってきたのだ。


46 :名無しのオプ:03/06/13 22:46
ぐあぁぁっ
ブリブリニチニチニチニチブペッブリブリ

47 :名無しのオプ:03/06/13 23:40
ウナギと梅干を同時に食べたのがいけなかったのだ。

しかし出てきたものは、ほとんどコンニャクとトウモロコシだった。
「なぜ!?」

48 :名無しのオプ:03/06/14 02:53
さぁ、必要な手がかりはすべて提出された。

49 :名無しのオプ:03/06/14 22:48
その糞まみれの蒟蒻と玉蜀黍を机に並べると

50 :名無しのオプ:03/06/14 23:36
あるメッセージが!!

51 :名無しのオプ:03/06/15 13:55
イヒ!

52 ::03/06/18 13:57
牛勿ッッ!!

53 :名無しのオプ:03/06/18 16:34
小布ッッ!


54 :名無しのオプ:03/06/18 20:00
ウWくぁ亜WセWじぇ8ゑW12おすぅ39ckrbxw!!

55 :名無しのオプ:03/06/22 22:57
机に並べられた汚物に塗れた物を落ち着いて片付けた。
そして流しに行き、汚れた手を洗い流しすとダッシュボードにあるスコッチを
ストレートで飲み干した。俺はなにやってるんだ・・・熱い液体が喉を通るのを感じ
ながら慟哭した。

56 :名無しのオプ:03/06/23 01:31
「ここ人いないね、マジで。」と私は彼に言った。
「別にお前を呼んだわけじゃない。
 お前もどっかに消えちまえ!オマエモナー!」と酒を飲む彼。
「そうかもしれない・・・でも君を見てると涙が止まらないんだ・・」
私はハンケチを潤んだ瞳に押し当てると押し殺したような声で言った。
「下ネタはおもしろいよ・・何も考えずに笑える。
 でも、でも、真面目に参加したいと思ってる人もいるんじゃないかなぁ・・」
最後の方はほとんど涙声になっていた。

明日は月曜日、学校があるのでこれ以上睡眠時間を削るわけにはいかない。
私は彼に「おやすみ」と言って部屋を後にした。

57 :名無しのオプ:03/06/23 17:50
明くる日。
彼が学校に姿を見せないことが気になっていた。
――昨日は荒れてたからな。今日も慰めに行ってやるか。
私は学校が終わってからアイスノンと烏龍茶を買って、彼のアパートへと向かった。

インターホンを2度押したが返事がない。
――あれ?どっか出ちゃったのかな? それともまだ寝てるのか。
試しにノブを回すと、何の抵抗もなくガチャリとドアが開いた。
「お〜い。いる〜?」私は靴を脱いで玄関を上がった。
廊下を通ってワンルームに入った途端。
私の眼前には信じられない光景が広がっていた。

58 :名無しのオプ:03/06/23 19:06
豆腐が散乱していた。
「死ねないよー」
豆腐の角に頭をぶつけて死ぬ気だったらしい。

59 :名無しのオプ:03/06/23 20:03
彼はベッドの中で布団に包まっていた。
「どうしたの?具合でも悪いの?」
私は顔だけ出してひどく狼狽している彼に近づいた。
その時だった。布団の膨らみが不自然なのに気がついたのは。

60 :名無しのオプ:03/06/23 21:35
私が勢いよく布団を剥ぎ取ると、猛スピードで黒い影が飛び出した・・
黒い影は部屋中をましらのように駆け回り
天井にぶつかるとドスンと落下して動かなくなった。
「こ、これは・・・!」私は突然の出来事に尻餅をついた。
「ギャオオオン!」
薄汚れた畳の上で仰向けに手足をバタつかせているのは、
いつもと変わらぬ彼だった。
「なんだぁ驚かせないでよぉ」
私は立ち上がるとスカートの埃を払った。
「ギャオオオン!!」
彼は嬉しそうにピョンピョン跳ねると右手の人差し指をくわえて、
ヨダレをたらしている。
「ああそうだ、これ、あげるね!」
私はアイスノンと烏龍茶を差し出した。
彼はそれらを奪うよう手にするとバリバリと食べてしまった。
「ギャオオオン!!」
彼は一層、上機嫌になったようで部屋をグルグル走り回った。
「ギャオオン!ギャオオオン!ギャオオ・・・」
そのとき部屋に散乱した豆腐が彼の足をすくった。
彼の体は一瞬、宙に浮き後頭部から着地すると鈍い音が部屋中に響いた。
「たーくん!?たーくーん!!」
彼は絶命していた・・・幸せそうな死に顔だった・・・終

61 :名無しのオプ:03/06/23 22:43
たーくんは彼女がアパートが出るのを薄目で確認すると立ち上がり
衣服についた埃を払いながら自嘲気味に笑った。
いくらあいつと別れる為とはいえ下らない演技をしたものだ・・・
「おい。もういいぞ。出てきなよ。」クローゼットに隠れていた女に呼び掛けた。

62 :名無しのオプ:03/06/24 00:21
「まだ続くのかよ!」
クローゼットの中から出てきた女はなぜかキレていた。
「何怒ってんの?」とたーくんは不思議そうだ。
女は眉間にシワを寄せて、しばらく痛みにでも耐えるように沈黙していたが、
不意に「まあ、いいわ。片付けましょ。」と言って台所からゴミ袋を持ってくると、
部屋に散らばる豆腐を集め始めた。
「僕も手伝おうか?」「いいの。あなたは着替えてきたら?」
たーくんが服を見下ろすと、なるほど豆腐でびしょびしょだ。
「それにしても再起不能じゃないかしらねー?」「何が?」
「この計画よ!下ネタに出鼻は挫かれるし、まともに始まったかと思えば怪獣オチってなによ!」
「僕に言われても・・・」たーくんは困惑顔だ。
「とにかく勘(板)違いもいいとこよ!ほら何とか言いなさいよ!」
たーくんは不気味な薄笑いを浮かべると、まるで別人のような低い声で喋りだした。
「よし、じゃあ、とっておきをミステリーを君にプレゼントしよう・・・」

63 :名無しのオプ:03/06/24 22:54
そしてもう一回集めた豆腐を散らばした。
たーくんこと角野卓三は頭髪を気にしながら当惑した。
その時だった。アパートのドアががちゃりと開いたのは。そして先刻出て行った
彼女が戻ってきたのだ。
「い・・生きていたの?」


64 :名無しのオプ:03/06/25 00:17
最悪のピンチが訪れ、如何なる波乱が巻き起こるかとコンマ一秒の間に戦慄した角野卓三。
だが、彼女は双眸から大粒の涙をポロポロとこぼすと、角野卓三の足元に崩れ落ちた。
「たーくん、生きていたのね・・うっ・うっ・」「お、おお。まあね」
彼女の顔は涙と鼻水でグシャグシャだったが希望と優しさに満ち溢れていて、光り輝いていた。
「君を愛している!!」突然、角野はそう叫ぶと、彼女をヒシと抱きしめた。
一方、クローゼットの中から出てきた女は二人の様子を唖然として眺めていた。
「なんて傍迷惑なミステリーなの・・・」
再び部屋にぶちまけられた豆腐を見ると、女の心の奥底に煮えたぎる何かがフツフツと沸いて来た・・・
「おのれ!卓三許すまじ!末代まで祟ってくれようぞ!!」
女の面相は般若のごとく吊り上り、髪を振り乱して天高く飛翔した・・・

65 :名無しのオプ:03/06/25 22:53
女は奇声を発しながら彼女に飛び掛った。髪を振り乱し狂気に満ちた目はまさしく
鬼女だ。
「どいて!たーくん」彼女は角野を脇に追いやるとガードを固めた。そして左手を
だらんと下げた。ジャブを打ちやすくするヒットマンスタイルだ。
女は叫びながらも突然側転するような形で蹴りを放ってきた。彼女は予期せぬ動きに
戸惑いながらもかろうじてかわした。
「カポエイラ・・?」角野は呟いた。「ブラジルの黒人奴隷が編み出したダンス的
格闘技の??」彼女は喘ぎながら角野に聞いた。「そうだ!上達の秘訣はモリモリ
の筋肉よりも冷静な判断力とリズム感。男性も女性も互角に楽しめるんだ!」
「今日目にするカポエイラの多くは、20世紀初頭からのスポーツ化の過程を経て
格闘技的な側面が強調されたカポエイラ・ヘジオナウをベースにしているのね?」
角野が問いに答える前に女が答えた。「これに対して伝統的な要素を強調したスタ
イルにカポエイラ・アンゴラがある。ヘジオナウに比べると数のうえでは圧倒的に
少数派だが、質の高い音楽性、微笑みながらパフォーマンスできる和やかな雰囲気
が見直されはじめている。女性の練習者の割合が高いのもこのスタイルの特徴なのよ」
そういうと彼女はまた逆立ちするような体勢になりかかってきた。

66 :名無しのオプ:03/06/26 00:38
たーくんの彼女でカポエイラの達人・島田よしこ
たーくんの浮気相手であり怒れる鬼女・御手洗きよみ
二人は出会い、己の全存在を懸けて戦う運命だったのかもしれない。
「やるわね!」「あなたこそ!」そこには戦う女同士、奇妙な友情があった。
「答えはシンプル!」「あんたと私!」「どっちが上か!」「勝負!」
一方、たーくんは戦いの最中、破壊され中が空洞化したワイドテレビの中で震えていた。
「よしこ、きよみ、やめてくれ二人とも!俺が悪かった・・・」
今にも消え入りそうな彼の声は届かず、女達は二人だけのジハードに熱中している。
角田は覚悟を決めるとテレビの中からモゾモゾと這い出し、呼吸を整えた。
「ええい、ままよ!」そう叫ぶと角野は脱兎のごとく逃げ出した。

67 :名無しのオプ:03/06/26 22:43
部屋を飛び出した角野をふたりは追い掛けてきた。
廊下を走り出すその時隣人の部屋のドアが不意に開いた。
角野はかろうじて体勢を保つとそちらに目をやる。隣人の手が伸び
「こっちへ」と促された。まだ彼女達は部屋から出てきてはいない。
思わず隣人の部屋に飛び込んだ。

そこには白髪の老紳士が立っていた。角野は今更だが隣家の住民の顔すら知らない
ことに気がついた。「大丈夫かい?」老紳士は言った。「ええ・・・すいません」
角野は答えた。そして今まで騒がしくしたことを詫びようとすると遮るように
老紳士が言った。「若いね。女性問題でもめているようだね。」角野は赤面した。
「いえ・・すみません。騒々しくしてしまって申し訳ありませんでした」
「いやいや。僕にはもうそんな揉め事すら遠い過去のことだよ。羨ましいかぎりだ」
老紳士はほぼ白髪になった髭を手の先でいじりながらにやりとした。
角野は改めて老紳士を見た。年齢は60半ばからくらいだろうか。白髪だが体格はよく
快活な印象だ。インナーにネルシャツを着、ブラウンのカーディガンを羽織っている。
角野は自分が半裸のことに気がつくと「いやぁこんな格好ですいませんね」と部屋を
見回しながら言った。「しばらくほとぼりが醒めるまでここにいるといい」老紳士
は椅子に腰掛けながら言った。角野にとって願ったりかなったりの提案だった。

68 :名無しのオプ:03/06/26 22:46
禿

69 :名無しのオプ:03/06/26 23:54
文章が長すぎて全て消えてしまった・・・角野は悔恨の涙をこぼした。
「気にすることはない。長い人生だ。そういう事もあるさ」
老人は優しく微笑んだ。だが角野は未練たらしく愚痴を続けた。
「でも、一時間近く考えながら書いたんですよ?他スレと掛け持ちしながら延々と・・」
老人は少し迷惑そうな顔をしたが無理矢理、笑顔を作って、角野に言った。
「それは気の毒だったね・・若いんだから元気出しなさい」
角野は顔歪めて、苦しそうに続けた。
「でも、一時間ですよ・・?カップラーメンが二十個作れるんですよ?」
老人はとうとう柔和な顔を崩して烈火のごとく怒り狂った
「うるさい!男のクセにメソメソするんじゃない!だいたいカップラーメンを二十個も一人で食べられるわけないだろう!」
「でも、二十個でも同時に作れば三分で出来ますよ?」角野も負けずに応戦した。
「揚げ足を取るんじゃない!そんなことじゃなく君の態度が男らしくないと私は・・!」
「でも、」「もういい!血圧があがるような事は医者に止められておる。不毛な議論は終わりだ・・・」
「でも、」「まだ言うか!」老人と角野の問答は日が暮れるまで続いた。

「ゼイゼイ、角野君、一つだけ教えて欲しい・・」「なんですか?」
「この文章作るのに何分かかった?」「せいぜい五分」それを聞くと老人は力尽きドサッと床に倒れた。

翌日・・・・




70 :名無しのオプ:03/06/27 12:02
僕は死んだ。

71 :名無しのオプ:03/06/27 19:22
僕は死んだ・・・正確に言うならば、僕は男として死んだ。
詳しいことは記すまい、ただ一つ言える事、それは・・・
「この物語は未来永劫、下ネタ路線に走るきっかけを失った」という事だけだ。
ちなみに「こっかけ」という技は強靭な腹筋を身に付ける事により玉袋を腹筋の中に隠し、
下段のかかと蹴りと同様の必殺性を持つと言われる男の弱点、金的を封じる奥義だ。

だからどうしたと言われそうだが失ったモノへの思いを巡らし、少しセンチになっただけだ。
僕は全てを失った。それゆえ怖いものなど何も無い。
新たな旅を求めて、今歩き出す。

72 :名無しのオプ:03/06/27 22:33
そして立ち止まる。



73 :名無しのオプ:03/06/27 23:11
「いままで歩いてきた道を振り返ってみよう。」
僕は頭上に光り輝く球体が浮かんでいるイメージを強く思い描き、頭の頂上に意識を集中した。
すると始めはぼんやりと、次第にはっきりとイメージは様々な像を結び、僕の心に去来する。
「思えば遠くに来たものだなぁ」
僕の人生で起こった様々な出来事が走馬灯のように次々と浮かんでは消えてゆく。
下ネタの屈辱、初恋のときめき、謎の老人の口臭のことなど思い出しては、いつしか僕は涙ぐんでいた。
「このスレ全然ミステリーじゃない・・・」ぽろりと涙が一筋、頬を伝った。「いちいち晒すな・・」
そうポツリと呟いた瞬間、脳内のイメージは霧散し、ポッカリと穴が開いたように眼前に闇が広がった。
僕はゆっくりと現実に意識を引き戻し、目を開けた。

視界は滲んでいたが、目の前に置かれたあるものを僕は理解した。
生涯忘れる事はないだろう、あれは・・・

74 :名無しのオプ:03/06/28 22:50
・・・忘れてしまったようだ



75 :名無しのオプ:03/06/29 00:26
もういい、全て忘れてしまおう、いままでの事は全て悪い夢だった。
僕は老人との会話に立ち返り、空想に没頭した。
老人は言った「私の若い頃の事件でも聞いてもらおうかね」
僕はあまり乗り気では無かったが「事件」と言う言葉に惹かれて聞き返した。
「事件?どんな事件なんです?」「殺人事件さ」「殺人事件!?」
老人は窓の外に目をやると、ポツリポツリと話し出した。
「あれはワシがまだ十五歳の頃じゃった・・・」
老人は井臼島という小さな島の集落で生まれたそうだ。
小さな村社会ゆえに厳しいシキタリがいくつもあり、幼い頃から非常に窮屈な思いをしてきた。
十五になって島の漁を手伝うようになってから、島に一人の女が訪れた。
名前は雛といい、美しかった。雛は網元の息子と恋に落ちてしまった。

76 :名無しのオプ:03/07/01 01:16
「暑い…本当に暑い、夏の日じゃった。綿菓子を連ねたように入道雲が沸き立ち、
太陽はそれよりも更に高いところから、世界中を光で射していた。
網元の息子は、聡司という名で、その日は雛と二人、海で遊んでおった。
青い海の彼方から寄せてくる波は、浜辺に近づくにつれてエメラルドグリーンに
かわり、二人が跳ね上げる水飛沫となって、キラキラと輝いていた…」
老人はそこで一息入れると、傍らに置いてあったコップを手に取った。
「ちょうど海神さまの祭りの日じゃったから、船の影は一つもなかった。
あの頃はまだ、しきたりの力が強かったから、禁を破ってまで漁をしようという
つわものはおらんかったんじゃな。聡司と雛は裸に近い格好で、岩場で体を寄せ合い、
波打ち際を並んで歩き、水に漂い、何か囁きあっては、笑顔をかわしていた。そこから
砂浜をはさんだ反対側の松の木立の中で、わしはずっとその光景を見ていたのさ」
老人は目を細め、コップの水を飲んだ。目元の皺が、鳥の羽根のように広がった。
「二人の悪たれ仲間と、愛犬のアラシが一緒じゃった。もちろん、三人とも
聡司を羨んでいたよ。雛の虜になっていない男は、村にはおらんかったからね。
じゃが、どうすることもできなかった。聡司はわしらより二つ年長で、体も大きく、
漁も誰より上手かった。彼ほどの男でなければ、雛の美しさとは釣り合いが
取れないとも、認めないわけにはいかなかったな」


77 :名無しのオプ:03/07/01 01:18
「わしは手持ち無沙汰で、木陰に座りこんで、アラシの喉を掻いていた。他の
洟垂れ小僧二人を見上げて、こいつらはやることがなくて可哀想だなと思ったのを
覚えとるよ。
じゃが、三人とも目は雛の肢体に釘付けで、そこを離れることはできんかった」
老人はコップを空にすると立ち上がり、その時になって不意に僕の存在に気づいた
かのように詫びの言葉を言いながら、冷蔵庫へと向かった。僕の分のコップと
ペットボトルのお茶を持ってきて、注いでくれた。
「やがて、わしは何かおかしなことが起こっているのに気がついた。雛がバタバタと
腕を振り、海面を叩いている。じゃれ合っておるのかとも思ったが、苦しそうに
頭を上下させ、水を吐いているのをみて、これはいかんと思った。聡司の姿は、
周囲から消えていた。その時、わしと雛の目が合った。いや、そんなことが分かるほど
近い距離にいたはずはないんじゃが、とにかくわしはそう感じたんじゃ。雛がわしに
助けを求めておる、とな。途端に、聡司が雛を溺れさせようとしているのではないか、
という考えが浮かび、体の奥からむらむらと力が湧いてきた」

僕は、ほんとに後3レスでこの話は終わるのかといぶかりながら、続きを待った。
が、老人の目は僕の後方を見ている。「よう来たのう」と、彼は言った。
振り返ると、いつの間にか、玄関に客がきていた。一瞬よしこかきよみかと思い、
飛び上がりそうになったが、見知らぬ男性だった。ホッとした。
「やあ、久しぶり」と、客も挨拶を返した。老人と同じぐらいの年配だが、こちらは
頭がきれいに禿げ上がっている。先ほどの話に出てきた、悪友の一人なのだろうか、と
思った。
「粘着荒らしもそのうち飽きるから、まあボチボチいこうや」と、彼は言った。

78 :名無しのオプ:03/07/01 22:43
第1部   完




79 :名無しのオプ:03/07/03 01:53
第二部

―送りバント殺人事件―

80 :名無しのオプ:03/07/03 05:16
はじめにチンコありき。


81 :名無しのオプ:03/07/03 11:05
「一にち○こありき」これは親戚の老人が酒を飲んで酔っ払って言った隠語だったろうか。
やはり男と女の事だから互いの存在を強く求めれば、おのずと深い関係が出来てしまう。
しかし実際に肉体関係のみを目的として女性に近づくと、相手にされないばかりか女性の心を傷つけてしまう。
彼が四十近くまで結婚出来なかったのは下卑た言葉、自己中心的な貪欲さを中々捨て切れなかったのが原因だろう
「総司はなぁ違う。見た目は大男やったが責任感があって、わし等ガキどもの面倒見もよかった。
 さすがは網元の息子というところかのぅ。悔しいが雛にはふさわしい男じゃった」
柄島 肇と名乗った老人の客はしみじみと語ると急に顔をこわばらせた。
「…あの日、わしらは雛を見ておった。岩場に足を揃えて遠くを見つめる雛は男を惑わす人魚のようじゃった。
 雛が溺れている事に気づくと、今、君の正面にいる彼が飛び出し、わしらも慌てて後を追った。
 なに、手柄を独り占めされてはたまらんからな。だがな…事態はもっと深刻だったんじゃ」
いつの間にか柄島肇と老人の顔に深い翳が射している事に気がついた。
「それから…雛はどうなったんです?総司はどこへいったんです?」
僕の質問に彼らは中々、答えようとはしなかった…

82 : :03/07/03 17:49
突然、目の前が白くなった・・とっさに目をつぶり地面にうつ伏せになる
おちつけ・・自分に言い聞かせた。なにが起こったのかわからない
音はしたのだろうか?なにか爆発があったのだろうか?
じつはもう聴覚も視覚も失っているのか疑った。動揺している
とにかく冷静なろう
体に痛みは・・ない。
耳は・・聞こえているようだ。
頬には土も感じている。手足も無事だ。
ひとつひとつ確認していくとしだいに冷静になってきた。
顔をおおった腕から上目遣いで外を覗いてみる。
・・・え!?

83 :名無しのオプ:03/07/03 22:07
眼前の雲ひとつ無い青空をピーナツ型の白い腹がゆらゆら揺れている
水族館か?いや違う。尾ひれのついた巨大な魚がはるか上空を泳いでいる
気持ちよさそうだなぁ…なぜ魚が飛べるんだろう
魚はすいすいと自由に動き回り、弧を描いては光を反射してきらきらと鮮やかだ
平べったい頭、大きく裂けた口、白い腹。
そうか、あれは鯨だ。鯨が泳いでいるんだ。
鯨は哺乳類、動物だから魚じゃない。魚だなんて失礼だったな…
僕の心に呼応したかのように鯨が勢いよく潮を噴く
噴き出した潮は真夏の打ち上げ花火を連想させた
パアッと飛び散るとパラパラと飛沫が落下して、やがて飛沫は空気に溶けた
次の瞬間、空いっぱいに虹がかかった。僕の目は極彩色の架け橋に釘付けになった
「なんて綺麗なんだろう…でも文脈に関係ないな」と思った

84 : :03/07/03 23:05
ふと我にかえる
口をポカンと開けている自分に気付く。はたから見ればさぞかしマヌケ顔だったろう。
世間の平均より長く生きてきた。経験も豊富だし多少のことでは動じない
老人なりのささやかな自信もある。
だがどうだろう、目の前でたったいままで話をしていた青年が、
突然地面にうつ伏せになり、次の瞬間にはすくりと立ち上がり空をみて動かない。
こんなことは初めての経験だ。私じゃなくても驚くであろう
「おい・・どうなさった」
そっと声をかけてとなりの男と顔を見合わせた。
その瞬間、青年はそのまま後ろに倒れた。
・・沈黙。私達はもう一度顔を見合わせた。

85 :名無しのオプ:03/07/04 09:56
「いくら手を洗っても血が落ちない…」
僕は網元の家の裏、岩壁の隙間から流れる湧き水で手を洗う総司の姿を見ていた。
総司の両手は真っ赤だ。洗っても洗っても赤い雫が滴るだけで、いつまでも赤いまま。
その血は『罪』だ。容易に洗い流すことなどできやしない。所詮陳腐な一時しのぎだ。
明暗がはっきりしない、ここは暑くて寒い、時間と空間が歪んでみえるような…
僕には総司の手を覆う鮮血の意味を理解した。
雛と総司は二つの直線、互いに交わる運命、また永遠に離れ離れになる運命だったのだ。
「ならどうすればいい?彼らはどうして救われる?」
僕は考えて考えて、窓から飛び出したくなるくらい考えた。
何も思いつかない二人は救われない、なぜならそれは過去の出来事から…
空間がしぼんだ。急速に夜がやってくる。世界を闇が覆いつくす。
僕の意識は常闇の海底から光あふれる世界へと浮上した。
体全体に暖かいものがまとわりついている。
それがベッドの上である事を認め、両の瞳を開いた。

86 :名無しのオプ:03/07/04 09:58
そしてまた閉じた。




87 : :03/07/04 16:43
「な・・なんだろう」
木陰から見ていた少女は呟いた・・・全く意味がわからず
状況を見据えている。足元には子犬がいるペットだろう。
彼女は小さい頭を回転させ何やら考えている。でもわからないようだ。
大人達が数人集まって何やら難しそうな話をしてたり、一人は立ち上がったり倒れたり
お爺さんは何やら困った様子、ある人は眠って夢を見ているような感じだ。目つきが怖い。
「なんでだろう」
もう一度呟いた。お笑い番組で流行っている似た歌を思い出さなかった。
誰が死ぬのかな・・このままじゃ・・今度は心の中で呟いている。表情は曇っている。
事件らしい事件もおきないで、このまま終わるのか子供ながらに心配しているようだ。
「クーン・・・」足元で少女の顔を見上げていた子犬が、切なくないた。

88 :名無しのオプ:03/07/04 18:02
木陰にたたずむ少女の背後にいつの間にか悲しげな目をした男が陽炎のように揺れていた。
男の顔は青白く髪はぼさぼさ汗でぐっしょり濡れたTシャツが胸骨の浮き上がった皮膚に張り付いていた。
少女は事態の推移に、仔犬は少女に甘えることに真剣で男の存在に全く気づかない。
太陽が翳ると男の体が薄く透けた。男は恨めしげに唇を歪めた。
真夏の昼下がりに一陣の冷風が駆け抜けた。
少女はぶるりと身を震わせて恐る恐る、振り向いた。
そこには誰もいなかった。誰もいないが自分以外の人間の匂いを嗅いだ。
足元で仔犬が小刻みに体を震わせ柔らかい毛を押し付けてくる。
少女は我に返る。仔犬を抱き上げようと、かがみこむ。
「だいじょうぶだよ。ほらおいで…」仔犬を両の手で包み込む。
だが少女は石のように身を硬くして、己の手が包むモノを凝視した。
少女が掴んでいるのは痩せこけた男の首で指に絡みつくのはぼさぼさの髪だった。
骸骨のように落ち窪んだ眼窩にぎょろりと飛び出た瞳が白く光っている。
「俺は一レスに三十分近くかける事もあるんだぞ…粘着厨も真面目に参加しる!」
男の首は怒りに震えると地面に吸い込まれて跡形も無く消えた。

89 :名無しのオプ:03/07/05 02:24
…………ブウウ----------ンンン------------ンンンン………………

私はフッと目を覚ました。
なんだこの音はうるさい。

周りを見渡すとそこは真っ白な空間だった。病的なまでな白色。
なぜか嫌な気分が心に充満し、私は目をそらした。
鼻をツンとつく消毒液の香り。一部が黒光りしているリノリウムの床……。

「ここは病院……」
「私は一体、何のせいでコンナところに?」
「まて、その前に私は一体誰なんだ?」

そして、気付いた。
今の今まで、自分のことを「私」と読んでいたのだが、段々自信が無くなってきた。
本当にこの「私」という人間は自分のことをそんな風に呼んでいたのだろうか?
本当に「私」という人間はこの世に存在していたのだろうか?
もしや、さっき目覚めた瞬間この世に誕生したのではないか?

90 :名無しのオプ:03/07/05 02:25

……天啓がひらめいた。「これは夢だ……。それもとびきり性質の悪い。」
私は反射的に自分の顔に手を伸ばした。長く伸びた髪に指が触れる。
それを思いっきり引っ張った。その瞬間、顔から火花が出るかと思うほどの
痛みを感じた。「夢じゃない……夢じゃナイ……夢ジャナイ……」

一瞬の痛みと軽い絶望を味わった後、私はふと自分の顔を見て見たいと思った。
部屋を再び見渡す……あった。部屋の入り口の真向いに姿見がある。
私はベッドから降りて裸足で歩き出し、鏡の前に立った。
「……!」信じられない!鏡の中に立っているのは若い女だった!
疲労の色が濃く出ているが、見とれるほど美しい容姿だった……。
私は自分が鏡の中の自分自身に惹かれていくのを強く感じた。
「なぜだ。俺は男だ……。男だ……。今までそう思っていたのに!」
よく考えてみれば私が男である確証などありはしない。
しかし、紛れも無くこの肉体に宿る精神、思考は男のものである確信がある。
現に私は鏡の中の少女に欲情しているではないか!

私は気付かぬうちに非常に興奮していたらしく、鏡の前から随分と離れた場所に
立っていた。窓から外が見える。この病院は広大な敷地を持っているらしい。
広い中庭を挟んでコンクリートの建物が幾棟も建っている。
「……『東京精神病院』」向かいの建物にその文字を読み取って私の
意識は急速に霧散していった……。

91 :名無しのオプ:03/07/05 11:09
日が一番高い時間にさしかかると看護婦が部屋にやってきた。
私の周囲の壁はドアの色まで同じ白色なので誰かが部屋に入ってくると、
突然壁の一部にぽっかり穴が開いたようで少し気味悪かった。
やってきた看護婦は土気色の肌をしていてひどく年をとっていた。
彫像のように無表情にベッドの私を見下ろすと無言で食器を載せたトレイを私の前に置く。
あまり空腹ではないが看護婦の視線に圧迫感を感じたので少し食べる事にした。
私はフォークを左手で持つと、サラダの中のトマトを突き刺し口に運んだ。
トマトを食べると私はフォークを置いて、看護婦に聞いた。
「私は誰なんです?」沈黙。「なぜ私はこんなところにいるんです?」沈黙。
「ここは精神病院ですよね?」顔を覗き込むようにして聞くと少しだけ彼女の表情が変化した。
その瞬間、彼女が見せた表情は私に対し心底、気の毒に思っている人の顔だった。
私はひどく狼狽した。看護婦はすぐに表情を消したが、私の猜疑心までは消えなかった。

うわの空で行う食事は口の中に異物を詰め込んでいるだけのようで何の味も感じない。
私は一体誰なのか?私の体に何が起こったのか?ここから出られるのか?
次々と湧き上がる疑問に何一つ答えは浮かばない。
背筋に鳥肌が立つほど不安で、どうしようもなく嫌な予感がした。

92 : :03/07/05 13:54
7月5日 111号室 
看護婦の報告 私は誰か?何故ここにいるのか?質問している。
3ヶ月、最近毎日同じ質問 昨日のことは覚えていない?健忘の兆候?
健康上の問題なし。※体重は5s減
EBPを2ミリ食事に混入。継続

医師はノートに乱雑に書き込むと、正式な報告書とは別に自分の机に閉まった。



93 :名無しのオプ:03/07/05 16:46
私は病院の屋上の給水タンクの傍らによりそって、夜空に浮かぶ黄金の月を眺めている。
深夜のためか辺りは静まり返っていて、時折夜風が私の頬を撫でる。
ここなら誰もいない。病室の中は窮屈で殺風景で非常に息が詰まる。
それに…私の両腕には肩から指先にかけて、無数の細かいメモが書かれている。
そこには日付やその日の天候が書いてあったり、看護婦の名前や病院名。
その他、自分の置かれた状況を把握するのに必要な覚え書きがある。
それら全ては見慣れた自分の筆跡だった。
中には何度読んでも信じられない言葉が綴られていたりもする。
「7月2日 私は事故のショックで脳に障害が起こり、数時間ごとに記憶を失う」
とてもじゃないが、そんな事は信じられない。
そう言って他のメモに目を走らせると、「記憶を失うなんて信じられない 絶対」
と書かれていたりする。
私はしばしの間、考えてから就寝前、医師の胸ポケットからくすねたペンを取り出し、
手の平に大きく書いた「私の事を調べろ 何か分かったらどこかにメモ」と。
そうして私は病室に戻って眠りについた。

94 : :03/07/05 18:32
殺風景な四角い空間に朝日が射す。
空間が暗黒から一瞬白く染まり色づく、朝の訪れ。
私は自然に目を覚した。変わりばえのしない朝。
ただ不安感だけが募っている。問題は何も解決していない、
むしろ疑念は膨らむ一方だ。

私は自動的に洗面所に向かう。鏡の前に立ち蛇口をひねる
そのまま手で水をすくい顔を洗う。毎朝変わらぬ習慣だ。
息をつぎながら鏡をみると、ふと違和感を感じた。
正確に表すと鏡に映るものがいつもと違う。

考えるより先に後ろを振り向き、部屋の壁を見た。
壁一面に”人殺し”と書かれていた。はっきりと。


95 :名無しのオプ:03/07/05 21:21
私は驚いて右の手の平を口に当てて悲鳴を押し殺した。
まだ水で濡れていたため勢いよく息を吸い込んだ拍子に鼻に水が入ってむせこんだ。
恐ろしい速さで心臓がどくどくと脈打ち、呼吸がままならない。
苦しい、苦しい、死んでしまう!両足が壊れた椅子のようにがたがた揺れた。
しばらく、そのままの体勢で必死で呼吸を整えていた。
ようやく体のコントロールが戻ってきたとき、私は全身汗だくで足元がおぼつかない有様だった。
体を引きずるようにして不吉な言葉で汚れた壁に近づいた。
「人殺し 人殺し 人殺し」まぎれもなく私の筆跡で書かれていた。
文字をよく見ると、文字の色は深い薔薇色、血の色だった。
…なんて薄気味の悪い、だが私が書いたものだ。それだけは見間違うはずはない。
私は手の平を見た。薄くぼやけているが黒いペンで書かれた文字がそこにあった。
「はんにんは わ  た し」目の前が暗くなった…

96 :名無しのオプ:03/07/05 22:39
そして目の前が明るくなった



97 :名無しのオプ:03/07/05 23:40
私は絶望の淵に沈んだが、ある発見をすることで微かな光を見出したのだ。
壁に書かれた文字の筆跡は確かに私のものだが連続して並ぶ「人殺し」の文字は、
不自然な事に全て同じ筆跡、もちろん私の筆跡だが一つ一つ入念に書いたのならば、
文字と文字の筆跡には微妙な歪みが現れるはずだ。
だが、ここに書かれた「人殺し」の文字は全て同じ形、僅かな違いすらない。
つまり、誰かが同じ文字を壁中にコピーしたものだという事だ。
一体、誰がこんな悪質なイタズラを?何を目的として?
考えても分からない。私は昨日の事すら全く思い出せないのだ。
手の平に薄く残ったメモを再び観察する。
「はんにんは わ  た し」穴が開くほどジッと見つめる。
「ほんにんは わたしたくし」と読めた「本人は渡した櫛」という意味だろうか?
続きがあるようだが完全に消えていて読めない。
文字の解読諦めて、部屋の外に出ようとドアノブを回したが開かない。
どうやら外に出られないように誰かが向こう側から鍵がかけているのか。
今はこれだけの情報から私の身に起こった出来事を推理するほか無いようだ。

98 :名無しのオプ:03/07/06 00:33
じたばたしても仕方がないのでやはり文字の解読に専念することにした。
もう一度穴が空くほど見つめる。すると本当に穴が空いたのだ。
そして何故か私の陰茎に血液が集まりはじめたのだ

99 :名無しのオプ:03/07/06 02:41
 ブラックアウト・・・・・・
とまでは行かなかったが、立ち眩む程度に頭から血液が退き、
果たしてそれが下腹部へ流れるように。陰茎部へ、大腿部へ。
足枷のように血液が溜まるのが判る。
 
 少し動き過ぎたようだ。病躯だと云うのに、虚弱だのに、こうなるのは当然だ。
今の状態では、血液を脳に押し上げることも儘ならない。
全身の汗穴は全開なのに汗腺から汗が出てくる気配が無い。
冷たい空気が体の中に染み渡り、内から凍るようだ。
 
 目を閉じて一つ、ゆっくりと、ゆっくり深呼吸を。
――焦るな。落ち着け――

開かずの扉に背を凭れ掛け、そのまま腰をおろした。
少し、血液の通りが善くなった気がする。心なしにか、血の暖かさを感じる。

――今やるべきことは・・・・・・やれることは――

ゆっくりと瞼を開け、再度メモへと視線を向け眺めた。
 先ほど穿たれた穴が、しだいに、消えてゆく。

――よし・・・・・・大丈夫――

頭は酷く爽快だった。



100 :名無しのオプ:03/07/06 10:53
メモは「はんにんは わ  た し」と初めのうちは読んでいたのだが、
「ほんにんは わたしたくし」と薄く書いてあり続きがあることが分かった。
だが何を意味するかということまでは、なかなか考えが及ばなかった。
私は言いようのない不安襲われて、くじけそうになっても考える事をやめなかった。
以前にも同じように悩んでいた自分の姿を一瞬見たような気がしたが疲労ゆえの既視感だったのだろうか。
もう一度壁に目をやる「人殺し」と書かれている。
この言葉は私の筆跡、どこかでこの言葉を私は文字にしたのだ。
ハッとして手の平のメモを見ると「本人は私に託し…」
その瞬間、今まで封印されていた記憶が解き放たれた。
本人(体の持ち主)は何らかの理由で自分自身の体を私に託したのだ。
私は毎朝、手洗いの鏡を覗き込むと自分が女の姿をしている事に驚いた。
私が知る限り私の体は確かに男だったのだから…
ガチャリと音がしてドアが開いた。誰かが部屋に入ってきた。
私は食器トレイを持った看護婦を突き飛ばし部屋の外に飛び出した。
私は一度殺されたのだ。私を殺した犯人を探さなければならない。
犯人を探し当てた時こそ、この体が元の持ち主の魂がかえる時なのかもしれない。
病院から脱出して、どこへ行こう?そういった疑問は湧いて来たが、
不安な気持ちは微塵もなくなり、新たな希望が深く心に根を降ろした…終り

101 :名無しのオプ:03/07/06 11:44

・・・終わりではなかった

102 :名無しのオプ:03/07/06 14:58
いやもう終わり100レスで物語を無理矢理完結させたから、このスレに悔いはない
さすがに延々引き伸ばして10レス目にエンドがこなかった時はムキになったが、
試験も近いし、粘着荒らしの適当な返事に応えてたらキリがないから
後は残った人たちだけで真面目にがんばって、さいなら

103 :終わらせねーw:03/07/06 17:17
「ふう、壮大な自作自演だった……。」
「そうね。誰もこのスレの1から100までが私たちの自演レスだったなんて
 気づかないでしょうね。」

ある日の昼下がり、僕は恋人の晶子と2chのミステリ板のとあるスレを眺めていた。
部屋の中に琥珀色の光が差し込んでくる。休日の午後のどうしようもない気だるい雰囲気。
僕たちはその倦怠感から逃れるために「10レスずつ完結するミステリー小説を書くスレ」
という題でミステリ板にスレを立てた。
そして、その内容は僕たちの脳内小説を垂れ流すだけの糞スレなのだ。

と、その時晶子が驚くべきことを言った。
「最後に荒らしによって強引に終わらされてしまったけどね、実はこのスレのカキコは
 全て過去に存在した事実なのよ。細かい設定は多少弄ってあるけどね。」

「な、なんだってーーー!」僕は仰天した。確かに晶子が適当に話した設定を
面白おかしく脚色してカキコしたのは僕だ。でも、その設定が事実だなんてとても
考えられない。僕がそう言おうとした刹那、彼女がポーチの中から光る何かを
取り出して恐ろしいセリフを吐いた。

104 :名無しのオプ:03/07/06 17:30
「そして最後にあなたに消えてもらう。そうすれば全てが私の計画通り。ふふふふふ。」

次の瞬間、晶子はナイフを振りかざして僕の胸に向かって跳躍した。
「死ね!死ねじゃなくて死ねえええええええ!」晶子はトチ狂ったのか訳のわからない
ことを叫んで突進してきた。「うわぁあぁぁあぁあぁあ!」僕はあまりの恐怖に絶叫した。
僕は完全に腰が抜けてしまったが、幸運なことにそれが晶子の第一撃をかわすことになった。

二度、三度と繰り返される晶子の刺突を無様な姿で避け続ける僕は彼女が本気を
出していないことを悟った。なんと言う女だ……。そのとき、僕は背後からのあまりに突然の衝撃で
意識を失った。(ああ、殺される……。この基地外女に……。)

だが、長い時間の後僕は目を覚ました。後頭部がズキズキと痛む。
室内は変わり果てていた。僕と晶子があれだけ暴れたといってもここまで荒れるものだろうか。
「うぎゃああああ!」僕はまた腰を抜かしてしまった。目の前に晶子のブラウスを着た
元、人間だったものが散乱している。これは本当に晶子なのか?度重なる恐怖のなか
澄み切った僕の頭脳がフル回転を始める……。

この死体を片付けなくては……。そして僕は逃げなくてはならない……。

105 : :03/07/06 19:48
とにかく死体をどうしようか、僕は頭を悩ませた。
幸いにも今この家には僕しかいない。だが急がなくてはならない。
僕は急に死体を適当なシーツに包むと抱えて外に出た。
思い出したのだ裏に大きな焼却炉があるのを

焼却炉の中を見るとまだ燃えていない紙くずなどのゴミが入っている。
ちょうどいいそう思った。一度周囲を見回して、ゴミの中に死体を押し込んだ
焼却炉のドアを閉じると晶子の持ち物があるのを思い出した。
それらも全て焼却しなくてはならない、急いで部屋に戻ろうと焼却炉を背にした。
ドン
鈍い音がした。ドン。さらに続けてまたもう一度。
僕はゆっくりと焼却炉の方角に視線を移した。
何かが焼却炉のドアを内側から叩いている・・・・。


106 :名無しのオプ:03/07/06 20:17
俺は気がつかない振りをした。
叩く音など空耳に違いない。
そういえばドンと言えば中山秀征の静かなるドンだ。僕は中山の変なサングラス
姿を脳裏に浮かべた。それにしても奴の頭は苔のようだ。
ほかにドンといえばドン松五郎の生活だろう。子どもの頃そんな映画を見たような
気がする。ほかに思い浮かぶのはドン・ガバチョだがそれがなんのことなのか
はよくわからなかった。
その時ふと足を止めた。そうだ。ドン・フライだ。学生時代にレスリングで全米選手
権を制し、ボクシングやサンボも修得してプロ格闘 家へ。96年第8回UFC、『アルテ
ィメット・アルティメット』に優勝、2本のベルトを巻く。97年から新日本プロレス
に参戦し、アントニオ猪木の引退試合の相手も務め、T2000のメンバーとしてIWGP王
者にも何度も挑戦した。01年からはヴァーリ・トゥード戦線にも復帰。『プライド』
や『イノキボンバイエ』で激闘を繰り広げ “修羅場の渡世人”と恐れられる、猪木
軍外人部隊のボス的存在である。
僕はあの高山との殴り合いを思い出しにやりとした。



107 :名無しのオプ:03/07/06 20:20
test

108 :名無しのオプ:03/07/06 21:04
しまった!ひょっこりひょうたん島のテーマのかかる頭の中で僕はとりとめのない
連想を繰り広げていたようだ……。現実から目をそらすわけにはいかない。
だいたい、ボクシングだの、来週から始まる大学のテストだのを心配してどうするのだ?

冷静に考えれば、あそこまで粉砕されてしまった晶子(?)が生きていられるはずがない。
ということは明らかに第三者が焼却炉を叩いていたのだ。おそらくは僕から死角
となる炉の後ろに隠れて。

体が震える。その第三者は間違いなく僕の敵だろう。そういえば、僕が気を失ったとき
僕の背後にいた存在は何者だろうか?誰が晶子を殺したのだろうか?
もしかしたら、晶子はいまだに生きているのかもしれない。そして、僕に殺人の濡れ衣を
着せようとしているのかもしれない。だとしたら、自ら死体を動かして証拠を消そうとした
僕は決定的に不利な状況に追い込まれたかもしれない……。

だからこそもうやるしかない。中途半端では必ず露見する。僕は気を取り直して
焼却炉の前に立ち、バーナーで点火した。炉の後ろには誰も居なかった……。

パチパチと死体と一緒に放り込んだ物が焼けていく。肉の焼ける悪臭に
気付いて僕はあわててその場を去った。

そして、僕はまた深い思考の海に沈んでいく……。

109 : :03/07/07 00:40
僕は何事もなかったように装い、部屋を片付けていた。
一連のできごと、僕が行ったこと、全てが常軌を逸している。
平静を保っていられるかどうかそんなことはわからない。
とにかく思いついたことを一つ一つやっていくしかない。
淡々と作業をしていると疑問が蘇る、僕が晶子を殺していない可能性
そう第三者の可能性だ。希望的観測なのだろうか。

あれこれ考えながら作業していると散らかった部屋も原型に戻ろうとしていた。
そして次に何をすべきか考えようとしていたとき、あることに気付いた。
部屋の鍵である。僕は死体を運びだすとき、中から鍵を開けて出ている。
この部屋に晶子と入ったときに、僕が鍵をかけたためだ。
そしてこの鍵は中からしか開け閉めでない構造なのだ。


110 : :03/07/07 01:19
「自殺ですってね・・・」「かわいそうに・・・」
喪服姿の女性が数人、声を潜めて話をしている。
俺は、なんともいえない充実感に満ちていた。
だが表情にはださず、悲しげにうつむいていた。

俺は友人の葬式に出席していた。
しばらく様子をうかがったあと、親族にあいさつすますと喪服姿の若い女に声をかけた。
「晶子帰ろう」
女は静かにうなづいた。



111 :名無しのオプ:03/07/07 22:32
人の不幸は大好きさ
人の不幸は大好きさ
あいつが自殺したって時も
俺はニヤッと笑っちまった
祭り気分が大好きなのさ
ただの野次馬根性だけさ
けど、その場にでたら
きまりきった顔をしてるのさ
神妙な顔の下の
含み笑いを隠しとおして
WOW WOW それがモラルさ



112 :名無しのオプ:03/07/07 22:37
〜その葬式より遡ること三日前〜
僕はしばらく部屋の鍵について思いを巡らせていたが、あることに気付いた。
晶子がこの世から姿を消せば警察が捜索を開始するだろう。
その走査線上にすぐ僕の名が挙がるに違いない。なにしろ僕たちは恋人だと
友人たちにも知れ渡っているのだから。だとしたらよほど念の入った証拠隠滅を
行わなければこの部屋でなんらかの乱闘が行われ、殺人があったことがすぐに
明るみになってしまうだろう。あの死体が晶子のものであると仮定したうえで
僕は
T この部屋に今日、晶子が来たという事実を徹底的に隠蔽する。
  そして、晶子は自宅を出たきり、行方不明になったことにする。
U この部屋に今日、晶子は来たが、途中で帰りその後行方不明になったことにする。
V 晶子の死体はすでに処分してしまったが、死体がなくても自殺と警察に判断させる
   ことは不可能ではあるまい。たとえば、深い湖の岸辺や海に突出した断崖絶壁に
   晶子の靴や遺書(無論、偽造が必要だろう)を並べておけば勝手に自殺と判断され、
  死体も発見されず事件が迷宮入りにならないものか。
W もはやこれまで。警察の優秀な捜索技術を騙しおおせるはずがない。
   これ以上の小細工は時間の浪費である。従って、直ちに逃走する。(どこへ?)

この3つの案を思いついた。T、Uを取るとすればこの部屋の証拠隠滅を
完璧にする必要がある。もしかしたら、この部屋の鍵の特性を利用して密室化を実行し、
さらなるアリバイの補強を行う必要があるかもしれない。
(密室だなってまるでミステリーだ。くそ、あんなスレ立てるんじゃなかった……)
Vはなかなか良い案だと思うのだが、あの程度の小規模な焼却炉で死体が
骨を残さず燃え尽きたとは思えない。可及的速やかに遺骨を回収して処分する必要がある。
Wは……。一体何処へ逃げるというのだろうか?外国か?
しかし、音に聞こえた日本警察に先手を打つとすれば、この案の世話になることだろう。

……こうしている間にも僕は晶子の術中で踊らされている気がする。
そうだとすれば晶子と僕を背後から襲った謎の存在は協力関係にあるのだろうか?

いや、もうやめよう。今はそんなことより今後の方針を決めねばならない……。

113 : :03/07/08 21:45
オレは息を潜め、状況を見届けていた。
ヤツは息を荒げ、状況に追い詰められていた。

この復讐は完璧に進行している。もともと晶子は脅されて強制的にヤツの彼女になっていた。
ヤツは友人であるオレの晶子への気持ちを知っていたし、
しかも自分はそれほど晶子に気持ちなどなかったはずなのに・・
晶子から泣きながら一切を告白されたとき、全てが動き出した。

オレは二人が部屋にやってくる前から、晶子と申し合わせこの部屋に隠れていた。
晶子が打ち合わせたとおりに演技し、気絶させて自分で晶子を殺したと思わせる。
ヤツは俺達が事前に用意していた。模造のバラバラ死体を夢中で焼いていたのだ。
そして最後は心理的に追い詰め、自殺させる。いまごろ晶子は外で適当なアリバイを作っていることだろう。
ヤツはぶつぶつ呟きながら、部屋を右往左往している。あと一息だ。
自殺しなくても・・その時はこの手で・・・
オレは偽装用のロープを握りなおした。

ヤツの葬儀にはでることになるだろう。
どこかで聴いた記憶の棲みにあった歌詞が、頭の中を駆け巡った。

おわり



114 :名無しのオプ:03/07/08 23:00
終わりと言えば英語でEND、フランス語ではFINだ。俺は何気なく考えた。
元のラテン語はfinisである。
唖蝉の鳴きおはりたるさまをせり     加藤楸邨
こんな句も思い出した。ほかに終わりといえば『平家物語』第十 維盛入水の事
である。
生者必滅、会者定離は浮世の習にて候也。すゑの露、もとのしづくのためしあ
   れば、たとひ遅速の不同はありとも、をくれ先立つ御別、遂になくしてもや候べき。
   彼離山宮の秋の夕の契も、遂には心を摧くはしとなり、甘泉殿の生前の恩もおはり
   なきにしもあらず。


115 :名無しのオプ:03/07/12 00:40
ふっと、高校時代の授業が脳裏に浮かんだ。
過ぎ去った青春の一ページが。目をつぶると、
青臭くて苦い忘れてしまいたい記憶が堰を切ったかのように流れてくる。


あの暑い夏の日。俺は一人の女性を殺した……。

116 :名無しのオプ:03/07/12 00:42
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118 :  :03/07/12 18:11
「・・・・・の生前の恩もおはりなきにしもあらず」
俺は読み終えると静かに席についた。そして先生は高らかに講釈を始める。
高校生活史上もっとも退屈な時間が流れようとしている。

季節が順番に巡り、夏の番がまわってきて最初の暑い日。
俺はお気に入りの窓際の席で、全開になっている窓から外を眺めることにした。
3階から見える校庭は普段と同じ光景、これといった変わりはない。
何気なくぼんやりと女のことや、再放送のアニメのことを考えた。
退屈な時間を紛らわすにはとても有効な行為だ。
そして、学校の外に目を向けると、学校を仕切る金網の外で女が立っているのが見えた。
制服姿ではないが、身形は若そうだ。同じ年くらいだろうか?学校に行っていないのだろうか。
ここからでは遠くて判りづらいが、こっちを見ているように見える。誰か知り合いがいるのか、俺か?
そして、なにか不自然に手を動かしているように見える。
十字を切っているのか。手を振っているのか。よくわからない。

「今日の授業はここまで」不意に主から救いの言葉が響き渡った。
意識をまた女に向けると、もう姿はなかった。


119 :名無しのオプ:03/07/12 19:14
読者への挑戦

120 :名無しのオプ:03/07/12 20:08
そして気がつくと俺はその退屈な古文の授業時には外に目をやり彼女を探していた。
昼食をとったばかりの昼下がり。みなが瞼を落としているその時間に俺は愉しみを
見つけたのだ。
彼女はその後二週に渡って姿を現わした。そしてまた奇妙なジェスチャーをし、
帰ってゆく。
そうしてひと月あまりが経過していた。そろそろ一学期も終わる。
彼女が時折姿を現わさないと妙にそわそわしている自分に気がついていた。
俺は決心した。
昼食後の昼休み。教室の喧騒を他所に俺は保健室へ向かった。少し気分が悪い
ので休ませてくれと教員にいう。保健室から抜け出す事は容易だった。
ただ一目見てみたかった。なぜ学校の前に決まった時間にくるのか。
あの仕草はなんなのか。そして、ほのかな恋心もあったのかもしれない。



121 : :03/07/15 00:09
俺は校庭の隅に建っている小屋に向かった。
そして半開きになったドアを開けると素早く中に入る。
中には部活に使う用具類が無造作に積んであった。
ここは埃っぽくてしかも暑い。密閉された空間が余計に暑つさを感じさせた。
俺はまっすぐ窓に向かい。窓を少し開け、外の様子を伺った。
ここからなら彼女が現れれば姿が見えるはずだ。そして校舎側も見渡せるので、
何か解るかもしれない。それもこれも彼女が現れてくれればだが。

緊張と暑さで汗がしたたるのが分かった。彼女が現れたら様子を見て声をかけてみようか。
そう考えただけで胸が高鳴る。もう彼女の不可解な行動はどうでもよいのかもしれない。
ただ逢って話しがしたいだけなのかもしれない。
こうして外を見ながら数十分経っただろうか、もう午後の授業は始まっている時間のはず。
いつもどおりならば、そろそろ彼女が現れてもよい頃だ。

しかし彼女はいつまで経っても姿を見せなかった。俺は長過ぎた緊張の糸が切れ、
半場諦めようかと考えながら腰をついた。そして、改めて小屋の中を見渡し呆然となった。

この小屋の中にいるのは俺一人だけではなかったのだ。クラスメートが血を流し倒れていた。


122 :山崎 渉:03/07/15 10:01

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄

123 :山崎 渉:03/07/15 13:54

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄

124 :名無しのオプ:03/07/15 23:02
倒れていたのはクラスメイトの吉田だった。少し口を利く程度でそれほど仲はよくなかった。
俺は倒れている彼を覗き込んだ。呼吸が無い。肩を叩き揺すってみる。・・反応がない。
俺はその場に立ち尽くした。膝が微かに震えていた。そうだ。人を呼ばなければ。俺は
そう気がつくと小屋の出口に駆け寄った。

その時だった。先程薄く開けておいた窓に白い何かが通り過ぎたのが目の端に止まったのだ。

まさか、あの女か!?

俺は追いかけようと小屋のドアに手を掛けた。その時、外で人の話し声がした。
なぜか俺はどきりとした。ドアを薄く開いて見ると体操着姿の男子生徒が数人こちらに向かって
いた。体育の授業らしい。俺は咄嗟に身を隠し息を潜めた。何故こんなことをするのか
自分でもわからなかった。そして窓を開けて身を翻し地面に着地すると一目散に駆け出していた。
「こんなところを見つかったら俺が犯人扱いだぞ?」俺は自問自答した。



125 :名無しのオプ:03/07/17 01:47
無我夢中で保健室に戻る。息を止め、中を覗くと誰もいない。
ベッドに隠れるように潜ると、荒ぶる息を枕で覆いながらとにかく考えた。
俺、死体の吉田、そして彼女・・・考え始めからもう訳がわからなかった。

しばらくすると学校は騒然となっていた。吉田が発見されたのだ。
先生や友人が「吉田が・・」と教えてくれたが、俺はよく知っている。
やがて警察も大勢きて、俺も質問をうけた。
あの時間帯に同じクラスの人間が二人、居場所がはっきりしない。
疑われて当然だ。しかしその場は2、3質問を受けただけだった。
また後で何か聞かれるかもしれない。いざとなれば全て正直に言えばいい。
とにかく俺は吉田を殺してなんかいない。それははっきりしている。
そう自分を奮い起たせるしかなかった。
それにしても吉田は何であの場所に?しかも何で死んでいたのか?
そして彼女はあの時、あの場所にいたのか?
吉田は自殺かも、だけどそうには見えないし、俺が殺してないから・・
俺は心の中で彼女を疑っている自分を見つけた。


126 :名無しのオプ:03/07/17 22:54
それから数日経っても教室内は吉田の話題で持ちきりだった。
教室のあちこちで、大きな声で憶測を話す男子生徒や時にはすすり泣く女生徒も
見られた。俺はそれらを見て辟易していた。それよりもあの女についてこのクラス
で知ってる人間はいないのか?俺はそう考えて自分の前の席の恭子に尋ねた。
すると恭子のまわりで鼻をすすっていた女子がかわりに答えた。
「古文の時間って吉田君が殺された時間じゃない!よくこんな時にそんなこと考えて
られるわねっ!」
「そういえばあんた、あの時間いなかったわよね?・・・」

明らかに教室内の空気が変わった。ひどく不躾な視線が突き刺さる。
俺はかっとなり言い放った。「たいして仲良くも無かったのに悲しい振りをする
お前らにはうんざりだ!」言ってからしまったと思った。
周囲の空気は先程とはまた違うものになっていた。ある者は猜疑心に溢れ、ある者は
敵意の目で俺を見ていた。女子などはまるで怯えている者もいた。
俺は居た堪れなくなり大きな音を立てて椅子から立ち上がると教室の外に足早に出て行った。
廊下に出た時、後ろから声を掛けられた。恭子だった。

127 :名無しのオプ:03/07/18 11:45
恭子だった…恭子だった…恭子だっ……恭……った………子だ…た…………

彼の体内にセットされていた、意識の磁気記録テープの内容は、そこで終わっていた。

うーん…これだけじゃ何も分からないな…なにより恭子がこの時どんなリアクションをとったのか?

オレは、もうこのテープをこの部屋、タテヨコ2cmのマス目が天井、床、四方の壁にびっしりと描かれている、
その窓もない10メートル四方の部屋で、11回も聞きなおしている。

この部屋の中心には、透明な分厚いガラスのテーブルが置かれていて、その高さはヒザよりも低い。
マス目の描かれた部屋の壁は、白く光っていて、マス目の線は黒い。

ここで、なぜ自分がある学生の手記のような意識磁気記録テープを聴いているのかは、それなりの理由がある。
が、今はそれを説明するどころではない。なぜかというと、1回読み返す度に、天井がひとマス分落ちてくるのだ!
実はもう天井が自分の背丈179cmに迫っている。時間が無いというわけではなく、読解力と推理力さえあれば、
この事態は回避できるのだ。できるのだ……できるのだ……き…のだ……でき…のだ…………
…………

………
「ちょっと!!」
「どうしたの?大丈夫?」

いきなり背後から声が聞こえた。
びっくりして振り返ると、そこには恭子が居た。
そう、ここは教室を出てすぐの廊下。

128 :名無しのオプ:03/07/21 02:17
「う、うん。大丈夫だよ。それよりお前さ古文の時間に……」
あの女についての質問をしようとしたのだが、恭子はそれを遮った。
「そのことなんだけど……。君みんなに疑われてるよ……。」
「違う!俺は何もしてないんだ!」
「うん。わかってる。私は君はそんなことはする人じゃないって思ってるよ。
 だから、古文の時間に君が何をしていたのかおしえてくれないかな?」

今から思えば、あの事件の直後の刑事の質問で全てを話しておくべきだった。
ヤバイ状況になってからなんとかすればいいという俺の優柔不断な態度が
俺を決定的に不利な状況に追い込んでしまった……。今から全てを話しても
かえって疑われるだけではないだろうか。

それから俺たちは校舎を出て中庭を歩いていた。
俺は何かにすがりたかった。周囲の皆が敵に見える今、恭子だけが唯一の味方に
見えたのだ。そして俺はあの女のこと。小屋で吉田が倒れていたこと。
あの女らしき人影をみたことなどを全て恭子に打ち明けた。

恭子は小屋から女の姿を見たことを話すと少し驚いたようだった。
「私はやっぱりその女の人が怪しいと思うよ。今からその女の人を探してみない?
 私も協力するから。」

129 :名無しのオプ:03/07/21 03:45
恭子は、その女についての外見そのた気づいた点などを聞いてきた。

「ちょ、ちょっとまってくれ…頭の中を整理するから」
と、言いつつ気分転換も兼ねて、僕は手持ちのノートブック・パソコンを
学校内のLANの端末を引っこ抜いてネットに接続させた。

「やっぱ、学校の回線速度はえーよな」
2chのニュー速板を覘いてみると、オレ達の学校内の誰かだと思うが、
今回の事件についてのスレが立っていた。

オレも第3者のやじうまのフリをして、書き込んで様子をみた。

詳細きぼんぬ  っと、よしこれでレス待ち。

だが、しばらくすると、

人大杉に陥ってしまい、それっきりアクセス出来なくなってしまった。

しかたがないので、ノートブックを閉じて恭子の方に目をやった。

130 :名無しのオプ:03/07/21 20:09
しかし気になり、またPCを開いた。恭子は怪訝そうな顔で見ている。
人大杉の状態はいつの間にか解消していた。さきほどの書き込みに対するレスがあるか
どうか見てみる。・・・何件か返答があった。そこには俺の名前のイニシャルと学級が
書き込まれていた。俺は蒼ざめた。恭子は覗き込んで言った。「ひどい・・悪ふざけにも
ほどがあるわ!」彼女は激昂した。しかしそれをよそに俺は彼女の顔が間近にきていて
どぎまぎしていた。彼女は派手な顔立ちではなかったが睫が長く一部の男子から人気が
あった。凝視していると目があった。
気まずい沈黙が流れると彼女は顔をそむけ立ち上がり言った。
「こんなことする人許せないわ。クラスメイト売るようなことして・・探し出して
・・」そこまで言った時俺は遮るように言った。「いいよ。おまえまで立場悪くなるぞ。
それに真犯人見つければ俺への疑いも晴れるし」
彼女は取り乱したことを恥じるように頷くと椅子に座った。


131 :名無しのオプ:03/07/21 21:13
すると椅子が壊れた。

132 :名無しのオプ:03/07/22 07:02
「ふざけんじゃねぇよ!この椅子。ったく」

いきなり恭子のキャラが豹変した。

あ、人格がチェンジしたな…と思った。なぜならば、

彼女は、多重人格ベースで、そのうちの一人がさらに多重人格。
そして、その中の一人に精神分裂(統合失調症)がまぎれこんでいる。

そして、統合失調とおなじレベルにいる他のキャラはすでに、
一つ上のレベルの多重人格のうちの一人である性欲倒錯者を殺害している。

恭子の学校内での裏の呼び名は”狂子”である、

あぁ…どの人格が出てきたのだろうか…収拾がつかなくなる前になんとかしなくては…

と、その時恭子の豹変した人格が言い出した。

「わたしよ…その殺人事件の犯人は」

そして彼女はニヤリと…


133 :名無しのオプ:03/07/22 21:50
「な、なにバカなこと言ってるの!急に変なこと言わないでよ!」
恭子の顔が真っ赤になっている。
俺は恭子に関する妄想を4.7秒で展開した。うっかりその妄想を
恭子に聞かれてしまったようだ。

「今、自分が犯人だって言ってたように聞こえたんだけど……」
まずい!恭子に疑われてしまったら俺は孤立無援だ!
「ははは違うよ。あっ、あの怪しい女がそんなセリフを言いそうだなぁ〜なんて思ってさぁ」
「ふーん。まぁいいわ。それよりもこれからどうするべきか考えましょ。
 そういえば、クラスのみんなは吉田君は殺されたって思い込んでるけど。
 考えてみたら、まだ他殺と断定されたわけじゃないよね?」
「ああ、それはそうだけど。俺には自殺には見えなかったよ。」
「それはどうして?君は他の生徒が近づいてくるのをみてすぐに逃げ出したんだよね?
 だったら吉田君の体をじっくり調べる余裕はなかったんじゃないかな?」

恭子があとからそういうことを言うのは簡単だけど、あのときの俺に冷静な判断なんて
不可能だった。確かに、吉田は何かの凶器で自殺したのかもしれない。

134 :名無しのオプ:03/07/22 22:43
そういえば、さっき2chを眺めていた時、いくつかのレスで、吉田を見かけたと書き込みがあった事を思い出した。
もちろん、狂言、もしくは2chお家芸だと思われるが、少し気になる。

もしも吉田が生きていたとしたら…

135 :直リン:03/07/22 22:43
http://homepage.mac.com/maki170001/

136 :名無しのオプ:03/07/22 23:03
ニュース速報から議論板に移転しますた。
【スーパーフリー】早大生ら5人 集団強姦114【Xデーは?】

さあ、皆さん!xデーめざしてage続けましょう!

http://news3.2ch.net/test/read.cgi/news2/1058814853/l50



137 :名無しのオプ:03/07/22 23:09

俺のクラスの人間に違いない。ひどく悪い冗談だ。
死んだのは確かに確認した。しかしそれにしても先刻の恭子の言葉がひっかかる。
自殺・・?確かに気が動転していたが状況として有り得るだろうか?
原因はどうであれ突発的にしろ体育倉庫の汚いところで死のうと考えるだろうか?
俺は吉田がなにか部活動をしていたかどうか恭子に尋ねた。
「帰宅部じゃなかった?確か。」そういえばそうだった。俺と帰りに一緒になることも
あったからだ。ならば部室や体育倉庫で死ぬ可能性は低いのではないか。

そして吉田についての情報を頭の中で整理しよう試みた。しかし如何せんそれほど
親密ではなかったのでなかなか思い浮かばなかった。恭子にしても俺と大して
変わらなかった。じり貧だった。思いつくままに彼についての情報を恭子と言い合っ
てみる・・・出席番号、授業中の発言、体育祭でのエピソード・・・身になるようなものは
何もなかった。その時ふいに思い出した。

そうだ。奴も窓際の席だ・・。
自分よりもずっと前に座っていたのでなかなか思い出せずにいたのだ。

138 :名無しのオプ:03/07/23 16:40
俺の中で一つの仮説が芽生えた。

吉田があの倉庫にいた理由は「俺と同じかもしれない。」
「え?何が?」呟くと恭子が振り向く。
「吉田があの倉庫にいたのは、俺と同じであの彼女に逢うためかも。」
俺がそう言うと、恭子も考えを察したようだ。
「吉田君も窓際の席だし、同じことを考えても不思議じゃないわね、
  吉田君も彼女に逢いに君より先に倉庫に行っていた・・」
俺は頷づく。同じことを俺も考えていたのだ。
「吉田も彼女に興味があったに違いない。で、何故だか殺された」俺はつけ加えた。

「まって」恭子の声が少し高くなる。
「こういうふうにも考えられる。吉田君とあの彼女は知り合いだったと考えれば?
彼女の謎の行動も吉田君と何らかのコンタクトをとっていたとすれば説明がつくね。」
「コンタクト?はーど・・そふと・・とかの?」俺は真面目に質問した。
恭子は無視して続ける。
「だけど何の証拠もないし、いったい何の為にそんな面倒な連絡方法にしたのだろう。
 吉田君とその彼女の接点が問題だわ。動機も証拠も不十分だし、
 結論付けるには、判断材料が少なすぎるわ。」
恭子は俺のことは眼中にないのかだろうか、独り言になっていた。
「もう少し調べるべきね」納得いく結論がでたようだ俺抜きで。

「ああ・あの」俺が言いかける前に恭子はサッサと歩き出した。

139 :名無しのオプ:03/07/23 16:43
☆綺麗なおしりときれいなおっぱいがたくさん!
http://www3.free-city.net/home/espresso/bigapple/queen.html

☆可愛い女の子がたーくさん脱いでるよ★
http://www3.free-city.net/home/espresso/function/girls.html

☆無修正画像たくさんあるからみてね!
http://www3.free-city.net/home/espresso/function/photo.html

140 :名無しのオプ:03/07/23 19:41
「待てよ!バカヤロ〜」
俺は夕日に向かって叫んだ。

恭子は言った。
「もうあなたにはウンザリだわ。ばかちん。骨は拾ってあげるわ」
どうやら頭の使い過ぎで平静を失っているようだ。

え?違う。別に俺は次の奴に全てを押し付ける気なんてない。
でもしょうがないんだ、こうするしか・・・。
心の中でつぶやきながら俺はカナヅチで恭子の後頭部を殴った。

第173章 完

141 :名無しのオプ:03/07/23 22:18
と、終わりではなかった……。
「ばかもんがぁぁあああ!校舎の中で暴れるなあああ!」
俺の凶行によって近くにいた生活指導の教師が飛んできた。
俺は教師にすいません。すいません。と繰り返し謝った。しばらくして教師は去ったが、
もし誰かに見られていたら俺は吉田殺しの犯人にされても仕方がない。

カナヅチで殴ったといえば、普通相手は死んだと思うだろう。
だが、恭子には平然と「ふっ、私の頭は親方のげんこつより硬いのよ」
と流されてしまった。なんという女だ。
「そうね……。吉田君の友達に聞けば彼女について何か彼が生前
 語っていたか分かるかもしれないわね。」と独り言を言って恭子が歩き出した。
「お、おい。ちょっと待ってくれ。俺をおいてどこに行く気だ?!」
「吉田君の友人たちに情報を探りに行くのよ。ついて来る気があるのなら早く来なさい。
 我が助手。」

助手にされてしまった……。でも、恭子の助手なら悪くない……かも。

142 :名無しのオプ:03/07/23 22:18
はっと気がつくと恭子を追いかけながら俺はまた妄想していた。
完ってなんだよ・・。俺は苦笑した。心の奥底では全部冗談であってほしかった。
恭子は教室に向かっているようだ。
恐らく窓際周辺の席の人間に片っ端にあたるつもりだろう。
それならばクラスの人間に怪しまれている俺が一緒にいては捗らないに違いない。
それにあの教室には居にくい。俺は踵を返すと図書室に向かった。ここはいつも閑散
としていて今の俺には有り難かった。司書の人間もいつもいない。
PCを開くと先程の掲示板にアクセスしてみる。ニュース速報というがもう話題は
全く別の雑談になっていた。ここの住人の興趣を引くほどの事件ではないようだ。
ここにはもう得る情報は無いようだ。溜息をつくとぶらぶらと書棚の間を歩いてみた。
何気なく目をやると書架に過去の卒業アルバムが並んでいた。
待てよ・・彼女は卒業生かもしれない。しかもそれほど俺よりも上とは思えない。
25歳前後だろう。少し確かめてみようと思い七、八年前の年度の卒業アルバムを引き出すと
席に戻った。

143 :名無しのオプ:03/07/23 22:50
卒業アルバムのページに手をやる…いやまて……
僕は、自分の内側から一つの点が音もなく巨大な球に膨らんでいくスピードを感じた。

神の存在を感じた…ような気がした。神の訪れる足音が聞こえた。
神の足音は、まるで十本の指で何かをカタカタと叩くような、時に早くなったり、時に遅くなったり…

そして何者かの目にスキャンされている間、この世界の時間は動き出す。
そして、スキャンされたデータは、迷路のような部屋で会議にかけられてから
神の足音とともに、僕の運命が訪れる。

吉田を殺した犯人の謎が、解けていく。そう…何人かの神々たちの共謀によって、吉田は葬られた。

この僕を取り巻く世界全体は、その外側にある世界によって支配されている。

まてよ……僕はある想像を実行に移してみる事にした。
おもむろに、ノートブックを開いて2ch、ミステリー板、そして……


144 :_:03/07/23 22:53
http://homepage.mac.com/hiroyuki44/

145 :名無しのオプ:03/07/23 23:19
その時書架の奥から声が聞こえた。
「何人かの神々だって?それはアニミズムが浸透している日本ならではだな。」
そこからのそりと出て来たのはYシャツを胸元まで開けネックレスを揺らしている
気だるそうな男だった。
「加瀬っ!おまえもサボりか?」彼は欠伸をしながら金髪のメッシュ部分を弄り言った。
「あぁ。いつもここで昼寝してるんだよ。つか独り言でかいよ。おまえ」
俺は赤面した。「吉田ってあの殺された奴?」そうだ。仲間は多いほうがいい。
俺は加瀬に今までの経緯を話した。加瀬はひどく真剣に聞き入っている。

加瀬はこの学校では異端扱いだった。容姿や服装の派手さから比較的真面目なこの高校
の生徒には馴染めなかった。そして一年前彼のクラスで暴力事件が発生したのだ。ある者の財布から
金が抜き出され、疑われた彼は暴力に走ってしまった。しかし彼は退学にはならなかった。
盗みの疑いが晴れた為だったが彼は暴力の代償として停学になった。
その日偶然街で彼を目撃し声をかけたのが親密になるきっかけだった。その時彼は黙って自販機に向かい
ビールを数本買うと俺に投げてよこした。そして近くの河川敷で飲みながら語った。
彼の話は事件の愚痴から飛び火し教育システムや政治、はたまた経済にまで及んだ。
それは知性と教養に溢れていた。俺と彼はひどく充実した時間を過ごしていた。
それから数ヶ月に一回はそうやって飲み語る場を設けるようになったのだ。

彼は吉田の事件の概要を一通り黙って聴いていた。
「うちのクラスの奴らにも知ってる奴らがいるかもしれない。その女のこと。窓際の奴ら
に聴いてみようか?ちょっと締め上げればすぐ話すぜ」
彼は口に端を歪めながら言った。


146 :名無しのオプ:03/07/23 23:53
だが、俺はその口の端に白いものがついているのを見逃さなかった。
そっと指を伸ばし、優しく拭きとってやる。驚いたような顔を浮かべる彼を横目に、臭いを嗅いでみた。
思った通りだった。
「これは・・・だな」
「・・・・」
彼はふてくされたように横を向いた。俺は溜息をついた。
次の瞬間、彼の右頬を思いきり殴った。彼はうずくまった。ごぼごぼ、という音がした。嘔吐だった。白い液体が大部分だった。あたり一面にくせのある臭いが立ち上る。栗の花。
「誰のチンポをしゃぶっていたんだ」
「・・・・お、お前にそれを教える義務はねえ」
「・・・・」
俺は黙って彼の腹に二、三発蹴りを入れた。ウエイトを載せ、力いっぱい蹴り上げる。許せなかった。俺以外の男のチンポを、こいつがくわえていたなんて。
彼の口の端についていた物体、それは−−恥垢だった。茹で上がった頭で、その臭いをもう一度反芻し、俺はまた怒りを燃やした。蹴り足が止まらなかった。

147 :名無しのオプ:03/07/24 03:20
しかし、これが今から始まる大惨事のほんの序の口にしか過ぎなかったとは、
この時誰が予想しえたであろう・・・。
気が付けばもうこんな時間か、眠い、眠すぎる・・・。もう終わりにしよう。
一体何人が参加してるんだ、案外少人数かも、いや多分そうだろうな、3人しか居なかったら
笑えるな、ねみーよ、腹へったし、シモネタは飽きた・・・俺は無意識的に口走っていた。
「もうだめぽ・・・」
すると、彼の態度が豹変した。

148 :名無しのオプ:03/07/24 22:29
俺としたことが疲れているようだ。加瀬も訝しげに俺を見ている。
俺と加瀬がホモだなんてくだらない妄想をするなんて・・。
その時図書室の扉が開き恭子が入ってきた。授業を抜け出してきたようだ。
恭子は俺に話し掛けようとした時、加瀬に気がついた。彼女は意外そうに言った。
「めずらしい組み合わせね。仲良かったんだ。」他の女子生徒にも恐れられている加瀬
にも特に変わらない振る舞いをしていた。加瀬は生返事だけしていた。
「それで窓際の席の子たちにリサーチしてみたんだけど面白い事がわかったの」
彼女はまずその女の存在について知っているかを聞いたようだ。そしてもうひとつは
古文の時間の吉田の様子についてであった。
まず前者の質問は知っているものはいなかったようだ。そして後者の質問には面白い
答えがあったらしい。
「吉田君の斜め後ろに座ってた子が時々見かけたらしいんだけど、吉田君あの時間に
手鏡だして見てたんだって。あんまり身なりに気を使わないみたいなのに変だなぁって思ったってさ」
俺と加瀬は顔を見合わせた。
同じ考えのようだった。

149 :名無しのオプ:03/07/25 12:22
そこまで読むと、僕はページを閉じた。
背後に人の気配を感じたからだ。

150 :名無しのオプ:03/07/25 22:54
だが、振り向くと誰もいなかった。
僕は再び写経作業に取りかかった。
私達創価学会の会員は毎日勤行に励んでおります。南無・・・

151 :名無しのオプ:03/07/26 04:16
僕はそのお経を読みながら意訳してみた。
「どいつもこいつもスレタイ無視してんじゃねえよ!!ったく・・・」
すると、誰もいなかったはずの背後から声が聞こえた。
「その言葉が聞きたかったのよ。犯人はあなただったのね」
振り向くと、そこには微笑を浮かべた彼女が居た。


152 :名無しのオプ:03/07/26 06:24
http://esenden.com/rank/ninki/ranklink.cgi?id=groovy

153 :名無しのオプ:03/07/27 07:23
彼女はそっと喋り出した。

この一連の殺人事件の一番の被害者は、なにをかくそうこのスレタイの考案者、>>1 だったのよ。
彼は、ひそかに、そして確信犯的なレスをする者たちによって、ゆっくりと、とてもゆっくりと、
自覚するのも困難なほどのスピードで、無自覚に殺人は完了していた。

もちろん、確信犯的なレスをする者たちも殺意に関しては無意識レベルで行われていった。

犯人の無意識な行動による、被害者の無自覚な死、これがこのスレで行われている事の全てよ。

そう言い終えると、彼女は無意識に髪をかきあげて、ノートブックを閉じると、無自覚にベットに横たわり静かに眠りについた。

窓のそとに黒い影が忍び寄っている事も知らずに……

154 :名無しのオプ:03/07/27 22:48
俺は書き込みを終えるとPCを閉じた。
また荒らしてしまった。話がまとまり始めるとすぐおかしな書き込みをしてしまうのは
悪い癖だ。肌寒いくらい空調のきいた薄暗い部屋で俺は一点を見つめた。
なにをやってるんだ。今じゃなきゃ出来ない事があるだろう。俺は自問したが答えは出なかった。



155 :名無しのオプ:03/07/28 16:45
そして、俺はマルボロを一本口にくわえて、テレビのチャンネルを1〜60ch順に変えながらタバコに火をつけた。
ニュース、トレンディ・ドラマ、ドキュメントタリー、バラエティ、ミュージック・ヴィデオ、学習、教養番組、通信販売、
そして映画、演劇……

ドラマで一つの恋が成就すると、ドキュメンタリーで一つの失恋が報じられ、
ミュージック・ヴィデオで世の中に対してメッセージを発している者がいれば、
学習、教養番組でどこかの未だ世の中の仕組みに未熟な者に対して講義が行われる。
通信販売でお買い得だと連呼すれば、ニュースで詐欺が報じられる。

オレは、そんなモニター越しの絵巻物と、リアルの狭間にゆっくりと煙を吐き出し、
何か巨大な怪物のような異様な形状に変形しながら消えていく様を目で追っている。

ビンドゥーの経典、ウパニシャッド
キリスト経典、死海文書
イスラム経典、コーラン

自分が今ここで、何をするべきか、も含めた全ての鍵は何処に?それともそんなものは無い、というのがその答え?
世界の骨組み、その骨格を見てみたくてオレはカッターで空中を切り裂いてみた。
すると、こともあろうか、ペラっとその空中はめくられた。手でその切り口を開けて、中を覗いてみた。
暗闇の中に白い張り紙があり、そこには文字でこう書かれていた。
「工事中、近寄るな。 神」

まだ出来ていないらしい。オレはもう一本タバコに火をつけてユックリと肺に含んでから煙を吐き出してから
取りあえず、ガムテープで空中の切り口を塞いでから、長いすの上でいつのまにか深い眠りについた。

156 :名無しのオプ:03/07/28 22:42
そこは街の喧騒だった。人の足音、話し声、車の排気音、すべてがごちゃまぜに
ない交ぜになっていた。俺はスクランブル交差点で立ち尽くしている。
不意に景色が歪む。すべてのものが拉げて絵の具を混ぜていくように色彩が変異
していく。
ぼんやりと景色が薄れ、薄く目を開けるといつものように自室の天井の紋様が目に
入った。
夢でも見ていたようだ。先程切り裂いた空間に目をやる。そこにはもうなにもなかった。
どこまでが睡夢でどこまでが現実なのか俺にはわからなくなっていた。



157 :名無しのオプ:03/07/28 23:33
そこでふと気がついた。この曖昧な夢うつつの状態で、感覚をとめてみると、はたして世界は研ぎ澄まされた。
オレは夢と現実の狭間の世界を手に入れた。

手に触れるものからの感覚は、即座に目の前にある抽象的なレイヤー上に反映された。
その反映されるパターンは、恐らくその人間の過去の時間軸とシンクロしていた。
つまりどういう育ち方をしてきたかによって、千差万別なのだと思う。

ふとテレビの声から自分の名前を聞いたような感じを受けたので、オレはテレビの方に意識を集中した。

するとどうしたことか…オレの顔写真が画面に大写しにされていて、ニュース・キャスターその他のコメンテーターによって、
オレの話をメインに番組は進行しているみたいだった。

158 :名無しのオプ:03/07/29 22:53
      r ‐、
      | ○ |          r‐‐、
     _,;ト - イ、      ∧l☆│∧  良い子の諸君!
    (⌒`    ⌒ヽ   /,、,,ト.-イ/,、 l  早起きは三文の得というが、
    |ヽ  ~~⌒γ⌒) r'⌒ `!´ `⌒)  今のお金にすると60円くらいだ。
   │ ヽー―'^ー-' ( ⌒γ⌒~~ /|  寝てたほうがマシだな。
   │  〉    |│  |`ー^ー― r' |
   │ /───| |  |/ |  l  ト、 |
   |  irー-、 ー ,} |    /     i
   | /   `X´ ヽ    /   入  |




159 :名無しのオプ:03/07/30 22:39
俺はバスローブを脱ぎ捨てると半裸になった。
そしてシガーケースから葉巻を取り出しナイフで乱暴に切り口を切ると
火をつけた。大きく吸い込みふかす。白紫の煙が部屋に充満する。
飲みかけのグラスにはすでに氷がとけ薄まったウイスキーがあった。
それをぐいと飲み干すと呟いた。
「Jesus Christ・・・」



160 :名無しのオプ:03/08/01 19:53
「そうか・・・。そうだったんだ」
長い夢から目を覚ますと、俺は呟いた。ようやく事件の全貌が見えた気がした。
横の恭子が不思議そうな顔で尋ねる。
「どうしたの?何か分かったの?」
俺は恭子を見つめた。
・・・沈黙。
恭子の、俺が口を開くのを今か今かと待ち構えている・・・その、表情。
ほとんど無意識に、俺は言葉を発していた。
「柿食う客は良く曲聴く客だ」
俺は彼女を見つめたまま、繰り返した。
「柿食う客は良く曲聴く客だ。柿食う客は良く曲聴く客だ」
彼女も繰り返した。
「柿食う客は良く曲聴く客だ」
言わなければ。続けなければ。言わなければならない言わなければ言わなければ・・・
「柿食う客は良く」吉田も繰り返す。「客は良く曲聴くきゃくだ」俺も繰り返す彼女も繰り返す「柿食う客は良く曲聴く客」加瀬も鈴木も佐藤もジェームズもワトソンも>>1も俺もお前もどいつもこいつも言わなければ言わなければ言わなければ言わなければ
世界は柿食う客で満ちていた。全て人類の精神は一つなり、皆の声が響き渡り。

合掌。

161 :名無しのオプ:03/08/01 23:08
合唱
ふと気がつくと歌声が響いていた。
モルダウだった。俺が大嫌いな歌だ。反吐が出る。
こっそり音楽室を抜け出す。数人の女子は気がついてくすくす笑っている。
薄くドアを開け体を滑り込ませる。廊下は静まり返っていた。
どこかの教室からは英語のリスニングのテープが聞こえる。
俺は男子便所に行くと窓を開き煙草に火をつけた。中学生の時から愛用している
キャスターだった。深く吸い込み吐き出す。香ばしい匂いがたちこめる。
俺はすこし落ち着いた。
窓から戸外を見下ろすと向こうにはファミレスが見える。昼時のせいかひっきりなしに
車が行き交う。手前には焼却炉があるが近頃のダイオキシンやら環境ホルモンやらの問題の
せいであまり煙は上がっていなかった。


162 :名無しのオプ:03/08/02 00:07
「恐ろしい技術だ……」俺は煙を吐き出しながら、つぶやいた。
相手の注意を一瞬惹きつけてその隙に対象の精神に深い暗示をかける……。
究極の催眠術。
俺の長い、長い夢から得た事件を解く鍵とはそれだった。
さっき、俺は「柿食う客は良く曲聴く客だ」と言った。なんでもよかった。
彼らの関心を惹きつけられるなら。そう、たった一瞬相手の心を無防備に出来れば。
そして、それが

ときおり現れる女の不可思議なジェスチャーでも。

彼女は吉田に、そして俺に暗示をかけていたのだ。
おそらく、吉田が姿を消して死体となり、俺がそこに居合わせたのは
彼女の仕組んだ必然なのだろう。俺でなくても彼女のジェスチャーを
目にした者なら、死体の発見者は誰でも良かったのかもしれない。
彼女は吉田を誘い出し、殺した……。

163 :山崎 渉:03/08/02 02:02
(^^)

164 :名無しのオプ:03/08/02 19:53
恭子は笑っていた。にたにたと赤い舌が見え隠れする。
俺は訝しげに尋ねた。「なぜ笑っている?」彼女は答えた。
「何故って?犯人は私だからよ」そういうと高らかに笑い始めた。
俺は驚愕した。冗談には見えない。
「吉田でも誰でもよかったのよ。ナイフが肉に突き刺さる感覚がたまらなかったわ」
そういうとナイフを取り出し俺に突きつけた。
「あんたも味わってみる?」
恭子の目には不気味な光が宿っていた。


165 :名無しのオプ:03/08/02 20:00
                         ,、 '";ィ'
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  . : : : : : : `゙'ヽ、:::゙ヾ´::::::::::::::::::::::`゙゙゙'''‐'、. l|
、、 . : : : : : : : : r'":::::::::::::::::::::::::,r':ぃ::::ヽ::::::::ヽ!                 ,、- 、
.ヽ:゙ヽ; : : : : : :ノ:::::::::::::::::::::;;、-、、゙:::     rー-:'、                /   }¬、
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   ヽ:ヽ、 /:::::::::::::::::::::::::     _  `゙''‐''"  __,,',,,,___       /~   ヾ::::ツ,、-/
     `ヽ、:::::::::;;;、、--‐‐'''''',,iニ-    _|  、-l、,},,   ̄""'''¬-, '  ''‐-、 .,ノ'゙,i';;;;ツ
   _,,,、-‐l'''"´:::::::'  ,、-'" ,.X,_,,、-v'"''゙''yr-ヽ / ゙゙'ヽ、,    ,.'      j゙,,, ´ 7
,、-''"    .l:::::::::::;、-''"  ,.-'  ゙、""ヾ'r-;;:l  冫、     ヽ、 /    __,,.ノ:::::ヽ. /   何を今更。
       l;、-'゙:   ,/      ゞ=‐'"~゙゙') ./. \    /  '''"/::::;:::;r-''‐ヽ
     ,、‐゙ ヽ:::::..,.r'゙         ,,. ,r/ ./    ヽ.   ,'     '、ノ''"   ノ  
   ,、‐'゙     ン;"::::::.       "´ '゙ ´ /      ゙、 ,'            /
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166 :jin:03/08/02 20:03

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167 :名無しのオプ:03/08/03 22:41
作り笑いが歪む
長い月日が終わる
胸に沁みるのはいやね こりゃなに?
軽い始まりだけど 割りと長くなったし
お体だけはどうぞ大事に
そうね終わりは当たり前のように来るものだし
仕方ないぜ はしゃいでたあの日にサラバ

168 :名無しのオプ:03/08/03 23:00
馬鹿馬鹿しいけど俺 まわりの奴らに言われ
おまえといるの悩んでたもの
あんなふうで続くなら きっと皆そうしあわせ
今頃気付いちゃって辛いぜ

169 :名無しのオプ:03/08/04 22:56
気の向くまま過ごしてた二人だからそう
終わる事感じた割りに惨めね
いつもいっしょ何をするにでも ふたりだった
あんな日はもう二度と来ないような気がして

170 :名無しのオプ:03/08/05 00:17
そう、出かけよう
トランクス一つだけで 浪漫コ飛行に

学生時代に流行った曲の下替え歌を大声で歌いながら、乗車率200%の山手線に飛び乗った。
曲の続きを歌い続ける。

そのオメコ中までも 腐らぬように インザプシー
掻き回すのさ マイ精子 オオー オオー オウオウオウオウオー

俺を中心とした半径3mには誰もいない。王様の気分だった。

171 :名無しのオプ:03/08/05 00:23
王様気分で歩いていると、人相の悪い兄ちゃんたちに
道をふさがれた・・・
金を出して欲しいのだろうけど、あいにく金は持っていなかった
ふ・・・、金を持たずに旅にでるのも悪くないだろう?
金があっても払う気はないんだがね・・・

さぁ、かかってこい社会のクズども
この私が社会の王が正義の鉄槌をくだそうぞ

172 :名無しのオプ:03/08/05 00:58
と、思ったが様子がおかしい。
いっけん人相が悪い男達だったが、よく見ると悪人顔ではなく、どこか生気のない顔をしているだけであった。

「北朝鮮の家族全員帰国のため、募金お願いしますう」

男達は油気の無い髪を振りながら迫ってくる。銀縁メガネとあいまって、まるで宅八郎のようだった。

173 :名無しのオプ:03/08/05 10:50
俺は怒りに震えた。あの残酷な出来事を出汁に金を貪ろうとは。
俺は拳を硬く握るとその男を殴りつけた。
銀縁眼鏡が飛び、悲鳴が轟いた。



174 :_:03/08/05 10:57
http://homepage.mac.com/hiroyuki44/

175 :名無しのオプ:03/08/06 22:33
うぎゃあああぁぁぁ
べはばっ
「よくも仲間をやってくれたな」
「ア、あいつだ!あいつが襲ってくる!!!」
俺は一心不乱に逃げた。
学生時代は友達から「強化セラミック弾頭超高速徹頭弾」と呼ばれた漏れだ。
ヤシらに追いつけるわけもない罠(w

だが敵もサルもの。米軍装甲歩兵と機械化小隊を引き連れて追いかけてくる。
こうなったらしかたがない。俺は超合金製高振動ブレードを振りかざして応戦することにした。

176 :名無しのオプ:03/08/06 22:34
 「わちゃせい♪」
   ∩_∩  ∩_∩
  ( ・∀・) ( ´∀`)
 ⊂    つ⊂    つ
  .人  Y   人  Y
  し'(_)   し'(_)

  「わちゃせい♪」
   ∩_∩  ∩_∩
  (・∀・ ) (´∀` )
 ⊂、   つ⊂、   つ
    Y 人    Y 人
   (_)'J   (_)'J

  「わちゃせい♪」
  ∩_∩  ∩_∩
 ( ・∀・ ) ( ´∀` )
 ( つ⊂ ) ( つ⊂ )
  ヽ ( ノ  ヽ ( ノ
 (_)し'  (_)し'

    「わぁ!!!!」
   ∩_∩   ∩_∩
  ∩ ・∀・)∩∩ ´∀`)∩
   〉     _ノ 〉     _ノ
  ノ ノ  ノ  ノ ノ  ノ
  し´(_)   し´(_)


177 :名無しのオプ:03/08/06 23:48
相手は踊りでこちらを幻惑する作戦だ!
「畜生、その手に乗るかぁ!!」
こっちも踊って対抗するしかない。
俺は狂ったようにブレイクダンスを踊り始めた。身体を躍動させ、爪先まで全神経を集中させる。
高鳴る鼓動。舞い散る汗。
お互いの持てる力を最大限まで発揮すべく、俺たちは踊って踊って踊りまくった。

と、ここで演技時間終了のホイッスル!
さあ、審査員の判定は!?

178 :名無しのオプ:03/08/07 01:23
LLブラザーズの勝ち
審査員はそう判定した。
俺は腰砕けになり床に倒れ込んだ。そして鳴咽した。
糞ったれ!この糞尿が!下痢便!ウン筋!
俺は心の中で叫んだ。



179 :名無しのオプ:03/08/07 20:12
754 :番組の途中ですが名無しです :03/08/07 19:08 ID:26WSwBgT
ゴッリラがでったぞ ゴッリラがでったぞ


180 :名無しのオプ:03/08/07 20:19
http://homepage3.nifty.com/coco-nut/
おちんちん巨大化法

181 :名無しのオプ:03/08/08 20:42
これぞミステリ。
>>1も満足だろう。

182 :名無しのオプ:03/08/09 16:15
どこがじゃ!
まったく、いい感じに話が膨らんでくると、夢オチとかデムパな展開だ。
少しは話を完結させようよ。
ここらで一旦仕切りなおしてさ。
じゃ、↓どうぞ。

183 :名無しのオプ:03/08/09 21:08
待て、結局10レスずつで行くの?

184 :名無しのオプ:03/08/09 21:15
>>183
それはなしでいかない?
もうみんなに忘れ去られてるし。
漏れはゆっくりゆっくりで長くてもいいから、完結させたい。

185 :名無しのオプ:03/08/09 22:00
まず出だしはこうだ。


我輩は猫である。名前はまだ無い。



186 :名無しのオプ:03/08/09 22:21
開いたメモには、名作の出だしの一文が書かれていた。
今、僕の横に倒れている見知らぬ人物が握っていたメモだ。
周りは、静かだ。
僕は、何故かズキズキと痛む頭に手をやりながら、状況を把握しようと努めた。
この部屋には、僕とその人物しかいない。しかも・・・・。
ドアには、鍵が掛かっている。
一応確認したが、一つしかない窓もしっかり施錠されていた。
何か変だ。僕の手にべったり付いているどす黒い液体は一体・・・・?
僕は、どうしてこんな事になったのか、思い出そうとした。

187 :名無しのオプ:03/08/11 15:47
と、その時ドアをノックする音が耳に入った。

「お客様、お客様。どうかなされましたか?お客様…」

どうやらここはホテルの一室らしい。波の音、窓に広がる景色を見ると、
おそらく海辺のホテル。先ほどノックした者が日本語を話していたから、
場所は日本だろう。

僕は腕に日焼けをしていて、もうすでに皮が若干剥けているほどだ。

部屋ではテレビがうっすらとした音量でつけっ放しになっている。

今はとても自分自身で焦っていて、ここに至る経緯をすぐには思い出せそうもない。
また、目の前の状況を考えるとそんな時間はありそうもない。
と、そこでまたしてもドアのノック音が聞こえた。

「お客様…お客様…」

188 :名無しのオプ:03/08/11 17:09
「あぁ、何か」
と、僕は平静を装って返事をしてみた。

「つい先程、となりの705号室のお客様から通報がありまして、
 この706号室から大きな物音がしたとのことでしたので、
  こうして、お伺いしているのですが…」

「ありがとう、でも心配は無用です。枕もとにあった電気スタンドを
 寝ぼけて足で蹴り落としてしまったようです。
 わざわざ駆けつけてくれて申し訳ないが、
 今はもうシャワーを浴びようと、裸になっているので
 あとでこちらから隣の部屋に謝っておく。」

「分かりました。それでは、何かありましたら気兼ねなくおっしゃって下さい。」


足音が遠のいていき、やがて消えた。どうやらホテルの関係者は帰ったようだ。
一応念のために、僕はシャワー室へ入ってシャワーの水を出しっぱなしにしておこう。

すると突然電話のベルが部屋中に鳴り響いた。
僕は恐れを抱きつつも3回コールでその電話に出た。

聴きなれない女の声が、受話器の向こうから聞こえてきた。

189 :名無しのオプ:03/08/11 19:48
その女は静かにこう告げた。
「犯人は伯爵です。彼は死体を認識できない人なのよ」
「と、ということはオリエントは全員が犯人なんですね!?」

■■■■■ END ■■■■■


190 :1:03/08/11 20:04
一時期ダメかと思いましたが、それなりに小説になってるようですね
もし、10レスで終わりそうなのに広告が載せられて邪魔させられたり
イタズラのレスが入れられたら、11レスで完結しても構いません。
それか、器用な方は、広告やイタズラレスさえも小説の一部として
書き込めるかもしれませんね。

じゃ、あらたなお話スタート!

「荒野と僕」
僕の名前はジョン。アリゾナ州の広大な荒野のなかの一本道を
当てもなくリュックを背負って旅をしていた。
しかし、暑さも酷いし食料も水も尽きてきた。隣町まではまだ数キロある。
僕はヒッチハイクをすることにした。
僕は親指をかざした。しかし、車はなかなかこない。トラックが一台通ったけど
僕が女じゃないせいか、ツバを吐き捨て中指まで出してきた。
僕が女だったら良かった、一瞬そう思った。その時、一台のピックアップトラックが
向こうからきた。運転手は恐らく男だろう。逆光でよく見えないが。
僕は、両腕を振り上げて合図した。

191 :名無しのオプ:03/08/11 20:08
スレを全部見ましたが、10レスで終わるのは難しいみたいですね。
ルールを変更して、大体10レスぐらいで終わるのが理想ってことにして
おきます。

すると、ピックアップトラックは止まってくれた。

192 :名無しのオプ:03/08/11 22:43
別に僕の合図で止まってくれたわけではなかった。
そのトラックの運転手は出刃包丁で深々と首筋を刺されていたのだ。
まだ血がいきおいよく噴出している…。
運転席には人はおろか、アリの子ひとついない。
荷台を調べても生物の気配すらしてはいない。

「ヘイ、坊や、どないしたんや?」
いつ来たのか、荒野には似つかわしくない1台のミニバンが止まっていた。
その若い運転手(後で分かるが彼は犯人ではなかった)がのんきそうに僕に声をかけてきたのだ。


193 :名無しのオプ:03/08/11 22:48
すると運転席の窓から東洋人の男が顔を出した。
(ウホッ!いい男・・・)
ジョンは筋金入りのホモであった。
「乗らないか」
「ああ・・・・・・」
「ところで俺の金玉を見てくれないか」
すると東洋人の男はパンパンに膨れ上がった自分の金玉をジョンに見せた。

194 :名無しのオプ:03/08/11 22:51
男は僕の血の気の引いた顔を見て降りてきて言った。
「なんやねんな。わいがみたるさかいに。待っときや」
その男は運転席を覗き込んだ。すると腰を抜かしたかのように後ろに
倒れこんだ。
「あんさんがやったんかいな?」驚愕の顔で僕を見つめた。
僕はにやりと笑って見せた。



195 :名無しのオプ:03/08/12 23:54
俺はエンジンをかけた。下腹部に響くエキゾースト。
オレンジ色の車体はとてもクールだ。目の端に見学者らしき群衆がとまった。
俺はアクセルを踏みこむと走り出した。

196 :名無しのオプ:03/08/13 15:35
俺はハンドルを左、そして右と切ってそのまま直進する段取りだった。
ん?ちょっとまて…何かこの車扱いづらいぞ……うわっ、アクセルちょっと踏んだだけで……うわっ、うわっ
やべ〜ハンドル右きるのが焦って早すぎた…早く左切らないと止まってる車に当た…うわー
ハンドルさばきに気をとられてブレーキ踏むの忘れてた…

うわ------------------------------
………………………………………
…………………………
……………
……
臨時ニュースです。
 
12日午後1時50分ごろ、19年ぶりに連続ドラマとして
復活するテレビ朝日系「西部警察2003」の名古屋市内の
ロケ現場で、俳優・池田努(24)運転のスポーツカーが
スピンして見物人の列に突っ込み、男女計5人が重軽傷を負いました。

石原裕次郎さんの17回忌やテレ朝の開局45周年という
節目の今年、華々しく復活するはずが、影を落としてしまったようです。


197 :名無しのオプ:03/08/13 15:38
ジョンは愕然とした。池田努は彼のホモ仲間なのだ。

198 :名無しのオプ:03/08/13 20:38
その時だった。
三つ揃いのスーツを着、サングラスをかけた男が池田の前に現れた。
「裕次郎さん…!?」
男はブランデーグラスを指で挟んでいた。

ゆうたろうだった



199 :名無しのオプ:03/08/13 23:28
そう、彼は石原慎太郎によってその存在を抹殺されていた、裕次郎の実の兄、その名も

石原 祐太郎

自ら率先して吉本興業と契約した、生まれながらのパロディ。
兄であるにも関わらず、何故か弟のニセモノであるところが、哀愁と笑いをかっている。

彼はイタコを連れてきて、裕次郎の霊と交信を始めた。

「ユウちゃん、今回の事件、あれは何なのよーよーよー」

すると裕次郎の降りてきているイタコがしゃべり出した。

「もう忘れろって、俺の事は、2代目?何じゃそりゃ…時代だったんだよ…時代。
 何かの2代目とか2世とかなんとかのオーディションに、オレが出るわけねーだろーが。
 その時点で、本末転倒。おーきなカン違い。もういーよ。
 吉本興業したほうがあってるんじゃないの?」

祐太郎「う〜ん、さすがユウちゃん。惚れ直したわ」

裕次郎「おめー誰?もう疲れたから還るわ……あばよ」

    

200 :セロリマン厨:03/08/13 23:56
「ワケわかんねえんだよおおおおおお」
突然、イタコが怒り出した。
イタコは大猿に変身し、蝶のように舞い、蜂のように刺した。
こうして、地球は滅亡した。

201 :マリーナの夏:03/08/13 23:59
http://life.fam.cx/a011/




202 :名無しのオプ:03/08/14 01:12
だが神はそれを許さなかった。
そして神聖言語を紡ぎ、呪文を唱えた。

201 :マリーナの夏 :03/08/13 23:59
http://life.fam.cx/a011/

「地球は蘇るであろう」

203 :名無しのオプ:03/08/15 11:57
「か?」

204 :山崎 渉:03/08/15 14:53
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン

205 :名無しのオプ:03/08/16 16:14
――了

206 :名無しのオプ:03/08/16 21:25
―――
「わあ仕事終わんねーよ誰だよこんな仕事引き受けたの」


207 :名無しのオプ:03/08/16 22:21
<img src="http://www8.plala.or.jp/kaomoji/r/o_peko.gif">

208 :名無しのオプ:03/08/17 01:38
その時さあ、誰かが階段を上がってくる音が聞こえたんだとさ。
そいつがな、事務所のドアを開けて、こう言ったんだよお・・・

209 :名無しのオプ:03/08/17 01:38
    |┃三   人      _________
    |┃   (_ )    /
    |┃ ≡ (__) <  うんこ!!!
____.|ミ\__( ・∀・)  \
    |┃=__    \    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    |┃ ≡ )  人 \ ガラッ

210 :名無しのオプ:03/08/18 15:49
「土下座したことは言ったほうが宜しいですか?」

「言わないほうがいいと思います。」


丸聞こえだった。



211 :名無しのオプ:03/08/19 03:12
「果たしてそうだろうか」
僕は呟いた。
とんでもない勘違いをしていたのかもしれない
のは誰だ。
知っている人は知っている。知らない人は知らない。
あるところにはある。無いところには無い。
「ふう、もう限界!!!もうだめぽ!!!」

212 :名無しのオプ:03/08/20 17:11
        \                / 〃  _,ァ---‐一ヘヽ      .../ てめーらオレがいないと思って
         \               i  /;;;;;;;;;;     リ}      ../調子ぶっこいてんじゃねーだろーな
           \.                |   〉;;;;;;;;-‐ノ  '''ー {! ∧__T _ ,,,r -r-T‐-、
            \            |   |;;;;;;; ‐ー  くー |"~。 r *o:*::f:::r:::..l. |
   ::::::::::::::       \    __,-,,-、  ___ヤヽリ;;;;;   ,r "_,,>、 ゚'}::::::::*o;;;ro ot _f_ヽ丿
   ::::::::┃二\     _\__/| | l |ヾ-"~  ヽ_」;;;;;  ト‐=‐ァ' !,,..-v--'''''''"V"~~ ┴
   :::::::┃. \\  l⌒l二|-l ..uUU""l----' ''ゝi、   ` `二´' 丿:::::::::::::::|
   :::::::┃-=-`9|、  "~ ...| ヽ  l ̄”/:::: __.、__|`'' ー--‐f '´:::::::::::::::::::|
  ::::::::::┃ヽ _ ヽ      |  |  / ..,-" //| ;;   ::::  ;; l l ` ;  ::::::|
  :::::::::::┃i".ヾ, |      ..| /  |  / ;; | | l   ;;;;  _//  `;; 、::|
   ::::::::┃||" /l___     | /   | /  l; | |   "〜-""~ //     `,
   ::::_/|\:~/| |   . |/   |/-   /|.|       //  ;; ;;   `,
    |  |_  ,,,,|  |   ../   . |  \ | |____    _//  ;  l|    `,
    |  | ""    |   /   ;' .|  /"/o  "" " " o\  ";.|:::::::::  l_
    |   |      l ... /   ;; |;;;;;". l/::::::::::::::::::::::::::::::::::`l :::::: l::::: _ - ".l
    .|   |      |  |   .;; l  / ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: `l :::l/    ;;` ;
    |   |      | .`l    "_ノ"\ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| / `;;   ;;; l
      皇太子様が巡回に参られました


213 :名無しのオプ:03/08/23 23:06
神野はやっとの想いで自室に辿り付いた。
付き合いでの飲みは酷く精神的に疲れる。
そのままベッドに倒れこんだ。部屋に入った時に少し違和感は感じたが
疲れと眠気に襲われ気付いた時には眠りについていた。

泥のように眠りうっすらと目を開けた。薄日が意識を取り戻させていた。
ごろりと寝返りをうつ。テーブル代わりにつかっていた炬燵の上にコップが
置いてある。神野は不思議に思った。昨日出かける前に洗い物はしていった
はずであったからだ。そしてそのコップの中には薄緑の液体が注がれていた。
神野は眠気眼でそれを眺めていた。昨日アルコールを飲んだせいか酷く体が水分を
欲していた。



214 :名無しのオプ:03/08/26 15:10
水でも飲もうかと立ち上がったとき、
炬燵の隅に白い何かが載っているのを見つけた。
自分の部屋に何者かが進入していたという事実が
彼の頭から一瞬で眠気を吹き飛ばした。

その白い何かは手紙だった。
その手紙には

「お前はある人間を殺すことになる」

とだけ書いてあった。

215 :名無しのオプ:03/08/26 18:25
その瞬間、急激な眩暈を覚えた。
彼はその場に座り込み、弱弱しく呟いた。
「これは・・・どこかで・・・」
意識が遠のくのが分かった。

216 :名無しのオプ:03/08/26 22:26
薄まる意識の中で咄嗟に薄緑の液体が入ったコップを握って喉に流し込んだ。
今思うと何故だかわからない。しかしそれを飲んだ事で激しい眩暈は嘘のように
無くなった。
しかし先程感じた既視感はなんだったのだろうか。このメモとこの飲み物は
意図的に置いていったに違いない。
そして今まで慣れ親しんだ自室に他人が、しかも奇異なメッセージを残しに浸入
したことに神野は身震いした。何故この液体を飲む事になるのを予期できたのか。
神野はその場に立ち尽くした。
そのときだった

217 :名無しのオプ:03/08/28 14:13
そのときだったのだ。

218 :名無しのオプ:03/08/29 00:14
そのときだったと思ったそのときが、まさにそのときだったのだと悟った、

そのときだった

219 :名無しのオプ:03/08/29 01:25
どのときだよ

220 :名無しのオプ:03/08/29 02:03
買いたいときが欲しいとき、だった


221 :名無しのオプ:03/08/29 14:35
プライスレス・・・
神野は呟くとにやりとした。


222 :名無しのオプ:03/08/29 14:37
それにしたって、懐中電灯に6000円は払いすぎだぜ・・・
神野は卒倒した。


223 :名無しのオプ:03/08/29 21:52
気が付くと夜になっていた。神野は屏風の後ろの神棚の左側にある取っ手を引いた。
すると神棚が後ろへ移動し、下の板が上に向かって開くようになっていた。
板をあけると下り階段が現れた。神野は懐中電灯を片手に階段を下りていく。
階段の下に着くと、そこから狭い通路が始まっている。通路はひんやりとして肌寒い。
神野は袴の上に何か羽織ってくればよかったと後悔したが、それも後の祭り、行くしかない。
懐中電灯を頼りに歩いていくと、道が二股に分かれる所に差し掛かった。
確か右は星降る山荘への道。目指す竜の鼻は左しかない。神野は左へ道をとった。

224 ::03/08/30 04:16
―――変だ。
何が変なのかは分からない。
しかし何かが変だということは分かる。
一体何なのだこの感覚は。
そうだ。
神野はある考えに思い当たった。
自分はこの通路を知っている。
自分はこの通路を歩いたことがある。
ここは―――初めて来る場所ではない。
ではいつ来たのだ。
神野は必至で記憶を反芻した。


225 :名無しのオプ:03/08/30 17:23
実は神野はこの世界を記録し続けるという仕事を請け負っていた。
だが、しばらくこの仕事についてみて、ある事実に気が付いた。

この世界の詳細を記述していくと、おのずと自分の書いているその記録内容にも触れるのだが、
そこから先は、永遠に書き続けても終わらないのだ。

この世界の中に、その世界のコピーが出来上がる瞬間に、そのコピーの中にもそのコピーが存在していなくてはならない。

そしてその法則を他のケースに当てはめてみると、そこから導き出される結論は、

「私は、”私”について考えてはならない」 というものだ。

神野は、思わず悟りを開きそうになったが、いかんいかん、と思い直し、

今日はまだオナニーしていない事実に気付き、おもむろに延滞中のTSUTAYAの袋の中から
「ジーザス栗と栗鼠スーパースター 」をデッキにセットした。

そう、彼は生粋のオナニャーだったのである。

226 :名無しのオプ:03/08/30 20:42
だが、昇天を迎えようとするその瞬間
彼の脳裏に哲学者バートランド・ラッセルの逆理が再生された。
「クレタ人は嘘つきである。」と言ったクレタ人。
自己に言及する命題の真偽を判定することは可能なのだろうか。
彼の思考は論理的な抽象命題から宇宙の破壊と再生の記録にまで飛躍した。
全宇宙のあらゆる情報を量子論的不確定性を排除した完璧な精度で計算し尽す
全能の存在……人はそれを「ラプラスの魔」と呼ぶ。

遂に彼は明鏡止水の境地に達した。ゴータマ・シッダールタが彼の前で微笑んでいる。
彼の肉体と精神はあらゆる宇宙時間のあらゆるヒルベルト空間に存在した。
56億7000万年の時を経て、マイトレーヤが彼の魂を済度した。

そして彼の意識は地下通路を歩いていた過去の自己に復帰した。
そうだ、再三感じた既視感……今ならば説明が出来る。
私の精神はあらゆる時間の流れのなかに存在した。すなわち
私は一度この通路を歩いていた。あの手紙は過去あるいは未来の
私が自分に宛てて出したメッセージだったのだ。
この通路の先に私の求める本当の記憶があるに違いない。

227 :名無しのオプ:03/08/30 20:47
待て待て。こんなことをしている時間はないぞ。
神野はデッキを持ちながら、ひとまずデッキを置く場所を探した。
あたりを懐中電灯で照らしてみると、
ちょうど岩がくり貫かれたような形になっている所があったので、そこにデッキを置いた。
TSUTAYAの袋も置こうと思ったが、後で使うこともあるかも知れないと思い直して袖に突っ込んだ。
通路を歩き始めてしばらくすると、人のささやきのような声が聞こえてきた。
あっ、そうだ、以前にも覚えがあるぞ。
あの時は目隠しをされていたのでわからなかったが、この声はここで聞いたものだったのだ。
そういえば、足元の感触や肌寒さなど思い当たる節も多い。
これが死人のささやきだったのか。何のことはない。簡単なトリックだった。

228 :227:03/08/30 20:51
これは本文とは関係ありません。
しまつた。227は225の続きで書いてしまった。
226があったとは知らなかった。スマソ

229 :名無しのオプ:03/08/31 20:02
神野はTSUTAYAの袋からもう一本借りてきていたビデオを取り出した。
火曜日は三泊で安くなっているため借りていたものだった。
側面のラベルには『発情痴女・殿いじめ』とある。神野はにやりとした。
彼は生粋のM男である。
彼ははやる気持ちを抑えデッキにテープを流しいれると、ティッシュの箱を肩片手に
ベッドに寝転んだ。


230 :名無しのオプ:03/08/31 22:30
そしてオナニーを我慢した。なんと言ってもM男なのだ。


231 :名無しのオプ:03/09/01 04:57
Mの神野には、日ごろ付き合っている女がいるが、その女はSだ…が、

その女は、相手を征服してから、その相手に”自分を虐める”ように命令する。
結果として、神野は虐めてもらいたいというその欲求の究極、”Sとして生かされる”
という仕打ちをその女から要求される。

Mとしての究極の屈辱は、Sとして振舞うことを強要される事であり、
Sとしての究極の快楽は、MにSを強要しその人間に自分を”虐めさせる”事である。

M男としての神野は、その女を辱める事に苦痛を感じ、
それが強要されての行為である事に快楽を覚える。

232 :名無しのオプ:03/09/01 15:48
神野のM仲間に垣原という男がいる。
垣原の口は耳まで開き、垣原の顔には三本の傷があり、
垣原は服の下を常に亀甲縛りにし、垣原は下が半分無いという超真性のドMである。

そんな垣原が満面の笑みを死んでいるのが見つかった。

233 :名無しのオプ:03/09/01 16:18
が無視した。

234 :名無しのオプ:03/09/01 20:08
「無視するな!!」
ダイイングメッセージにはそう書かれていた。

235 :名無しのオプ:03/09/01 20:54
垣原も遂に死んだか。神野には感慨深いものがあった。
Mの技法については垣原が師匠であった。
そして奴の神髄は苦しみこそすべてを凌駕するものである。
しかし、奴のこの満面の笑みはどうだ。
垣原が笑うなんてことはありえないはずだが。
そうか、この死顔がダイイングメッセージになっているらしい。
神野はしばらく考えてから、耳まで大きく裂けた垣原の口に手を突っ込んだ。
口内をあっちこっちさわるうちに垣原の右の奥歯が1本はずれた。
神野はニヤリとしながら、その奥歯をTSUTAYAの袋へ入れて歩き出した。

236 :名無しのオプ:03/09/01 22:59
しばらく通路を歩いて行くうちに、垣原の体に巻きつけてあるロープが
後に必要になるかも知れないと思い立ち、戻ることにした。
元の場所に戻ると、あれれ。垣原の死体が無い。いったいどうなったんだ。
さっきまであった死体が無くなっている。そんな馬鹿な。
神野は混乱してきた。自分は夢を見ていたのか? いや、そんなはずは無い。
神野はTSUTAYAの袋を取り出し、中に入れたはずの垣原の奥歯を探したが見つからない。
あれれ、どこにいったんだ。おかしい。どっかで奥歯を落としたようだ。
神野はふたたび歩きだしたが、前からやってくる人物を見て驚嘆の叫びを上げた。
「かかかかか、垣原」

237 :名無しのオプ:03/09/02 22:16
そのときだった
アフリカ中央テレビのクルーが神野に迫ってきた。
ひとりのディレクターらしき人間がカンニングペーパーを出して指示している。

「次でボケて」

俺は困惑した。



238 :名無しのオプ:03/09/02 23:22
思わずチンコがムケてしまった。


239 :名無しのオプ:03/09/03 22:20
何なんだ、こいつらは。
「垣原。お前、生きてたのか?」
「ん、神野。こんな所で何してる?」
垣原は到底今まで死んでいた人間とは見えなかった。
「こんな所で何をやってるんだ?」
「いや、取材だよ、取材。テレビ番組を撮ってるのさ。
アフリカ中央テレビなんだよ。珍しいだろ?」
「へえー、すごいな。海外のテレビから取材に来てるのか?」
神野は適当に受け答えをしながらも、
ここには何か大きな欺瞞があるのではないだろうかと考えていた。

240 :名無しのオプ:03/09/05 23:48
神野は垣原達と別れて、再び通路を進んでいく。
しばらくすると、川の流れるような水音が聞こえてきた。
さらに先に進むと、狭い通路から一転、広い空間が現れた。
懐中電灯で照らしてみると、天井は高く、奥行きもかなりある。
川というよりも水面は広い湖のようである。
懐中電灯で湖面を遠くまで照らしてみると、ギョッとするような、
背筋も凍るような生き物が数匹、水面から頭を出している。
灰色の顔で、パクパクした口が大きく開き、多数の細かい歯が生えている。
眼は丸々として表情の無い魚の眼。頬はエラのようになっていて、耳は無い。
半魚人である。

241 :名無しのオプ:03/09/06 02:23
なーんてことをしばし考えていた。

242 :名無しのオプ:03/09/06 03:05
気づいたときには俺はベットの上だった
―なんだ夢か・・・そうおもった瞬間、不意に上を見上げると空中になにかが集まり凝縮されていく
やがてそれは巨大な氷柱となって俺の眼前に落下してきた

243 :名無しのオプ:03/09/06 03:16
俺は死んだ。
氷柱をを突き立てられ頭を潰され脳漿をぶちまけている無残な姿がそこにはあった
そしてそれを見下ろしている今の自分があった


244 :名無しのオプ:03/09/06 21:16
俺は死んだのか。神野は自分自身の死体を見ながら呆然としていた。
するとベッドの周りに口を大きく開いた凶暴な半魚人どもがやって来た。
半魚人らは神野の死体に今にも食いつきそうなそぶりを見せていたが、
口をパクパクさせると、口から薄緑色の液体を吐き出し、神野の死体にかけ始めた。
するとどうだろう、死体の傷ついた部分が修復されていくではないか。
あっ、薄緑色の液体はエリクシルだったのか。
神野は今までの謎の一部を理解できた気がした。

245 :名無しのオプ:03/09/06 21:42
神野が座敷でくつろいでいると外国人が寄って来て呟いた。
「ヒトコトネタヤッテヨ」
神野は辟易した。しかししょうがないので言ってやった。
「消しゴムの角使ったくらいで怒るなよ 消しゴムの角使ったくらいで怒るなよ」





246 :名無しのオプ:03/09/07 00:07
外人が爆笑している最中、勢いよ扉が開く。
入ってきた色黒の男達、アフリカ中央TVのクルー達だった。
しかも5人や6人といった数ではなく、間違いなく50人はいると思われる。
瞬く間に神野の部屋は黒い男達で埋め尽くされてしまう。
何人かは壁に押しつぶされている状態で、更に扉の奥にはまだ何人か正座して待機していたのだ。

247 :名無しのオプ:03/09/07 15:27
「またこいつらか。こうなったら踊って対抗するしかない」

248 :名無しのオプ:03/09/07 15:47
神野はとりあえずパンツを脱いだ。

249 :名無しのオプ:03/09/07 20:08
そしてズボンを穿いた。

250 :名無しのオプ:03/09/07 20:40
神野は既視感を覚えた。
こいつは・・かつて今田耕治はおじいさん子か?の検証で年配の老人を
マンションにすし詰めにしていたのを思い出した。

神野は黒人に埋め尽くされたマンションで踊りつづけていた。



251 :名無しのオプ:03/09/07 21:06
そして誰もいなくなった

252 :名無しのオプ:03/09/07 22:31
しかしダリはいなくならなかった。

253 :名無しのオプ:03/09/07 22:41
ダリと神野は見つめあった。


254 :名無しのオプ:03/09/07 22:47
ひと心地ついてから、ダリと神野は尻あった。


255 :名無しのオプ:03/09/07 23:12
この感じは前にも・・・

256 :名無しのオプ:03/09/08 17:48
サルバドールが頷いた。

257 :名無しのオプ:03/09/08 22:01
神野は以前スペインで知り合った、サルバドールという黒人のことを想いだした。
彼は確かアフリカの中央部から、苦労してスペインにたどり着いたのだった。
今から思うと、エリクシルを運び出したがために、追っ手に追われていたんだろう。
しかし、サルバドールと半魚人はどう結びつくのであろうか?
神野にはまだすべての謎を解くだけの情報は無かった。

258 :名無しのオプ:03/09/08 22:52
神野は機械メーカーのスペイン工場に出向していた。
そこでスーパーバイザーを務めていたときにサルバドールと出会った。
彼は時間給の工員だったが熱心に働いていた。


259 :名無しのオプ:03/09/08 23:49
サルバドールはスペイン語があまり上手ではなかったが、
持ち前の気の明るさで他の仕事仲間とも打ち解けていった。
ある時、彼がアフリカの話をしている時のことだが、
話題が湖や河川に移ると、彼は両目をかっと見開いたまま、体をブルブルと激しく震わせた。
「チャド湖」
と、ぽつっと一言を漏らしたが、あれはいったい何のことであったのだろうか。

260 :名無しのオプ:03/09/09 01:18
なんのことはない、錦糸町のピンサロ「ハッピー・バレー」のチャド子ちゃんのことだ。


261 :名無しのオプ:03/09/09 11:03
そのサルバドールも今はもう居ない。殺されたのだ。
警察がチャド子を重要参考人として指名手配した
とは思えない。
犯人は半漁人に決まっている。何と言っても半漁人なのだから。

262 :名無しのオプ:03/09/09 22:59
その時、ドラえもんが言った。
:::::::::::/         ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::|  言  う  君 i::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::.ゝ え   わ   は  ノ:::::::::::::::::::::::::::: 
:::::::::::/  な   あ    イ:::::::::::::::::::::::::::::
:::::  |  い   し     ゙i     ::::::::::
   \_ の   か    ,,-'
――--、..,?__  _,,-''   
:::::::,-‐、,‐、ヽ. )ノ    
:::::_|/ 。|。ヽ|-i、       
/. ` ' ● ' ニ 、          _/ \_ 
ニ __l___ノ          /::::::    \ 
/ ̄ _  | i          /‐‐、     ::
|( ̄`'  )/ / ,..        )(o >,:::    ::: 
`ー---―' / '(__ )      <:::::      ::
====( i)==::::/         に] )ヽ   :::::
:/     ヽ:::i             >─-------- 


263 :名無しのオプ:03/09/10 00:58
うわああああああ(否定)

264 :名無しのオプ:03/09/10 08:43
と……ここで、周囲の景色が少し揺らいだ。徐々にノイズが目立つようになり
やがては、点いたり消えたりという明滅状態を繰り返す。

「あぁ…もうこの前買ってきた”Virtualounge”の電池が切れてきたか…」

このバーチャラウンジは、BSデジタル民放のTVショッピングでTVリモコンから通販したものだ。

「いや〜永いことハマってたからな…電池切れても当たり前かな…」
その時、その場所で僕は、一体今は何時で何処なのだろうかと思案した。

だが、それらの有様を始終監視しているものたちが居た。
…………よし、これで洗脳完了だ。よくやった、この調子でこれからもさらなる発展を目指して日々精進してくれたまえ。
「はい、分かりました。」

僕の仕事は、通販でこのバーチャラウンジを客に売り付け、バーチャラウンジの使用が中断したと見せかけて、
実はその世界もバーチャラウンジの見せているイリュージョンであると客に気付かせずに洗脳することだ。
これに成功すれば、その客はもはや我々の作り出す世界を現実であると認識するようになる。



265 :名無しのオプ:03/09/10 20:42
「ふー、一杯飲みに行くか」
僕は今日もバーチャラウンジを幾つか売って仕事を終わりにし、
いつもの行きつけのピンサロ「ハッピー・バレー」に行って一杯やることにした。
ハッピー・バレーは錦糸町にあり、オーナーは垣原という一風変わった所のある男である。
僕は店に着くなり、いつものようにチャド子を指名したが、
彼女は数日前から旅行に出かけているらしく不在であった。

266 :名無しのオプ:03/09/10 21:02
「あいつ今日は居ないのか、つまらないな・・・」
呟いた僕は、何やら奇妙な感覚を覚えた。今口にした言葉が、何となく自分の
言葉ではないような気がするのだ。否、確かに自分の意志で自分の口から
発したセリフなのだが、それはまるで僕の意識とは関係ないところで宙に浮いている
とでも言うような隔離感を伴っていた。
疲れてるのかも知れないな、と僕は思った。最近仕事を頑張り過ぎてるのだろう。
その時、オーナーの垣原が話し掛けてきた。

267 :名無しのオプ:03/09/10 21:49
「いっひっひっひ、いらっしゃい。確か例の、売ってるあんちゃんだったね」
垣原は如才無く挨拶してきた。
やつの口は耳まで大きく裂けて、相変わらずのすごい顔である。
「こんばんわ、今日はチャド子来てないんですか?」
「彼女はスペインへ旅行に出かけているんだよ」
垣原はなぜか一瞬、ハッとした顔を見せたが、すぐに元の顔に戻ると
「彼女から聞いてなかったんかね?」
と、僕の顔色を確かめるようである。

268 :名無しのオプ:03/09/11 12:34
「ええ、僕は何も」
答えながら僕は直感していた。こいつは何か隠している・・・。
何かヤバイ事でもあったのかもしれない。だが、それ以上は突っ込まない事にした。
どっちだっていいのだ。垣原やチャド子がどうなろうと知ったことではない。

269 :名無しのオプ:03/09/12 20:15
神野は渋い面容で疑問を反芻していた。
下半身は剥き出しで可愛らしいコスチュームの女にフェラチオされている。
神野はまったく勃たない陰茎に焦慮し始めていた。
いくら舌技を使っても一向に膨らまない陰茎に女は訝しげに顔を上げた。
神野は慙愧に耐えない思いだった。



270 :名無しのオプ:03/09/12 20:56
「ごめんよう。最近疲れ気味でなあ。」
神野はぽっちゃり顔の女の髪をなでながら、もう一度、最初から事件の謎を整理し始めていた。

一、薄緑色の液体
一、手紙
一、半漁人
一、サルバドール

まだまだ謎は深まるばかりであった。

271 :名無しのオプ:03/09/12 23:38
もしかしたら最初にバーチャラウンジを試させてもらったときに
僕の精神は閉じ込められてしまったのかもしれない。
この現実が壺の内側なのか、それとも、外側なのか。
それは僕には全く判別できない……。

272 :名無しのオプ:03/09/13 00:49
バーチャラウンジの世界にも当然のようにバーチャラウンジが存在する。
バーチャラウンジの中でバーチャラウンジを作動させて、さらにその先の世界でバーチャラウンジを起動する。

これは販売会社にとっては喜ばしくない。結局のところバーチャラウンジは一台しか使われていないわけで、
この入れ子構造自体に中毒し、ジャンキーになんてしまう。

但し、今現在の世の中の誰しもが、少なくとも2、3層は入れ子の世界で落ち着いているわけで、
レベルが違う状態の他人と出会うこともあり得る。

これは世間でよく言われる「次元が違う」というヤツだ。

本物のグル(導師)と言われている人は、入れ子状態から抜けたデフォルトな世界にいつも居る。

同じ次元に居る人とは当然波長が合う。世間でよく言う「気が合う」というヤツだ。

但しやっかいなことに、このバーチャラウンジというのは名称として残っているだけで、実際はレベルによって、
本であったり、映画であったり、人だったりする事だ。まったく厄介だ。

273 :名無しのオプ:03/09/13 14:11
神野は更に思いついた謎をリストに書き加えてみた。

一、薄緑色の液体
一、手紙
一、買いたい時が欲しい時
一、懐中電灯6000円
一、蘇った垣原
一、半漁人
一、アフリカ中央テレビ
一、氷柱
一、一言ネタ
一、踊って対抗
一、居なくならなかったダリ
一、サルバドール
一、チャド子
一、ドラえもん
一、うわあああああ

まだこんなにあるんかい・・・神野は溜め息をついた。

274 :名無しのオプ:03/09/13 16:26
そうだ!

275 :名無しのオプ:03/09/13 16:32
炭酸ソーダを飲もう!

276 :名無しのオプ:03/09/13 19:54
そんな委員会、あっていいんかい!

277 :名無しのオプ:03/09/13 20:10
「いいのかと訊いている」
神野は辟易していた。先刻から目の前のおっさんに同じ質問ばかりされ続けているのだ。
「だから、何度も説明したじゃないですか刑事さん!僕はあの日・・・」
神野は事件の日の事を思い出しながら話し始めた。

278 :名無しのオプ:03/09/13 20:16
そう、あの日は「あの日」だった。
神野は肛門から染み出す血液でぬるぬるした尻を押さえた。
「多い日は、やっぱり不安だな」


279 :名無しのオプ:03/09/13 22:38
「もうシモネタは飽き飽きなんだよ!!シモネタのシの字も読みたくねえんだよお!!!」
私は読んでいた本を思い切り部屋の壁に投げつけた。
駄洒落の方がまだマシだった。

280 :名無しのオプ:03/09/13 22:58
神野はシートに身体をあずけると『トヨタ生産方式―脱規模の経営を目指して』大野耐一著
を開いた。
ジャストインタイム方式と自働化について読み終えると瞼が落ちてきた。


281 :名無しのオプ:03/09/13 23:33
落ちてきた瞼を受け止めた。

282 :名無しのオプ:03/09/14 00:03
そのまま体勢を崩しながら2塁へ投げた。

283 :名無しのオプ:03/09/14 14:33
逆に投げられた(巴投げ)。

284 :名無しのオプ:03/09/14 22:42
六連覇ならず!

285 :名無しのオプ:03/09/14 22:49
いい加減うざったくなってきたTVを消した。

286 :名無しのオプ:03/09/15 10:15
そしてまた点けた。

287 :名無しのオプ:03/09/15 13:48
そしたら糊化が泣いていた

288 :名無しのオプ:03/09/15 22:13
俺も泣きたいよ。

289 :名無しのオプ:03/09/15 22:21
晴彦は田村の鼻を凝視した。

290 :名無しのオプ:03/09/16 15:33
少し鼻毛が伸びているようだ……。

291 :名無しのオプ:03/09/16 15:38
谷は激怒した

292 :名無しのオプ:03/09/17 05:00
必ず、かの邪智暴虐の輩を除かなければならぬと決意した。

293 :名無しのオプ:03/09/17 09:46
やっぱり決意しなかった。

294 :名無しのオプ:03/09/17 10:03
と見せかけて・・・

295 :名無しのオプ:03/09/17 15:10
見せかけた。

296 :名無しのオプ:03/09/19 06:01
神野はうんざりしてテレビを消した。
そして炬燵を振り返れば、薄緑色の液体がコップに入って置いてある。
「……なんだよこれ……俺を馬鹿にしてるのか?」
神野はぶつぶつとつぶやくとそのコップに手を伸ばした。

(……あれ?この光景はいつかどこかで?)

テレビの明るい画面から薄ぼんやりとした室内に漸く目が慣れてきた。
炬燵の上には白い手紙が載っている。

その手紙には

297 :名無しのオプ:03/09/19 09:37
その手紙には、ある短い文章が書かれていた。神野には、それはとても見慣れた物のように感じられる。だが・・・、
何かが、おかしかった。
手紙の文面は、何故か過去に幾度も目にした物の様に見える。にも拘らず、
神野には、その文章が読めなかった。
幾ら目を凝らしてみても、そこに何が書かれているのか理解できないのだ。それどころか、それが日本語かどうかさえも
解らない。
「おかしい・・・」
神野は、動悸が速まるのを感じていた。

298 :名無しのオプ:03/09/20 13:34
気が付いたときにはもう車を走らせていた。
脈絡の無い記憶・・・真っ赤な部屋で科学者を見上げる、無表情な子供たちの顔、顔、顔。
手紙に書かれていた住所を頼りに広大な農場に着いた。

「はじめまして。君はいずれここに来る運命だった」
老人がハウスの縁側で安楽椅子に座ったまま神野を出迎えた。
「多分お会いするのは初めてではないはずです、谷先生」

299 :名無しのオプ:03/09/22 03:09
この施設は表向き農場に擬装されているが
実際には政府が莫大な資金を投じている
倫理的に許されない実験を行う一大研究施設なのだ。
谷先生はこの研究所で人体実験セクションの総責任者だった。
そのセクションは主に人間の記憶を操作する研究を繰り返していたはずだ。
彼らの研究は
人の記憶を消し去り、ありもしない記憶を植え付け、新たな人格すら創り出す。

300 :名無しのオプ:03/09/22 09:30
「話してもらえますね、谷先生・・・」
神野が呟くように、しかし力強さを感じさせる口調で言うと、老人はゆっくりとうなずいた。
そこで神野が耳にしたのは、三十年前に一人の少女の身に降りかかった残酷な悲劇の物語だった・・・

301 :名無しのオプ:03/09/22 23:03
三十年前、彼女はとある夫婦の一人娘として生まれた。ブスとして・・・

302 :名無しのオプ:03/09/23 09:20
「あまりにも醜かったので両親から虐待を受けていたようだ。
しかし彼女には特殊な力があった。千里眼というものじゃよ。
その得体の知れない能力も重なって友達も出来ず、暗い人生を送っていた。

303 :名無しのオプ:03/09/23 17:20
彼女の色々な事情は、20世紀にメディアに登場しているからはしおるが、
彼女には一人の兄が居た。

その兄はアブノーマルだった。

兄は父とホモな関係を満喫していた。
そしてその関係はさらに倒錯していて、SMの要素も含んでいた。

兄はある日、父の友人を招いて3Pをした。
兄は父のアナルにモノを突っ込み、そして父の友人は兄のアナルに挿入した。

その兄の色々は、未だメディアではタブーの領域にあり、
詳細は明らかになってはいない。

恐らく、谷先生はこの一連の話に登場する男の誰かであると思われる。


304 :名無しのオプ:03/09/23 17:37
「そのころワシはモテモテじゃった。真理子とエリナの二人がワシを取り合った
 ものじゃよ・・・ウヒッ・・ウヒヒヒ・・・」

谷先生は緊張をほぐそうとしたのか、よだれを垂らしながらジョークをはさんだようだ。

305 :名無しのオプ:03/09/24 09:39
「谷先生ッ!」
神野は怒った。「彼女が“アレ”だとすると我々の今いる世界もループの・・・」
だんだん日が翳ってきた。谷先生はよだれを拭きつつ口を動かす。
「君はあの本を読んだかね?全ては偽りの話だ。だが、書き込みを繰り返せば
いつかこの話が本物となる。君は、その重要な手段として今ここにいる」
「なぜそんなことをする必要が・・・」神野は狼狽した。
「君は自分でその答えを探すべきだ。君にはそれが出来る。いや、出来るはずなのだ・・・」

306 :名無しのオプ:03/09/24 13:16
「教授・・・まさか、彼女と言うのは・・・」
「そう、君の想像の通りじゃよ」
「じゃあ、やはり全ては‘アリス’の仕業・・・!?」
その時、神野の右腕が共振し始めた。
「くっ・・・この近くにアームズが・・・?誰だ?この共振は・・・」
ジャバウォックが覚醒し始めていた。

307 :名無しのオプ:03/09/24 14:49
「全てを破壊するには早すぎる。君は力を解放することも、また封印することも出来るだろう」
近くの木が微かにゆれた。ハウスの向こうから音が聞こえる。何だろう?研究所とくれば化け物か?
そういえば右腕の共振はもうおさまっている。神野は辺りを見回した。
錆付いたトラクターが瓦礫の中に埋まっている。そのさらに向こうには金色の麦畑が見える。
小学校の国語の教科書を思い出した。確か「麦畑」とかいう題名でハリネズミが出てきたっけ?
それにしてもさっきからしゃべりまくっているこの老人は一体何がしたいのだろう?
俺にそんなことを教えてどうするつもりだろうか?安楽椅子のきしむ音がする。
試しにアレのセリフを言ってみることにした。
「気分はどうだい?」

308 :名無しのオプ:03/09/24 14:59
「力が・・・」

309 :名無しのオプ:03/09/24 23:37
「彼女が欲しいか……?
 
  ……彼女が欲しいなら合コンしろ!」

310 :名無しのオプ:03/09/25 15:29
「うわああああああ!」

311 :名無しのオプ:03/09/26 02:27
「合コンか・・・口べただから、パスだな・・・」

312 :名無しのオプ:03/09/26 03:18
「たわけが!そんなことだからいつまで経っても童貞なんだ!くれてやる!」

突如、頭に流れ込んでいた意識の濁流が中断した。
あたり一面が白煙に包まれている。その煙が風によって薄れていく。
すると隣に若い女が立っていた。完璧に俺好みの美少女だ……。
「あああ貴女はどちらサマで?」
俺はしどろもどろになりながらも訊ねてみた。
まさかナノマシンで出来ては……いないだろうな。
「私は貴女の脳内彼女です。
貴女の好みの女性のパターンを全て合成して実体化しました。」

「彼女は以後神野君のオペレータとなる。作戦指示は全て彼女を通して君に伝えられる。」
おお!こんな美少女の為ならば勇気千倍!化け物でも怪物でも出てきやがれチクショウ。
谷先生に上手くハメられた気がしないでもないが。

313 :名無しのオプ:03/09/26 04:27
スレ削除の方向で検討よろしくね。

314 :名無しのオプ:03/09/26 17:54
「スレ削除の方向で検討よろしくね」
・・・・・・何なんだこの女は。私は>>225であって>>264であるのだが
彼女も監視者の1人なのだろうか?私がこの世界を記録中に何か
上層部のほうで都合の悪いことでもあったのだろうか?
まあいい。計画は順調に進んでいるはずだ。神野は心中に笑みを浮かべた。
「君も一緒に来るかい?このハウスから行ける地下研究所にどうやら
“ARMS”がいるらしい。谷先生が案内してくれるぞ」

以下>>223

315 :名無しのオプ:03/09/27 18:34
「仕方がない。オーケーだ」
合コンの出席を承諾した。

316 :名無しのオプ:03/09/27 22:50
顔を上げると田村が眼前に座っていた。


317 :名無しのオプ:03/09/27 22:53
俺の右腕が瞬時に”発動”し、田村を粉砕した。

318 :名無しのオプ:03/09/27 22:58
田村は蘇生しにやりと笑みを零すと
勢いよく小内狩りで体勢を崩し背負いの体勢に入った。


319 :名無しのオプ:03/09/27 23:14
「い、いかん!神野君が危ない!あの女を撃退せよ!」
谷先生が先程の少女を連れて助けに来てくれた。
少女がサッと手を振り下ろすと
田村は弾き飛ばされるように壁に叩きつけられて動かなくなった。

320 :名無しのオプ:03/09/28 14:00

闘 い は こ れ か ら だ !




_______________________________________
長い間ご愛読ありがとうございました。名無しのオプ先生の次回作にご期待ください。

321 :名無しのオプ:03/09/28 15:33
「くだらん!おまえの話はくだらん!」
「谷先生!何がくだらないんですか。この後は研究所爆破のシーンも考えてるのに」
「美少女(仮)の一撃で悪漢を倒させてどうするつもりかね!ここは王道で田村に
美少女(仮)を襲わせるのが筋だとは思わないかね?・・・あ、水が漏れてる」
どうやら下水管から水が漏れているようだ。そう思った瞬間、神野は
後頭部を嫌というほど打ちのめされた。
「ングァ・・・」なにやら熱いものが首筋を流れていく。
「ケヒヒヒヒヒヒィ!もっとアソんでくれよぉぉ〜」
「た、田村ァァッ」視界がぼんやりしていて状況がつかめない。
田村はありえないほど空中にジャンプしたかと思うと
神野めがけて飛び蹴りを放った。研究所内に鈍い音がこだまする。バシャン。
水しぶきの音。谷先生が逃げていく音。美少女(仮)はどこ行ったんだろう?
上野の意識は途切れた。
「この研究所はもうすぐ水没する。あばよ、“兄さん”」
田村は谷先生を追って階段を駆けていった。

322 :名無しのオプ:03/09/28 22:35
第4章 完



323 :名無しのオプ:03/09/28 22:40
「明日は合コンか・・・」

324 :名無しのオプ:03/09/28 22:53
俺は呟いた。別にそこまで出会いを求めているわけではなかったが悪友の
高橋に人数合わせの為に拝みこまれたのだった。
しかしそこであの人に出会えるとは俺自身知る由も無かった。

325 :名無しのオプ:03/09/28 23:09
待ち合わせの場所には田村と美人3名がいた。

合コンが始まると
悪友達は美人達と盛り上がっていき、必然的に俺は田村と話さねばならなくなった。
田村は他の連中がこっちを見ていないことを確かめてから
ずいっと近づいてきて「全壊した研究所からよく生還できたね。ぐひひひ。」
と逝って笑った。

326 :名無しのオプ:03/09/28 23:15
頭に来たので、金も払わずに店を飛び出した。

327 :名無しのオプ:03/09/29 21:28
背後からは美女の罵声が聞こえた。
「それくらいでいちいちぶち切れてたら命もたねえぜ。アヒャヒヤ」
神野は自分のしたことを悔やんだ。あいつはこのままおいしい思いをするのか・・・

328 :名無しのオプ:03/09/29 23:01
神野は踵を返すと下卑た笑いを飛ばした鼻面に喧嘩キックをお見舞いした。
女は声とも鳴き声ともとれぬ音を発し倒れこんだ。鼻は醜く潰れ鮮血に染まっている。
神野はその女の上でマウントポジションを取り、遮る手を冷静に見極め効果的に打撃を
加えた。みるみるうちに女の顔は粘土細工のように拉げていく。
店内は騒然としていたが神野の手は休まる事をしらない。腕をひねり背後にまわしそのまま腕を頭頂部まで力任せ
にねじ上げる。肩と肘の関節が外れ、女の口からは断末魔の叫びが響いた。腕は力なく垂れ下がっている。

その光景を恍惚の表情でみている人間がいた。
田村だった。


329 :名無しのオプ:03/10/01 22:17
「これは惨い。どうやったらこんなに顔面が陥没するんでしょう?
犯人は人間なのでしょうか?」
フラッシュの光を正面から受けてスーツの男は顔をしかめた。
「血痕が天井まで飛び散ってますよ」
「・・・・・・君はどう思う?凶器は何だと?」
「まだ詳しいことは分かっていませんがどうやら撲殺らしいと・・・」
「うむ。確かに人間業とは思えんな」
どうやら上司らしいその男はあごひげをなでたまま何かを考えているようだ。
レジの方からもう1人、背の高い男があごひげの背中をつついた。
「警部、遺留品が見つかりました。どうやら手紙らしいんですが、本文は
血まみれなので何が書かれているのかは調査しないことには判別不可能なんですが、
住所だけは何とか読めるんですが」
それにしても目撃者が誰一人いないなどということがあるのだろうか?
この死体以外ここにいたはずの店員や客は全員行方不明ときたもんだ。
警部とよばれた男は歯ぎしりをした。

330 :名無しのオプ:03/10/02 20:45
谷博士は秘密研究所の地下で朝食を摂っていた。
先日は建物の地下へ逃げこんで、からくも田村の追撃を振り切ったのだ。
そこへ謎の美少女がプリンターで印刷した新聞を持ってきた。

「『カラオケボックスで謎の猟奇殺人 関係者全員行方不明の謎』だそうです。」
「なに?今どきの若造の無軌道な殺人じゃないかね?」
「いえ、博士。この事件の殺害方法から推測するに神野さんが犯人ではないかと。」
「な、なんじゃと?…………いや可能性は高いかもしれん。
 上にマスコミと警察に圧力をかけるように伝えてくれ。マスコミを優先するように……。」
「了解しました。内閣情報調査室に連絡しておきます。」

谷博士は歯ぎしりした。(また調査室に借りを作ってしまった……。)
「追加だ。神野君は非常に凶暴な人格の第二相に支配されている。
 接触しても刺激するなと伝えてくれ。無駄な被害を出してしまう。」

331 :名無しのオプ:03/10/02 21:45
「なぁー神野さー。お前と合コンいった連中が行方不明って
 どういうことなんだ?なんか巻き込まれたのか?」
俺の悪友の黒田だ。あの日、俺は気付くと血の海の中に立っていた。
訳が分からなかった。ただ、自分の息が切れていた。
目の前の肉塊は自分が作ってしまったに違いない。
俺は逃げ出した……。あの日以来、何故か殺人については
報道されなくなっていた。気味が悪いな……。

「おい〜しっかりしろよ!」
黒田に肩を叩かれてハッと我に返った。
「あー悪い悪い。合コンでは散々女に馬鹿にされてさっさと帰ったんだよ。」
「ったく。おめーはそんなだから女ができねーんだよ!」
くそ!馬鹿にしやがって!ブッコロシテヤル!

……あれ?今俺は随分物騒なことを考えなかったか?
「神野さん」
突然後ろから声を掛けられた。まさか、刑事か?
「君はあの時の!」あの少女が立っていた。
「ご無事でしたか。安心しました。博士に至急あなたをお連れするようにと
指示を受けています。」

黒田や周りの男どもは少女の美しさに度肝を抜かれているようだ。
ふははは!見たか!俺の彼女を!!俺は得意になった。

332 :名無しのオプ:03/10/05 00:13
それを遠くから見ている女がいた。

田村だった。


333 :名無しのオプ:03/10/05 16:00
正確に書くと「女装した」田村だった。
女装癖があったのである。

334 :名無しのオプ:03/10/05 20:37
所変わって数年前のニューヨーク
セントラルパークに程近いアッパーイーストサイドに居を構えていた神野は
コートの襟を立てて歩いていた。
ニューヨークの冬は厳寒である。ビジネスで来たものの調子は悪かった。そろそろ撤退を
余儀なくする事になりそうだ。言葉の未熟さ、自分の人間の小ささを痛感させられていた。
雄飛の思いで来たアメリカだったが分不相応だったようだ。
都会の喧騒が神野の目には虚ろに見えていた。

335 :名無しのオプ:03/10/08 04:40
その神野を見つめる二人のアメリカ人の姿があった。

彼らはいずれも黒いコートをはおり、不気味なサングラスを掛けていた。
二人は神野をいきなり路地裏に引っ張り込むと

「FBIだ。」

と言った。神野はもうだめだと思った。

「君に協力して欲しいことがあるのだ。もっとも、拒むことは出来んがね。
我々はある日本人を追っている。
君も幼少期に面識を持ったドクター・タニという科学者だ。
君は彼と接触するのだ。ちなみに我々と君が会ったという記憶は消させてもらう。
君の記憶に使命を刷り込むことになる。君の身の回りにその封印した使命を
思い出させる暗示を幾つか用意しておく。例えば”手紙”のような形になるだろう。
健闘を祈る。」

そういうと彼らは神野の額にY字型の装置を近づけてスイッチを入れた。
途端に神野は呆けたような顔をしてフラフラと自宅に戻っていった。

336 :名無しのオプ:03/10/10 04:14
そして時は流れて……

337 :名無しのオプ:03/10/10 16:33
宇宙世紀0079……

338 :名無しのオプ:03/10/11 13:34
・・・・・

339 :名無しのオプ:03/10/12 16:40
「バナナ食うかい?」

340 :名無しのオプ:03/10/12 23:02


『こんや 12じ だれかが しぬ』




341 :名無しのオプ:03/10/13 12:36
そう手紙には書かれていたが警部は血痕で隠された文字を推理した。

『れんこんやどかり12じしただれかがうるしぬり』

警部はそう読んだ。

342 :名無しのオプ:03/10/15 20:31
「んなわけないでしょう」
僕は警部に向かって苦笑をもらした。
「これはローマ字変換ですよ。
 konya12jidarekagasinu
 そして逆から読むと、
 unisagakerabij21aynok
 変換すると、
 うにさがけらびj21あyのk――」
「それがなにを意味するのだね?」
警部は困りきった僕の顔を見た。「わしのよりひどいが」
「さあ、なんにせよ暗号には変わりがないですから」
と誤魔化して僕は首筋を掻いた。

343 :名無しのオプ:03/10/17 14:36
僕は首筋を掻きながらも逸る気持ちを抑えられなかった。
なぜなら先程行きつけのソープに電話したからだ。久々にお気に入りの姫に会える。
捜査中にも関わらず陰茎が膨張してしまった。「おいおい・・・勇み足だぜ・・」僕は呟いた。
ひとりでにやにやする僕を警部は訝しげに見ていたが、僕の陰茎の勃起はおさまることを
しらなかった。

344 :名無しのオプ:03/10/17 19:05
不審に思った警部が僕の前に立った。
「あっ……」

しまった。警部に下半身の有様を見つかってしまった。

「やらないか?」

なんてこった。カラオケボックスの猟奇殺人も片付いてないっていうのに……

345 :名無しのオプ:03/10/17 19:35
「は、犯人はあなたです警部!!」
とりあえず誤魔化すために口にした台詞はとんでもないものだった。
僕はやべぇと思った。焦りすぎだ。
「なにっ? なぜ分かった!?」
「当たりかよ!!」

346 :名無しのオプ:03/10/17 19:49
「それは冗談だが・・」踵を返した警部は酷く思いつめた表情をしている。
警部はなにか逡巡している。僕は促した。「なにか言いたい事があるんですか?
はっきり言ってくださいよ。らしくないっすよ。」
警部の目は充血して潤んでいる。「・・実は君のことが好きなのは冗談ではないのだよ」
僕は狼狽した。しかし嫌悪感はなかった。むしろ静謐な、崇高な気持ちになってる自分に
気がついた。なぜなのだろうか。


347 :名無しのオプ:03/10/17 20:00
警部の目を見つめる。
充血して潤んでいる。
僕の股間も充血していた。
もうがまんができない。
僕は警部の胸に飛び込んだ。

348 :名無しのオプ:03/10/17 20:02
「でりゃあ!!」
「は? へぶふぁ!!」
・・・・・・背負い投げされた。
「あ、つい条件反射で」
警部のアホーと僕は呟いた。

349 :名無しのオプ:03/10/17 22:48
俺は内ポケットに手を入れホルスターからコルト・ガバメントを抜いて銃口を警部に
向けた。
そして言い放った。「 銃弾は弾薬によって威力は違ってくる(厳密には発射される銃器でも初速は変わってくる)。
銃弾の威力を計る方法にはJ(ジュール)と1平方メートルあたりの威力(初活力)がある。
求める公式は ジュール=初速×初速×弾頭重量÷2000
(初速の単位はm/s。弾頭重量の単位はg)
 初活力=初速×初速×弾頭重量÷(重力加速度×2)
 ただ上記ではわかりずらいので
 初活力=初速×初速×弾頭重量÷19570
(初速の単位はm/s。弾頭重量の単位はg。19570という中途半端な数字は本来が1平方フィートあたりの初活力の公式なのでそれをメートル法に変えているためによる)
の公式を用いるとする。」


350 :名無しのオプ:03/10/18 00:49
>>349
難しい話はよく分からないが、
ポケットに手を入れてホルスターから中を出す
のは不自然だと思うぞ。

351 :名無しのオプ:03/10/18 01:05
警部のそんな指摘にもおかまいなしで引金に指をかけた。

352 :名無しのオプ:03/10/18 10:11
10レスで完結しなかったのでどうしようかと思いつつも、
引き金を絞る手に力を込めた――。

353 :名無しのオプ:03/10/18 11:57
銃声が轟いた───。

倒れたのは警部ではなく、僕だった。背中が温かい。
夕日で照り返っている血溜の中に僕はいた。遠くの方で烏が鳴いている。
背後から声が聞こえた。
「警部、こいつを神野の身代わりにしましょう。死亡時刻四時五十九分と」

354 :名無しのオプ:03/10/18 14:07
しかし、僕は死んではいない!
何を隠そう、僕は無敵のスーパーマンなのだ!
死んだふりをして、警部らの企みの一部始終を聞き、カッと目を開いた!

355 :名無しのオプ:03/10/18 20:35
そして静かに目を閉じた。


356 :名無しのオプ:03/10/19 20:43
やっぱり僕は駄目なヤツだと確信した。(´・ω・`) ハァ・・・・・・

357 :名無しのオプ:03/10/21 17:15
走馬燈が走る……。
お父さん
お母さん
従姉妹のスーパーガール

レックス……

358 :名無しのオプ:03/10/24 19:52
そのとき僕の視界に田村の影がちらついた。
ああ、死の間際になんでこいつを思い出すんだ……

……と思ったらホントに目の前にいた。

田村はニヤニヤ笑うと
「力が欲しいか?」
と言った。

359 :名無しのオプ:03/10/24 20:29
僕は田村の言われるがまま魔法瓶爆弾を作りつづけた。
ぼく チカラがほしかった

360 :名無しのオプ:03/10/25 17:31
僕は目を覚ました。寒いと思いながら辺りを見回すと
給食?が並んでいる。牢の向こうには男の姿が。
暗くてよく分からないがどこかで見たような格好だ。僕は驚愕した。
それは自分自身の姿だったのだ。
「お前は俺の身代わりさ。神野という名で殺人罪をかぶってもらう。
おれはおまえだ!!」

ド〜〜ーン!

僕はまた気を失った。

361 :名無しのオプ:03/10/27 19:26
俺の名前は神野

ようやくこの物語の主人公に復帰することが出来た。
どこかの知らない男に礼を言おう。

さて、続きはどこから話し始めるべきだろうか。

362 :名無しのオプ:03/10/27 22:09
「この男の名前は?」
「さあ。 おっ、目を覚ました。気が付きましたか、あなたはこの近くで
倒れているのを発見されてこの病院まで運ばれてきたわけです。
気分はどうですか?お腹は空いてませんか?できればお名前ご住所を・・・」
「おいおい、この患者は脳に損傷があるんだろ?そっとしといてやれよ。
それにさっきからうわごとばかりしゃべってるじゃないか」
「医者でもないお前は黙ってろ。幸いにも院長がこの患者に興味をお持ちだ」
「あの院長も謎だらけだ。色々良くない噂もあるそうじゃないか」
「あの“神の”右腕を持つ院長のご指名だ。この患者も運がいい」

363 :名無しのオプ:03/10/30 09:34
ふっ、俺の名前はもはや神野ではない。
だが、便宜的に神野と名乗らせてもらおう。
俺はいつの間にやら他人の人生を奪う能力を身につけたらしい。
これは素晴らしい能力だ……。

さて、俺は田村と決着を付けねば。
その後で谷先生と接触を図るとしよう。

364 :名無しのオプ:03/10/30 22:39
第四章



365 :名無しのオプ:03/10/31 09:09
第五章



366 :名無しのオプ:03/10/31 18:24
弟六章



367 :名無しのオプ:03/10/31 22:50
元は咥え煙草で歩いていた。吐き出した白煙が目に染みる。
学校をエスケープして街中を歩くが一向に気は晴れなかった。
ちびた煙草の先から灰が落ちた。フィルターだけになった煙草を吐き出すと
ポケットに手を突っ込み煙草の包みを取り出した。しかし包みは空だった。
元は舌打ちすると包みを捻り潰し、地面に叩きつけた。

その時だった。どこからか酷く視線を感じる。
元は周りを見渡すが怪しい人物は見受けられない。

368 :名無しのオプ:03/10/31 23:29
元はそのとき汗だくでサッカーをしている少年が自分に視線を飛ばしていることに気がついた。

少年の名前は〜隼〜
少年は突然元に話しかけてきた
隼「ハァハァ、ねえ僕のスクール鞄マジかっこよくない?」
どうしようもないいらいらを抱えてた元の何かが切れた
元「殺すぞデヴ!!」
元はナイフをとりだした!
元のナイフが隼の腹にささった!
しかし熱い脂肪を貫通しない。
隼はおもむろにサッカーボールを取り出し、必殺のトーキックで元を倒した。
意識が薄れいくなか元は考えていた
「あいつのかばん・・・、かっこわるいな・・はやぶさなのに、、で・・・ぶ。。」

369 :名無しのオプ:03/11/01 14:38
隼は考えた。もちろん厚い脂肪とかからんだのも教われる為だ(以下ry
「さてと、家に持ち帰ってさっさと喰うか」
と、突然浦賀とか佐藤友哉みたいな展開になる。
家に帰って(人には見られなかった)。
とりあえずヴァリヴァリ背中の皮を剥いで男の割に良質な皮を串に刺して
特性のタレ(これは人の血をベースに使っている)をつけて焼いてみる。
意外と男の癖に舌触りはさっぱりしていた。
「これで2週間は持つかな」とかわざとらしく読者に報告したら、
ベルが鳴った。

370 :名無しのオプ:03/11/01 17:37
作者逃亡の為、未完

以下、新作「踊る大総選挙」が始まります。

舞台は小さな過疎が進む漁村。
主人公は小学校に入学したばかりの高嶺花子。
その村に、ある日、汚職議員がやってきて……。

ご期待ください。

371 :名無しのオプ:03/11/01 21:29
田村があらわれた!

  たたかう
  たたかう
→たたかう

ピッ

372 :名無しのオプ:03/11/01 22:27
私は小学校に入学したばかりの高嶺花子。
小さな過疎が進む漁村に赴任が決まったの。
その村に、ある日、汚職議員がやってこなかったわ・・・


373 :名無しのオプ:03/11/02 10:39
仕方がないから私が汚職議員になったわ…

374 :名無しのオプ:03/11/02 12:24
うんこだって食べたわ…

375 :名無しのオプ:03/11/02 22:25
高峰花子は緊張の面持ちで教室の前に立っていた。
過疎が進む田舎は閉鎖的であるという。大きく息を吸い込むと
扉に手をかけた。その時扉が薄く開いていることに気がついた。
上に目をやると黒板消しが挟まっている。それも白粉で真っ白のものだ。
古典的ね・・花子は微笑したが歓迎されていないだろうことは容易に想像できる。
花子は黒板消しを手にとってから扉を開いた。
生徒達の好奇の目がみるみるうちに落胆の色に変わっていった。
特に咎めることなく黒板消しを置き、教壇の前に立った。
そしてこう言い放った。



376 :名無しのオプ:03/11/03 00:33
「あんたたち!黒板消しはこうやって使うのよ」
そして言うなり花子は一番前の席で姿勢良く座っていた少年に投げつけた。
少年の顔に黒板消しの粉が散った。
「先生ひどいっすよグフフ。もっといじめてよ。」
彼の名前は安芸耶麻・俊。真面目な人間を装っておきながら実はかなりの変態だったのだ。
「グフ。グフ。テストがんばるね花子ちゃん」
花子は完全にひいてしまった

377 :名無しのオプ:03/11/03 20:10
「このビチグソ野郎がぁぁっ!」
花子は俊の顔を殴りつけた。それでもにやついている俊に、花子は完全に頭に血が上ってしまった。
教卓の上にあった名簿を取ると硬いカバーの角で俊の目を狙い、衝いた。
かろうじて避けた俊だったが花子は収まらない。俊の髪の毛を掴み膝蹴りを執拗にくらわす。
倒れた俊の歯茎からは血が流れ出していた。
花子はその鼻にトゥーキックをお見舞いした。俊は激痛で転げまわった。鼻は完全に拉げ、鮮血に染まっている。
生徒達の悲鳴が響き教室は騒然となり、ひとりの生徒が教室を出ようとしていた。
花子は目敏くその生徒を見つけると、飛び掛った。


378 :名無しのオプ:03/11/03 22:55
  ベホマ!!   
  /⌒ヽ、    
ヽ( ・∀・  )ノ 
 ノリリ从ルヽ


379 :名無しのオプ:03/11/04 12:28
その時、仲裁に入った男がいた。
「……あなたは?」
「私は汚職議員だ」

380 :名無しのオプ:03/11/04 14:47
汚職議員が花子の前に立ち塞がる!
「この生徒に危害を及ぼすというのなら、私を倒してからにしたまえ!」
「そうか、死ね!」
花子の長い脚が一閃した。
「ぐはぁぁあっ!」
汚職議員は無様な唸り声をあげると壁に叩きつけられた。
花子は容赦なく汚職議員に蹴りを入れていく。
そのたびに汚職議員の顔が、胸が、腕が、腰が、脚が……
恐ろしいカタチに崩れていく。
汚職議員はその間、絶叫を止める事がなかった。

子供達はその光景に戦慄していた。
汚職議員にトドメの一撃を加えたあと花子は
「邪魔者は消えた。あとは貴様らだけだ」
と言いながら、生徒に向かっていった。

381 :名無しのオプ:03/11/04 18:00
その時、仲裁に入った男がいた。
「……あなたは?」
「私は汚職議員の秘書だ」

382 :名無しのオプ:03/11/04 22:30
その時、チューしてきた男がいた。
「・・・・・・あなたは?」
「汚職議員の第二秘書だ」

383 :名無しのオプ:03/11/05 17:30
その時、颯爽と谷先生が現れた。
「さて、読者諸君。推理に必要な情報は全て示された。
 真犯人を見事推理してみたまえ。スレ住人の賢明な推理と期待する」

384 :名無しのオプ:03/11/05 19:08
「いかにも犯人は花子のように思われるが、そうではなかったのだ。
ここにいる生徒、そして汚職議員もまた・・・」

ついさっきまで掃除していたおばさんが語り始めた。
秘書と第二秘書はジャンケンをしている。

385 :名無しのオプ:03/11/06 17:05
秘書も、第二秘書も、どうしてもニューヨークへ行きたかった。
成田空港で脱落するわけにはいかない。


386 :名無しのオプ:03/11/06 23:11
秘書と第二秘書はニューヨーク・JFK空港、第八ゲートに降り立った。
念願のNYである。スーツケースを気だるく引きながらも心は希望に溢れていた。
タクシーの客引きを余所目に歩き出すとNYCのタクシー乗り場を探した。
なんとか列に並ぶと黒人の男がきびきびと客を次々に車内に押し込んでゆく。
彼等も同様にタクシーに案内された。運転手は中東あたりの男だろうか。浅黒く
髭を蓄えている。秘書達は顔を見合わせた。不安がよぎる。しかし黒人のパーサーに
拙い英語で行き先を伝えると、にこりともせずにチケットを切り車内に導かれた。
彼らはシートに身体を預け、走り出す車窓を眺めていた。しばらく経つとマンハッタン
のビル群が彼らを出迎えた。彼らは目を輝かせた。


387 :名無しのオプ:03/11/07 15:46
「ムムッ、車から降りたわね・・・、ここはどこかしらん」
高嶺花子はスーツケースの中でワルサーPPKの安全装置を解除した

388 :名無しのオプ:03/11/07 18:33
どこからか話し声が聞こえた。
はじめのうちは何を言っているのかまったく聞き取れなかったが
どうやら、英語を話しているらしかった。

389 :名無しのオプ:03/11/07 18:35
花子は周りの雰囲気からここがニューヨークであると理解した。
実は数年前花子はニューヨークでボブをストーカーしていたのだ。

390 :名無しのオプ:03/11/07 18:41
私、ここで売春婦をしながら、日本語の先生になろうと思う。
めまいがしそうな摩天楼の下
花子は次の未来へと向ってダイビングした。


(了)

391 :名無しのオプ:03/11/07 23:26
怪奇小説「真夜中のトイレ」

私は東京の片隅で一人暮らしをしているものである。
職業は世間で言うフリーターってやつだ。
最近は、コンビニでバイトしているのだが
店長が勘違いしたやつで、えらそうに私を何度も
叱責するものだから、今日も疲労困憊で家路に
つくと、まだ8時くらいだったが、連日の睡眠不足もたたって
うとうと寝てしまった。
そのまま深い眠りに入ってしまったようで、目を覚ますと
すでに真夜中の午前三時だった。おかしな時間に起きたものだと
思いつつ、トイレにいくために立ちあがった。
トイレの前までいき、ドアを開けようとした。
のぶをまわしドアを引く。
ガタン
開かない・・・
私は今度はかなり力を込めてドアを引いた。だが開かない。
不思議に思い戸の隙間をのぞいて見ると、どうも鍵が
かかっているようだった。
なぜだ?
・・・・
そのときだった。
ガタガタッ・・・
中から物音が聞こえたのである。
私は血の気が引いた。心臓の鼓動が激しくなる。

何かが・・・・いる・・・・。


392 :名無しのオプ:03/11/08 11:01
しかしここで開けてしまうと話が終わってしまうので
開けるのをやめ、また寝た。

393 :名無しのオプ:03/11/08 11:26
怖いのでふとんをかぶって寝ようとした。
しかし眠れるわけもない。布団の中からトイレのドアを注視していた。
もしかしたら空き巣かもしれない。近くにあった鉄アレイを忍ばせて息を殺した。
しかし一向に動きはない。耳を凝らすが物音もしない。気のせいだったのだろうか。
立て付けが悪くドアの開きが悪かっただけかもしれない。物音も嫌だけど鼠かなにかの
類がいただけかもしれない。
自分にそう言い聞かせるように自問すると少しだけ安心感が生まれたせいか、いつまにか微睡んでいた。



394 :名無しのオプ:03/11/08 14:16
私は、下半身の不快感とともに目を覚ました。
まさか・・・
布団を払いとけると私の下半身は水びたしであった。
おね・・・

誰かが、私に水をかけたんだ・・・
やはりトイレの中には何者かがいたのだ・・・
私は急に恐ろしくなった。
立ちあがると、布団には黄色の世界地図が描かれていた。
少しだけ、悲しくなった。
私はすぐに濡れたズボンとパンツを脱ぎ捨てると
再びトイレの前に立ち
ドアを激しくノックした。
「誰か入ってますか?」

395 :名無しのオプ:03/11/08 14:20
「入っていません」
滑舌の良い声が答えた。

396 :名無しのオプ:03/11/08 14:31
私は、あまりにもベタなその反応に
しだいに怒りがこみあげてきた。
それに、私はこいつに辱められたのだ。
やがて、漠然とした怒りは、禍禍しい殺意へと変わっていった。
私は中にいるやつを殺さなければならない。
そうしないと、自分が自分でなくなる気がする。
さあ、どのようにして殺してくれよう。
私は口元からよだれをたらしながら、笑いころげた。

397 :名無しのオプ:03/11/08 14:58
タイル貼りのトイレの床は、誰かがこぼした尿でびしょびしょだった。

398 :名無しのオプ:03/11/08 20:56
しかし、その時私は気づいてしまったのだ。



床に流れた尿に映った、自分の背後の人影に!!!


「・・・しまった!お前は・・・」

399 :名無しのオプ:03/11/08 21:03
一体誰が・・。しかしそんな疑問を他所にバイトの時間が迫っていた。
遅刻などしたらまた店長の逆鱗に触れてしまう。
気味が悪かったが床の後始末だけし、身なりを整えると自室を出た。
その時隣室のドアが開き、住民が出てきた。隣室は学生の女の子だった。
こちらに気がつくと話し掛けてきた。
「昨日夜中にすごい物音したんですけど・・どうかしたんですか?」
俺は驚いた。そんなに大きな音だっただろうか。
そこで俺は・・・・

・空き巣かもしれないから注意を促すためにも昨夜の不可解な出来事を話す→>>396

・昨日の物音がそんなに大きなわけがない。怪しいので話さないでおく→>>397



400 :名無しのオプ:03/11/08 22:54

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401 :名無しのオプ:03/11/10 02:01
「無限ループだ!!」

この時間の罠から抜け出せるのかっ!?

402 :名無しのオプ:03/11/11 11:26
「無限ループだ!!」

この時間の罠から抜け出せるのかっ!?




403 :名無しのオプ:03/11/11 16:12
「無限ループだ!!」

この時間の罠から抜け出せるのかっ!?

404 :名無しのオプ:03/11/12 02:21
と、そこで夢から醒めた。

405 :名無しのオプ:03/11/13 22:42
台所から味噌汁の香りが漂ってきていた。
エプロン姿の彼女が料理を作っているようだ。
俺は彼女の後ろに歩み寄ると朝立ちした陰茎を臀部に擦りつけた。

406 :名無しのオプ:03/11/14 03:44
「てめぇ、どのツラさげてワシに触っとうか!!首へしおられとおなかったら
ここから早いとこ出て行きやがれ、この知恵遅れがっ!!!」

ものすごい勢いで振り返った「彼女」は私の知っている彼女ではなかった。

407 :名無しのオプ:03/11/14 03:57
なぜなら、おかんだったのだ。

408 :名無しのオプ:03/11/14 09:01
俺は思わず叫んだ
「悪寒のおかん…」
それは置いておいて、なぜチンコが生えているかが分からない
しかも10本も、だ

409 :名無しのオプ:03/11/14 22:24
俺はおかんの手に握られていた包丁を奪うと叫んだ。
「エンコ取って詫びんかい!」
おかんはこう言い放った。
「ワシの小指で済むんなら喜んで飛ばしますワ」
おかんは包丁を俺から取り返すと自分の小指を切り離した。血しぶきが俺の顔に
飛んだ。
「・・・これでいいんでっしゃろ?」
震える手でオレに小指を差し出してきた。


410 :名無しのオプ:03/11/15 22:59
俺は間違いなく母親は発狂していると思った。
俺は踵を返すと、玄関から外へ脱出した。

外は肌寒い冬晴れの空
これから俺は何をしよう

411 :名無しのオプ:03/11/16 10:02
短編小説 「ドゴラ」

私はベランダから海を見ていた。
橋が見える。この辺りは地形のせいもあって橋ばかりなのだ。
すると、ある橋の一部がひしゃげ、なんと浮かび上がったではないか。

412 :名無しのオプ:03/11/16 10:17
おそらく橋の設計がまずかったのだろう。
橋がひとりでに浮かび上がるなどありえない。
橋を渡る人か、周囲のおよぼす振動が
橋の固有振動数かその倍音に一致して
共振したために、ひしゃげているのだろう。

413 :名無しのオプ:03/11/16 11:14
そして俺のペニスも醜く拉げている。

414 :名無しのオプ:03/11/17 00:26
橋は数十秒にわたって振動していたが、
一分を過ぎた辺りでバラバラに砕けて海中に没した。

ところが、橋の設計がまずかったと思い込んでいたのだが
そうではなかった。
橋が沈んでいった辺りの海面から、突然青白い光が見えたかと思うと
次の瞬間巨大な怪獣の頭が現れた。

415 :名無しのオプ:03/11/17 08:17
と思ったのもつかの間、怪獣の頭の先端が2つに割れ、閃光とともに現れたのは
なんと・・・

416 :名無しのオプ:03/11/17 21:17
おかんだったのです。

417 :名無しのオプ:03/11/17 22:29
俺はおかんの手に握られていた包丁を奪うと叫んだ。
「エンコ取って詫びんかい!」
おかんはこう言い放った。
「ワシの小指で済むんなら喜んで飛ばしますワ」
おかんは包丁を俺から取り返すと自分の小指を切り離した。血しぶきが俺の顔に
飛んだ。
「・・・これでいいんでっしゃろ?」
震える手でオレに小指を差し出してきた。


418 :名無しのオプ:03/11/17 23:18
俺は間違いなく母親は発狂していると思った。
俺は踵を返すと、家へと引き返した。

外は肌寒い冬晴れの空
これから俺はオナニーをしよう

419 :名無しのオプ:03/11/17 23:25
「無限ループだ!!」

この時間の罠から抜け出せるのかっ!?

420 :名無しのオプ:03/11/18 10:31

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421 :名無しのオプ:03/11/20 04:21
「無限ループだ!!」

この時間の罠から抜け出せるのかっ!?

422 :名無しのオプ:03/11/21 01:25
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423 :名無しのオプ:03/11/21 10:38
「無限ループだ!!」

この時間の罠から抜け出せるのかっ!?


424 :名無しのオプ:03/11/21 10:50
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425 :名無しのオプ:03/11/21 19:59


404 :名無しのオプ :03/11/12 02:21
と、そこで夢から醒めた。


426 :名無しのオプ:03/11/22 00:08
台所から味噌汁の香りが漂ってきていた。
エプロン姿の彼女が料理を作っているようだ。
俺は彼女の後ろに歩み寄ると朝立ちした陰茎を臀部に擦りつけた。

427 :名無しのオプ:03/11/22 10:34
406 :名無しのオプ :03/11/14 03:44
「てめぇ、どのツラさげてワシに触っとうか!!首へしおられとおなかったら
ここから早いとこ出て行きやがれ、この知恵遅れがっ!!!」

ものすごい勢いで振り返った「彼女」は私の知っている彼女ではなかった。
407 :名無しのオプ :03/11/14 03:57
なぜなら、おかんだったのだ。
408 :名無しのオプ :03/11/14 09:01
俺は思わず叫んだ
「悪寒のおかん…」
それは置いておいて、なぜチンコが生えているかが分からない
しかも10本も、だ
409 :名無しのオプ :03/11/14 22:24
俺はおかんの手に握られていた包丁を奪うと叫んだ。
「エンコ取って詫びんかい!」
おかんはこう言い放った。
「ワシの小指で済むんなら喜んで飛ばしますワ」
おかんは包丁を俺から取り返すと自分の小指を切り離した。血しぶきが俺の顔に
飛んだ。
「・・・これでいいんでっしゃろ?」
震える手でオレに小指を差し出してきた。
410 :名無しのオプ :03/11/15 22:59
俺は間違いなく母親は発狂していると思った。
俺は踵を返すと、玄関から外へ脱出した。

外は肌寒い冬晴れの空
これから俺は何をしよう

428 :名無しのオプ:03/11/22 14:12
俺は今、昔の女の自宅前まで来ている。

俺を捨てて医者のボンボンを選んだアイツに復讐してやりたい。
でも、俺は小心者だ……。バレてムショ暮らしは御免だ。
俺がアイツの家の前でブツブツ呟きながら
行ったり来たりしていると、玄関のドアが開いた。
俺は慌てて植え込みに隠れた。

「行ってくるよ。マイハニー」
「行ってらっしゃい。マイダーリン」

くそぉ。なんて気持ち悪い奴らだ。
この二人を葬ることは世の為、人の為だな!

男が出社したあと、アイツは
「なにが”マイハニー”よ気持ち悪いったらありゃしないわよ!」
と言いながら、家の中に戻っていった。
夫が留守の今がチャンスだろうか?

その時、ポンっと背中を叩かれた。ビックリした俺が振り返ると

429 :名無しのオプ:03/11/22 22:37
その夫が立っていた。俺は驚愕で顔を歪めた。
「あなたは妻と付き合っていた方ですね?」
俺は動揺した。しかし悟られないように平然とした態度で言い返した。
「なんのことだかよくわかりませんが・・」
夫は口元を歪めると昔の写真を見たことがあることを言い放った。
「しかしそんなことはどうでもいいのです。」夫はそう言うと俺を
近くの喫茶店に誘った。彼の顔は良く眺めると疲れきっていて何か
思いつめた表情をしている。俺は逡巡したが彼の誘いに応じた。

駅前のチェーン展開している喫茶店につくと彼は切り出した。
「あの女にはほとほと参っているのです。」俺は耳を疑った。
あの女とは・・・俺のそんな表情を察したのか彼は口の端を引き上げ言った。
「あなたならご存知でしょう。あの女の正体を。見かけは美しいかもしれないが
心は腐り切っていますよ。僕ともお金目当てで結婚したのでしょう。あなたという
恋人がありながらね」一息に言い放つと少し肩が揺れている。彼は珈琲をぐいと
飲み干した。
「私のことを知っていたんですか?」彼は少し落胆した様子で頷くと低頭した。
俺はこの男が惨めに見えてきた。だがあの女に対しての憎悪は無くなる事は無く
むしろ増幅していた。
顔を上げた彼はそのまま低い姿勢で頭を俺に近づけて声を潜めた。
それまではまわりに聞かれることを恐れたほどだったが極端な男だ。
彼の口は少し動いたが声が低すぎて聞き取れなかった。俺は椅子から乗り出し
彼の声に耳を傾けた。

「・・・・あいつを殺しませんか?」

430 :名無しのオプ:03/11/24 22:16
「すこし考えさせてもらえませんか……」

そう言うのが精一杯だった。
俺は会計を済ませると、ふらふらと店を出た。
頭がぐらぐらする。彼の話は唐突すぎた。

最初は勢いであの女に復讐してやろうと思っていた俺だが
まさか他人に誘いかけられるなどとは思ってもいなかった。

俺はそのあと三日間逡巡した結果、彼から教えられた職場の電話番号に
連絡した。

「例の件ですが……

 乗らせてもらいます……」

431 :名無しのオプ:03/11/24 23:07
電話越しの彼も息を呑んだようだった。
彼にしてもただ話を聞いてもらいたかっただけだったのかもしれない。
暫しの間沈黙が続いた。
俺は勇み足だったのだろうか。俺の背中には冷たい汗が流れ出していた。
もしかしたらあの女と共謀して俺を嵌めて笑っているのかもしれない。短い間に
そこまで邪推してしまう。
「・・・・そうですか。受けてもらえると信じていました。
・・・しかし私はあの女の為に犯罪者になるつもりはありません」
まわりを気にしてか低い声でそう言うと同意を求めてきた。
「・・・勿論ですよ。あの女のせいで人生を棒に振る気は更々ありませんよ」
「ならば綿密に計画を練る必要があると思います。」
彼はそう言うと様々な殺害方法についての知識を話し始めた。
少し声高になり揚揚とした口調である。俺は困惑した。

もう後戻りは出来ないのかもしれない。


432 :名無しのオプ:03/11/27 00:19
それから俺たちは時間を見つけては
策を巡らした。

殺害の方法
アリバイ工作
死体の始末
……

過去の男と現在の夫……
この二人が警察に徹底的に洗われるのは目に見えている。

その後、俺たちは電話で打ち合わせることを不安に思い
人気のない公園や河川敷で語り合うようになっていった。

433 :名無しのオプ:03/11/27 21:57
自分達が疑われない為にはどうしたらいいのか。
これは難儀な問題だった。

殺害方法で一番はじめに考えられたのは事故に見せかけることだった。
交通事故などである。しかしこれはよくメディアなどでも取り上げられるように
鑑定人などがいて中々難しそうだ。
そして次には自殺に見せかける案である。
高層ビルや駅の構内から飛び降りるなどである。服毒させるという手もある。
しかしあの女に悩みなどあるようには思えない。警察に不審がられるのが関の山である。
次は普通に殺害し、山中などに死体を蔵匿する方法である。
そして夫が失踪宣告をし七年経てば死亡扱いになる。
この方法には完璧な隠匿方法と七年という期間を耐え抜く忍耐が必要である。
俺たち二人はたかが女で心が病むほどの精神の持ち主だ。
七年という期間を耐え抜く精神は持ち合わせていない。



434 :名無しのオプ:03/11/30 20:04
何かいい案はないものだろうか。
例えば、人目につかない山の中に誘い込んで
ガケから一気に突き落とすとか。

ううむ。そんなに上手くはいかない気がする。

考えてみれば何も、俺たちが直接手を下す必要もないな。
第三者にアイツを殺すように仕向ける、というのはどうだろう?
だが、どうやって?
カタギの人間がアカの他人を殺さなくてはならない
理由はどうすれば生じるだろうか。

と、そこで一つの案を思いついた。
あの女は俺たちで殺害する。
そのあと、その場に無関係の第三者を巻き込む。
酔っ払って前後不覚に陥った男が眼を覚ますと
そこに女の死体が転がっており、血痕の付いた石を手に持っていたとしたら……
誰でも自分がやってしまったと思い込まないだろうか。
もしかしたら、死体を片付けてくれるかもしれない。
その他にも、夜道で車の前に死体を放置して、誰かに自分が轢いてしまったと
思わせるというのも考えられる。

435 :名無しのオプ:03/12/02 22:48
しかし第三者をうまく巻き込むのはなかなか難しい。
それほどうまい該当者がすぐに現れるとは限らない。
泥酔した人間を利用するのも手だが、どこまで意識混濁状態なのか
判断が難しいし、その人間にすべてを知られる危険性もある。
うまく該当者が見つかっても殺害時刻との差異があっては警察に
怪しまれるのが落ちであろう。

やはり自分達で手を下すしかないのだろうか。
しかし俺たちは第三者の線をリストアップし始めていた。
多重債務者や労務者、生活困窮者など何があってもおかしくない人間を数人
調べ上げていた。地位のある人間だと大事になるかもしれないからである。



436 :名無しのオプ:03/12/06 05:55
俺はいまリストに挙がった中で、多額の借金に苦しんでいる男を尾行している。
この男は過去に彼女と金銭面でトラブルになっている。
彼女に金を貢ぐために借金を始めたらしい。

住居はボロアパート
昼間は塗装工、夜は警備員のバイトか……
俺は少し同情してしまった。

437 :名無しのオプ:03/12/07 22:41
この男に彼女を襲わせるという手もある。
借金苦により強盗を働いたというものだ。そしてなんらかの暴行を働かせるのである。
そこで死に至らなくても後は俺たちが実行する。
あの女は今の夫と結婚したおかげで羽振りがよい。
しかもこの男は酒好きと見える。彼のアパートの入り口には焼酎やウイスキーの瓶が
散乱している。
俺はこれは使えると確信した。
泥酔状態の彼をそそのかすのだ。

438 :名無しのオプ:03/12/11 06:35
俺は彼に連絡を取った。
彼は泥酔状態の男を利用するトリックに多少の疑問を
持っているようだったが、最終的には納得してくれた。
これから計画の細部を詰めることになる。

439 :名無しのオプ:03/12/16 00:50
彼との通話を終えて電話を置いた。
完璧な計画を練るためにもう少し慎重に考えようということで一致した。
なにしろ殺害当日には俺たちのアリバイを作らなくてはいけない。

「トゥルルルル……」
電話を切って五分もしない内に部屋の電話が鳴った。
彼は言い忘れたことでもあったのだろうか?
「はい、もしもし……」
「久しぶりね。私よ」

アイツか!しかし、一体どうしたんだ!
「な、なんだよ。おまえと話す事なんてないぞっ!」
俺は動揺を悟られないように話した積もりだったが
明らかに言葉が震えてしまっていた。

「あなた、私を殺そうとしてるでしょ」

440 :名無しのオプ:03/12/20 11:37
「何を言っているんだッ!」
「隠しても無駄だから。夫とあなたが共謀していることも知ってるの」

「……これ以上訳の分からない事を言うと」
「ねえ。あなた私の夫が憎くないの?わたしはそう思っていたけど。
 私じゃなくて、彼を殺してしまわない?」

441 :名無しのオプ:03/12/20 11:56
第七章



442 :名無しのオプ:03/12/24 15:04
その後、俺は彼女に言いくるめられてしまった。
つくづく、自分は主体性のないヤツだと思う。
彼女を殺そうという話も、もともと彼女の夫に持ちかけられたものだった。

それにしても彼女はどうやって俺たちの計画を見破ったのだろう。

443 :名無しのオプ:03/12/25 14:14
俺が、物を考えるという用途には適していない脳味噌で考えている間にも、

忍耐強く、一途にこちらに向かってくる物があった。

その物がこちらを目指してからずっと、俺は彼女の事を考えていたのだが。

まあいいさ、俺は成り行きでどちらかを殺せばそれでいい。知った事か。

煙草を灰皿に押しつけて、残り香を安ウィスキーで空きっ腹に流し込んだ時、

神の怒りで召される様な光線に眼が眩み、轟音と爆風に五体をねじ切られた。

共産主義を唱える近国から発射されたミサイルが、この都市を直撃したのだ。

俺の体は、続く業火に焼かれ、黒い炭となってくすぶった。

まあいいさ、知った事か。

444 :名無しのオプ:03/12/25 14:58
妻は、豪華なマイホームを潰しかねない激震から立ち直ったばかりだったが、

慌てふためくキャスターが、騒々しく告げるテレビの臨時ニュースを見つめていた。

呼吸をするのも忘れていた。あの都市が消滅した。あの男の住む町が。

何という事だろう。こんな馬鹿な事が。信じられない。

妻は、かたわらで眠る夫の顔を呆然として眺めた。もう目覚める事はない。

この手で殺したのだから。罪はすべてあの男に被せる手はずだったのに。

この家を出なくては、どこか遠くに行かなくては、もっと遠くに。

ベットサイドの宝石箱から、色とりどりの宝石類を一つずつ取り出して、

その一つずつをすべて身に付けると、

妻は、怒号と悲鳴が渦巻く通りに裸足で歩いて行った。黒い雨が降り出した町へ。

445 :名無しのオプ:03/12/25 15:06
※443、444です

 10レスずつ完結って書いてあったけど、すでに無視されてるみたいだったし、
 このまま続けてもダラダラしそうだったから、締めくくってみました。
 おもしろかった。ありがとう♪

446 :名無しのオプ:03/12/25 15:20
※さて、次のお題です。締めくくっちゃった者の責任かと…
=====================================

俺は、身も心も疲れてボロボロになった体に鞭打って、最終電車に駆け込んだ。

はぁ〜間に合った。今日もタクシーじゃ、安月給の少ない小遣いでは賄いきれない。

眠り込みそうな眼を必死に開けて、車内を見渡した。ガランとして人っ子一人いない。

貧乏暇なしは俺だけか…太宰治よろしくジッと手を眺めた時、それが視界の片隅に入った。

俺がだらしなく腰掛けている隣の席に、それは何気なく置いてあった。

それは、古びた黒い革表紙の日記帳だった。

447 :名無しのオプ:03/12/25 16:04
俺は、上に向けて開いた両手をそのままにして、黒い日記帳を見つめた。

ところどころ剥げかかった金文字で、Diaryと書いてある。

バツの悪さを感じた。日記帳なんて、家族にだって見せるものじゃない。

それが何でこんな所に?人気のない車内に置き去りにされてるなんて、

読んで下さいと言ってる様なものじゃないか。

少し迷った末に、その黒い日記帳を手に取って、ページを開いた。

その時、窓に映る俺の顔が、ニヤッと笑った様な気がした。

448 :名無しのオプ:03/12/25 16:53
○月×日

今朝も、彼女は元気いっぱいで明るかった。

拓也〜今日のお弁当はサンドイッチよ、って

待ち合わせの駅のホームでにっこりする笑顔がかわいいくて。

忙しくて朝の通勤時間でしかデートできないし、

毎朝、僕のお弁当まで作ってくれて、すまない。

449 :名無しのオプ:03/12/25 16:57
○月×日

今日は彼女の誕生日だった。

昨日、お昼休みに抜け出して買っておいたプレゼントを渡した。

彼女が前から欲しがっていたネックレス。

何やら人気のブランドでえらく高かったが、仕方がない。

喜ぶ笑顔には変えられない。お誕生日おめでとう。

450 :名無しのオプ:03/12/25 17:02
○月×日

忙しい毎日が続く。

開業資金を持たない俺は、このまま一生こき使われて終わるのか。

彼女にも何もしてやれない事が多いのに、毎朝元気をもらうばかり。

この微妙なハートの形が好きなの、って、プレゼントしたネックレスを大事にしてくれてる。

少し辛かった。

451 :名無しのオプ:03/12/25 17:07
○月×日

出張先で、取引先の社長に娘を紹介されて、一緒に食事をした。

何の苦労も知らないんだろう。屈託のない笑顔でよく笑う。

でも、同じ笑顔なのに彼女の笑顔より新鮮で、僕も久しぶりに思いっきり笑った。

452 :名無しのオプ:03/12/25 17:12
○月×日

彼女に会うのが辛くなった。

今朝、待ち合わせの駅のホームで待つ彼女の姿を見かけたら、

なぜだかわからないけど、一番近いドアから電車に飛び乗ってしまった。

彼女はそんな僕の姿を見て、同じ電車に飛び乗り、車内を移動してそばに来た。

話す言葉もなく、黙って目的地で降り、お弁当も受けとらなかった。

なぜだかわからないけど、彼女と一緒にいるのが嫌で仕方がない。

453 :名無しのオプ:03/12/25 17:17
○月×日

駅で彼女に会っても、声をかける事もなく、一緒に電車に乗る事もなくなった。

だいぶ経つのに、彼女は相変わらず、車内を移動して同じ車両に来る。

それでもそばに来る事はなく、少し遠くからこちらの様子をうかがっている。

別れ際の修羅場なんてごめんだ。このまま自然消滅をねらう。

454 :名無しのオプ:03/12/25 17:21
○月×日

今日、僕はこの土地を離れる。

あの社長の会社に入って、あの娘と結婚し、会社を継ぐのだ。

苦労したこの土地とも今日限り。新天地でがんばるぞー!

455 :名無しのオプ:03/12/25 17:28
黒い日記は、そこで終わっていた。

よく聞く話しで、とりたてて面白い事もなかったが、眠気冷ましにはなった。

俺は、今どの辺だろうと思い、あくびをしながら窓の外を覗いた。

その時、隣の車両をつなぐドアが開いた。

拓也…呼びかける女の胸元には、変わった形をしたハートのネックレスが揺れていた。

456 :名無しのオプ:03/12/25 17:34
※10スレで慌ててまとめるのって難しいですねぇ、スマソ…
 でも日記形式で語るって、掲示板に合ってるかも。

457 :名無しのオプ:03/12/25 21:59
※次のお題。10レスじゃ難しいかも…
=====================================

ある日の事、お師匠様が私をお呼びになって、こう言った。

猫よ、この箱を持って、十二支のところをそれぞれお訪ねなさい。

そして、黙って箱の中身を見せるのです。

各々が何を言うか、よ〜く聞いて、私に知らせておくれ。

私は、一番最初にネズミのところを訪ね、黙って箱の中身をネズミに見せた。

458 :名無しのオプ:03/12/26 03:03
ネコ「・・・何かいう事は?」
ネズミ「食べないで下さい。」
ネコ「はぁ?いやいや、食べたりはせんよ。」
ネズミ「食べない・・・で下さい。泣きますよ。」
ネコ「だから、・・・」
ネズミ「も、もういいから・・・帰って・・・帰れ!」

しょうがない・・・私はウシの所へ向かった。
ネコ「ウシさん・・・何かいう事は?」
ウシ「なんで、俺には胃が4つあるの・・・かな?」
ネコ「う・・・うんそれはいいんだけどね、箱の中を見て、それで一言・・・。」
ウシ「いっつも食事に3時間ぐらいかかるんだよね、やだな、箱の中身?」
ネコ「そ、そう、箱の中身について・・・。」
ウシ「ノーコメント、君には教えたくない。帰れこのモサモサ。」

ネコは家に帰りたくなってきた・・・。


459 :名無しのオプ:03/12/27 01:58
次は・・・トラだ。大丈夫かな?
トラ「よぉ、ネコじゃねぇか。久しぶり金貸してくれ。」
ネコ「や、やだなぁ、ありませんよ。」
トラ「んじゃ、食うか・・・。」
ネコ「ちょ、ちょっと・・・それよりこの箱の中を見て一言、お願いします。」
トラ「ん?なになに・・・・・ハッ・・・ネ、ネコさん・・・冗談は止めて下さいよ・・・。」
ネコ「えっ・・・どうしたんですか?」
トラ「こ・・・こんなもの持ってるなんて、ひ、ひどいなぁ・・・僕、帰りますね、んじゃ。」

訳がわからない・・・一体、中には何が入ってるんだろう?とにかく今度はウサギの所へ。
ウサギ「にんじん、食べる?」
ネコ「食べませんよ、にんじんなんて。」
ウサギ「にんじん、食べるでしょ?」
ネコ「・・・箱の中見て下さい、で、何かいう事は?」
ウサギ「にんじん・・・。」
ネコ「まったく・・・にんじんはどうでもいいから。早く言いなさいよ。」
ウサギ「んじゃ・・・。」
ネコ「んじゃ・・・?」
ウサギ「小松菜、食べる?」

もう、やだ・・・ネコの頬を一筋の涙が伝った。


460 :名無しのオプ:03/12/27 20:45
ネコはそれでもへこたれずにリュウのところに向かう
リュウ「小松菜、食べる?」
ネコ「お前もかよっ!」
リュウ「あ、愛玩動物がキれた」

リュウとネコは3時間ほどお互いを罵り合った。


461 :名無しのオプ:03/12/28 12:59

 
  ※前のカキコ見て、次に期待する事読んで書かないと、落ちないし、
   10レスじゃ終わんないし、大変だから唐突な締めになるけど、
   このスレって行き当たりバッタリ好きな事書き捨てるスレかなと
   んじゃつまんないしミステリ板らしい文化も育たないかなと
   情けないからもちっと考えれ 458−460やり直しかなと




462 :名無しのオプ:03/12/28 14:37
最初からこのスレに書いている者だが
10レスで締めるルールなんてとうの昔に無くなってる。
まずはとにかく完結させようということで
いくつか話がスタートしたが、そのたびに駄ネタでゆがんでいった。

10レス制限は無視してなにか適当にかけばよいのでは。

463 :名無しのオプ:03/12/29 02:28
>>461
とりあえず「箱の中身」は何なのか?って事や何故、十二支に見せてまわるのか?
といった一応の謎があるんだからチャチャ入れないで静観するのも大人の対応かな、と思われ。

文章からして、高校生?ま、あまり文章書きなれていないんだろうな、とは思うけど。

独り言なのでスルー希望。


464 :名無しのオプ:04/01/01 10:59

>458-460

ほらみろ。止まっちゃったじゃないか。

465 :名無しのオプ:04/01/01 14:38
止めたのは
>>458-460じゃなくて
>>461-465(俺含む)だろどう見ても

466 :名無しのオプ:04/01/07 23:53
とりあえずほしゅっとくか

467 :名無しのオプ:04/01/23 20:25
ぶっちゃけ懐かしいよこのスレ

468 :名無しのオプ:04/02/13 10:26
260 名前:名無し草 投稿日:04/01/26 19:03
宇宙人はいると思うか?


261 名前:名無し草 投稿日:04/01/26 19:04
ぃゃぁ…
宇宙人なんて、はいんないよぉ……


262 名前:名無し草 投稿日:04/01/26 19:16
だめぇ お兄ちゃん 宇宙人おっきいよう。
ああん だめぇ いいっ 宇宙人 いいっ
はいっちゃうっ はいっちゃうぅ 宇宙人 はいっちゃう
ああん お兄ちゃん 宇宙人 きもちぃぃ


469 :名無しのオプ:04/02/13 11:52
460の続き

もうわけがわからなくて嫌になってきたけれど、お師匠様に言われたことだ
から守らなくてはいけない。
猫は何を言われてもそれをそのままお師匠様に伝えるだけでいいんだと開き
なおって、何も考えずに蛇のところへ行った。
「あのう、この箱の中を見て何か一言いただけませんか」
「……」
蛇は箱の中をのぞき、ゆっくり視線を上げて猫を見つめた。
「あの・・・」
猫は言葉を待っている。
「これはいったい何の真似だね、猫よ」
「これは私のお師匠様から言われたことで、私には全然わからないのです。
何か一言言っていただければそれでいいのです」
「君のお師匠とやらが何を考えているか知らないけどね、もうこんなことは
やめなさい。さもないと大変なことになるよ。」
蛇は言い終わった後、長くて細い舌をしゅるると出した。
猫は気味が悪くなって次のところへ持っていこうかどうか思いとどまってし
まった。


470 :名無しのオプ:04/02/13 12:52
家に帰るとうちの犬が死んでた

471 :名無しのオプ:04/02/13 21:01
家、というのは言うまでもなく自分の生まれた時から世話になっている人物
二名が社会的に義務を負い、育てようという意思を向けつつ自分たちの生活
範囲を作り上げた場所のことで、物理的にも、抽象的にもそういう場所だ。

などと、意味の無い理屈を捏ねながら僕は現実を認識しようと努力していた。

犬が死んだ、死んでないというのは言うまでも無く…という二番煎じを試み
ても認識できない。なにかのジョークのようにしか思えなかった。
そもそも、やっと高校受験を終えて、やっとの思いで帰宅した自分は
認識する力も残っていなかった。通り過ぎて、自分の部屋へ入る。

僕はとにかく眠ることにした。夕食ができれば母が起こしにくるだろう


472 :名無しのオプ:04/02/13 23:18
「ご飯よ」
 自室のドアがわずかに開いていて、母親が様子を伺うように覗き込んでいた。
いつもならずかずかと断りもせずに入ってくるのに。
「うん」
 僕はのそのそと起き上がった。
眠ろうと思っていたけれど、全然眠れなかった。僕は布団のなかで、僕の犬
のことを繰り返し繰り返し考えていたんだ。それでも不思議と泣けなかった。


473 :名無しのオプ:04/02/13 23:27
僕はどうしていいのか分からなくなり、極度の錯乱状態へ陥った。
徐々に視界が狭くなっていく、意識が飛びそうになる…。
僕の視界に何か動く物が見えた。
「ポポポポポポポポポポポポポポポポポポチイイイイイイィィィィィ」
ポチだった、大好きなポチだった。
「おおいおいおいおいおいおおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおい」
僕は更に興奮する、視界が広がってゆく。
朦朧状態だった意識が正常化する。
そこにはポチはいなかった。
母上様の呼ぶ声が聞こえる。
「太郎、おい太郎おらんのかぁ?」

474 :名無しのオプ:04/02/13 23:28
そして、取りあえず僕の犬の歯ごたえを味わう。
他の国によく批判されて悲しくなるけど、
食べれるものは食べれるようにすべきだと思うし、
普通においしかった

とにかく、高校受験も終わったし、ひさしぶりに落ち着いた気持ちで
食事を終えた。

「顔はちゃんと埋葬してあげましょうね」

母が包丁を洗いながら聞こえるギリギリの音量でそう言った。
おいしいけれど、やはり悲しいことに変わりは無い。あの犬はもう二度と
戻ってこないのだ。犬の目を僕の手で閉じてあげたときにそう痛感した

475 :名無しのオプ:04/02/13 23:36
>>470から急に前衛的になって激ワロタ

476 :名無しのオプ:04/02/14 22:41
「悲しいのはわかるけど…、犬を飼ったときの約束、覚えてるわよね」
 母はちらりと僕の顔を見た。
「うん…」
 僕は小さく答えた。
 食うに事欠いたら、食料にする。
 忘れるわけないじゃないか。
 母は僕が帰ってくる前に、僕の犬を手にかけたのだ。いつか必ず
この日が来るのはわかっていた。
「あのさ、母さんの飼ってるガチョウはさ…」
「あれはもっと太らせてから、フォアグラを売るわ」
 母は平然と言った。僕は時々この母親が怖くなる。
「明日、あなたの腎臓、売るわ」
 包丁を拭きながら言った母の言葉には迫力があった。
 この家にいたら、いつか僕が母の食料になってしまう。
 僕は今後の身の振り方を考えなければならない。   

477 :数ヶ月ぶり:04/04/13 16:07
ある日突然父がいなくなった、そして1週間も肉料理が続いている。
8日目の夕食。僕は何気なく「母さんこの肉・・」と言いかけ、
途中で声がつまって何も言いだせなくなった。
母から返答はなく。その後も沈黙のまま僕らは一切の会話がなくなった。

9日目の夕食。母が夕食の際中、肉をほおばりながらポツリと言った
「アナタ・・」
母の声を聞くのは久しぶりだった。母はそのまま黙々と食べ続けた。僕も黙って食べた。


478 :名無しのオプ:04/04/21 18:45
今日のは近所の野良猫を捕まえてきた。
「猫は岡フグと言ってうまいんだぜ」

479 :名無しのオプ:04/05/02 15:08
まさにその時、僕はある事実に気付いた。
「そうか、僕は犬だったんだ…」
僕はけだるさに抗うように身体を起こし、四足で踏ん張った。
どうして今まで忘れていたんだろう。スレが下がっていたからというだけの理由とは思えない。
とにかく行かなくては。お母さんとご主人様が呼んでいるのが聞こえた。
「ポチ、ご飯よ」

480 :名無しのオプ:04/05/02 21:52
確かにうまそうなご飯だ。僕はご主人様の喉笛にかぶりついた。
とても美味い。次はお母さんを食べよう。

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